C#のフリーランス案件・求人

■C#とは C#はマイクロソフトが開発したマルチパラダイムプログラミング言語です。 C#はC言語やC++、Javaの開発言語の影響を受け、C++やJavaに近いC言語スタイルです。 C#の特徴としてはオブジェクト指向言語であること、.NET Framework向けでの言語・GUIプログラミングが可能であること、メモリ管理等の煩雑な操作が必要なく、習得しやすい言語であること、記述しやすい構文であること、WindowsやLinux、macOSなどクロスプラットフォーム開発が可能であること、豊富なフレームワークやツールがあること、Microsoftによるコミュニティとサポートがあることなどが挙げられます。 C#で可能な開発はGUIアプリ開発、モバイルアプリ開発、Webアプリ開発、ゲーム開発、AR/VR開発、クロスプラットフォーム開発、組み込み開発、データサイエンスと機械学習開発と幅広いです。 C#はフレームワークが豊富であり.NET Framework、.NET Core、ASP.NET、Xamarin、ML.NETなどがあります。 C#を活用しているサービスやプロダクトはStack Overflow、Microsoft Office 365、Unityなどがあります。 ■C#とJavaの違い この章ではC#とJavaの違いについて説明します。 C#はマイクロソフトが開発したマルチパラダイムプログラミング言語であり、JavaはC言語をもとに開発されたプログラミング言語です。 C#とJavaの違いを汎用性、習得難易度、将来性から見ていきましょう。 汎用性の観点ではC#は先述したようにGUIアプリ開発、モバイルアプリ開発、Webアプリ開発、ゲーム開発、AR/VR開発、クロスプラットフォーム開発、組み込み開発、データサイエンスと機械学習開発が可能です。一方、JavaはWeb開発、基幹システム、モバイルアプリ開発と幅広く開発できます。どちらの開発言語もC言語をもとに開発されているため、類似した分野での開発が幅広くできます。違いはC#はWindows関連システムやAzureを活用しているサービス開発やアプリ開発に適しており、一方、Javaは基幹システムを含む大規模な企業アプリやAndroidアプリ開発などを得意としています。 次に学習難易度について、C#はJavaの習得難易度よりも低いです。C#は初学者が特に躓きやすい環境構築が簡単にできるためすぐにプログラミングを始められることが難易度を低くしている理由です。 一方でJavaの習得難易度は高く、オブジェクト指向の理解やコード記述量が多いこと、決められたルールや構文が多いことが要因です。どちらの開発言語とも日本語の参考書やドキュメントは充実しています。 最後に将来性を見ていきましょう。C#、Javaどちらも将来性は高いでしょう。 まずC#を分析してみましょう。 TIOBE Indexが出しているTIOBE Index for October 2023にてC#は2023年Q2で5位と高い順位を獲得しています。またMicrosoftやUnityなどにC#が活用されていることから将来性はあると推測できます。 次にJavaを分析してみましょう。Javaは様々な開発ができ、特に基幹システムではJavaが多く利用されております。システムが大規模になればなるほど技術変更は困難であり、今後もJavaの需要が無くなる可能性は低く、将来性は安定しているでしょう。 そのためC#・Javaどちらも将来性は高いと言えるでしょう。 ■C#とC#.NETの違い この章ではC#とC#.NETの違いについて説明します。 C#はプログラミング言語であり、C#.NETはC#を使ったMicrosoft社製のコンパイラ（及びその機能群）を指します。.NETはMicrosoftが開発したフレームワークです。C#.NETは一般的な用語ではないですが、使われる場合、それはC#が.NETフレームワーク上で使用されている状況を指している場合が多いです また、マイクロソフト社しかコンパイラを出していない状況から事実上「C#」と「C#.NET」は殆ど違いはないです。 ■C#を活用するメリット この章ではC#を活用するメリットについて説明します。 C#を習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・実行速度が早い ・メモリリークが起こりにくい ・統合開発環境（IDE）のサポートがある ・マルチパラダイム言語である ・豊富なフレームワークやライブラリがある ・活発なコミュニティ ・転職に有利になりやすい ・将来性がある C#はGUIアプリ開発、モバイルアプリ開発、Webアプリ開発、ゲーム開発、AR/VR開発、クロスプラットフォーム開発、組み込み開発、データサイエンスと機械学習開発と様々な開発に活用されているため、比較的求人・案件は豊富です。