ネットワークエンジニアのフリーランス案件・求人

■ネットワークエンジニアとは ネットワークエンジニアとは、ネットワークの構築・保守・管理を行う職種のことです。 ネットワークエンジニアの業務内容はネットワーク設計、ネットワーク構築、ネットワーク運用・保守であり、以下にて詳細をお伝えします。 ・ネットワーク設計 ネットワーク設計では、ネットワークエンジニアとしてクライアントのニーズに応じて通信ネットワークの構造を計画します。具体的にはオフィス間の接続、インターネットアクセス、リモートアクセスの設定、さらに要件に応じて、ネットワークの構成や使用するネットワーク機器（ルーターなど）の種類・数、使用する回線などのヒアリングを行います。 将来の拡張性やセキュリティを考慮した設計が重要です。また、ファイアウォールの設置やアクセス制御の策定などセキュリティも要求されます。効率的で安全なネットワーク構築は、企業活動の基盤となるため、ネットワークエンジニアにとって重要な業務です。 ・ネットワーク構築 ネットワーク構築の業務は、設計したネットワーク設計時にヒアリングをもとに実際にネットワーク機器を設置し設定していきます。 具体的にはルーターやスイッチなどの機器の選定、配置、設定を行います。 ネットワークエンジニアとして、将来のネットワーク拡張や変更に柔軟に対応できるように構築することが重要です。 ネットワーク構築は、企業のコミュニケーション基盤を形成するため、非常に重要な役割を担います。なお、大規模なネットワーク構築の場合、数ヵ月かかる場合もあります。 ・ネットワーク運用・保守 ネットワークシステムは構築後、機器の設定変更や構成変更などを行う必要があります。 そのため、ネットワークエンジニアとして、ネットワーク運用・保守業務はネットワークが毎日正常に稼動するように管理します。 具体的にはパフォーマンス監視、トラブル時の対応、定期更新、セキュリティチェックなどを行います。トラブルの原因をいち早く突き止め、必要に応じて機器を交換し円滑なネットワークを維持するのも、ネットワークエンジニアの重要な業務です。 ネットワークエンジニア以外にもインフラ周りエンジニアについて解説します。 ・サーバーエンジニア サーバーエンジニアは、サーバーの構築や運用、保守を行う職種です。サーバーエンジニアの業務内容はクラウドベースのサーバーを含むサーバーのハードウェアとソフトウェアのセットアップ、性能最適化、セキュリティの維持、障害発生時の迅速な対応などです。 ・セキュリティエンジニア セキュリティエンジニアは情報セキュリティに特化したエンジニアで組織のデータとシステムの安全性を確保する仕事です。セキュリティエンジニアはファイアウォールや侵入検知システムの設定、セキュリティ監視、インシデント対応プランの策定などを担当します。 ・クラウドエンジニア クラウドエンジニアはクラウドコンピューティング環境の設計、展開、管理を行う仕事です。クラウドエンジニアはAWS、Azure、GCP(Google Cloud Platform)などのクラウドインフラの設計、サービスの自動化、セキュリティの確保、パフォーマンスの最適化などを担当します。 ■ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの違い ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの違いについて、仕事内容と必要スキルの観点より解説します。 ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアは専門としているシステムの種類や関連する技術が異なります。ネットワークエンジニアはネットワークインフラの設計と管理に特化し、データ伝送とネットワーク安全性に焦点を置いています。一方サーバーエンジニアは、サーバーとその上で動作するアプリやデータベース運用・保守に焦点を当てています。 上記を理解した上で仕事内容と必要スキルをみていきましょう。 まず仕事内容について、ネットワークエンジニアはLAN、WAN、インターネット接続などネットワーク設計、実装、運用、保守などをメイン業務としており、一方サーバーエンジニアは企業のサーバー、データベース、アプリケーションサーバー設定、運用、保守をメイン業務としています。 必要スキルにおいて、ネットワークエンジニアはTCP/IP、DHCPなどネットワークの基本原則とプロトコル関連の知識や実務経験、ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどネットワーク機器の知識、セキュリティの理解や知識などが必要であり、一方サーバーエンジニアはWindows Server、LinuxなどOSに関する知識、データベース管理とバックアップソリューションスキル、アプリケーションとサービス管理スキルが必要です。 ネットワークエンジニアフリーランスとして参画できるフリーランス求人・案件はセキュリティソリューションの導入、クラウドサービスの統合、金融、医療、製造、教育など特定向けのネットワークソリューション、ITインフラ設計・実装と幅広いです。 