近年、働き方改革や副業解禁の流れを受けて、エンジニアやデザイナーの間で副業・フリーランスへの関心が急速に高まっています。しかし、「どうやって案件を見つければいいか分からない」「営業活動が苦手で案件獲得に困っている」「条件交渉が面倒」といった悩みを抱えている求職者、さらに「優秀な人材を工数かけずに確保したい」「募集しているのに人材が集まらない」といった悩みを抱えている企業側での採用担当者も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はエンジニア・デザイナー特化型の副業・転職マッチングプラットフォーム「Offers(オファーズ)」について解説します。本記事では、具体的に、Offers(オファーズ)の特徴から評判、登録方法まで、サービスの全容をわかりやすく解説します。Offers(オファーズ)の利用を検討している方はぜひ最後までお読みください。
目次
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1.Offers(オファーズ)とは
Offers(オファーズ)は、株式会社overflowが運営する、エンジニア・デザイナー・PM(プロダクトマネージャー)に特化した副業・転職マッチングプラットフォームです。
Offers(オファーズ)の特徴は、企業から直接スカウトが届く「ダイレクトリクルーティング型」である点です。従来の転職サイトのように自分から応募する必要がなく、登録しておくだけで、自身のスキルや経験に興味がある企業からオファーが届く仕様となっています。
登録ユーザー数はで3万人、導入企業数は800社を超えており、スタートアップから大手企業まで幅広い企業が利用しています。特に、サイバーエージェントやSmartHRなどの優良IT企業も活用しており、質の高い案件が揃っていることがわかります。
さらに株式会社overflow自体も副業・フリーランスの働き方を積極的に取り入れている企業である点も特徴です。副業やフリーランスという働き方を実践している企業が運営しているため、ユーザーのニーズを深く理解したサービス設計となっています。
Offers(オファーズ)が目指すのは、単なる人材マッチングではなく「時間をふやす」というビジョンを実現するために企業と働く人のミスマッチをなくし、より良い働き方の実現を支援しています。正社員に限らず副業など雇用形態を問わず採用できる点が大きな特徴で、業務委託や副業希望者の採用に強みを持っています。
2.Offers(オファーズ)の特徴
この章では、Offers(オファーズ)が選ばれる理由となる4つの特徴を紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
フリーランス・副業特化型マッチングサービス
Offers(オファーズ)の最も大きな特徴は、フリーランスや副業に特化したマッチングサービスである点です。一般的な転職サイトとは異なり、正社員採用だけでなく、業務委託や副業での参画を前提とした案件が豊富に揃っています。
実際に、週1〜2日の稼働や週数時間稼働といった、本業を持ちながらでも参加できる案件が多数掲載されています。
Offers(オファーズ)は月額30万円〜100万円以上と幅広く、大規模システム開発からAI開発、データ分析、SaaS開発まで様々な技術分野の求人を取り扱っています。登録から案件参画までの平均期間は約1〜3週間と、スピーディーなマッチングが実現されています。
この特化型アプローチにより、「転職は考えていないけれど、空いた時間でスキルを活かしたい」「新しい技術や環境に触れてみたい」といったエンジニアやデザイナーのニーズに的確に応えています。また、企業側にとって正社員採用では獲得が難しいハイスキル人材を、プロジェクトベースで柔軟に活用できるサービスとなっています。
ダイレクトリクルーティング型である
Offers(オファーズ)は「ダイレクトリクルーティング型」のサービスです。登録したプロフィールを見た企業の採用担当者から、直接スカウトメッセージが届く仕組みになっています。これにより、自分から積極的に営業活動をしなくても、スキルにマッチした案件のオファーを受けることができます。
