新橋で働くためのスペースをお探しの場合、コワーキングスペースがおすすめです。
新橋は交通アクセスが良く、都内有数のビジネスエリアなので、新橋駅周辺には多くのコワーキングスペースがあります。コワーキングスペースは、他のユーザーと共有することで電源やWi-Fiなどが完備されたワークスペースを提供するサービスです。
自社でオフィスを一から用意するよりもコストを抑えることができます。さらに、コワーキングスペースには定期的な交流会やイベントが開催され、ネットワーキングの機会が提供されている場合もあります。
そこでこの記事では、新橋にあるコワーキングスペースをまとめています。ぜひご参考にしてください。
目次
1.コワーキングスペースについて
コワーキングスペース(Coworking Space)とは、「Co(共同の、共通の)」と「work(働く)」を組み合わせて生まれた言葉で、異なる所属やバックグラウンドを持つ人々が一緒に働くための場所を指します。ここでは単なる共有スペースだけでなく、利用者同士がお互いに刺激を受け合い、共同で新しいアイデアを生み出すことが大きな特徴です。
コワーキングスペースは、テレワークや在宅勤務が認められている企業の社員から始まり、個人事業者、スタートアップの起業家、ノマドワーカーなど、多様な人々によって利用されています。
「共創するコワーキング」という働き方は、2005年ごろに米国のサンフランシスコで本格的に始まり、これまでに様々なイノベーションを生み出すきっかけとなりました。シェアオフィスとは共通する点もあり、広義ではシェアオフィスに含まれることもありますが、この「共創」が他のオフィススペースにはない特徴です。
2.コワーキングスペースの特徴
この章ではコワーキングスペースの特徴について解説します。
コミュニティ形成
コワーキングスペースがシェアオフィスやレンタルオフィスと異なるのは、利用者同士の交流やコミュニティの形成を強調している点です。異なる業界やバックグラウンドを持つビジネスプロフェッショナル、起業家、フリーランサー、会社員などが自然につながり、アイデアや経験を共有できる環境が整っています。
特定の企業や業界に所属すると、新しい人との出会いが限られがちです。忙しい日々のなかで新しいコミュニティや人脈を築くのは難しいことです。その点、コワーキングスペースは、自社オフィスの閉鎖的な環境から抜け出し、異なるバックグラウンドやアイデアを持つ仲間たちと交流できる場を提供しています。
企業内での仕事や同じ価値観の中での作業では得られない新たな刺激やアイデア、コラボレーションの機会、そして新たなビジネスパートナーを見つける可能性が広がっています。
オープンイノベーション
自社内では解決策が見いだせない課題に対しても、異業種や異なる分野が持つ技術、知識、アイデア、サービスを組み合わせることで、新たな解決策が見つかることがあります。偶然の交流から生まれることが多いため、オープンイノベーションを通じて革新的なビジネスモデルが生まれる可能性が高まります。
コワーキングスペースは、このような意味や可能性を持つ特異なオフィススペースであり、空間だけでなく、交流イベントや勉強会なども積極的に行い、その力を最大限に引き出せるように設計されています。最近では、大企業もコワーキングスペースを積極的に活用する傾向が広がっています。
3.コワーキングスペースの主な機能
コワーキングスペースの機能は個々に異なりますが、通常は以下のような機能が提供されています。
働く場所
パソコンで作業できるワークスペースが用意されています。通常は空いているデスクを自由に利用できるスタイルで、個室や固定デスクが提供されるコワーキングスペースもあります。
設備
必要な業務インフラが整備されています。例えば共有の印刷機、コピー機、FAX、電話、Wi-Fiなどが利用可能です。
会議室
商談や来客対応に使える会議室やセミナールームが完備されています。他の企業や利用者と共同で利用するので、事前に予約が必要です。追加の利用料金が発生する場合もあります。
休憩場所
休憩や食事に使えるエリアや、手軽な調理ができるキッチンが一般的です。また、コーヒーや紅茶などが楽しめるドリンクバーがあるコワーキングスペースもあります。
法人登記
コワーキングスペースはオフィスとしてもご利用いただけます。コワーキングスペースの所在地を使用して法人登記や銀行口座の開設などが可能です。
郵便物受け取り
コワーキングスペースに送られてきた郵便物は、場合によってはスタッフが代わりに受け取ってくれることがあります。自分の電話についても、転送のお願いをすることでコワーキングスペース外でも受け取ることができます。
郵便物発送
