「Red Hatに関する実力を証明したい」「Red Hatについてもっと深く理解を深めたい」とお考えであれば、Red Hat認定資格の合格に向けて勉強してみてはいかがでしょうか。
Red Hat認定資格は提供元であるRed Hat社の実施する認定資格であることから、Red Hatの製品に関する知識やスキルの証明になるので非常におすすめです。
今回はRed Hat認定資格に関する基礎知識や詳細情報、Red Hat認定資格の資格取得のメリット・デメリット、Red Hat認定資格合格のための参考書の選び方や学習及び対策方法についてお話しします。
目次
1.Red Hat認定資格に関する基礎知識
はじめにRed Hat認定資格に関する基礎知識について解説します。
Red Hat認定資格とは
Red Hat認定資格とは、Red Hatを提供するベンダーであるRed Hat社が実施する認定試験です。資格は全37種類あり、それぞれの技術領域に合わせて認定資格があります。
技術分野ごとの認定試験に挑戦し、合格することでRed Hatが公式に実力を証明してくれるのが強みと言えるでしょう。
プラットフォーム
アプリケーションサービス
クラウドコンピューティング
自動化と管理
データサービス
アプリケーション開発
上記がRed Hat認定試験の実施されている技術分野の一例です。それぞれの分野ごとに初心者、中級者、そして上級者やスペシャリストとしての実力が示せる難易度やランクが存在しています。
今回は公式に記載されている特に人気の4つの資格として、Red Hat 認定システム管理者(RHCSA)、Red Hat 認定エンジニア(RHCE)、Red Hat 認定スペシャリスト - Containers -、Red Hat 認定OpenShift管理者をご紹介します。
Red Hat認定資格の合格で目指せるキャリア
上記がRed Hat認定資格の合格で目指せるキャリアの一例です。Red Hatの管理者やエンジニアとしての基礎が身についていくことで、ほとんどの領域のエンジニアとして活躍できる可能性が広がっていきます。
そのため、すでに身につけたスキルや経験、もしくは興味関心のある分野に合わせて自分自身のキャリア設計ができるようになっていくでしょう。
また、フリーランスや在宅ワークとしての働き方とも相性がよく、しっかりとセキュリティに関して学ぶことで自分自身の生き方、ライフプランに合わせた仕事の仕方が手に入るということも知っておいてください。
Red Hatを実行するために必要な環境及びスキルの一例
パソコンの実機もしくは仮想環境
無償で利用できるバージョンのRed Hat Linux
インターネット環境
パソコンを扱うための基礎的なスキル
調べながらトライアンドエラーできるスキル
Linuxのコマンドラインの基礎
上記がRed Hatを実行するために必要な環境及びスキルの一例です。比較的安全にOSのインストールがしやすいのは仮想環境を用意することです。
パソコンの実機を利用する場合、1台ですと使えなくなった時に調べ物ができなくなってしまいますので十分に注意しましょう。
仮想環境を構築する大まかな流れとしては、パソコンにVirtualBoxかVMwareをインストール、実行するための環境を構築、Red Hat Linuxのインストール、インストール時の各種設定、ログイン、必要なソフトウェアのインストールといった流れになります。
簡単なコマンドラインの操作であれば、標準で搭載されているターミナルで実行可能ですので、まずはファイル操作などのコマンドを試してみましょう。
Red Hat認定資格におけるロードマップ及びスキルパスの一例
特定のトレーニング講座を受講(任意)
認定試験を受験(必須)
特定のトレーニング講座を受講(任意)
上位の認定試験を受験(必須)
上記がRed Hat認定資格におけるロードマップ及びスキルパスの一例です。初学者向けの試験を除けば、前提資格として取得しておくべき試験、そして認定のための試験の合格がセットになっています。
トレーニング講座の受講は任意となっており、受験する認定資格の前提条件を満たしていれば、直接試験に挑めるということは理解しておいてください。
そのため、特定の認定資格の合格を考えている場合、前提として必要な認定資格に何があるのか、そして任意ではあるもののどのようなトレーニングがあるのかはチェックしておくと良いでしょう。
今回ご紹介する4つの認定資格の中では「Red Hat 認定システム管理者(RHCSA)」が初学者向けの資格となっているので、下記URLをご参考ください。
