Slimのフリーランス案件・求人

■Slimとは SlimはPHPで書かれたマイクロフレームワークで、簡潔さと高速性を重視したWebアプリケーション開発に適しています。Slimは、必要最小限の機能を提供し、開発者が自由にアプリケーションを構築できるようにすることを目的としています。 Slimの特徴としてシンプルで直感的なルーティング定義ができること、ミドルウェアによるリクエスト・レスポンス処理の拡張が容易なこと、PHPのPSR-7に準拠したHTTPメッセージ処理を行うこと、Twigなどのテンプレートエンジンとの連携が容易なこと、コンテナベースの依存関係注入をサポートしていること、モジュール化された構成により機能の追加や変更が柔軟に行えること、高速性と軽量性に優れていること、充実したドキュメントとコミュニティによるサポートがあることなどが挙げられます。 Slimができる開発はWebAPI開発、マイクロサービス開発、Webアプリケーションの開発、シングルページアプリケーション（SPA）のバックエンド開発、モバイルアプリのバックエンド開発、IoTデバイス向けのAPI開発、コンテンツ管理システム（CMS）の構築と幅広いです。 Slimを活用している世界的サービスやプロダクトは、ニュース配信サービスのFeedHenry、ゲーム開発プラットフォームのAbility Framework、ペットの健康管理アプリのPetDesk、イギリスのファッションECサイトBoohoo.comなどが挙げられます。 ■Slimを活用するメリット この章ではSlimを活用するメリットについて説明します。 Slimを習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・シンプルな設計思想によりアプリケーション開発の生産性向上が見込める ・PHPの豊富なエコシステムを活用した機能拡張が容易に行える ・テンプレートエンジンTwigとの連携により、MVCに基づく開発が容易に行える ・Eloquentを用いたORMにより、データベース操作の生産性が高い ・ミドルウェアの仕組みにより、HTTPリクエスト/レスポンス処理に柔軟性を持たせられる ・PHPUnitとの親和性が高くテスト駆動開発を実践しやすい ・最小限の記述で簡易なREST APIの構築が可能 SlimはPHPのマイクロフレームワークの一つとして、簡素かつ高速なWebアプリケーション開発を支援する注目のフレームワークです。上記活用する上でのメリットを踏まえて、習得可否を検討することをおすすめします。 ■Slimを活用するデメリット この章ではSlimを活用するデメリットについて説明します。 Slimを習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・フレームワークの機能が最小限のため、大規模なアプリケーション開発には向いていない ・DIコンテナの機能が弱くサービスの登録と利用の仕組みづくりに工夫が必要 ・国内での採用事例が少なく、参考となるアプリケーション構成のサンプルが見つけにくい ・有償サポートの提供がなくコミュニティでの情報収集が頼りになる SlimはメリットがSlimはメリットが多いですが、フレームワークとしての機能の少なさや情報の少なさなど注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 Slim習得を今後検討しているフリーランスエンジニアはSlimを活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。