コワーキングスペースのスタッフは、郵便物の発送や急な来客への対応など、簡単な雑務を代わりに行います。
4.コワーキングスペースの利用形態
コワーキングスペースでは、月額制と都度利用の2つの使い方が選べるのが通常です。
月額制
コワーキングスペースでは、1か月を単位とした契約が結べる月額制のプランが提供されています。提供されるサービスにはバリエーションがあり、一日の内一定時間内で利用できるプランや、終日利用可能なプランなどがあります。
月額制は、契約したプランの料金以外に追加の費用が発生しないため、日常的にコワーキングスペースを利用する方におすすめです。ただし、契約外の時間や法人登記サービスなど、別途のオプションを利用する場合は、追加料金がかかることがあります。
ドロップイン
ドロップインは、利用時間に応じて料金が発生する従量制のサービスで、コワーキングスペースを利用した時間ごとに料金が計算されます。不定期に利用する方や月ごとの利用頻度が少ない方に適しています。
通常、一時間あたりの単価が設定されていますが、利用する時間帯や平日と祝祭日などの条件によっては、時間ごとに異なる料金が適用されることがあります。また、一日中自由に使える使い放題のドロップインプランを提供しているコワーキングスペースもあります。
5.コワーキングスペースのメリット
この章ではコワーキングスペースのメリットについて解説します。
費用削減
通常の賃貸オフィスに比べ、コワーキングスペースを利用することでオフィス関連のコストを大幅に削減できます。通常のオフィス契約は数年にわたるものが一般的ですが、コワーキングスペースは1か月ごとの柔軟な契約が可能で、必要に応じて契約内容を選ぶことができます。
光熱費や通信費などの維持費が含まれているため、リスクが少なく、効率的なオフィス運用が実現できます。
オフィス機能
新たにオフィスを構える場合、オフィス家具や機器などへの多くの初期投資が必要ですが、コワーキングスペースを利用するとそれが不要です。
基本的なインフラ設備と機能が完備されているため、契約すれば迅速に通常のオフィスと同様の業務が開始できます。また、好立地でアクセスの良いコワーキングスペースも多く存在しているため、予算の都合で手の届かないエリアにもリーズナブルにワーキングスペースを確保できます
自由な働き方
働き方改革の推進と新型感染症の影響により、リモートワーク/在宅ワークが一般的になりました。しかし、自宅では効率的な勤務スペースを確保するのが難しく、カフェなどの公共スペースでは集中しにくいという課題が生まれています。
テレワークをより効果的に進めるためには、従業員にとって利便性の高いオフィススペースや、気分転換がしやすくプリンターや高速Wi-Fiも完備されたコワーキングスペースを活用することが重要です。
人脈
テレワークではコミュニケーションが課題になりますが、コワーキングスペースではこれまでとは異なる人たちと交流する機会が増え、新たなネットワークや情報を手に入れたり、ビジネスチャンスを見つけたりすることができます。
同じスペースで働くことで雑談やアイデアの共有が日常的に行われ、異業種コラボレーションが生まれたり、新たなキャリアの可能性を考えたり、気づきを得て社内にフィードバックすることで知識やアイデアを増やすことができます。これが、コワーキングスペースの魅力です。
イベント
コワーキングスペースでは、利用者同士の交流を促進するためにさまざまな仕組みがあります。例えば、勉強会やセミナー、交流イベントが定期的に開催されています。これらのイベントを通じて新しい知識を得たり、仲間と知識を深めたり、新しいビジネスアイデアを考えたりすることができます。
コワーキングスペースを有効活用するために、イベントに積極的に参加してみると良いでしょう。
6.コワーキングスペースとシェアオフィス、レンタルオフィスの違い
この章ではコワーキングスペースとシェアオフィス、レンタルオフィスの違いについて解説します。
シェアオフィス
シェアオフィスやレンタルオフィスは、広く「フレキシブルオフィス」の一形態で、通常の賃貸契約よりも柔軟で短期間の契約が可能なオフィススペースを指します。シェアオフィスは、その名の通り共有オフィスであり、異なる企業や個人が同じオフィススペースを共有します。
このスペースは一般的にフリーアドレスで、多くの利用者が同じワーキングエリアを利用します。月額や入会費を支払うことで、Wi-Fiやデスク、チェアなどの基本的なオフィス設備、電話、FAX回線、複合機などが提供され、拠点オフィスと同じようにスムーズな業務が行えます。
また、会議室の利用も可能で、設備投資を最小限に抑えつつ効率的なワークスペースとして、多くの企業が活用しています。
レンタルオフィス