2.Red Hat認定資格の詳細情報
次にRed Hat認定資格の詳細情報について解説します。
Red Hat認定資格の詳細
認定資格名 | Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) | Red Hat 認定エンジニア (RHCE) | Red Hat 認定スペシャリスト - Containers - | Red Hat 認定OpenShift管理者 |
---|---|---|---|---|
試験コード | EX200K | EX294K | EX188K | EX280K |
試験会場 試験日時 | Red Hat個人用試験(KIOSK)ステーション ※具体的な日時と場所はこちらで試験コードで検索 | |||
試験時間 | 3時間 | 4時間 | 2.5時間 | 3時間 |
出題形式 | 実技試験 | |||
出題数 | 非公開 | |||
合格基準 | 非公開 | |||
受検料 | 50,000円 | |||
前提条件 | 特になし | RHCSAの合格 | 特になし | 特になし |
試験結果 | 米国の3営業日以内にメールで通知 |
上記がRed Hat認定資格の詳細です。受験する前に試験会場や日時のスケジュール感などを見ておくことをおすすめします。再受験については1回のみ1年以内に挑戦できるようになっていますので、一度で諦めずに再度挑戦するようにしましょう。
出題形式が実技試験であることから、選択式の問題のように答えが表示されることはないため、前もってRed Hat Linuxに触れておく必要があります。出題範囲に合わせて、コマンドラインや技術的な要素をしっかりと理解しておき、単に記憶するだけでなく、コマンドラインが実行できるように手を動かせるようにしておきましょう。
Red Hat認定資格の出題範囲
・Red Hat 認定システム管理者(RHCSA)
基本的なツールの理解と使用
シンプルなシェルスクリプトの作成
稼働中のシステムの運用
ローカルストレージの設定
ファイルシステムの作成と設定
システムのデプロイ、設定、保守
基本的なネットワーク操作の管理
ユーザーとグループの管理
セキュリティの管理
コンテナの管理
参考元:RHCSA認定試験 試験の内容
上記がRed Hat 認定システム管理者(RHCSA)の出題範囲です。Red Hat Linuxの基礎と呼べる部分であり、同時に実務で必要な範囲までもが含まれている内容と言えます。
Linuxを触ったことがある方、もしくは実務経験者の方であれば、まず専門的な用語は読み解けるのであまり難しく感じないかもしれません。ただし、ユーザーとグループ、セキュリティやコンテナも含まれていることから、技術的に触ったことがない場合は少し難易度が上がるでしょう。
・Red Hat 認定エンジニア(RHCE)
Red Hat認定システム管理者として担当するすべてのタスクを実行する能力
Ansibleのコアコンポーネントの理解
ロールとAnsible Content Collectionsの使用
Ansible制御ノードのインストールと設定
Ansible管理対象ノードの設定
Automation content navigatorによるPlaybookの実行
AnsibleのPlayとPlaybookの作成
連携するAnsibleモジュールによる標準的なRHCSAタスクの自動化
コンテンツの管理
参考元:RHCE認定試験 試験の内容
上記がRed Hat 認定エンジニア(RHCE)の出題範囲です。RHCSAの合格が前提となっており、その上で管理者としてさらに必要となる知識やスキルが問われる内容になっています。
仮想マシンや自動化なども含めて、クラウドコンピューティング技術を活用するための内容になっていること、基本だけでなく応用力も問われることなども含めて難易度は高いと言えるでしょう。
・Red Hat 認定スペシャリスト - Containers -
Podman を使用したイメージの実装
イメージの管理
Podmanを使用したローカルでのコンテナの実行
Podmanを使用したマルチコンテナ・アプリケーションの実行
コンテナ化アプリケーションのトラブルシューティング
参考元:Red Hat認定コンテナスペシャリスト 試験の内容
上記がRed Hat 認定スペシャリスト - Containers -の出題範囲です。主にコンテナを利用した技術に関するスペシャリストとしての知識やスキルが問われる内容になっています。
