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ORACLE MASTERとは?試験の詳細や難易度、おすすめの参考書や対策方法について解説

公開日:2024/09/15最終更新日:2024/09/15

「ORACLE MASTERの資格を取得するべきか」「ORACLE MASTERを取得するメリットは何か」とお悩みではありませんか。


キャリアアップやキャリアチェンジに役立てるためにもORACLE MASTERがどのような資格かを理解し、勉強するモチベーションをアップして、合格する確率を高めることが大切です。


今回はORACLE MASTERに関する基礎知識や詳細、ORACLE MASTERの資格取得のメリット・デメリット、ORACLE MASTER合格のためのおすすめの参考書や対策法についてお話しします。

1.ORACLE MASTERに関する基礎知識

はじめにORACLE MASTERに関する基礎知識について解説します。

ORACLE MASTERとは

ORACLE MASTERとは、データベースソフトウェアを基軸とした開発や販売、クラウドサービスなどを提供するオラクル社(Oracle Corporation)のデータベースに関する知識やスキルを評価する試験です。エンジニア領域については、単に実務経験だけでは実力を示すことが難しいため、ORACLE MASTERのような企画を取得することで、第三者からの評価を企業や組織に伝えやすくなるのが魅力と言えます。


ORACLE MASTERはデータベースに関する段階的に高い知識やスキルが求められる4つのグレードの試験、そしてSQLに関する試験も含めて合計5つの試験があります。データベース系のエンジニアを目指す方であれば、資格取得に向けて勉強することで、エンジニアとしての実力が身につく試験と言えるでしょう。

オラクルマスターシルバーにいきなり挑戦することは可能か

オラクルマスターシルバーのORACLE MASTER Silver DBAについては、ORACLE MASTER Bronze DBAの資格を取得しなければ挑戦することはできません。しかし、ORACLE MASTER Silver SQLについては、以前はいきなり挑戦することはできませんでしたが、現在では直接受験できるようになっています。


ある程度実務経験があり、SQLに関する知識やスキルについての証明が欲しい場合はORACLE MASTER Silver SQLに直接挑戦し、ORACLE MASTERの試験の雰囲気や勉強方法について学んでみても良いでしょう。初めてデータベースに触れる方であれば、ORACLE MASTER Bronze DBAから段階的に勉強していくことをおすすめします。

「オラクルマスター いらない」と言われる理由

ORACLE MASTERについて情報収集をしていると、「オラクルマスター いらない」といったサジェストキーワードが目につくことがあります。中身を紐解いてみると、「実務では通用しないことも試験範囲に含まれている」「取得しなくても仕事ができる」といったようなことが挙げられていますが、実際には資格取得に向けて勉強することは決して無駄になりません。


ORACLEの製品をベースとして事業活動を行う企業や組織の人事担当者側からとしても、資格がない人よりも資格がある人の方が採用したいですし、たとえ実務経験がなくとも実務に近い知識やスキルを持っていることは有利になるため、ネガティブな情報を鵜呑みにしないようにしましょう。

2.ORACLE MASTER試験の詳細

次にORACLE MASTER試験の詳細について解説します。

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019

試験名

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019

試験会場

ピアソンVUEテストセンターまたはオンライン監督付き試験

試験日時

ピアソンVUEテストセンター

・試験会場ごとに確認する必要あり

オンライン試験

・随時開催

試験時間

120分

出題形式

選択問題

出題数

70問

合格基準

65%

受検料

¥34,300

前提資格

なし

試験結果

Oracle CertViewで確認

参考元:Oracle University Japan 認定試験一覧(日本語試験)

ORACLE MASTER Silver  DBA 2019

試験名

ORACLE MASTER Silver  DBA 2019

試験会場

ピアソンVUEテストセンターまたはオンライン監督付き試験

試験日時

ピアソンVUEテストセンター

・試験会場ごとに確認する必要あり

オンライン試験

・随時開催

試験時間

120分

出題形式

選択問題

出題数

72問

合格基準

60%

受検料

¥34,300

前提資格

なし

試験結果

Oracle CertViewで確認

参考元:Oracle University Japan 認定試験一覧(日本語試験)