企業はGitHubやQiita、Zennなどのアウトプットを通じて、応募者の技術志向やコーディングスタイルまで加味したスカウトが可能です。これにより、スキルセットだけでなく開発姿勢も含めたマッチングが実現しやすくなっています。
スカウトメッセージには、企業によって案件内容や報酬レンジ、稼働条件などが記載されている場合が多く、事前に業務内容の理解を深められる点も特徴です。Offers(オファーズ)の求人情報では、企業側が「報酬レンジ」や「稼働頻度(例:週2日〜)」などを明記しているケースが多く、応募前に条件を確認しやすい設計になっています。
このように、透明性の高い情報提供と、公開されている内容をもとにしたマッチングによって、スカウトを軸としたスムーズなやり取りが可能です。
IT/Web系の高単価案件が中心
IT/Web系の高単価案件が中心であることが特徴です。
2025年7月時点で時給4,000円を超える案件は889件(全体掲載案件の約17%)あり、中には時給10,000円の案件や月額単価100万円を超える高単価案件も数多く取り扱っています。
特にAI関連の案件は、月額100万円を超える高単価案件も増加しています。
主な技術領域はフロントエンド(React、Next.js、TypeScript)、バックエンド(Go言語、Python、Rust)、インフラ(AWS、GCP、Kubernetes)、モバイル(Flutter、React Native)など、モダンな技術スタックを多く保有しています。特に2025年は、LLM活用開発、マイクロサービス設計、DevOps/SRE、データ基盤構築などの案件が増加しています。
なお、Offers(オファーズ)に掲載されている案件は5,174件(2025年7月時点)あります。内訳を確認してみると、エンジニアが3,493件(約67.5%)、デザイナーが380件(約7.3%)、データ分析が187件(約3.6%)、プロジェクトマネジメントが901件(約17.5%)、マネジメント職種が172件(約3.3%)となっています。
週1日稼働やフルリモートOK案件も保有
働き方の柔軟性もOffers(オファーズ)の大きな特徴です。2025年7月時点で1,946件(掲載案件全体の約37.6%)がフルリモート対応となっており、地方在住のエンジニアでも東京・大阪・福岡などの都市部の企業案件に参画できます。
また、稼働時間の選択肢も豊富です。2025年7月時点の稼働時間別での求人数(全体掲載求人数の割合)は以下のようになっています。
週1日(週8時間)〜:469件(約9.1%)
週2日(週16時間)〜:929件(約18%)
週3日(週24時間)〜:593件(約11.5%)
週4日(週32時間)〜:182件(約3.5%)
週5日(週40時間)〜:545件(約10.5%)
上記データから、週1〜3日の副業向け案件が全体の約38.6%を占めており、本業を持ちながら参画できる案件が充実していることがわかります。特に週2日稼働の案件が929件と最も多く、全体の約18%を占めています。
一方で、週5日の常駐案件も545件(約10.5%)存在し、フリーランスとして独立している方や、複数案件を掛け持ちしたい方など多様なニーズに対応できることがわかります。
スキルスコアによる能力の可視化(企業側向け)
Offers(オファーズ)は、ユーザー(求職者)のGitHubやQiitaなどのSNS情報を独自のアルゴリズムで分析し、プログラミング言語やフレームワーク、開発ツールのスキルレベルを偏差値として可視化しています。
この偏差値は、公開されている記事やレポジトリがどれだけ注目・評価されているか(スター数・LGTM数など)を基に算出され、フォロワー数なども加味した総合的な指標となっています。一般的な偏差値と同様、65以上であれば上位5%のスキルレベルを示すため、技術的な知識が深くない採用担当者でも、ユーザー(求職者)の技術力を客観的に判断できます。
ハイクラス人材が揃っている(企業側向け)
Offers(オファーズ)の登録ユーザー層を見てみると、ミドルクラス(3年〜10年)が23.6%、シニアクラス(10年以上)が21.1%と登録ユーザーの40%以上が経験豊富な「ハイクラス人材」となっていることも特徴です。
ハイクラス人材は、大手IT企業やメガベンチャーでの開発経験を持ち、高い技術力と豊富なプロジェクト経験を積んでいます。特にCTOやテックリード、アーキテクトといった上流工程を担える人材も登録しており、企業にとっては通常の採用では出会いづらい優秀な人材と接点を持てる機会が提供されています。