セキュリティやトラブルシューティングなども範囲に含まれることから、管理者としてだけでなく、トラブルに対応できる応用力と実力が必要になる認定資格と言えるでしょう。
・Red Hat 認定OpenShift管理者
OpenShift Container Platformの管理
アプリケーションのデプロイ
アプリケーション設定およびデータのストレージの管理
信頼性をもたらすアプリケーション設定
アプリケーション更新の管理
認証と認可の管理
ネットワークセキュリティの設定
開発者のセルフサービスの有効化
OpenShift Operatorの管理
アプリケーションのセキュリティの設定
参考元:Red Hat認定OpenShift管理者 試験の内容
上記がRed Hat 認定OpenShift管理者の出題範囲です。コンテナ技術を基軸としてアプリケーションが実行できること及び開発できる環境を整えることができる実力が求められる内容と言えます。
ハイブリッドクラウドに対応しており、オンプレミスやパブリッククラウドでも利用しやすいのが特徴です。企業や組織として、安全かつ軽量に様々なオンラインサービスを展開したい、もしくは企業内システムの構築をしたい場合に必要となる知識が学べると言えるでしょう。
Red Hat認定資格の受験者数・合格率
Red Hat認定資格の受験者数と合格率については公式からは発表がありません。
おおよそではあるもののRed Hat製品に特化した資格であることから、Q-Successが発表した2023年度11月期におけるその他のLinuxディストリビューションとのシェア率では、1位Ubuntuが16.1%、2位Debianが8.8%、3位CentOSが3.2%、そして5位Red Hatが0.3%であることから鑑みると、受験される方自体はそう多くないことが推測されます。
ただし、CentOSのサポート期間が終了となるというニュースのことを考えると、移行先として有償でもしっかりとしたサポートのあるRed Hatのシェアが伸ばす可能性があり、今後シェア率向上が受験者数増加につながる可能性はあります。
また、合格率について合格基準が公式からは発表されていないため、明確な合格率も把握しにくいですが、ラーニングサブスクリプションを受講し、その上で試験範囲をしっかりと理解している方、もしくは実務ですでにRed Hat製品を利用されている方であれば、合格率は高くなることが推測できるでしょう。
そのため、ラーニングサブスクリプションを受講せず、実務経験に乏しい場合は高難易度の試験となり、合格率が低くなるということも理解しておいてください。
Red Hat認定資格の申し込み手順
Red Hatのアカウントを作成してログインする
試験会場と日時をこちらから検索する
受験料の支払いを行う
指定された日時に会場で受験する
上記がRed Hat認定資格の申し込み手順です。受験料だけでも高額であるため、申し込みの際は十分に注意しましょう。
受験の際に顔写真付きの身分証明書が必要になるので所持するようにしてください。試験では準備されたパソコンで受験するのみであり、ほとんど持ち込みができないという点にも注意が必要です。
Red Hat認定資格の有効期限
Red Hat認定資格の有効期限は合格から3年と設定されています。有効期限の延長には同じ試験を再度受験するか、もしくはその他の試験をどんどん受験していく方法があるため、自分自身の成長や知識及びスキルのアップデートと捉えて積極的に学んでいくようにしましょう。
Red Hat認定資格に限らず、技術は日々進歩していることからも、常に情報収集を行い、最新の技術に対応できるようにしておくことも大切です。
Red Hat認定資格の難易度・勉強時間
Red Hat認定資格の難易度と勉強時間については、受験される方のLinuxなどに対する理解度と英語力によって大きく異なります。
例えば、Red Hat製品を実務で利用されている方、もしくはLinuxのインストールなどが容易であり、コマンドラインなども熟知している方であれば、難易度が低くなります。
各Red Hat認定資格の試験範囲から推測すると、100時間から150時間程度の勉強時間が必要となるでしょう。
初学者の場合は難易度が高くなり、200時間から300時間、英語が苦手でLinuxのインストールに手間取る場合はさらに基礎を身につけるための時間が必要になると考えておいてください。この場合、追加で50~100時間程度を確保することを目安にしましょう。