ORACLE MASTER Gold DBA 2019

試験名

ORACLE MASTER Gold DBA 2019

試験会場

ピアソンVUEテストセンターまたはオンライン監督付き試験

試験日時

ピアソンVUEテストセンター

・試験会場ごとに確認する必要あり

オンライン試験

・随時開催

試験時間

120分

出題形式

選択問題

出題数

68問

合格基準

57%

受検料

¥34,300

前提資格

Oracle Database 10g以降のSilver資格

試験結果

Oracle CertViewで確認

参考元:Oracle University Japan 認定試験一覧(日本語試験)

ORACLE MASTER Platinum DBA 

試験名

ORACLE MASTER Platinum DBA2019

試験会場

JTP株式会社 品川トレーニングセンタ

試験日時

Platinum DBA 2019 実技試験:2日間

Platinum DBA 2019 移行試験:1日間

※詳細はこちらで確認

試験時間

9:30am ~ 5:30pmもしくは9:00am ~ 5:00pm

※詳細はこちらで確認

出題形式

非公開

出題数

非公開

合格基準

非公開

受検料

¥231,000

前提資格

Oracle Database 10g以降のGold資格

試験結果

Oracle CertViewで確認

参考元:Oracle University Japan 認定試験一覧(日本語試験)

ORACLE MASTER Silver SQL DBA 2019

試験名

ORACLE MASTER Silver SQL DBA 2019

試験会場

ピアソンVUEテストセンターまたはオンライン監督付き試験

試験日時

ピアソンVUEテストセンター

・試験会場ごとに確認する必要あり

オンライン試験

・随時開催

試験時間

120分

出題形式

選択問題

出題数

78問

合格基準

63%

受検料

¥34,300

前提資格

なし

試験結果

Oracle CertViewで確認

参考元:Oracle University Japan 認定試験一覧(日本語試験)


上記がORACLE MASTER試験の詳細です。GoldとPlatinumのグレードについては、それぞれ前提資格が必要となるということを知っておきましょう。またPlatinumについては、詳細な情報が公式からあまり発信されていないため、出題範囲をしっかりと把握し勉強するとともに、情報収集を行っておくことをおすすめします。

ORACLE MASTERの出題範囲と難易度

・ORACLE MASTER Bronze DBA 2019

  • Oracleデータベース管理の概要

  • Oracleデータベースのインストールおよびデータベースの作成

  • Oracle Enterprise Manager Database Express およびSQL管理ツールの使用

  • Oracle Network環境の構成

  • Oracleインスタンスの管理 など

(参照:Bronze DBA Oracle Database Fundamentals (Available only in Japan) 試験番号: 1Z0-085)


上記がORACLE MASTER Bronze DBA 2019の出題範囲です。Oracleデータベースに関する基礎、ツールの使い方やネットワークの仕組み、インスタンスやデータベースの構造、オブジェクトの管理や監視なども含めた出題範囲になっています。


難易度としては、基礎レベルのグレードではあるものの、ITに関する専門的な用語及び基礎的な知識がなければ問題を読み解くことが難しいため、初心者の方ではITパスポート以上の難易度であることが推測されます。データベースの基礎が身についている方であれば、出題範囲を理解し、過去問題を念入りに解いていくことで合格できる難易度と言えるでしょう。

・ORACLE MASTER Silver DBA 2019

  • Oracle Databaseアーキテクチャの理解

  • データベース・インスタンスの管理

  • ユーザー、ロールおよび権限の管理

  • ストレージの管理

  • データの移動 など

(参照:Oracle Database Administration I 試験番号: 1Z0-082)


上記がORACLE MASTER Silver DBA 2019の出題範囲です。Oracle Databaseを実務で利用できる経験が必要なグレードであり、Oracle Databaseの使い方だけでなく、実際にデータの管理や演算、変換や関数、条件式、表の出力なども含めてデータを扱えることが求められます。


難易度的にはデータベースとともにSQLの理解も必要になってくること、実務においてデータベースがどのような形で利用されているかを把握していることが求められること、そして出題範囲や量的に情報処理技術者検定と同程度であることが推測されます。ただし、実務経験者の方であれば、基礎的なレベルに加えて応用が必要な程度という見方もできるため、過去問題などを何度か紐解いて、実際の難易度がどの程度か理解し、勉強時間を捻出すれば問題ないでしょう。

・ORACLE MASTER Gold DBA 2019

  • CDBと通常のPDBの作成

  • アプリケーションPDBの管理

  • CDBおよびPDBの管理

  • マルチテナント・データベースのセキュリティの管理

  • バックアップと複製 など

(参照:Oracle Database Administration II 試験番号: 1Z0-083)


