ランサーズの評判/口コミは？サービス詳細やメリット、登録方法、将来性など解説【2024年8月】

働き方改革の促進や副業が解禁したことにより、副業・フリーランスを行う方は多いのではないでしょうか。

その中でもクラウドソーシングサービスの出現は、副業・フリーランス人口をより促進させているものの1つです。

今回はランサーズ株式会社が運営するクラウドソーシングサービスの「ランサーズ」について解説していきます。

具体的にはクラウドソーシングという仕事の説明をはじめとし、ランサーズの仕事や案件、システム手数料などランサーズの基本的な概要、ランサーズの良い悪い評判・口コミ、メリットデメリット、ランサーズの登録方法、ランサーズ株式会社の将来性やクラウドソーシングサービス市場全体の展望など様々な観点から解説します。

今回のランサーズの記事を特にご一読していただきたい方

• ランサーズはどんな仕事・案件があるのかを知りたい方

• ランサーズを実際に利用した際の評判・口コミが気になる方

• ランサーズを効率よく活用したい方

• ランサーズやクラウドワークスなどの利用を今後検討している方

• クラウドソーシングサービスに興味/関心がある方

• フリーランス、副業、複業に興味/関心がある方

• 自分のスキルで報酬を得たい方

1.ランサーズの基本情報

まず、ランサーズの基本情報について解説していきます。

その前にクラウドソーシングサービスやクラウドソーシングについて解説していきます。

将来的にフリーランス、副業、複業を検討している方はぜひ理解しておくと良いでしょう。

クラウドソーシングの仕事とは？

クラウドソーシング(crowdsourcing)とは、群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語であり、インターネットを活用して不特定多数の人に業務を委託する仕事です。

クラウドソーシングはインターネットの特性を最大限活かし、会社員や主婦、学生などスキマ時間に気軽に出来る仕事・案件から、専門知識やスキルを持ったフリーランスの方が行う仕事・案件まで様々です。

つまり、クラウドソーシングの仕事は発注(クライアント)側が仕事内容や納期を決定し、受注(ランサー)側は引き受けた仕事を納期までに完了させ、成果に対して報酬を受け取るという仕組みです。

2016年に矢野経済研究所より発表されたクラウドソーシングサービス市場によると、2020年度は2950億円になるとの予測です。

フリーランス人口の増減を見てみましょう。

リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査(JPSED)」(2019)をもとに発表された「データで見る日本のフリーランス」によれば日本のフリーランス人口は472万人です。

内訳は本業をフリーランスとして働く約324万人と、副業をフリーランスとして働く約148万人となっています。そして本業をフリーランスとして働く人は1年間で19万人増加しており、6％の増加率です。

クラウドソーシングサービス市場やフリーランス人口の増加を考慮するとフリーランス市場規模は増加しています。

ランサーズでの仕事や案件

ランサーズでの仕事や案件はどのようなものがあるのか解説していきます。

ランサーズ株式会社は2008年に設立された登録ユーザー数約260万人、仕事依頼数約235万件のランサーズ(国内最大手クラウドソーシングサービス)を提供している企業です。

ランサーズの仕事カテゴリーは350種類以上あり、利用企業数は60万社以上あります。

利用企業はKDDI株式会社、株式会社新生銀行、ヤフー株式会社、グリー株式会社、株式会社エドウィン、パナソニック株式会社など国内でも大手優良企業です。

取り扱っている仕事・案件はデータ入力/アンケート回答、リサーチ業務などの主婦や学生がスキマ時間を活用してできるものから、システム開発やアプリ開発、翻訳/通訳サービスなど専門知識/スキルを使いフルタイムで業務に取り組むものまで多様です。

ランサーズのシステム手数料

ランサーズのシステム手数料(ランサーの場合)について解説していきます。

ランサーズを活用する際に気をつけていただきたいのはシステム手数料です。

ランサーがランサーズにシステム手数料を支払うため、システム手数料を理解してないと、仕事・案件が完了して報酬を受け取る際に「あれ？想像していたのと全然違う・・・」となってしまいます。