申し込みからオファーまで最短2日(企業側向け)
Offers(オファーズ)の特徴として、企業側は最短2日で利用開始できる点が挙げられます。申し込みから利用開始までの流れは以下のようになっており、簡単です。
フォームから申込
審査・契約の締結
企業・担当者情報登録
ユーザー検索・オファー送信
業務開始
Offers(オファーズ)は、最短1営業日での審査完了も可能であり、急なプロジェクトの立ち上げや、欠員補充など、スピーディーな人材確保が必要な場面ですぐ開始できることが魅力です。
また、専門のカスタマーサクセスチームによるフルサポートも受けられるため、初めてダイレクトリクルーティングを利用する企業でも安心して導入できます。
Offers(オファーズ)の料金形態
ユーザー(求職者)側とクライアント(企業)側に分けて見てみましょう。
まず、ユーザー(求職者)側の料金について、利用料金は無料です。
クライアント(企業)側が成功報酬型で料金を支払う仕組みになっているため、登録から案件のマッチング、契約締結まで、一切の費用はかかりません。
また、マージン(手数料)も発生しないため、企業が提示した報酬額がそのままユーザー(求職者)の報酬(収入)となります。
クライアント(企業)側の料金について、以下のようになっています。
種目 | 業務委託(副業含む) | 雇用契約(正社員) |
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 |
基本料金 | 無料 | 無料 |
成約費 | 35万円/人(税込38万5千円) | 150万円/人(税込165万円) |
副業転職※ | − | 100万円/人(税込110万円) |
(参照:https://lp.offers.jp/jobs_free)
上表の通り採用ニーズに応じて料金が変化します。業務委託や雇用契約(正社員)としての採用はもちろん、まず業務委託として採用してその後、雇用契約(正社員)を締結する流れをとることができるようになっています。
3.Offers(オファーズ)を利用するメリット
この章では、Offers(オファーズ)を利用することによるメリットを解説します。Offers(オファーズ)を利用する方はしっかりと確認しましょう。
営業不要でスカウトが自動的に届く
Offers(オファーズ)を利用するメリットは、営業活動が一切不要になることです。プロフィールを充実させておくだけで、スキルや経験に興味を持った企業から、自動的にスカウトメッセージが届きます。
フリーランスエンジニアやデザイナーにとって、案件獲得のための営業は大きな負担です。
また、スカウトメッセージには、具体的な案件内容、報酬、稼働条件などが明確に記載されていることが多いです。そのため、自分に合った案件かどうかをすぐに判断できます。
興味のあるスカウトにのみ返信すればよいため、無駄な営業活動をする必要がないです。
一般公開されない優良案件を紹介
Offers(オファーズ)には、一般の求人サイトには掲載されない非公開案件が多数存在します。
これらの案件は、企業が案件をWeb上に公開されたくない場合や企業が特定のスキルを持つ人材をピンポイントで探している場合などが多く、条件面など優遇されている場合もあります。
また、Offers(オファーズ)の担当者が企業と直接やり取りをしているため、案件の詳細情報や企業の内情についても把握しています。公開されていない案件を紹介してくれるのは、Offers(オファーズ)を利用する上でメリットです。
エージェントのサポートも受けられる
Offers(オファーズ)を利用するメリットは、プラットフォームの機能に加えて、専門的なエージェントサポートも無料で受けられることです。
その理由は、2024年4月より開始された「Offersエージェント」サービスにより、CTOやエンジニア、デザイナーなど現役のプロフェッショナルから、技術トレンドや市場価値を踏まえた的確なキャリアアドバイスを受けられるようになったためです。単なる求人紹介にとどまらず、自身のスキルや経験を正確に評価し、最適なキャリアパスを提案してもらえます。
