MyBatisのフリーランス案件・求人

■MyBatisとは MyBatisとは、オープンソースの永続化フレームワークで、オブジェクト指向のプログラミング言語とリレーショナルデータベースのギャップを埋めるO/Rマッパーの機能を提供しています。 MyBatisの特徴として、SQLとオブジェクトのマッピングを柔軟に定義できること、動的SQLの組み立てができること、結果セットのマッピングが容易なこと、ストアドプロシージャの呼び出しができること、二つ以上のデータベースをサポートしていること、Spring Frameworkとの連携ができること、Mavenによる依存関係管理ができること、SQLのロギングとトレースができることなどが挙げられます。 MyBatisができる開発はデータアクセス層開発、エンタープライズアプリケーション開発、Webアプリケーション開発、バッチ処理アプリケーション開発、レポーティングアプリケーション開発、データ移行ツール開発と幅広いです。 MyBatisを活用している世界的サービスやプロダクトは、Amazon、Alipay、Didiなどがあります。 ■MyBatisを活用するメリット この章ではMyBatisを活用するメリットについて説明します。 MyBatisを習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・SQLとJavaコードの分離によるコードの可読性と保守性の向上 ・XML或いはアノテーションベースのマッピングによる柔軟な設定 ・SQLのDynamic Mappingによる条件分岐の柔軟な記述 ・複雑なJOINやサブクエリの記述による高度なSQL制御が可能 ・Spring FrameworkやJUnit等の主要なフレームワーク・ツールとの連携 ・軽量でシンプルな設計思想によるパフォーマンスの高さ ・MyBatis Generatorによるボイラープレートコードの自動生成 MyBatisはSQLに重きを置いたO/Rマッパーであり、複雑なSQLを多用するデータベースアクセス処理の実装に適しています。上記活用する上でのメリットを踏まえて、習得可否を検討することをおすすめします。 ■MyBatisを活用するデメリット この章ではMyBatisを活用するデメリットについて説明します。 MyBatisを習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・SQL記述量が多くなりがちでコード量が増大する傾向にある ・アノテーションベースの設定では設定の集中管理が困難 ・Hibernateなどの高機能O/RマッパーよりもDBMSに依存する側面が強い ・オブジェクト指向と関係モデルのインピーダンスミスマッチへの対処は限定的 MyBatisはメリットが多いですが、SQL記述の煩雑さやDBMS依存の高さなど注意すべき点があります。 MyBatis習得を今後検討しているフリーランスエンジニアは、MyBatisを活用するメリットとデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。 SQLチューニングを重視したデータベースアクセス最適化が求められる案件での採用をおすすめします。