そのため必ず理解しておきましょう。

＜手数料一覧＞

• ランサー（受注者）：契約金額 (税込)の16.5%

• クライアント　　：済契約金額 (税込)の5.5%

すべての方式 (プロジェクト、コンペ、タスク、時間報酬、月額報酬、パッケージ) が対象になっています。

ランサーの受け取る金額の計算を解説していきましょう。

例えば、10,000円(税抜)の報酬の場合をシミュレーションしてみましょう。

ランサー(受注者)の報酬金額は9,185円(税込)です。

＜内訳＞

続いてクライアントがランサー(受注者)に支払う金額の計算を解説していきましょう。

例えば、10,000円(税抜)の支払いの場合をシミュレーションしてみましょう。

クライアント(発注者)の支払い金額は11,605円(税込)です。

＜内訳＞

なお、受け取り金額/支払い金額がよくわからない/計算が面倒な方は以下ツールをご使用ください↓

契約金額・ランサー手取り 計算ツール

ランサーズで選べる4つの仕事形式

ランサーズで選べる4つの仕事形式について解説します。

ランサーズを活用するフリーランス、副業、複業の方は自分はどのスキルを使い報酬を得るのかまたどの形式が一番適しているのかをしっかりと知っておきましょう。

・プロジェクト形式

プロジェクト形式は提案 (見積もり) を募集し気に入った提案をしたランサー (フリーランス) を選んで仕事を進める依頼方式です。 

契約前に仕事内容や納期、報酬等を擦り合わせ納品後クライアントに検収してもらい、完了後報酬が受け取れます。

プロジェクト形式の報酬の支払い方法は、契約時に金額を決める「固定報酬制」と、稼働した時間に応じて支払う「時間単価制」があります。

プロジェクト形式はライティング、システム開発、データ入力、デザインなど納品ベースの仕事・案件に多く見られます。

・コンペ形式

コンペ形式はコンペのように、依頼に対して直接仕事を募集する仕事方式です。

クライアントは提案の中から最も気に入った提案を出したランサーに対して、報酬を支払い、その対価として提案を買い取ります。

コンペ方式では、クライアントは安全な取引を目的に報酬を事前に仮払いする必要があり、ランサーは安心して報酬を受け取れるようになっています。

コンペ形式ではロゴデザインやバナー制作、キャッチコピーなどのデザインの仕事・案件に多く見られます。

・タスク形式

タスク形式は、1つの依頼に対し多人数のランサーが同時に作業を行う仕事方式です。

作業が承認されると報酬が支払われますが、依頼内容を満たさない作業は非承認となり報酬を得られないこともあります。アンケートや入力作業など短時間で出来る仕事・案件に多く見られます。

タスク方式はコンペやプロジェクトと異なり、作業を行って承認されると必ず報酬が支払われます。

個々は少額の依頼ですが、機密情報を含む依頼も多いため、仕事内容にしっかりと目を通しましょう。

なお、ランサーズでは、仕事を依頼する際にクライアントのお金を一旦ランサーズが預かり、作業が完了した段階でランサーズからランサーに振り込む仮払い制度という仕組みを採用しています。

仕事を完了したが、報酬が支払われなかった、報酬を支払ったのに仕事がされないといったトラブルを未然に防いでいます。

・パッケージ

パッケージは、ランサーが自身の「得意」や「スキル」を出品し、クライアントが購入することができるサービスです。

ランサーは成果物や相談・アドバイスの仕様・金額などを指定してパッケージ（商品）を出品できます。

パッケージは1万円以上からの出品が可能で、ひとつのパッケージに対して3つのプラン（料金表）を設定できます。

ChatGPT活用サポートや開業準備、YouTube動画編集、ロゴデザイン、マーケティングなど様々なジャンルで活用できます。

ランサーズの認定ランサー

ランサーズには認定ランサーと呼ばれる制度があります。

認定ランサーとは、ランサーズに登録しているプロの中から、ランサーズが定める基準をすべて満たしたランサーを指します。すべてのスキルのランサーが対象です。

認定ランサーになるには以下の条件を満たし、ランサーズ側からの月に1度の審査に合格する必要があります。

1. 獲得報酬額： 各カテゴリの上位20%

2. クライアントからの評価：過去1年間の「満足」の割合が95%以上

3. 仕事完了率： 90%以上

4. タスク承認率： 90%以上

5. ランサーズへのログイン： 最終ログインが1ヶ月以内

6. 各種認証やプロフィールの登録： 後述の項目が認証済み・登録済み

認定ランサーはランク基準の最高位であり、その他のランクは以下のように「レギュラー」「ブロンズ」「シルバー」となっております。

認定ランサーのメリットは認定エンブレムが付与、認定ランサー検索の表示、メルマガ等への掲載、ランサーズ案件担当から案件の紹介、サポート優先対応、チャットサポートなどがあります。