このエージェントサービスでは、1万件以上の求人データベースとAIマッチング技術を活用し、精度の高い求人提案を実現しています。また、副業から正社員を目指す「副業転職」という新しい働き方にも対応しており、リスクを抑えながらキャリアチェンジを図ることも可能です。
通常のスカウト機能と併用することで、企業からの直接オファーを待ちながら、同時にエージェントによる積極的な転職活動も進められます。書類作成から面接対策、条件交渉まで一貫したサポートを受けられるため、Offers(オファーズ)は転職成功率を高めることができます。
複数企業と同時に商談を進められる
Offers(オファーズ)を利用するメリットは、複数の企業と同時並行で商談を進められることです。
その理由は、Offers(オファーズ)がマッチングプラットフォームとして、一度に多くの企業からスカウトを受け取れる仕組みになっているためです。従来の転職活動では一社ずつ応募して結果を待つ必要がありましたが、Offers(オファーズ)なら複数企業からのオファーを同時に検討し、効率的に転職活動を進められます。
これにより、自分のスキルや希望条件に最も合った企業を同時に比較検討しながら選べるため、より良い条件での契約につながりやすいです。
なお、業務委託・副業の場合は最短4日での採用、副業転職の場合は最短1ヶ月での採用も可能であり、ユーザー側(求職者)とクライアント(企業)側双方にとってメリットとなっています。
4.Offers(オファーズ)を利用するデメリット
この章では、Offers(オファーズ)の利用前に知っておくべき4つの注意点を解説します。登録条件や対応エリアなど、自分に合うサービスか判断するための材料として確認しましょう。
未経験歓迎の案件は少ない
Offers(オファーズ)を利用するデメリットは、未経験歓迎の案件が相対的に少ないことです。
その理由は、Offers(オファーズ)に登録している企業の多くが、即戦力となるエンジニアやデザイナーを求めているためです。
企業側は、副業や業務委託ですぐにプロジェクトに参画できる人材を探していることが多く、教育コストをかけられない場合がほとんどです。特に業務委託や副業人材の確保はスピード感を重視する企業が多いため、すぐに業務を開始できる経験者が優遇される傾向にあります。
ただし、未経験者でも利用できないわけではありません。未経験者でもGitHubでの活動実績やポートフォリオの質次第では、スカウトを受けるチャンスもあります。また、プログラミングスクールの卒業生や、独学で技術を身につけた方でも、個人開発の実績をアピールすることで企業の目に留まる可能性があります。
エリアが首都圏中心
Offers(オファーズ)を利用するデメリットは、案件が首都圏に集中している傾向があることです。その理由は、IT企業やスタートアップの多くが東京を中心とした首都圏に拠点を構えているためです。
Offers(オファーズ)に求人を掲載している企業も同様の傾向があり、地方在住のエンジニアやデザイナーにとっては、選択肢が限定される可能性があります。また、出社を希望している場合、通勤範囲を重視するため、必然的に応募できる案件は限られてきます。
IT職種以外の案件数が少ない
Offers(オファーズ)を利用するデメリットは、IT職種以外の案件が非常に限られていることです。
その理由は、Offers(オファーズ)がエンジニアやデザイナーに特化したプラットフォームとして設計されているためです。登録者の職種割合を見ると、エンジニアが約67.5%、デザイナーが約7.3%、PM/PdMが約20.8%と、プロダクト開発に関わる職種が大半を占めています。
営業職、事務職、マーケティング職などの求人はあまりなく、IT業界以外でキャリアを築きたい方には適していないです。このため、エンジニアからIT業種以外へのキャリアチェンジを考えている方や、IT以外の職種で副業を探している方は、あまりおすすめできないサービスです。
スカウトが来ない場合もある
Offers(オファーズ)を利用するデメリットは、登録してもスカウトが来ない場合があることです。
その理由は、企業がスカウトを送る際、プロフィールの充実度やスキルの可視化を重視するためです。GitHubやQiitaなどのSNS連携をしていない場合や、プロフィール内容が詳しく記載されていない場合は、企業からのスカウトは届かない可能性が高いでしょう。