そのため習得した後に求人・案件が少なく参画できないことは少ないでしょう。 ■C#を活用するデメリット この章ではC#を活用するデメリットについて説明します。 C#を習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・コンパイルが必要 ・コーディング標準が厳密に規定されるおり自由度が低い ・AI(人工知能)開発には弱い ・月額単価が低い C#はメリットが多いですが、適していない領域や開発において注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。また、月額単価がTypeScriptやGo言語、Scala、Pythonなどと比較して低いことも大きなデメリットの1つであることを知っておきましょう。 C#習得を今後検討しているフリーランスエンジニアはC#を活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。 ■C#フリーランスエンジニアとして携わることができるフリーランス求人・案件例 ・Webアプリ開発のフリーランス求人・案件 C#を活用するフリーランス求人・案件として、Webアプリ開発があります。 特にECサイト、SaaSプロダクト、CMSベースのWebサイトなどでのフリーランス求人・案件が多いでしょう。 C#フリーランスエンジニアが求人・案件を獲得する上で、C#の開発経験はもちろん、NET CoreやASP.NET Coreの.NET系フレームワークの経験、フロントエンド開発や知識、SQL ServerやEntity Frameworkのデータベース知識、API開発経験、Gitなどのコードのバージョン管理経験などがあると参画しやすいでしょう。 ・業務システム開発のフリーランス求人・案件 C#を活用するフリーランス求人・案件として、業務システム開発があります。 業務システム開発とは経理、人事、在庫管理、プロジェクト管理などの内部業務管理システムやCRM、ERPなどの開発を指します。 C#フリーランスエンジニアが求人・案件を獲得する上で、C#の開発経験はもちろん、NET CoreやASP.NET Coreの.NET系フレームワークの経験、MVCやMVVMなどの理解/知識、WPFやWindows FormsのデスクトップアプリのUI設計経験、SQL ServerやOracleのデータベース知識、API開発経験、Git、SVN、TFSなどのコードのバージョン管理経験などがあると参画しやすいでしょう。 ・ゲーム開発のフリーランス求人・案件 C#を活用するフリーランス求人・案件として、ゲーム開発があります。 C#で開発可能なゲームは豊富で幅広く、プラットフォーム型ゲーム、モバイルゲーム、サイドスクロールアクション、RPG、VR/ARなど様々です。またC#はUnity以外にXamarinを用いたiOSやAndroidのアプリ開発もあります。 C#フリーランスエンジニアが求人・案件を獲得する上で、C#の開発経験はもちろん、Unityでのゲーム開発経験、3Dモデリング、アニメーションなどの理解/知識、マルチプレイヤー開発の理解、ゲームデザインやUI・UXデザインの知識などがあると参画しやすいでしょう。 ・組み込み/制御開発のフリーランス求人・案件 C#を活用するフリーランス求人・案件として、組み込み/制御開発C#フリーランス求人・案件があります。特に自動車の制御システム、工業用ロボットなど組み込みシステムやリアルタイムシステム、IoTデバイス、産業オートメーションなどの開発に携われます。 C#フリーランスエンジニアが求人・案件を獲得する上で、C#の開発経験はもちろん、テスト駆動開発(TDD)の知識や経験、セキュリティの理解や知識、パフォーマンスチューニングスキル、ドキュメント作成スキルなどがあると参画しやすいでしょう。 また、C#は.NET Micro Frameworkというデバイス専用の組み込み用に最適化された.NETを活用することにより、組み込み機器のソフト開発が可能です。 ■C#フリーランス求人・案件のリモートワーク・在宅・持ち帰り状況 C#フリーランス求人・案件のリモートワーク・在宅・持ち帰り状況について解説します。 