上記がORACLE MASTER Gold DBA 2019の出題範囲です。データベースの管理者として実務で作業できること、バックアップやリカバリ、セキュリティや障害対応、Oracle Databaseソフトウェアのアップデート、データベースのパフォーマンスの監視や調整ができる知識やスキルが求められます。


難易度としては、データベースに関する基礎や応用だけでなく、データベースをゼロから作り上げること、すでに運用されているデータベースの管理や修正、障害時のバックアップからのリカバリ対応なども含めた判断力や技術力が必要であり、おおよそではあるものの、基本情報技術者の高度試験に近しい、もしくは以上の難易度であることが推測できます。ある程度の実務経験があり、データベースだけでなく周囲の技術領域にも興味を持っている方で、さらにスキルアップやキャリアアップをしたい方向けの資格試験と言えるでしょう。

・ORACLE MASTER Platinum DBA

  • 一般的なデータベースとネットワークの管理

  • バックアップ・リカバリ

  • データ管理

  • パフォーマンスの管理

  • Data Guardの構成

  • Real Application Clustersの構成 など

(参照:ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 実技試験および ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 移行試験について)


上記がORACLE MASTER Platinum DBAの出題範囲です。データベースのエキスパートとしての技術力、設計、構築、運用、障害対応ができる知識とスキルと共に、応用力と総合力が試される 最上位の難易度の資格試験と言えます。


難易度としては、実技試験であるとともにOracle DatabaseをLinux上で円滑に行えることが求められるため、Linuxの知識や操作ができることも加味すると非常に高い難易度なのは間違いありません。必要最低限のスキルとして、最低でも3年から4年のOracle Database技術者としての実務経験、バックアップやリストア、リカバリの経験、SQLに精通していることなども求められるため、単にデータベースだけでなく、オンラインサービスやソフトウェアに関する総合的な知識も必要とされています。


以上を踏まえると基本情報技術者試験の高度試験を複数合格できる実力、その他の民間資格においても最高難易度の資格に合格できるような方向けの資格試験と言えるでしょう。

・ORACLE MASTER Silver SQL DBA 2019

  • リレーショナル・データベースの概念

  • SQL SELECT文を使用したデータの取得

  • データの制限とソート

  • 単一行関数を使用した出力のカスタマイズ

  • 変換関数と条件式の使用 など

(参照:Oracle Database SQL 試験番号: 1Z0-071)


上記がORACLE MASTER Silver SQL DBA 2019の出題範囲です。SQLのSilverのグレードとして、出題範囲が非常に広く、SQLに関する深い理解が求められる資格試験と言えます。


前提資格が必要ではないものの、唯一のSQLに関する試験であり、出題範囲も広いことから、高い難易度が推測されます。合格したい場合は過去問題などを紐解き、8割から9割以上の正答率になってから挑戦すると良いでしょう。

ORACLE MASTERの受験者数・合格率

ORACLE MASTERの累計の実績として28万人との記載はあるものの、各グレードごとの受験者数や合格率は非公開となっております。


また、Platinumをのぞき、その他のグレードごとの合格ラインが約60%前後であることを考えると、出題範囲を把握し、内容を理解していれば合格できない試験ではないことは推測できます。グレードごとの出題範囲に応じてしっかりと勉強をした上で、過去問題を解いて自分自身が合格ラインに近い知識やスキルを有しているかを判断すると良いでしょう。


ORACLE MASTER DBAについては、段階的に合格していく実力を身につければ合格率を上げることができます。一つ一つのグレードにじっくりと取り組み、試験のための勉強ではなく、知識やスキルとして、自分自身の実力として勉強していくことが大切です。

ORACLE MASTERの申し込み手順

  1. Oracleに登録する

    ※登録はアカウント作成からできます。

  2. Oracle認定のWebベースポータル「CertView」にログイン

    こちら右上「ログイン」より「CertView」にアクセス可能です

  3. 「CertView」内の左側メニュー「Manage Exam at Pearson|VUE」をクリック

    ※ピアソンVUEに遷移します

  4. 「試験の表示」より受験するグレードを検索

  5. 受験する試験と日程を選択する

  6. 指定した日時に合わせて受験する

  7. Oracle CertViewで合否やスコアレポートを確認する

上記がORACLE MASTERの申し込み手順と大まかな試験の流れです。Oracleへの登録が必要なので、あらかじめ登録しておきましょう。ピアソンVUE社はオフラインでもオンラインでも受験することが可能ですので、ご自身の環境に合わせて受験しやすい方法を選ぶことをお勧めします。