豊富なスキルセットや経験・実績が豊富なエンジニアに企業のスカウトが集中します。そのため、実務経験が浅い方やニッチな技術領域で活動している方は、スカウトを受けるまでに時間がかかる場合もあります。
5.Offers(オファーズ)の評判・口コミ
実際にOffers(オファーズ)を利用した評判や口コミをまとめています。
Offers(オファーズ)の良い評判・口コミ
転職系の媒体と異なり、Offersは週1~2日稼働の副業しやすい求人が多いことが魅力的でした |
(引用:https://offers.jp/lp)
副業を経験して転職後のイメージができたことで、納得のいく転職ができた |
(引用:https://offers.jp/lp)
登録後すぐにスカウトが届き、非公開の高単価案件も紹介されました。エージェントの交渉力も高く、理想の働き方が実現できました! |
Offers(オファーズ)は、副業案件の豊富さと柔軟な働き方が高く評価している口コミ・評判が多く見られます。特に「週1〜2日稼働の副業求人が多い」という点は、本業を続けながら新しいチャレンジをしたい方にとって魅力的でしょう。
また、「登録後すぐにスカウトが届く」スピード感も満足度を高くしている理由の1つでしょう。
Offers(オファーズ)の悪い評判・口コミ
Offers, オファーが来たというので開こうとするけど開けない…。Chrome のシークレットモードでもだめ。 |
(引用:X)
登録したけど、スカウトが全然来なかった。 |
Offers(オファーズ)の悪い口コミでは、システムの技術的な問題とスカウトに関する意見が見受けられました。しかし、良い口コミ・評判がほとんどですので、利用者の多くは満足している可能性が高いことがわかります。
6.他のフリーランスマッチングサービスとの比較
この章では、Offers(オファーズ)と他類似サービスの違いを比較して解説します。
Offers(オファーズ)とレバテックフリーランスの違いとは
レバテックフリーランスは、国内最大級のITフリーランスエンジニア向けエージェントです。最も大きな違いは、サービスの仕組みです。
Offers(オファーズ)はダイレクトリクルーティング型のプラットフォームで、企業から直接スカウトが届く仕組みです。一方、レバテックフリーランスはエージェント型で、専任のコーディネーターが間に入って案件を紹介します。
案件の性質も大きく異なります。レバテックフリーランスは、フリーランスに特化した週5日稼働案件が中心なのに対し、Offers(オファーズ)は週1〜3日の副業案件が豊富です。そのため、「本業を持ちながら副業したい」という方にはOffers(オファーズ)が適しており、「フリーランスとして独立したい」という方にはレバテックフリーランスが適しています。
サポート体制にも違いがあります。レバテックフリーランスは、エージェントとして案件紹介から参画後のフォローまで一貫してサポートします。一方、Offers(オファーズ)はプラットフォーム型のため、企業と直接やり取りができ、自分のペースで案件を選べる自由度の高さが特徴です。
レバテックフリーランスの詳細はこちらからご覧いただけます。
Offers(オファーズ)とWorkship(ワークシップ)との違いとは
Workship(ワークシップ)は副業・フリーランス向けエージェントです。どちらもダイレクトリクルーティング型のプラットフォームですが、対応職種に大きな違いがあります。
Workship(ワークシップ)は、エンジニア・デザイナーだけでなく、マーケター、ライター、人事、CS(カスタマーサクセス)、営業など幅広い職種に対応しています。一方、Offers(オファーズ)はIT職種に特化しています。
利用方法も違いがあります。Workship(ワークシップ)は、企業が公開している案件に自分から応募する能動的なスタイルです。Offers(オファーズ)は企業からのスカウトがメインとなる受動的なスタイルです。もちろん、Offers(オファーズ)でも求人に応募することは可能ですが、スカウト機能が最大の強みとなっています。
上記の違いを理解して、自身がより適していると感じるサービスを利用しましょう。
Workship(ワークシップ)の詳細はこちらからご覧いただけます。
7.Offers(オファーズ)はどんな人に向いている?