上記メリットも多く、これまで以上に高報酬を獲得しやすくなっています。

自分の実績や評判次第で高報酬の獲得も可能ですので、ランサーズを活用している方はぜひ認定ランサーになることをおすすめします。

2.ランサーズの良い評判・口コミ

この章ではランサーズの良い評判・口コミについて解説していきます。

実際のランサーズ利用者の声ですので、特にランサーズの活用を検討されている方は参考にしてみましょう。

実は先月ランサーズでお仕事してきた中で1番の売上でした。理由として、大きかったんだろうなと思うのが、

 ・「認定ランサー」になれたこと

・実績の内容をお客様の求める内容に合わせて毎回書き換えた  

第三者評価とポートフォリオは大事！しっかりまとめよう！

 #webライター

 #ライター初心者

ケイ | 副業Webライター📖 @300記事以上掲載 @Teeeda_worker 2024年7月5日

クライアントと合意できれば、自身のスケジュールに合わせて柔軟に副業に取り組める点が魅力的です。

Lancersが仲介役となり、報酬や契約といった複雑な側面を管理してくれるため、クリエイターは業務に専念できます。クライアントのニーズに応える質の高い仕事を提供すれば、確実に報酬が得られる仕組みになっています。

ランサーズは在宅で働くフリーランスにとって心強い味方です。

多様な案件から自分に合った仕事を選べ、スキルアップの機会も豊富。報酬の支払いも確実で安心感があります。初心者でも始めやすく、専門性を活かせるプロ向けの案件も充実。時間の融通が利くので、主婦や学生にもおすすめです。

クラウドソーシングサービスであるため、いつでも気軽に仕事・案件を受注でき報酬を受け取れるところが良い評判・口コミとしては多く見受けられました。

また、仮払い制度があることや認定ランサーなどの制度に関しての評判・口コミも見受けられました。

3.ランサーズの悪い評判・口コミ

この章ではランサーズの悪い評判・口コミについて解説していきます。

ランサーズなどのクラウドソーシングサービスはクライアントもランサーもお互いに顔が見えない分起こりやすいトラブルもいくつかあるでしょう。

実際の評判・口コミを知っていただく事で、今後気を付けておくべきことや仕事・案件を受注する際の注意点として参考にしてください。

ランサーズも支払いがスムーズなクライアントは今まで多かったけど。

年に1度、半年に1度は未払いされそうな案件があったり

よくない依頼者が中に紛れ込んでるし。

それを見極めるのは困難だなと思う。

ある意味、直接契約よりも見極めが困難な気はするわ。

MKデザイン制作所（LP専門webデザイナー） @mk_designillust 2024年6月18日

ランサーズ手数料変わってないと思ってたら、

10万円以上の支払いの場合旧システムだと手数料5％なのに新システムだと20％固定なのやばいて

←新システム手数料

　　　　　　 旧システム手数料→

UD pythonエンジニア×ポーカー×AI @UD_start 2024年6月8日

ランサーズは競争が激しく、良案件の獲得が難しいです。低単価の仕事が多く、スキルに見合った報酬を得るのに苦労します。クライアントの要求が曖昧で、コミュニケーションに問題が生じることも。システムの使いづらさや手数料の高さも気になります。初心者には厳しい環境で、安定した収入を得るまでに時間がかかります。

