Ember.jsのフリーランス案件・求人

■Ember.jsとは Ember.jsは、Webアプリケーションを構築するためのJavaScriptフレームワークで、規約に従ったファイル構成とディレクトリ構成を持つことが特徴です。 Ember.jsの特徴として、MVCアーキテクチャに基づいていること、CLIツールで開発やビルド、テストを行えること、Handlebarsによるテンプレートとデータバインディングができること、ルーティングとURLの管理ができること、データモデルとEmber Dataによるデータ管理ができること、Computed PropertiesとObservablesによるリアクティブな設計ができること、アドオンとプラグインによる拡張性に優れていること、LTS（Long Term Support）版を提供していることなどが挙げられます。 Ember.jsができる開発は、シングルページアプリケーション（SPA）開発、リッチなWebアプリケーション開発、モバイルアプリのWebフロントエンド開発、リアルタイムWebアプリケーションの開発、大規模なエンタープライズアプリケーションの開発、プログレッシブWebアプリ（PWA）の開発と幅広いです。 Ember.jsを活用している世界的サービスやプロダクトは、LinkedIn、Twitch、Chipotle、Apple Music、Square、Intercom、Discourse、Travis CIなどがあります。 ■Ember.jsを活用するメリット この章ではEmber.jsを活用するメリットについて説明します。 Ember.jsを習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・規約に従うことで生産的なWebアプリケーション開発が可能 ・ルーティング機能によりRESTfulなURL設計が容易 ・データバインディングによりモデルとビューの同期が自動化される ・テンプレートの仕組みによりUIコンポーネントの部品化と再利用が促進される ・Emberコマンドラインツールによりプロジェクトのセットアップが容易 ・バージョン管理されたAPIにより安定したフレームワークの提供が保証される ・Ember Inspectorによりデバッグ作業が効率化する Ember.jsはRailsの思想に影響を受けたフレームワークで、規約に従うことで生産性の高い開発が可能なWebアプリケーション開発に利用されています。上記活用する上でのメリットを踏まえて、習得可否を検討することをおすすめします。 ■Ember.jsを活用するデメリット この章ではEmber.jsを活用するデメリットについて説明します。 Ember.jsを習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・独自の規約やコンセプトが多いため習得コストが高い ・用途によってはオーバースペックであり学習コストに見合わない ・新しいバージョンへのアップデートが難しい場合がある ・大規模アプリケーションではビルド時間が長くなる傾向にある Ember.jsはメリットがある一方で、学習コストの高さや特定の用途における過剰品質など注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 Ember.js習得を今後検討しているフリーランスエンジニアはEmber.jsを活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。