本業を持ちながら副業や複業を始めたい方
営業活動が苦手なエンジニア・デザイナーの方
新しい技術や環境にチャレンジしたい方
将来的な転職やフリーランスへの独立を視野に入れている方
高単価案件を探しているフリーランスの方
Offers(オファーズ)の魅力は、企業から直接スカウトが届くため、営業活動なしで案件を獲得できることです。週1〜2日の稼働で参画できる案件が豊富にあり、本業に支障をきたすことなく副収入を得ることができます。
実務経験や実績は豊富でも自己PRや営業が苦手で案件獲得に苦労している方には、プロフィールを充実させておくだけでスカウトが届くOffers(オファーズ)が最適です。
また、本業ではあまり触れることのない技術スタックや、異なる業界のプロジェクトに参画することで、自身のスキルの幅を広げたい方にもおすすめです。
実務経験が3年未満の方、IT職種以外で副業を探している方、常駐フルタイム案件を希望する方は、レバテックフリーランスなどのフリーランスエージェントサービスがおすすめです。
フリーランスエージェントを自身で探したい方はこちらから探せます。
8.Offers(オファーズ)で案件を獲得するコツ
この章では、Offers(オファーズ)で案件を獲得するためのコツを解説します。特にOffers(オファーズ)を今後利用する方はご参考ください。
プロフィール情報を充実させて信頼を得る
Offers(オファーズ)で案件を獲得する最も重要なポイントは、プロフィールの充実度です。
基本情報は必ず記入しましょう。特に重要なのは以下の項目です:
プロフィールに記載すべき重要項目:
具体的な実績
使用技術の詳細
プロジェクトの規模や成果
例えば、「Webアプリケーション開発経験あり」ではなく、以下のような具体的な内容を記載します:
使用技術:React.jsとNode.js
プロジェクト内容:ECサイトの開発
従事期間:2年間
成果:月間100万PVのサービスで表示速度を50%改善
上記のように具体的に書くことで、企業側がスキルレベルを正確に判断できます。
GitHubやQiitaとの連携も重要なポイントです。これらのサービスと連携すれば、実際に書いたコードや技術記事を企業に見てもらえます。特にGitHubでは、日々の開発活動が記録として残るため、技術力を客観的に証明できます。こまめに更新し、プロジェクトの説明文もしっかり書いておきましょう。
ポートフォリオの掲載も効果的です。デザイナーはもちろん、エンジニアも個人で開発したアプリやオープンソースプロジェクトへの貢献実績があれば、積極的にアピールすることをおすすめします。
スカウトされやすい職種・スキルを把握する
Offers(オファーズ)で特に需要が高い職種・スキルを理解することも重要です。
現在、需要が高いのはフルスタックエンジニアです。フロントエンドとバックエンドの両方を担当できるエンジニアは、特にスタートアップ企業から重宝されます。React/Vue.js + Node.js/Pythonといった組み合わせができる方は、多くのスカウトが期待できるでしょう。
また、クラウドインフラのスキルも高く評価されます。AWS、GCP、Azureなどのクラウドサービスに精通し、インフラ構築から運用まで対応できるエンジニアは引く手あまたです。特に、コードでインフラを管理する「Infrastructure as Code(IaC)」の経験があると、さらに市場価値が高まります。
最近では、AI・機械学習エンジニアの需要も急増しています。Python + TensorFlow/PyTorchといったスキルセットに加え、実務でのAI導入経験があれば、高単価案件のスカウトが期待できます。ChatGPTなどの生成AIを活用した開発経験も、注目されています。
これらの需要の高いスキルを把握し、自分の強みとマッチする分野を明確にすることで、より多くのスカウトを獲得しましょう。
スカウト後は素早く・丁寧に対応する
スカウトを受けた後の対応も、案件獲得の成否を左右します。
まず重要なのは返信スピードです。企業側も複数の候補者にスカウトを送っているため、返信が遅いと他の候補者に決まってしまう可能性があります。理想は24時間以内、遅くとも48時間以内には返信するようにしましょう。
返信内容も工夫が必要です。単に「興味があります」だけでなく、なぜその案件に興味を持ったのか、自分がどう貢献できるかを具体的に記載しましょう。
【返信例文】
御社のサービスは以前から利用しており、〇〇の機能改善に貢献したいと考えています。 私は過去に類似のEC案件で△△の実装経験があり、特に決済システムの改善では コンバージョン率を20%向上させた実績があります。 この経験を活かして、御社のサービス向上に貢献できると確信しています。 このような形で、熱意と適性を具体的にアピールすることが大切です。 |
また、条件面の確認は早めに行いましょう。稼働時間、報酬、契約期間など、重要な条件は初回の面談で確認し、認識のズレがないようにすることが重要です。
上記コツを押さえることで、Offers(オファーズ)での案件を獲得しやすくなるでしょう。
9.Offers(オファーズ)の登録手順
以下にてOffers(オファーズ)の登録手順をお伝えします。
今回はユーザー(求職者)側での登録を行います。
Offers(オファーズ)のサイト中央左「新規登録・ログインはこちら」をクリック
メールアドレスを入力後、「メールアドレスで登録する」をクリック
以下SNSでも登録可能です。
「GitHub」「X(旧Twitter)」「LinkedIn」「Qiita」「Google」「Dribble」
「本登録の案内」メールが届くので、メール本文内「登録」をクリック
基本情報を入力
「名前」「メールアドレス」「生年月日」「活動拠点」「経歴」「電話番号」
「経歴」はURLを添付するか直接入力するか選択できます。
必要な情報を入力
「自身のスキル」「働ける職種」「転職意欲」「業務委託(副業)意欲」など
登録完了
上記登録完了後、より自身に適している・希望するスカウトを受け取るために「稼働日数」「希望月給・時給」「希望年収」「働きたい環境」「今後やりたいこと」「アピールポイント」などのプロフィールや条件の入力やSNS連携の設定を行うことをおすすめします。
10.Offers(オファーズ)に関するよくある質問
この章では、Offers(オファーズ)に関するよくある質問に回答します。手数料、契約形態、スカウトの実態など、利用前に理解しておくことをおすすめします。
マージン(手数料)は発生する?
