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Web系エンジニアへの転職は未経験ではきつい?勉強方法や具体的な業務について解説

公開日:2024/08/21最終更新日:2024/08/21

未経験の方がWeb系エンジニアへの転職を希望する場合、未経験であることに不安を感じて具体的に転職活動ができないことがあります。


未経験からWeb系エンジニアへの転職がどのようなものか理解し、前向きな気持ちで学習や転職活動ができるようにしていきましょう。


今回はWeb系エンジニアへの転職に関する基礎知識、Web系エンジニアへの転職はweb系未経験者や第二新卒者ではきついか、Web系エンジニアの勉強方法や目指し方についてお話します。

1.Web系エンジニアへの転職に関する基礎知識

はじめにWeb系エンジニアへの転職に関する基礎知識について解説します。

Web系エンジニアとは

Web系エンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションの開発・運用・保守を行うエンジニアを指します。Web系エンジニアは大きく分けて3種類です。

  • フロントエンドエンジニア

  • バックエンドエンジニア

  • インフラエンジニア


以上はWeb系エンジニアの主な種類であり、それぞれ役割が異なります。同様に必要となるプログラミングのスキルや対応する技術領域も異なるため、自分の目指すエンジニアを明確にすることが大切です。


詳しくは後述しますが、スキルや技術については担当する領域以外も身につけておくと後々必ず役立ちます。スキルや技術の習得が進めば進むほど、Web系領域の求人や案件に応募しやすくなるということを覚えておきましょう。

Web系エンジニアの主な仕事

次にWeb系エンジニアの主な仕事を種類ごとにご紹介します。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの外観のデザインや機能などのインターフェースの設計と構築、運用と保守を行うのが役割です。簡単に言えば目に見える部分のデザインと機能を作っていくエンジニアと言えます。


スキル的にはHTMLやCSS、JavaScriptやTypeScript、必要に応じてFigmaやPhotoShop、Illustratorなどのデザインツールの実務経験、PHPなどのプログラミング言語を習得する必要があり、比較的学びやすい技術領域であるため未経験の方でも目指しやすいエンジニア職種と言えるでしょう。


フロントエンドエンジニアの業務内容をWordPress(CMS)で例えれば、バックエンドエンジニアが構築したワードプレスにログインをして、各種ページの作り込み、デザインのカスタマイズ、テーマやプラグインのインストールやカスタマイズを担うような形です。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションのシステムやサーバーサイドなどの見えない部分の設計と構築、運用と保守を行うのが役割です。WebサイトやWebアプリケーションの裏側を支える技術やスキルが必要になります。


Python、Ruby、Java、PHP、C言語、Go言語などのサーバーサイドプログラミング言語に関する知識やスキルとともに、データベースやセキュリティについても知見を習得しておく必要があるでしょう。


Web系エンジニアの立ち位置としては、フロントエンドエンジニアとインフラエンジニアの中間に位置し、インフラエンジニアが構築したサーバーにWebサイトやWebアプリケーションを構築し、フロントエンドエンジニアと協力しながら、開発や運用及び保守を行っていきます。


バックエンド エンジニアの業務内容をWordPress(CMS)で例えれば、インフラエンジニアが構築したサーバー上に、WordPressをインストールして各種データベースやシステムの連携を行い、WordPressを正常に稼働させ運用するのが役割と言えます。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションを稼働させるためのサーバーやシステムの設計と構築、運用と保守を行うのが役割です。サーバーで稼働させるOSやシステム、プログラム、サーバーとして利用できる環境の構築、データベースの構築など、目に見えない部分ではありますが幅広い技術的知見が必要になります。


OSはLinuxやUNIX、Windows、IaaSではAWS、GCPやAzureなどがあり、様々な開発環境に適したインフラを構築するためインフラ知識やスキルを幅広く身につける必要があります。さらにそれぞれのOSに合わせてサーバーのシステムやプログラムを覚えて利用できるようにする必要もあります。


インフラエンジニアの業務内容をWordPress(CMS)で例えれば、WordPressを構築するためのサーバー環境を整えることと言えます。サーバーが不具合なく常に稼動できるようにしておくこと、トラブルがあった時にすぐに対処することなども役割に含まれるでしょう。

Web系エンジニアに転職する大まかな流れ

次にWeb系エンジニアに転職する大まかな流れについて解説します。

  • 自分の目指す技術領域のスキルを身につける

  • エンジニア向けのエージェントや転職を支援するサービスに登録する

  • 気になっている企業の求人情報を直接チェックする

  • 求人や案件の募集を見て必要なスキルを把握する

  • 自分のスキルセットや実力に見合った求人や案件に応募する


以上のような形で、まずはスキル及び技術を身につけること、同時に求人や案件などをチェックして必要なスキルが何かを把握することが挙げられます。その上でエンジニアに特化したエージェントを利用したり、企業のホームページなどを見て求人情報をチェックしたりして具体的な行動に移りましょう。

2.Web系エンジニアへの転職は未経験ではきつく、ついていけないのか?

