VC++のフリーランス案件・求人

■VC++とは VC++とは、MicrosoftのVisual Studioに含まれるC++統合開発環境で、WindowsやMicrosoft製品の開発に広く使用されています。 VC++の特徴として、C++言語の標準規格に準拠していること、Windowsアプリケーション開発に最適化されていること、マネージドコードとアンマネージドコードの混在が可能なこと、MFC（Microsoft Foundation Class）ライブラリによるGUIアプリケーション開発が容易なこと、ATL（Active Template Library）によるCOMコンポーネント開発が可能なこと、OpenMP、MPI、CUDAなどの並列プログラミングをサポートしていること、豊富なデバッグ機能とプロファイリング機能を持つこと、Windowsストアアプリ開発に対応していることなどが挙げられます。 VC++ができる開発はWindowsデスクトップアプリケーション開発、Windowsストアアプリ開発、デバイスドライバ開発、ゲーム開発、ミドルウェア開発、システムソフトウェア開発、組み込みシステム開発、科学技術計算アプリケーション開発などと幅広いです。 VC++を活用している世界的サービスやプロダクトは、Microsoft Officeをはじめとする Microsoft 製品や、Adobeソフトウェア、Autodesk製品、ゲームエンジンのUnreal EngineやUnityなど、Windowsプラットフォームで動作する多くのソフトウェアで採用されています。 ■VC++を活用するメリット この章ではVC++を活用するメリットについて説明します。 VC++を習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・C++言語の習得により幅広い開発領域で活躍できる汎用性の高さ ・最適化されたコードの生成により高いパフォーマンスを発揮できる ・MFCによるネイティブWindowsアプリケーション開発の生産性向上が見込める ・DirectXやOpenGLとの親和性が高くゲーム開発に適している ・COM、ATLによるWindowsシステムプログラミングが可能 ・デバッガーの機能が充実しておりメモリ解析などが容易に行える ・クロスプラットフォーム開発ツールとの連携により将来性がある VC++はWindowsアプリケーション開発、ゲームプログラミング、デバイスドライバ開発など様々な開発に活用されており、フリーランス求人・案件数も多いです。上記活用する上でのメリットを踏まえて、習得可否を検討することをおすすめします。 ■VC++を活用するデメリット この章ではVC++を活用するデメリットについて説明します。 VC++を習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・C++言語の習得に時間を要し学習コストが高い ・複雑なメモリ管理によりバグの混入リスクが高い ・ビルド時間が長くなりやすく開発効率が低下する可能性がある ・慣習的な記法が多くコード解析に時間がかかる VC++はメリットが多いですが、言語習得の難易度や開発効率の低さなど注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 VC++習得を今後検討しているフリーランスエンジニアはVC++を活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。