Offers(オファーズ)では、ユーザー(求職者)側のマージンは一切発生しません。
企業が提示した報酬額が、そのまま自身の報酬(収入)となります。
例えば、時給5,000円の案件であれば、5,000円全額が自身の報酬(収入)です。これは、企業側が利用料を支払う仕組みになっているためです。
一般的なフリーランスエージェントでは、10〜20%程度のマージン(手数料)が発生するため、Offers(オファーズ)のマージンがないのは魅力的です。
業務委託以外の契約形態はある?
Offers(オファーズ)では、以下のような契約形態に対応しています。
正社員
業務委託または副業
副業転職
注目すべきは「副業転職」という形態です。副業などの業務委託を経由してから正社員として転職することを指します。「副業転職」を行うことで、お互いに相性を確かめた上での入社を選択するため、転職のミスマッチリスクを減らすことができます。
副業転職は当社が運営している「ギョーテン」でも可能です。スタートアップから大手優良企業までの数多くの案件を取り扱っていますので、ぜひご覧ください。
登録後すぐにスカウトは来る?
スカウトの頻度は、プロフィールの充実度とスキルセットによって大きく異なります。
需要の高いスキルを持ち、プロフィールが充実している場合は、登録後1週間以内に複数のスカウトが届くことも多いでしょう。一方で、プロフィールの入力情報が不十分な場合は、スカウトが来るまでに時間がかかることもあります。
スカウト数を上げるためには、GitHubやQiitaとの連携、具体的な実績の記載などプロフィールを細部まで入力すること、そして定期的に更新することが重要です。また、最終ログイン日が新しいユーザーほど、クライアント(企業)側に「アクティブに活動している」と判断され、スカウトが届きやすくなります。
退会方法と再登録はできる?
Offers(オファーズ)の退会は、マイページから以下の手順で可能です。
マイページにログイン
「設定」メニューを選択
「退会」をクリック
退会理由を選択して送信
退会後の再登録も可能です。ただし、以前のプロフィール情報やスカウト履歴、メッセージのやり取りは引き継がれないため、改めて登録する際は再度最初から登録する必要があります。
11.まとめ
本記事ではOffers(オファーズ)について詳しく解説してきました。
Offers(オファーズ)は、エンジニア・デザイナー特化型の副業・転職マッチングプラットフォームです。本記事で解説したように、Offers(オファーズ)の最大の魅力は、営業活動不要で企業から直接スカウトが届く仕組みや、週1〜2日から参画できる副業案件の豊富さです。プロフィールを充実させておくだけで、自身のスキルに最適な案件が見つかるため、営業が苦手な方や本業が多忙な方にとっておすすめのダイレクトリクルーティングサービスでしょう。
また、2024年からはエージェントサービスも開始され、キャリア相談や条件交渉のサポートも受けられるようになっています。マージン(手数料)も発生しないため、提示された報酬がそのまま収入となる点も大きなメリットです。
Offers(オファーズ)でフリーランス、副業、複業に挑戦してみたい方はぜひ活用してみましょう。
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。