勉強時間についてはあくまでも目安ですので、余裕を持って勉強時間を捻出すること、日々に勉強する癖付けをすることから始めることをおすすめします。
3.Red Hat認定資格の資格取得のメリット
次にRed Hat認定資格の資格取得のメリットについて解説します。
Red Hat製品に関する知識がスキルが身につく
Red Hat認定資格の資格取得のメリットとして、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)やその関連製品に関する知識がスキルが身につくことが挙げられます。Red Hatはサポートのある商業用Linuxであること、セキュリティ面も強化されていることから、スキルが身についていくことでエンジニアとしての実力が証明しやすくなります。
同様にRed Hat LinuxからLinuxを学ぶ初学者の方の場合においても、実務経験を積むために必要な知識やスキルを有していることが証明できるようになるため、これからエンジニアとして働きたい、最低限の基礎以上のことを身につけてから挑戦したいという方にも非常におすすめです。
他のLinuxやクラウドコンピューティングの技術も身につけやすい
Red Hat認定資格の資格取得のメリットとして、他のLinuxやクラウドコンピューティングの技術も身につけやすいことが挙げられます。Linuxの基礎が身についていくことで、他のLinuxのディストリビューションも覚えやすくなり、同時にコマンドラインベースでいろいろなことができるようになれば、CUIとGUIの両方で作業できるエンジニアとしても成長しやすくなるということです。
Red Hat Linuxの基礎を身につけること自体が、エンジニアとしての土台が堅牢になること、土台から広がる技術について、すでに基礎が身についている状態で学べることなどもメリットと言えるでしょう。
そのため、エンジニアとして成長しやすい状態を維持することが可能となり、自分自身の市場価値を高めることも追求しやすくなります
キャリアプランやキャリアチェンジの選択肢が広がる
Red Hat認定資格の資格取得のメリットとして、キャリアプランやキャリアチェンジの選択肢が広がることが挙げられます。前述したようにRed Hat Linuxの基礎が身につくことによって、他の技術も身につけやすくなるということは、様々な実務経験を積みやすくなること、プロジェクトへの参加などもしやすくなることからキャリアを形成しやすくなるのが理由です。
プロジェクトや実務に対応していく中で、興味関心の出た技術領域を身につけていけば、特定の分野のスペシャリストになることもできるでしょう。同様にチームリーダーやプロジェクトマネージャーなど、管理する部門において実務経験を積んでいくことで、自分自身が管理する側、さらなるキャリアアップの可能性も広がっていきます。
4.Red Hat認定資格の資格取得のデメリット
次にRed Hat認定資格の資格取得のデメリットについて解説します。
認定資格の取得や維持に勉強時間と金銭的なコストがかかる
Red Hat認定資格の資格取得のデメリットとして、認定資格の取得や維持に勉強時間と金銭的なコストがかかることが挙げられます。受験料そのものが高いこともありますし、ラーニングサブスクリプションを利用する場合はさらに費用がかかるのが理由です。
また、初めて学ぶ方の場合は基礎から身につける必要があることを考えると、多くの時間を要することも忘れてはなりません。実務経験者やRed Hat Linuxを学んだことがある方の場合においても、既存の知識との差異をチェックしながら、試験対策をするのはそれなりに時間が必要となるでしょう。
ただし、実力の証明になるというメリットの方が影響力が大きいことを考えると、実力のあるエンジニアとして認められたいと考えている場合は積極的に自己投資を行うという意識を持って、貸借と投資していくことをおすすめします。
異なるOSを扱う企業では評価されにくい
Red Hat認定資格の資格取得のデメリットとして、異なるOSを扱う企業では評価されにくいことが挙げられます。ベンダーロックインとまでは言わないものの、特定のベンダーの製品に特化していることが、会社内や組織内のOSの標準と合わずに評価に繋がらない場合もあるということです。
ただし、Red HatはLinuxのディストリビューションの一つであること、そして共通する部分があることからも、アピールの仕方次第で十分に評価につなげることはできるでしょう。同様にRed Hatについて学びながら、その他のディストリビューションについても少しずつ学ぶことで、Linuxに強いエンジニアとして実力を証明することにもつながります。
