JSPのフリーランス案件・求人

■JSPとは JSPとは、JavaベースのWebアプリケーション開発技術で、HTMLページ内にJavaコードを埋め込むことで動的なコンテンツを生成できます。JSPは「JavaServer Pages」の略称で、サーブレットをベースとしたテンプレートエンジンとしての役割を果たします。 JSPの特徴として、Javaの豊富なAPIとライブラリを利用できること、サーブレットのようなビジネスロジックと表示ロジックの分離ができること、タグライブラリによる再利用可能なUIコンポーネントを作れること、EL式とJSTLによる簡潔な記述ができること、IDEやツールのサポートが充実していること、Tomcatなどの多くのサーブレットコンテナで動作すること、他のJavaフレームワークと組み合わせて使えることなどが挙げられます。 JSPができる開発はWebアプリケーション開発、情報システム開発、ポータルサイト構築、ECサイト構築、社内システム開発、業務アプリケーション開発、レポーティングシステム開発などと幅広いです。 JSPを活用している世界的サービスやプロダクトは、Javaを使った多くの企業や組織のWebサイトやWebアプリケーションで使用されています。特に、Struts、Spring MVC、JSFなどのJavaフレームワークと組み合わせて使われることが多く、モデル・ビュー・コントローラ（MVC）パターンに基づいた開発を行うことができます。また、JSPはJava EEの標準技術の一つであり、他のJava EE技術との相性も良いため、エンタープライズシステム開発でも重要な役割を果たしています。 ■JSPを活用するメリット この章ではJSPを活用するメリットについて説明します。 JSPを習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・Javaの知識を活かしたWebアプリケーション開発が可能になる ・サーブレットと組み合わせることで機能的で保守性の高い実装ができる ・JSTL(JSP Standard Tag Library)により開発生産性の向上が期待できる ・既存のJavaのライブラリを活用して効率的に機能拡張が行える ・Strutsなどの有力なWebフレームワークとの連携が容易である ・デザインとロジックの分離によるチーム開発での役割分担が明確になる ・Javaの資産を活用できるため習得難易度が低い JSPは業務システム、社内Webアプリケーション、情報システムなど様々な領域で利用されており、フリーランス求人・案件数も一定数存在します。上記活用する上でのメリットを踏まえて、習得可否を検討することをおすすめします。 ■JSPを活用するデメリット この章ではJSPを活用するデメリットについて説明します。 JSPを習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・記述量が多くコード管理が煩雑になりがち ・エラー発生箇所の特定が難しくデバッグに時間がかかる ・モダンな開発手法に比べると開発効率が低い ・テンプレートエンジンに比べると機能が限定的 JSPはメリットが多いですが、生産性の低さや保守性の難しさなど注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 JSP習得を今後検討しているフリーランスエンジニアはJSPを活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。