C#はGUIアプリ開発、モバイルアプリ開発、Webアプリ開発、ゲーム開発、AR/VR開発、クロスプラットフォーム開発、組み込み開発、データサイエンスと機械学習開発と様々な開発求人・案件があり、多くの開発現場においてリモートワークや在宅・持ち帰りのフリーランス求人・案件が増えています。 しかし、セキュリティや機密情報保持などの様々な要因によりリモートワークや在宅・持ち帰りが難しいC#フリーランス求人・案件も一部存在します。 未だコロナが蔓延しておりますが、リモートワークや在宅ではコミュニケーションが取りづらいなどの課題も見えており、出社に切り替えている企業も多くなっております。 特に出社とリモートワーク・在宅を混合している働き方であるハイブリットワークが近年増加傾向であり、今後C#を含むフリーランス求人・案件のリモートワークや在宅・持ち帰り化は増減なく、現状のまま維持していく可能性が高いでしょう。 C#フリーランス求人・案件の中でもリモートワークや在宅・持ち帰りのみに参画したいフリーランスエンジニアはGUIアプリ開発、モバイルアプリ開発、Webアプリ開発、ゲーム開発、AR/VR開発、クロスプラットフォーム開発、組み込み開発、データサイエンスと機械学習開発のフリーランス求人・案件を探してみましょう。 ■C#での週2日・週3日フリーランス求人・案件 C#での週2日・週3日フリーランス求人・案件について解説していきます。 C#の週2日・週3日フリーランス求人・案件はC#全体のフリーランス求人・案件の中でおおよそ5%の割合で存在します。 また週2日・週3日などの時短でも月額単価90万円など、高単価なC#フリーランス案件・求人も多く存在します。 複数のC#フリーランス求人・案件に参画できるため、様々なプロダクトやサービス開発に携われたり、多種多様なエンジニアとコミュニケーションを取れます。 高単価なC#フリーランス求人・案件はC#スキル以外にも、上流工程〜下流工程まで一貫した開発経験、プロジェクトリード経験などある程度の開発実績や知識が備わっている方でないと参画が難しいでしょう。 C#フリーランスエンジニアとして週2日・週3日フリーランス求人・案件に参画したい方は現状の市場動向の把握をした上で自分のスキルに見合うフリーランス求人・案件を探すことをおすすめします。 ■C#フリーランス求人・案件に参画するために必要なスキル C#フリーランス求人・案件に参画するために必要なスキルを解説します。 C#フリーランス求人・案件に参画するために必要なスキルとしては、C#自体の開発経験、フロントエンドやサーバーサイド開発経験で頻繁に使用される周辺知識/スキルです。 技術面とその他周辺スキル/知識に分けてみていきましょう。 まず、技術面においてC#フリーランスエンジニアとして、JavaやC言語などプログラミング言語をはじめとし、.NET Framework、.NET Core、.NET 8などの.NET系フレームワークスキルや知識、SQLなどのデータベース知識、NUnitやxUnitなどテスト駆動開発(TDD)経験、RESTful API開発、DockerやKubernetesなどコンテナ化技術の知識、Azureなどのクラウドサービスの知識や経験があるとC#フリーランス求人・案件に参画しやすいでしょう。 その他周辺スキル/知識として、コミュニケーションスキルや問題解決スキル、ドキュメント作成スキル、知識を常にアップデートできるスキルなどがあるとC#フリーランス求人・案件に参画しやすいでしょう。 上記技術面とその他周辺スキル/知識、どちらかが欠けているとC#フリーランス求人・案件に参画できない可能性があるので念頭においておきましょう。 さらにC#フリーランスエンジニアとして、高単価のフリーランス求人・案件に参画を希望している場合、上流工程での経験やチームマネジメント経験があることが望ましいでしょう。 ■C#開発経験年数別のアドバイス C#フリーランス求人・案件に参画するため、C#開発経験年数別のアドバイスをそれぞれ開発経験1〜2年、開発経験2〜3年、開発経験5年以上に分けて解説します。 ・開発経験1〜2年のC#フリーランスエンジニア 開発経験1〜2年のC#フリーランスエンジニアはC#の基本文法やコントロールフロー、例外処理、クラスとオブジェクトの使用方法の理解を深めましょう。 小規模プロジェクトに入りシステム開発など行い積極的に実践で活用できるC#スキルを身につけていきましょう。 フリーランス求人・案件に参画した際は技術や業界のノウハウを学んでいくため、経験豊富な他のエンジニアやメンターを見つけることをおすすめします。積極的にコードレビューやフィードバックをもらいスキルアップを図りましょう。 ・開発経験2〜3年のC#フリーランスエンジニア 開発経験2〜3年のC#フリーランスエンジニアは積極的に中〜大規模プロジェクトに参画し、チーム開発を行いましょう。 オブジェクト指向設計原則（SOLID）や一般的なデザインパターン（Factory、Singleton、Strategy)など設計パターンを習得しましょう。また、NET Frameworkや.NET Core、Entity Frameworkなどフレームワークやツールの実務経験や知識、クリーンアーキテクチャの構築など、開発できる担当を広げつつ、高品質なコード記述を磨いていきましょう。 C#開発における周辺技術や環境に積極的に触れ、スキルアップを図りましょう。 その他要件定義やプロジェクト管理、コミュニケーションスキルなどの技術以外のスキルも身につけることをおすすめします。 開発経験2〜3年のC#フリーランスエンジニアはある程度技術スキルも備わっているため、C#フリーランス求人・案件に参画しやすいですので、継続的にフリーランス求人・案件に参画できるようにネットワークを広げていくとなお良いでしょう。 ・開発経験5年以上のC#フリーランスエンジニア 開発経験5年以上のC#フリーランスエンジニアはクラウドサービス、データサイエンス、AI、ハイパフォーマンスコンピューティングなど専門知識をより極めていきましょう。 また、C#周辺スキルを高めていくと同時にプロジェクトのリーダーやアーキテクトとしての役割も選択肢に入ってくるかと思いますので、チャンスがあれば積極的に引き受けましょう。 若手エンジニアへの教育やメンタリングを行える場合は自分の持っている知識の再確認の意味も込めて行ってみることをおすすめします。 その他、コミュニティへの貢献のため、コミュニティ活動に参加して知識や経験を共有してみることもおすすめします。 開発経験5年以上のC#フリーランスエンジニアでも専門的な知識の学習やより実務をこなすことは重要です。IT技術は日々成長しておりかつ廃れていくため、常に最新技術やトレンドを学び、アップデートしていきましょう。 ■C#習得難易度・勉強方法 C#習得難易度・勉強方法について解説します。 C#習得難易度について、PHPやRubyと比較して難しいですが、JavaやC++と比較すると習得しやすいプログラミング言語です。 C#は文法や概念はJavaやC言語を元にしているため、難しいと感じる方が多いですが、Visual Studioをインストールするだけで開発環境ができるため、すぐ始められるメリットがあります。 また、JavaやC++などオブジェクト指向言語の経験があるエンジニアは比較的簡単にC#を習得できるでしょう。 C#の学習コストについて解説します。 1つのプログラミング言語を基礎レベルまで習得するには、開発環境の設定や基本概念の理解、コードの練習などでおおよそ200時間は必要と言われています。また実務レベルまで習得する場合、おおよそ1,000時間以上かかるとも言われています。しかし、学習方法や理解度や開発言語の周辺知識も一緒に習得する必要があり、個人差はありますので、あくまでも参考として覚えておきましょう。 近年ではオンライン学習やプログラミングスクールなど、様々な場所でC#を始めとするプログラミング言語を学習出来ます。オンライン学習を例に挙げると「Progate」「ドットインストール」「Schoo」「Udemy」など多種多様なサービスがあります。 また、Microsoft公式の学習プラットフォーム「Microsoft Learn」、技術者向けの学習プラットフォーム「Pluralsight」などC#学習の環境は整っています。 オンライン学習やプログラミングスクールはC#自体の習得以外にもC#での開発に必要なデータベースやインフラなど周辺知識の必要性も教えてくれるため、C#の学習においてより実践で使える知識を蓄えやすいでしょう。 その他、C#習得を希望するエンジニアは、まず周辺でC#に精通したエンジニアを探してみる、勉強会に積極的に参加してみることもおすすめです。やはり近くにメンターがいることにより、学習の効率性も上がるだけでなく学習意欲も維持しやすくなります。 ■C#フリーランスエンジニアにおすすめのC#フレームワーク・開発プラットフォーム C#のフリーランスエンジニアとしてC#フレームワーク・開発プラットフォーム知識はフリーランス求人・案件の参画確度を高めます。 代表的なC#フレームワーク・開発プラットフォームを解説いたしますので、興味のあるC#フレームワークを習得しましょう。 下記ではC#のフレームワーク・開発プラットフォームとして.NET Framework、.NET Core、ASP.NET、Xamarin、ML.NETを解説します。 ・.NET Framework .NET FrameworkはWindows でアプリケーションをビルドして実行するためのソフトウェア開発フレームワークです。 .NET Frameworkの特徴として、C#、VB、C++、F#など、さまざまな言語に対応していること、豊富なライブラリがあること、ASP.NETを利用できることなどが挙げられます。 .NET Frameworkは小〜大規模と幅広い開発規模に適したソフトウェア開発フレームワークです。ただし.NET Frameworkは主にWindows環境に限定されるため、クロスプラットフォーム対応を目指す場合は、.NET Coreや.NET 8がおすすめです。 ・.NET Core .NET CoreはMicrosoftおよび.NET開発コミュニティによって管理されているオープンソースの汎用開発プラットフォームです。 .NET Coreの特徴として、軽量かつモジュラー設計であること、クロスプラットフォーム対応であること、サイドバイサイドバージョニングであること、クラウドベースのアプリケーション開発に適していることなどが挙げられます。 .NET Coreは小〜大規模と幅広い開発規模に適した汎用開発プラットフォームです。 ・ASP.NET ASP.NETはActive Server Pages .NETの略で、Microsoftが提供している.NET Frameworkに搭載されている動的なWebページを作成するために使用されるWebアプリケーションフレームワークです。 ASP.NETの特徴として、C#やVB.NETなど複数のプログラミング言語に対応していること、オープンソースのプラットフォームであり基本機能を無料で活用できること、Web開発モデルを活用することでコーディング時間を短縮できること、クロスプラットフォーム対応であること、拡張性や柔軟性が高いことなどが挙げられます。 ASP.NETは小〜大規模と幅広い開発規模に適した汎用開発プラットフォームです。 ・Xamarin Xamarin(ザマリン)はC#を使いWindowsやAndroid・iOSなどプラットフォームのネイティブアプリを作成できるクロスプラットフォーム開発環境です。 Xamarinの特徴として、ネイティブアプリの開発ができること、クロスプラットフォームアプリ開発環境であること、Shared C# Backendの提供する機能によりコードを共通化できること、.NETのライブラリやツールを利用できることなどが挙げられます。 Xamarinは小〜大規模と幅広い開発規模に適したクロスプラットフォーム開発環境です。 なお、Xamarin のサポートは、Xamarin.Forms などのすべての Xamarin SDK に対するサポートを2024年5月1日に終了する予定です。 ・ML.NET ML.NETは、オープンソース.NET開発者プラットフォーム向けクロスプラットフォーム機械学習フレームワークです。 ML.NETの特徴として、.NETアプリケーションに機械学習機能を簡単に追加できること、大規模データを扱えること、AutoML機能が搭載されていること、高いパフォーマンスやスケーラビリティを実現していることなどが挙げられます。 ML.NETは小〜大規模と幅広い開発規模に適した機械学習フレームワークです。 C#フレームワーク・開発プラットフォームを選ぶときの注意点 C#だけではなくIT技術全般にいえることですが、IT分野は日々新しい技術が開発されており、人気(頻繁に使用される)フレームワーク・開発プラットフォームの入れ替わりも激しいです。そのため、常に市場動向や海外のエンジニアメディアなどを確認しておきましょう。 ■C#フリーランス求人・案件参画するために役立つ資格 C#フリーランスエンジニアが取得しておいて損のない資格を2つ紹介します。 ・プロジェクトマネージャ試験(PM) プロジェクトマネージャ試験(PM)は一般財団法人情報処理推進機構（IPA）が実施している情報処理系の国家資格です。 プロジェクト責任者として、情報システムの開発プロジェクトにおけるプロジェクトマネージャ（PM）の役割を果たすことができるかを図る試験です。 自身が普段あまり担当しないようなシステム開発工程の知識/スキルを身に付けることが出来ることや、クライアントなどとの信頼構築を築けるためC#フリーランスエンジニアとして取得しておいて損のない資格でしょう。 