JP1のフリーランス案件・求人

■JP1とは JP1とは、日立製作所が開発・販売する統合システム運用管理ソフトウェアで、エンタープライズITシステムの運用自動化と可視化を実現するための各種機能を提供しています。JP1は、ジョブ管理、ネットワーク管理、システム監視、セキュリティ管理、資産管理など、ITシステム運用に必要な機能をシームレスに連携させることができます。 JP1の特徴として、大規模・複雑なシステム環境に対応した柔軟なジョブ定義が可能なこと、AIを活用した自律的なITシステム運用が実現できること、システムの性能監視とキャパシティ予測が行えること、ネットワーク機器の構成管理と性能管理ができること、エージェントレスでのシステム監視が可能なこと、Active Directoryとの連携によるアカウント管理ができること、セキュリティ情報の一元管理とインシデント対応が行えることなどが挙げられます。 JP1ができる開発はジョブ定義ファイルの作成、JP1/AJS3の環境設定、JP1/Baseのカスタマイズ、JP1/IMでのシステム監視設定、JP1/Networkでのネットワーク監視設定、JP1/Automationでの運用自動化、JP1/SSのカスタマイズなど、JP1製品に関連する幅広い分野での開発が可能です。 JP1を活用している世界的サービスやプロダクトは、金融機関、製造業、流通業、公共機関など、大規模システムを運用する様々な業種の企業や組織で導入されています。基幹システムやミッションクリティカルなシステムの安定運用と効率化に貢献しており、システム管理者の負荷軽減と生産性向上に役立てられています。また、クラウド環境やハイブリッド環境での運用管理にも対応が進められており、マルチクラウド時代のIT運用管理基盤としてのJP1への期待が高まっています。日本国内では運用管理ソフトウェアのデファクトスタンダードとなっており、企業のDXを支える重要なツールの一つとなっています。 ■JP1を活用するメリット この章ではJP1を活用するメリットについて説明します。 JP1を導入することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・ジョブ管理、構成管理、パフォーマンス管理、ログ管理など運用管理業務を包括的にカバーしている ・エージェントレス監視によるシステム負荷の低減と管理対象の拡大が可能 ・ジョブネットによる業務フローの自動化と夜間無人運用が実現できる ・統合オペレーション機能により一元的な管理とオペレーションミスの防止が期待できる ・AIによる予兆検知と自律制御により障害の未然防止と運用効率化が図れる ・クラウド環境のAPIと連携した監視やジョブ実行が可能 ・長年の導入実績による安定性の高さと運用ノウハウの蓄積がある JP1は統合システム運用管理ツールの老舗として、大規模システムの安定稼働を支える基盤として採用が進んでいます。上記導入する上でのメリットを踏まえて、導入可否を検討することをおすすめします。 ■JP1を活用するデメリット この章ではJP1を活用するデメリットについて説明します。 JP1を導入することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・製品群が細分化されており製品選定や組み合わせの判断が難しい ・保守料が高額でコストに見合ったメリットが出しにくい ・他社製品に比べ直感的な操作性に欠けるため習得に時間がかかる ・パッケージの機能制約により既存の運用プロセスに合わせる必要が出てくる JP1はメリットがJP1はメリットが多いですが、製品選定の難しさやコストパフォーマンスの課題など注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 JP1導入を今後検討している企業はJP1を活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。