コワーキングスペースと似た概念の言葉として、レンタルオフィスがあります。シェアオフィスやコワーキングスペースと同じく、必要なときだけ借りて利用するワーキングスペースの一種ですが、レンタルオフィスは利用者が半個室や個室の専用スペースで働くことができるのが大きな特徴です。
基本的なオフィス設備はシェアオフィスと同じく整っていますが、レンタルオフィスは個人が集中して作業できるスペースや、少人数のワーキンググループ向けのオフィス空間を提供しています。また、スペース内にはロッカーが備わっていることがあり、私物や書類を収納できます。
一部のレンタルオフィスサービスでは、常駐スタッフがいて郵便物の受け取りや転送、資料印刷、ダイレクトメールの発送などの秘書代行業務を提供している場合もあり、事務作業にかかる手間や労力を軽減し、本業に集中しやすい環境を提供しています。
7.コワーキングスペースを使いこなすポイント
この章ではコワーキングスペースを使いこなすポイントについて解説します。
音への対策
コミュニティ形成や交流促進を目的としているコワーキングスペースでは、周囲の騒音や話し声、人の出入りが気になることがあるかもしれません。作業に集中したい場合は、個室や個別ブースが設けられているコワーキングスペースを選ぶと良いでしょう。
場所の確保
オープンでフリーな雰囲気のワークスペースは、自分が使いたいときに席を確保できるとは限りません。混雑状況を確認し、席や会議室を予約できる便利なサービスを提供しているコワーキングスペースを選ぶ際には、公式ホームページや専用アプリを活用しましょう。
情報漏洩への対策
テレワークやシェアオフィス、レンタルオフィスを利用する際に心配なのは情報漏洩のリスクです。通信環境のセキュリティ対策や人為的なミスによる個人情報や顧客情報の漏洩・紛失への対策として、業務の分割、社内制度や規則の整備、システムの見直しが役立ちます。
また、監視カメラの設置、ICキーカードの利用、ゲスト来訪時の予約と受付時のチェックインなど、情報漏洩対策がしっかりとされているコワーキングスペースを選ぶことも大切です。
8.新橋でおすすめのコワーキングスペース4選
この章では新橋でおすすめのコワーキングスペースを4つご紹介します。
BasisPoint 新橋銀座口店
住所 | |
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アクセス | JR 新橋駅 銀座口 徒歩1分 東京メトロ銀座線・都営浅草線 新橋駅 2番出口 徒歩1分 ゆりかもめ 新橋駅 徒歩1分 |
電話番号 | 03-4531-6668(平日 9:00~17:00, 土日祝 12:00~17:00) |
料金プラン | ドロップイン ・30分利用:300円 ・1日利用:2,860円(1日使い放題) ・パック利用:なし
・8,580円〜 / 月 ・3,980円〜/月(【新規限定】スタータープラン) |
Webサイト | BasisPoint 新橋銀座口店 |
オプション | モニター:550円/日 契約ロッカー:1,650円/月(月額会員の方のみ利用可能) プロジェクター:1,100円 |
運営 | Ascent Business Consulting株式会社 |
設備 | wi-fi / 電源、コピー機、充電器、ドリンクバーなど |
特長 | BasisPoint 新橋銀座口店は東京メトロ銀座線2番出口から出ると、目の前にスターバックスがあり、その上にあるお店に入り口(看板が目印)があります。初めての利用の際は、受付で初めて利用する旨を伝えると、親切に案内してもらえます。
店内は全体的に落ち着いたオシャレなカフェのような雰囲気で家具もこだわりが感じられ、オフィスっぽさがないのでリラックスして過ごせるのでおすすめです。 |
クロスオフィス内幸町
住所 | |
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アクセス | 都営三田線 内幸町 A3出口 徒歩2分 東京メトロ銀座線 虎ノ門 1番出口 徒歩5分 JR線/都営浅草線/東京メトロ銀座線 新橋 徒歩6分 東京メトロ丸ノ内/千代田/日比谷線 霞ケ関駅 C3出口 徒歩7分 |
電話番号 | 03-4582-1102(平日9:00-17:00) |
料金プラン | コワーキングプラン: 利用料33,000/月 入会金:33,000円など |
Webサイト | https://www.crossoffice.jp/office/uchisaiwaicho/ |
オプション | カンファレンスルーム/ティーサーブ/複合機/ロッカー/社名プレート/イベントスペース貸切/ カーシェアリング/駐車場/法人登記 |