ネットワークエンジニアフリーランスとして以下のスキルや経験があると、高単価フリーランス求人・案件に参画できます。 ・ネットワークエンジニアでの実務経験 ・CCNPやCCIEなどのネットワーク関連資格 ・クラウドプラットフォームの知識 ・セキュリティ知識 ・上流工程の実務経験や知識 ・コミュニケーションスキル ・プロジェクトのリード経験 ・問題解決スキル ■ネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)として携わることができるフリーランス求人・案件例 ・クラウドサービス統合でのネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)求人・案件 クラウドサービス統合の業務内容はネットワーク設計、セキュリティの確保、データ移行の管理、統合テストと最適化などを行います。 AWSやAzure、GCPでのクラウドサービス経験、ネットワークアーキテクチャの知識や実務経験、セキュリティ専門知識、プロジェクト管理スキルなどが要求されます。 ・金融、医療、製造、教育など特定向けのネットワークソリューションでのネットワークエンジニアフリーランス求人・案件 金融、医療、製造、教育など特定向けのネットワークソリューションでの業務内容はカスタムネットワークソリューション開発、セキュリティ対策強化、システム統合と管理、コンプライアンスと規制の遵守を担当します。 参画する業界の知識、ネットワーク設計実務経験や知識、セキュリティ専門知識、プロジェクト管理スキル、コミュニケーションスキルなどが要求されます。 ■ネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)として独立した時のメリット ネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)として独立する時のメリットを解説します。 特に正社員からネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)として独立した時のメリットをお伝えします。 ・柔軟な働き方ができ、時間管理の自由になる ・キャリアの多様性 ・様々なプロジェクトに参画できる ・スキルが向上する ・高収入の可能性がある ・ネットワークの拡大 ネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)としての独立は、自由度の高い働き方、収入の増加、スキル向上などによるキャリアの多様性など多くのメリットがあります。 ■ネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)として独立した時のデメリット ネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)として独立する時のデメリットを解説します。 特に正社員からネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)として独立した時のデメリットをお伝えします。 ・収入が不安定になる ・案件の不確実性 ・仕事の継続的な保証はない ・自己管理が必要である ・ワークライフバランスが乱れる可能性がある ・スキルアップが必須条件 フリーランス(業務委託)として独立することは不安定な収入や自己管理の必要性、スキルアップの必要性などデメリットもあることを理解しましょう。 ネットワークエンジニアを今後検討しているフリーランスは上記ネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)として独立するメリットデメリットを比較した上で行動すると後悔が少ないでしょう。 ■ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件のリモートワーク・在宅・持ち帰り状況 ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件のリモートワーク・在宅・持ち帰り状況について解説します。 ネットワークエンジニアはセキュリティソリューションの導入、クラウドサービスの統合、金融、医療、製造、教育など特定向けのネットワークソリューション、ITインフラ設計・実装など様々なフリーランス求人・案件があり、多くのプロジェクトや開発現場においてリモートワークや在宅・持ち帰りのフリーランス求人・案件が増えています。 しかし、セキュリティや機密情報保持などの様々な要因によりリモートワークや在宅・持ち帰りが難しいネットワークエンジニアフリーランス求人・案件も一部存在します。 未だコロナが蔓延しておりますが、リモートワークや在宅ではコミュニケーションが取りづらいなどの課題も見えており、出社に切り替えている企業も多くなっております。 特に出社とリモートワーク・在宅を混合している働き方であるハイブリットワークが近年増加傾向であり、今後ネットワークエンジニアを含むフリーランス求人・案件のリモートワークや在宅・持ち帰り化は数年前と比較して多少少なくなっておりますが、なくなることはないでしょう。 ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件の中でもリモートワークや在宅・持ち帰りのみに参画したいネットワークエンジニアフリーランスはネットワークエンジニアでの参画経験やサーバーなどインフラ周りでの開発経験、クラウドを用いた構築経験、コミュニケーションスキルなどがあると比較的参画しやすいでしょう。 ■ネットワークエンジニアでの週2日、週3日フリーランス求人・案件 ネットワークエンジニアでの週2日・週3日フリーランス求人・案件について解説していきます。 ネットワークエンジニアの週2日・週3日フリーランス求人・案件はネットワークエンジニア全体のフリーランス求人・案件の中で4%弱の割合で存在します。 また週2日・週3日などの時短でも月額単価140万円など、高単価なネットワークエンジニアフリーランス案件・求人も多く存在します。 複数のネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画できるため、様々なプロジェクトやサービス開発に携われたり、多種多様なエンジニアとコミュニケーションを取れます。 高単価なネットワークエンジニアフリーランス求人・案件はその案件の業界や分野でのネットワークエンジニア経験やクラウドベースの構築経験、セキュリティ知識、上流工程〜下流工程まで一貫した開発経験、プロジェクトリード経験、大規模プロジェクトの参画経験などある程度の実績や知識が備わっている方でないと参画が難しいでしょう。 ネットワークエンジニアフリーランスとして週2日・週3日フリーランス求人・案件に参画したい方は現状の市場動向の把握をした上で自分のスキルに見合うフリーランス求人・案件を探すことをおすすめします。 ■ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画するために必要なスキル ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画するために必要なスキルを解説します。 ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画するために必要なスキルとしては、ネットワークエンジニア自体の経験や周辺知識/スキルです。 主にTCP/IP、DHCP、DNSなどネットワークプロトコルの知識、ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどネットワーク機器の知識、ネットワークセキュリティを含むセキュリティの知識、AWSやAzure、Google Cloud Platformなどクラウドサービスの深い知識、トラブルシューティング経験、プロジェクト管理スキル、コミュニケーションスキル、CCNAやCCNPなどネットワーク資格があるとネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画しやすいでしょう。 上記経験や業界知識/スキル、どちらかが欠けているとネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画できない可能性があるので念頭においておきましょう。 さらにネットワークエンジニアフリーランスとして、高単価のフリーランス求人・案件に参画を希望している場合、しっかり経験を身につけていきましょう。 ■ネットワークエンジニアとして経験年数別のアドバイス ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画するため、ネットワークエンジニア経験年数別のアドバイスをそれぞれネットワークエンジニア経験1〜2年、ネットワークエンジニア経験2〜3年、ネットワークエンジニア経験5年以上に分けて解説します。 ・ネットワークエンジニア経験1〜2年のネットワークエンジニアフリーランス(業務委託) ネットワークエンジニア経験1〜2年のネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)はTCP/IP、サブネット化、ルーティングプロトコル、ルーター、スイッチなどネットワーク機器の設定などネットワーク知識を習得しましょう。 また、CCNAやCompTIA Network+などの一定のスキルを証明できる資格を取得することも有効でしょう。 さらに小規模プロジェクトや内部プロジェクトの参画を積極的に行いネットワークエンジニアスキルを身につけていきましょう。 また、チーム内外のコミュニケーションスキルやリーダーシップスキルを身につけていきましょう。 ・ネットワークエンジニア経験2〜3年のネットワークエンジニアフリーランス(業務委託) ネットワークエンジニア経験2〜3年のネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)は中〜大規模プロジェクトに参画しましょう。 特にAWSやAzureなどクラウドサービスやセキュリティの知識を深め、無線ネットワーキングなどの知識をできるだけ多く身につけましょう。 