公式サイトや参考書で日本語に翻訳されていない部分がある
Red Hat認定資格の資格取得のデメリットとして、公式サイトや参考書で日本語に翻訳されていない部分があることが挙げられます。英語が得意な方であれば特に問題ないことではあるものの、英語が苦手だったり、その上でLinuxなども触ったことがない場合など技術的な要素が学びにくいと感じる可能性があるということです。
同時にRed Hat認定資格は実技試験でもあるため、まずは徹底してコマンドを覚えていくこと、コマンドの引数なども理解していくことが求められます。コマンドは短く省略されているものが多いため、基本的なものをどのような機能かとともに記憶していくこと、簡単なファイル操作などは手入力でもすぐに行えるようにしていくところから始めましょう。
5.Red Hat認定資格合格のための参考書の選び方や学習及び対策方法
次にRed Hat認定資格合格のための参考書の選び方や学習及び対策方法について解説します。
公式のラーニングサブスクリプションを利用する
Red Hat認定資格の合格に向けて、公式のラーニングサブスクリプションを利用する方法があります。ただし、かなり金銭的なコストが生じることから、まずはRed Hat認定資格を受験するための基礎知識が身についているかどうかチェックしてからにしましょう。
また、すでに実務経験としてRed Hatを扱ったことがある方、もしくは企業や組織で補助が受けられる方はラーニングサブスクリプションに課金した方が、合格できる可能性が高まるということを知っておいてください。Red Hat認定資格については、受験資格さえ満たしていれば認定試験のみで認定されるようになっていることから、自信のある方は直接受験してみても良いでしょう。
電子書籍及び専門書などで基礎を学ぶ
Red Hat認定資格の合格に向けて、電子書籍及び専門書などで基礎を学ぶのもおすすめです。購入したい電子書籍や参考書Red Hatのバージョンが一致しているかを必ずチェックし、自分と相性の良い書籍を購入すると良いでしょう。
選ぶ際のポイントとしては、自分の理解度に合致しているかどうか、難しい専門用語をしっかりと説明してくれているかどうかあたりを見ておくことが大切です。
また、Red Hatに興味はあるが初めて学ぶ方、もしくは実務経験で触ったことがないという方は、ProgateやpaizaラーニングなどのコマンドラインやLinuxを学べるコースで基礎の基礎を学んでみてください。
もし、問題文や説明文を読み解くための専門用語に関する知識が足りない場合、IPAの実施しているITパスポートの参考書を読み解いてみたり、受験を検討してみても良いでしょう。
実機や仮想環境にRed Hatをインストールして学ぶ
Red Hat認定資格の合格に向けて、実機や仮想環境にRed Hatをインストールして学ぶのも非常におすすめです。Red Hat認定資格の試験については、実技によるRed Hatの操作も含まれていることから、実際に動いている環境を整え、電子書籍や参考書のコマンドラインを使ってみることで、理解を大きく進めることができるようになるでしょう。
同時に、Red Hatを実機や仮想環境にインストールするという作業自体が勉強になること、インストールした後、どのような操作をすることでさらに環境を整えていけるのかを主体的に学べるようになるのも大きな利点です。
注意点としてはパソコンが1台しかない場合、インストールに失敗してしまうと復帰までに多くの時間を要する可能性があるため、仮想環境を構築してインストールする方法をとるということを覚えておいてください。
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6.まとめ
今回はRed Hat認定資格に関する基礎知識や詳細情報、Red Hat認定資格の資格取得のメリット・デメリット、Red Hat認定資格合格のための参考書の選び方や学習及び対策方法についてお話ししました。
Red Hat認定資格は、Red Hatの製品に関する実力を証明するため、同じくRed Hatの製品を利用する企業や組織に努めたいという方に大きな利点となる認定資格であるのは間違いありません。Red Hatを基軸としたエンジニアとして活躍したいとお考えであれば、是非とも合格に向けて勉強を頑張ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。