その他、プロジェクトマネージャ試験(PM)合格者に対しては、他の高度情報処理技術者試験の科目が2年間免除になったり、弁理士、中小企業診断士、国家公務員試験など他分野の難関資格の科目が一部免除になるメリットもあります。 ・ITストラテジスト試験 ITストラテジスト試験は、IT系国家資格の中でも最難関の試験です。 ITストラテジスト試験は、基本的なIT知識、情報技術を駆使した経営戦略の策定能力や推進力などが出題されます。ITストラテジスト試験の取得難易度は高く、10~15％ほどの合格率です。 C#フリーランスエンジニアとして、ITスキルや経営戦略などコンサルに近いスキルを身に付けることができます。そのため、C#フリーランスエンジニアとして取得しておいて損のない資格でしょう。 C#関連の資格を習得することは良いことですが、C#フリーランス求人・案件に参画するという目的を失わないようにしましょう。 C#スキルを資格取得によって、証明することは可能ですが重要視すべきことは、C#の実務経験やC#周辺で必要な開発スキルを保有していることです。 そのためC#の資格はある程度実務経験がある方、時間的に余裕がある方が取得すると良いでしょう。 C#エンジニアとして、実務未経験にも関わらずC#関連資格の取得を最優先事項にすることはやめておきましょう。 ■C#フリーランス求人・案件の未経験での参画 C#開発実務未経験の場合、参画できるC#フリーランス求人・案件は限られてくるでしょう。 C#などフリーランス求人・案件は参画後すぐに稼働することを想定しているため、即戦力エンジニアを求めています。 C#未経験からC#フリーランス求人・案件への参画を検討/希望している方は、はじめに正社員や派遣・契約社員として2〜3年ほど開発経験を積むもしくはクラウドワーカーや副業として2年ほど開発実務をこなしましょう。 C#フリーランス求人・案件に参画する上でコミュニケーションスキルや能動的に動けるかなども見られますが、やはり一番重要視されるポイントは求人・案件の要件の合致度合いです。そのため、上記以外にも実務経験を作れるのであれば積極的にこなしていきましょう。 C#のフリーランス求人・案件への参画を目指すにあたって、他開発言語の知識も身につけておくと、担当領域の幅を広げることができ、選択できるフリーランス求人・案件の選択肢を増やせるでしょう。例えば、C#フリーランス求人・案件ではC#.NET、VB.NET、ASP.NETなどの開発スキルや、各プログラミング言語での代表的なフレームワーク、SQLやEntity Framework、Git、NUnit、xUnit、Azureなどの開発に頻繁に活用されるスキルが求められます。 C#をはじめとする他開発言語の知識/スキルや周辺環境の知識/スキルが豊富であればC#フリーランス求人・案件参画時のアピール材料にもなるため、日頃から勉強時間を確保してスキルアップを図りましょう。 ■C#の市場動向やニーズ C#はGUIアプリ開発、モバイルアプリ開発、Webアプリ開発、ゲーム開発、AR/VR開発、クロスプラットフォーム開発、組み込み開発、データサイエンスと機械学習開発など幅広く開発ができることからフリーランス求人・案件の中でも多く求人が存在します。 そのため、ニーズは現時点でも多くあり、今後中長期的にみてもニーズは無くならないでしょう。 では、C#エンジニアのニーズがある理由をIT市場動向から分析してみてみましょう。 2023年8月、角川アスキー総合研究所が発表した「ファミ通ゲーム白書2023」では2022年の世界ゲームコンテンツ市場規模を26兆8,005億円と推計しています。また、国内ゲーム市場規模は前年比1.4％増の2兆316億円となっています。 上記の成熟した市場規模から推測するに需要が減ってもすぐに市場が無くなる市場規模ではないことがわかります。 その他IoT、ビッグデータ、6G、ブロックチェーン、xR、AGIを含む人工知能などによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩に伴い、エンジニア全体の人材不足が深刻化しています。2030年までに79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があるとも言われています。 上記観点を考慮すると市場は成長しておりますが、エンジニアの絶対数が足りておらず、C#を含むエンジニアにおいてニーズが今後も拡大していくでしょう。 C#エンジニアとして現在活躍している方や今後活躍を検討している方はC#の開発実務経験やC#開発に必要な周辺開発スキル/経験を取得すると多くのC#エンジニアの中でもフリーランス求人・案件への参画確率が上がるでしょう。