その他、余裕がある方はCCNPやAWS試験などの資格を取得すると良いでしょう。 ・ネットワークエンジニア経験5年以上のネットワークエンジニアフリーランス(業務委託) ネットワークエンジニア経験5年以上のネットワークエンジニアフリーランス(業務委託)は大規模プロジェクトへ率先して参画し、高度なネットワークアーキテクチャスキルを身につけましょう。また、AWSやAzureなどクラウドサービスの統合や自動化スキルにも磨きをかけましょう。 若手ネットワークエンジニアへの教育やメンタリングを行える場合は、自分の持っている知識の再確認の意味も込めて行ってみることをおすすめします。 その他、余裕がある方はCCIE資格を取得することやコミュニティへの貢献のため、コミュニティ活動に参加して知識や経験を共有してみることもおすすめします。 ■ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件参画するために役立つ資格 ネットワークエンジニアフリーランスが取得しておいて良い資格を4つ紹介します。 ・CCNA CCNAとは、シスコ社が運営する認定資格であり「Cisco Certified Network Associate」の略です。シスコ技術者認定はシスコ社のネットワーク機器に関する問題が出題され、合格するとネットワークエンジニアとしての技能を持っていることを証明できます。 シスコ技術者認定は4つ（エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパート）のグレードに分かれています。 CCNAは、試験日程は通年、試験時間は120分、受験料は33,600円（税抜）、出題形式はCBTです。 CCNAを取得すると、Ciscoのネットワークスキルや知識が身に付くだけではなく、実務を想定されている資格であるため、業務に活かしやすい点や転職/就職に有利に働きやすい点も資格を取得するメリットでしょう。CCNAを案件の参画条件に定めていることもありますのでネットワークエンジニアフリーランスとして取得しておいて良い資格でしょう。 ・ネットワークスペシャリスト試験 ネットワークスペシャリスト試験は情報処理推進機構（IPA）が運営するネットワークに関する高度な知識と技術を持つ専門家を認定することを目的とする資格です。 試験に関して試験時間は「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」と4つに分かれており、受験料は7,500円(税込)、合格率は約13~15%です。 ネットワークスペシャリスト試験はネットワーク基礎知識（プロトコル、ハードウェア、トポロジーなど）、ネットワークの設計と構築、ネットワーク管理とセキュリティ、トラブルシューティング、最新のネットワーク技術やトレンドに関する知識などが出題されます。 ネットワークの知識/スキルを身に付ける/証明することが出来ることや、クライアントなどとの信頼構築を築けること、転職や就職に有利に働くなど多数のメリットがあるためネットワークエンジニアフリーランスエンジニアとして取得しておいて損のない資格でしょう。 ・AWS認定試験 AWS認定試験はAmazon Web Servicesが提供しているクラウド技術に関する専門知識とスキルを認定するプログラムです。AWSに関する技術的スキルと知識があるかを測る試験です。AWS認定試験のレベルは基礎・アソシエイト・プロフェッショナル、専門分野の4段階あります。2023年時点では13のAWS認定資格があり、それぞれ試験時間や合格点などの受験の条件が異なります。 AWSの知識/スキルを身に付けることが出来ることや、クライアントなどとの信頼構築を築けるためネットワークエンジニアフリーランスエンジニアとして取得しておいて損のない資格でしょう。 ・システムアーキテクト試験 システムアーキテクト試験は、独立行政法人の「情報処理推進機構(IPA)」が提供する資格であり、IT系国家資格の中でも最難関の試験です。 システムアーキテクト試験は、システム構築に必要な基本的な技術、システム開発管理、技術戦略や技術評価、システム設計、アーキテクチャなどが出題されます。 ネットワークエンジニアフリーランスとして、システムアーキテクトやプロジェクトリーダーが兼ね備えているスキルを身に付けることができます。 ネットワークエンジニアフリーランスとして開発経験が浅い方向けではなく、中級者や上級者向けであり、対象のネットワークエンジニアフリーランスは取得しておいて良い資格でしょう。 ネットワークエンジニア関連資格を習得することは良いことですが、ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画するという目的を失わないようにしましょう。 ネットワークエンジニア関連資格の取得によって、一定数ネットワークエンジニアスキルを証明することは可能ですが重要視すべきことは、ネットワークエンジニアの実務経験を保有していることです。 そのためネットワークエンジニアの資格はある程度実務経験がある方、時間的に余裕がある方が取得すると良いでしょう。 