ORACLE MASTERの有効期限

ORACLE MASTERの有効期限は特に設定されていませんが、ソフトウェアのバージョンがアップすると今までの資格があまり有効ではない可能性がある点に注意が必要です。例えば、現在2019バージョンの試験が開催されていますが、合格したとしても今後新しいバージョンが出てきた場合に移行するための試験を受ける必要があります。


ただし、完全にゼロベースでの移行試験というわけではないため、一度取得すればバージョンアップした部分や新機能などについて学ぶことで合格できる可能性が高く、積極的に移行パスの合格を目指せば自分自身の成長にもつながっていくでしょう。

ORACLE MASTERの勉強時間

ORACLE MASTERの勉強時間については、システム開発やOS、ソフトウェアの取扱いなど基礎的な知識や操作方法、実務経験があるかどうかなどによって個人差が出てきます。初心者と言ってもデータベースだけでなく、システム開発の基礎から学ばなければいけない方と、何らかの形でデータベースに触れている方では大きく差があるということです。


データベースについてある程度実務に近い経験を持つ方であれば、ORACLE MASTERのグレードにはよるものの、下位グレードであればおおよそ60時間から100時間、上位のグレードであればさらにプラス50時間から80時間を見込んでおくと良いでしょう。全くの初心者である場合はさらにプラスで100時間前後、基礎知識や用語を読み解くための時間が必要になると見込んでおいてください。

3.ORACLE MASTERの資格取得のメリット

次にORACLE MASTERの資格取得のメリットについて解説します。

Oracle Databaseを体系的に学ぶことができる

ORACLE MASTERの資格取得のメリットとして、Oracle Databaseを体系的に学べることが挙げられます。同時にグレードに合わせて段階的に学ぶことができるため、エンジニア初心者の方の場合でもしっかりと時間をかけることで習熟しやすいのもメリットです。


特にどこから学べば良いかわからない、興味はあるが何から学べば良いかわからない方に向いている資格試験でもあり、知識とスキルが増えていくことで、理解できる範囲が広がれば自然と上位の資格にも挑戦できるようになるでしょう。

Oracle Databaseのスキルを証明できる

ORACLE MASTERの資格取得のメリットとして、Oracle Databaseのスキルを証明できることが挙げられます。特にOracle Databaseを基軸としたデータベースエンジニアとして活躍したい方、もしくはお勤めの会社がORACLE採用しており、資格を取得することでキャリアアップできる方に大きなメリットがあると言えるでしょう。


また、求人や案件の応募要件に必要なスキルとして記載されている場合など、就職や転職、案件の獲得に有利になることもメリットと言えます。入ってみたい企業がOracle Databaseのエンジニアを募集していた、Oracle Databaseの案件に挑戦したいと考えであれば、資格取得を目指すことで希望が実現できるようになるでしょう。

ORACLE製品の扱い方を学べることも大きなメリット

ORACLE MASTERの資格取得のメリットとして、ORACLE製品の扱い方を学べることも大きなメリットです。ORACLEのソフトウェアに関するユーザーインターフェースや扱い方に慣れることで、その他のORACLEを学ぶ時も学習の敷居が下がるという意味でもあります。


ORACLE製品はデータベース以外にも多種多様に渡るため、扱えるソフトウェアが増えれば増えるほどキャリアアップやキャリアチェンジの可能性も広まっていきます。また、ソフトウェアごとに資格取得をしていくことで、1つの領域だけでなく複数の領域で活躍できるようになることからも、長くエンジニアとして働きたいという方に大きなメリットをもたらします。

4.ORACLE MASTERの資格取得のデメリット

次にORACLE MASTERの資格取得のデメリットについて解説します。

時間や費用などのコストが必要

ORACLE MASTERの資格取得のデメリットとして、時間や費用などのコストが必要なことが挙げられます。その他の資格取得についても同様のデメリットではあるものの、勉強する時間がないのに無理に作ろうとしたり、お金を支払ったのに学びきれなかったりしてストレスになってしまい負担になってしまうことも考えられるのです。


