CakePHPのフリーランス案件・求人

■CakePHPとは CakePHPとは、PHPで書かれたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークで、Ruby on RailsのコンセプトにインスパイアされたMVC （Model-View-Controller）アーキテクチャを採用しています。 CakePHPの特徴として、Convention over Configurationの原則に基づいた設計で、設定よりも規約を重視すること、ORM（Object-Relational Mapping）による直感的なデータベース操作が可能なこと、Scaffoldingによる迅速なプロトタイピングができること、ビューヘルパーによる柔軟なテンプレート構築ができること、ACL（Access Control List）による認証と認可の仕組みを持つこと、国際化とローカリゼーション機能が充実していること、豊富なユーティリティクラスとコンポーネントを備えていることなどが挙げられます。 CakePHPができる開発はWebアプリケーション開発、ポータルサイト構築、CMS構築、ソーシャルネットワーキングサービス開発、求人サイト構築、不動産情報サイト構築、旅行予約サイト構築、ECサイト構築、APIサーバー開発などと幅広いです。 CakePHPを活用している世界的サービスやプロダクトは、米Bachelors Degree Online、チリBancaFacil、仏 Zingal、ブラジルZupper、日本国内ではフラップforイベントなどのサービスに採用されています。また、CakePHPをベースにしたプラグインやアドオンも数多く開発されており、オープンソースコミュニティの活発な活動が特徴です。 ■CakePHPを活用するメリット この章ではCakePHPを活用するメリットについて説明します。 CakePHPを習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・Convention over Configurationの設計思想によりプロダクト開発の生産性向上が見込める ・ビルトインORM機能によりデータベースアクセスの実装工数を削減可能 ・Scaffoldコマンドによる自動コード生成で開発の初期段階を効率化できる ・国際化・地域化機能が充実しておりマルチランゲージ対応が容易である ・CLIツールによるタスクのコマンドライン実行が可能で開発が楽になる ・バリデーション機能による堅牢なデータチェックロジックの実装が可能 ・テンプレートが分かれているため設計がしやすく、保守性も高い CakePHPはWebアプリケーション開発、業務システム開発など様々な開発に活用されており、フリーランス求人・案件数も増加傾向にあります。上記活用する上でのメリットを踏まえて、習得可否を検討することをおすすめします。 ■CakePHPを活用するデメリット この章ではCakePHPを活用するデメリットについて説明します。 CakePHPを習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・プレーンなPHPに比べると実行速度が遅い ・規約に沿った開発が必要なため学習コストがかかる ・ドキュメントの情報量が少なく最新版の仕様変更への追従が難しい ・高負荷なアプリケーションには向いていない可能性がある CakePHPはメリットが多いですが、パフォーマンスの問題や習得の難しさなど注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 CakePHP習得を今後検討しているフリーランスエンジニアはCakePHPを活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。