次にWeb系エンジニアへの転職は未経験ではきついかどうかについて解説します。

新卒および第二新卒で未経験の場合

新卒および第二新卒で未経験の場合、基本的には社会経験が少なく、実務で働く機会も得にくいため、きついというイメージがあるかもしれません。実際には若手を中心に募集したい企業や組織であれば、未経験なことを前提に受け入れてくれる可能性は十分にあるでしょう。


ただし、Web系エンジニアへの興味のみで転職や就職活動をしようとするのは厳しいかもしれません。学生の段階からエンジニア領域のスキルや技術を習得している方、もしくは興味関心が高く率先して学んでいる方の方が有利であるということを覚えておきましょう。

30代以降の未経験の場合

30代以降の未経験の場合、転職活動自体がきついというイメージがあるかもしれませんが、Web系エンジニアを目指す動機やプライベートの時間で身につけた技術スキルがあれば、転職がきついことは感じづらいでしょう。


また、エンジニア系職種や業界経験はないが、事務職やバックオフィス系の職種において、パソコンが使えることを理由にホームページの管理やコンテンツ制作など、Web系エンジニアに近い業務をしたことがある方であれば、今までの実績や実力を示すことで転職しやすくなります。ただし、学生と同様に興味関心があるだけで、スキルも実力もないという場合は厳しいというのは覚えておくべきです。

本質的には他の未経験に挑戦するのと変わらないと覚えておくべき

Web系エンジニアに転職する場合、他の業界や業種に未経験で挑戦するのと変わりないということを一番に覚えておくべきです。重要なのはWeb系エンジニアへの興味関心が高いかどうか、そして興味関心だけではなくすでに学び始めているかといった部分で、きついかどうかが決まってきます。


雇用する側から見れば未経験よりも、将来的にWeb系エンジニアとして戦力になるかどうか、自社を成長させてくれるかどうかという部分が重要です。やる気や興味があるだけではなく、積極的にスキルや技術を身につけていく姿勢があるかどうか、実務経験はなくとも実務に役立てられる能力があるかという点を見られるということを知っておいてください。

3.Web系エンジニアの勉強方法や目指し方

次にWeb系エンジニアの勉強方法や目指し方について解説します。

オンラインのプログラミング講座でプログラミング言語を学ぶ

  • Progate

  • ドットインストール

  • Udemy


以上はオンラインで様々な講座やプログラミング言語を学習できるサービスであり、無料の部分でもしっかりと学べるようになっています。


オンラインでプログラミング言語を学ぶ中、情報をしっかりと吸収したい場合は書籍を購入したり、さらに専門的な情報が掲載されているウェブサイトを参考にしましょう。インターネット上で情報を探す場合、情報の提供元が信頼できるかどうか、コンテンツが新鮮で正確な情報かどうかは必ずチェックしてください。

WordPressやSNS、ブログサービスを利用してみる

Web系エンジニアとして様々な技術を知るためにも、WordPressやSNS、ブログサービスを利用してみましょう。特にWordPressはWordPressをサーバーにインストールし、実際に動作させるための手順を学ぶことで、インフラ構築の大まかな流れを理解しやすくなります。


同時に、デザインなどのカスタマイズ、プラグインによる機能の実装などフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの技術領域を学べるので大変おすすめです。


WordPressはWindowsやMac、LinuxなどのOS上にサーバーを立てて設置する方法もあるため、インフラの知識や技術についても学ぶことができます。また、レンタルサーバーを利用するなどして、実際にWordPressでWEBサイトを運営してみても良いでしょう。


SNSやブログサービスを利用して日々の気づきや学習した内容などの情報を発信したり、どのようなインターフェースや機能を備えているのかなど既存サービスをチェックすることで、Web系エンジニアとしての基礎的な知識が蓄積されるようになります。Web系エンジニアの場合はユーザーの目線で考えることも重要なため、自分自身がユーザーとして様々なアプリやサービスを利用することが大切です。

Web系のどの領域で活躍したいかを明確にしよう

未経験の方がWeb系エンジニアに転職したいと考えている場合、最初は技術的なことがわからずふわっとした形で想像していることもあるでしょう。前述したようにWeb系エンジニアは大まかに3種類あり、それぞれ習得していくべき技術やスキルは異なります。


まずは大まかでもフロントエンドエンジニアになりたいのか、バックエンドエンジニアになりたいのか、それともインフラエンジニアになりたいのかという形で技術領域を絞り込んでいくことが大切です。


Web系エンジニアの技術領域が定まってきたら、自分がわかる範囲から学び始めることをおすすめします。同時に、Web系エンジニア全般のスキルを少しずつ身につけると、将来的にスキルアップと共にキャリアアップやキャリアチェンジしやすくなるということも覚えておいてください。

4.まとめ

今回はWeb系エンジニアへの転職に関する基礎知識、Web系エンジニアへの転職は未経験ではきつい(ついていけない)か、Web系エンジニアの勉強方法や目指し方についてお話しました。


未経験からのWeb系エンジニアへの転職は、他の業界や業種への転職と同様に最初は難しく感じる可能性があります。誰もが最初は初心者であるため、徐々にスキルや知識を身につけて、経験を積み重ねていきましょう。


Web系のエンジニアに転職することで、他のエンジニア領域にキャリアチェンジやキャリアアップできる可能性も高まりますので、積極的に学んで転職活動を有利にしましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。


本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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