ネットワークエンジニアフリーランスとして、実務未経験にも関わらずネットワークエンジニア関連資格の取得を最優先事項にすることはやめておきましょう。 ■ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件の未経験での参画 ネットワークエンジニア実務未経験の場合、参画できるネットワークエンジニアフリーランス求人・案件は限られてくるでしょう。 ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件は参画後すぐに稼働してもらいたいため、即戦力でのネットワークエンジニアを求めています。 未経験からネットワークエンジニアフリーランス求人・案件への参画を検討/希望している方は、システム(特にネットワーク)の運用保守としての開発(実務)経験を積める企業へ就職し、徐々にインフラ構築や設計の実務経験を積むことをおすすめします。 ネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画する上でコミュニケーションスキルや能動的に動けるかなども見られますが、やはり一番重要視されるポイントは求人・案件の要件の合致度合いです。そのため、上記以外にも実務経験を作れるのであれば積極的にこなしていきましょう。 ネットワークエンジニアのフリーランス求人・案件への参画を目指すにあたって、TCP/IP、DHCP、DNSなどネットワークプロトコルの知識、ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどネットワーク機器の知識、ネットワークセキュリティを含むセキュリティの知識、AWSやAzure、GCP(Google Cloud Platform)などクラウドサービスの深い知識、トラブルシューティング経験、プロジェクト管理スキル、コミュニケーションスキル、さらに上流工程から下流工程までの一貫したシステム開発経験を身につけておくと、担当領域の幅を広げることができ、選択できるフリーランス求人・案件の選択肢を増やせるでしょう。 ネットワークエンジニア経験がまだない方はCCNAやCompTIA Network+、AWS認定試験などのネットワークエンジニア関連資格を取得するとネットワークエンジニア経験はないもののネットワークエンジニアフリーランス求人・案件に参画できる可能性もあるため、日頃から勉強時間を確保してスキルアップを図りましょう。 ■ネットワークエンジニアの市場動向やニーズ ネットワークエンジニアはセキュリティソリューションの導入、クラウドサービスの統合、金融、医療、製造、教育など特定向けのネットワークソリューション、ITインフラ設計・実装など多様な案件に参画できます。フリーランス求人・案件の中でも多く求人が存在します。 そのためニーズは現時点でも多くあり、今後中長期的にみてもニーズは無くならないでしょう。 では、ネットワークエンジニアフリーランスのニーズがある理由をIT市場動向から分析してみてみましょう。 2022年6月IDC Japan株式会社が発表した国内企業向けネットワーク機器市場の市場動向と予測では、2021年の国内企業向けネットワーク機器市場は前年比成長率3.3％でプラス成長を達成し、市場規模は2808億3600万円と推計しています。国内企業向けネットワーク機器市場の2021年～2026年の年間平均成長率は2.4％と予測しています。 また、2023年4月に発表されたGrand View Researchの最新レポートにおいて企業ネットワークインフラの世界市場規模は2023年から2030年にかけて4.9%のCAGRを記録し、2030年には860億2,000万米ドルに達すると予測されています。 さらにインフラ関連の市場動向を分析してみましょう。 2023年3月株式会社アイ・ティ・アールが発表した国内のIaaS／PaaS市場の規模推移および予測では、国内IaaS／PaaS市場は、2021年度の売上金額が1兆1368億4000万円、前年度比25.3％増と推計されています。さらにIaaSとPaaSを合算した市場のCAGR（2021～2026年度）は16.8％、2025年度の市場規模は2兆円を超えると予測しています。 その他IoT、ビッグデータ、6G、ブロックチェーン、xR、AGIを含む人工知能などによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩に伴い、エンジニアを含むIT業界全体の人材不足が深刻化しています。2030年までに79万人のITエンジニアを含む人材が不足に陥る可能性があるとも言われています。 上記観点を考慮するとIT市場の急速な成長に伴いエンジニアを含むIT人材の絶対数が足りておらず、ネットワークエンジニアフリーランスのニーズが今後も拡大していくでしょう。 ネットワークエンジニアフリーランスとして現在活躍している方や今後活躍を検討している方はネットワークエンジニア開発実務経験や参画する案件の業界知識や経験を取得すると多くのネットワークエンジニアフリーランスの中でもフリーランス求人・案件への参画確率が上がるでしょう。