運営 | オリックス株式会社 |
設備 | セキュリティ/インターネット/電話ブース/ドリンクサーバー/喫煙室/防災備蓄/れせぴしょんサービス |
特長 | クロスオフィス内幸町は都心の主要路線へのアクセスが優れており、様々な業種の人々が集まる広々としたコワーキングスペースです。クロスオフィス内幸町は4つの駅に近く官公庁や特許庁、裁判所にも近いため、弁護士や弁理士、税理士などにとって魅力的なロケーションに位置しています。
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ビジネスエアポート 新橋
住所 | |
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アクセス | 東京メトロ新橋 5番出口より徒歩1分 JR新橋 銀座口より徒歩1分 |
電話番号 | 0120-088-109 |
料金プラン(税込) | アドレス会員 月額利用料:66,000円/月 入会事務手数料:132,000円
月額利用料:33,000円/月 入会事務手数料:33,000円
月額利用料:9,900円/月 入会事務手数料:9,900円 など |
Webサイト | https://business-airport.net/shop/shimbashi/ |
オプション | 会議室/オンライン用ミーティングルーム/イベントスペース利用/サービスオフィススポット利用/ロッカー/複合機・シュレッダー/専門家サポート/IP電話サービス |
運営 | ライフ&ワークデザイン株式会社 |
設備 | 駐車場/喫煙所/専有部分個別空調/Web会議システム/電話ブース/オフィスコンビニ/屋外専用テラス/社名プレート掲出/複合機・シュレッダー/ロッカー/備品貸出/モニター・充電器等 Wi-fi・電源/ |
特長 | ビジネスエアポート新橋は新橋駅から徒歩1分という抜群の立地にある、東急不動産グループが運営するコワーキングスペースです。
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リージャス 新橋東急ビルビジネスセンター
住所 | |
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アクセス | JR新橋駅烏森口から徒歩2分 東京メトロ銀座線の新橋駅6番出口から徒歩2分 都営浅草線の新橋駅A2出口から徒歩2分 |
電話番号 | 0120-965-391(平日9:00-18:00) |
Webサイト | https://www.regus-office.jp/area-serch/tokyo-area-serch/shinbashi/ |
運営 | 日本リージャス株式会社 |
設備 | フリードリンクサービス/入居者専用【無料】会議室(コミュニティミーティングルーム)/高速インターネット/Wi-Fi/オフィス家具/有人受付 |
特長 | リージャス新橋センターは、新橋東急ビルの2階・3階に位置するレンタルオフィスで、3つの会議室が用意されています。 さらに個室だけでなく、有人受付やWi-Fi、ドリンクサービスなど様々なサービスが備わったコワーキングスペースです。
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9.まとめ
コワーキングスペースは、企業や個人が必要なスペースを、必要な期間だけ借りることができる柔軟なオフィスソリューションです。以下は、新橋のレンタルオフィスの一般的な特徴です。
便利な立地:新橋は東京の主要な交通ハブで、電車や地下鉄、バスなどへのアクセスが便利です。新橋駅周辺には多くの施設や飲食店もあります。
様々なオフィスタイプ:新橋のコワーキングスペースでは、個別のデスクや専用のオフィススペース、会議室、共有スペースなど、さまざまなオプションが提供されています。必要に応じて適切なスペースを選ぶことができます。
必要な設備やサービスの提供:コワーキングスペースには、インターネット接続、電話サービス、会議設備、キッチンエリア、清掃サービスなどの基本的な設備が含まれています。一部のコワーキングスペースでは、受付サービスやビジネスサポートなどの追加サービスも提供される場合があります。
柔軟な契約条件:通常は月ごとの契約が可能で、必要に応じてスペースを拡張したり、縮小したりすることができます。また、必要な期間だけ利用することもできます。
ご自身に合ったコワーキングスペースを見つけ、ぜひスタートアップを成功させてください。
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。