ただし、なるべく早い段階で勉強を始めて、合格を目指すことでその後の求人や案件への応募が有利になることを考えると、時間やお金を無駄にしたくないからといったような理由で勉強しないのはおすすめできません。少なくてもデータベース関連のエンジニアや職種になりたいとお考えであれば、勉強をする時間の確保から始めて、段階的に勉強し、知識とスキルを身につけた方が良いでしょう。

民間資格であり免許や許可ではない点にも注意

ORACLE MASTERの資格取得のデメリットとして、民間資格であり免許や許可ではないことが挙げられます。エンジニアの資格のほとんどに言えることではあるものの、資格を所有していなければ何かしらの作業ができないといったようなものではないということは覚えておきましょう。


しかし、民間資格のほとんどは個人に対する評価、どれだけの知識がスキルを保持しているかといったことのために存在することから、免許や許可がないからデメリットであると一概には言えません。少なくともデータベースエンジニアや関連する職種を希望する場合において、合格している人と合格していない人では、前者の方が有利であるということは覚えておくべきです。

他のベンダー製品を利用している企業では評価されにくい

ORACLE MASTERの資格取得のデメリットとして、他のベンダー製品を利用している企業では評価されにくいことが挙げられます。データベースを取り扱うようなソフトウェアやクラウドソリューションを利用している企業や組織の場合は、利用していないソフトウェアの資格を持っていてもアピールしても評価されにくいということです。


ただし、資格を取得する段階、もしくはエンジニアとしてのキャリアプランを考えている段階で、ORACLE MASTERに関する資格が必要であると考えていれば関係のないデメリットとも言えます。また、データベースに関する基礎や応用が身につくのは間違いないため、類似のソフトウェアやクラウドソリューションについても把握しておき、扱えるようにしておけば問題ないでしょう。

5.ORACLE MASTER合格のためのおすすめの参考書や対策法

次にORACLE MASTER合格のためのおすすめの参考書や対策法について解説します。

公式の参考書を購入して勉強する

ORACLE MASTER合格のために勉強する場合、まずは公式の参考書を購入するのをおすすめします。公式の参考書やテキストは試験を提供する側のしっかりとした情報が網羅されていることから、その他の参考書や書籍を利用するよりも効率的なのが理由です。


オラクル社が監修しているか、認定や公式といったようなキーワードが含まれている参考書を利用すれば問題ないでしょう。もし、どの参考書が自分に合うかわからない場合は、古本や無料で閲覧できる電子書籍などのサービスを利用し、過去の参考書などをチェックしながら、読みやすいかどうかを見て、最新版の参考書を購入すると無駄なコストを省くことができます。

公式のラーニングコースを受講する

参考書やテキストによる独学だけでは勉強が進まないという場合は、公式のラーニングコースを受講するのもおすすめします。有料かつ割高ではあるものの、グレードごとにコースが用意されており、公式の教材であるため信頼度も高く、安心して学べるのが理由です。


ORACLE MASTER Portal:ORACLE MASTER 2019 学習方法


もしくは、ORACLE MASTERに対応したオンライン学習サイトや動画などで学び、参考書やテキストだけでは理解しにくい部分の学習もおすすめです。また、実際にソフトウェアを操作したり、ITの基礎知識が足りないと感じればITパスポートの資格取得を目指したりするのも効果的と言えます。

期限を決めて計画的に勉強していくことが最も重要

ORACLE MASTERに合格するためにも、期限を決めて計画的に勉強していくことが最も重要と言えます。ほとんどの資格試験においても言えることですが、継続的な勉強と勉強時間を確保することが最も難しいため、日々の生活の中に勉強するというタスクを組み込むことから始めましょう。


短期間で1日にたくさんの勉強をするよりも、中長期的に1時間、2時間程度を見込んで勉強するのがおすすめです。また、勉強すること自体が億劫になったり、面倒になったりすることでモチベーションが下がる可能性もあるため、勉強しない日も作ること、気分が乗らない時は勉強を避けることも時には必要だと覚えておきましょう。


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6.まとめ

今回はORACLE MASTERに関する基礎知識や詳細、ORACLE MASTERの資格取得のメリット・デメリット、ORACLE MASTER合格のためのおすすめの参考書や対策法についてお話しました。


ORACLE MASTERの資格を取得することで、Oracle データベースに関する知識やスキルが身につき、エンジニアとしての成長が期待できます。今まで応募できなかった求人や案件に挑戦することも可能になりますので、スキルアップしたい、エンジニアとしての自信を身につけたいとお考えであれば、是非とも挑戦してみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。