悪い評判・口コミはランサーズ内を利用しているクライアントの質や手数料について多く見受けられました。

ランサーズを今後活用される方はこれら評判・口コミを鵜呑みにするのではなく、自分で情報を調べ参考にしましょう。

またランサーズの悪い評判・口コミの中には、単価が低い仕事・案件に関する評判・口コミも多く見受けられます。

単価が低い仕事・案件に関しては後述いたします。

4.ランサーズで仕事・案件を受注するメリット

この章ではランサーズで仕事・案件を受注するメリットについて解説します。

自身で情報の取捨選択をしていただき、ランサーズを効率良く利用しましょう。

・案件数が豊富

ランサーズを活用するメリットとして案件数が豊富であることが挙げられます。

ランサーズでは実際に17,915件、募集中の案件がありました。(2024年7月時点)

ランサーズは最大級のクラウドソーシングサービスだけあって、やはり案件の種類や案件数が豊富であり、自分が受注したい仕事・案件が見つかる可能性が高いでしょう。

また、価格帯、仕事スタイル、注目カテゴリーなど様々な条件で絞り込みができるため、自分が希望している仕事・案件があるのか簡単に把握できます。

・初心者でも受注可能な仕事・案件が多数

ランサーズを活用するメリットとして、初心者でも受注可能な仕事・案件が充実していることが挙げられます。

ランサーズでは実際に約670件、募集中の案件がありました。(2024年7月時点)

約4%ほどの未経験可能案件を扱っています。

ランサーズを活用して新しい仕事への第一歩を踏み出してみましょう。

ただし、システム開発やWeb制作、動画編集、デザイン関連は専門的な知識やスキルが必要であるため、初心者での案件受注は難しいのが現実です。

・評価や実績に応じて高報酬が可能

ランサーズを活用するメリットとして評価や実績に応じて高報酬が可能であることが挙げられます。

例えば、アプリ開発の仕事・案件は単価100万円やそれ以上あり、経験があるアプリエンジニアは高報酬を得られるでしょう。

また、エンジニア以外にもコンサルタントやWebライティングでも高報酬の募集は存在します。

上記の実力がある方や経験が豊富な方は挑戦してみることをおすすめします。

・安心安全の取り組みを実施

ランサーズを活用するメリットとして安心安全の取り組みを実施していることが挙げられます。

ランサーズを含むクラウドソーシングサービスでは、発注者による「買い叩き」や「法令違反の強要」などが問題になっています。

ランサーズはランサーやクライアント双方に安心安全に利用していただくように以下のような施策に取り組んでいます。

＜ランサー向け＞

• 仮払い制度

• クライアントプロフィール機能

• 依頼アドバイス機能

• フリーランストータルサポート

• クライアントへ仕事ガイドラインの提供、啓蒙など

• サポート窓口、および投稿監視・パトロールの強化

• 毎月の注意喚起

＜クライアント向け＞

• 仮払い制度

• ランサープロフィール機能

• 本人確認・機密保持確認など

• 認定ランサー制度

まだまだ良質とは言えない仕事・案件も見受けられますが、以前よりもランサーズの悪い評判・口コミは減っているように感じられ、安心安全の取り組みは良い施策であることがわかります。

・ランサーズの充実した福利厚生

ランサーズを活用するメリットとしてランサーズの充実した福利厚生（フリーランストータルサポート）があることが挙げられます。

ランサーズでは税務のサポート、福利厚生による性格支援、スキルアップ教育などフリーランストータルサポートを実施しています。

以下のようなサポートを受けることができます。(一部抜粋)

※ランサーズクラブオフの対象はランサーズで過去3か月連続で5,000円以上の報酬を獲得されている方です。一度の申し込みで3ヶ月間の利用ができます。

正社員かつ副業で仕事・案件を受注している方の場合、しっかりとした福利厚生が受けられますが、フリーランスとして仕事・案件を受注している方の場合、福利厚生制度がないため非常にありがたいサポートです。

5.ランサーズで仕事・案件を獲得するデメリット

この章ではランサーズで仕事・案件を受注するデメリットについて解説します。

自身で情報の取捨選択をしていただき、ランサーズを効率良く利用しましょう。

・高報酬の仕事・案件受注には専門知識が必要

ランサーズを活用するデメリットとして高報酬の仕事・案件受注には専門知識が必要であることが挙げられます。

100万円やそれ以上の高単価の仕事・案件はシステム開発やアプリ開発などエンジニア関連、コンサルティングが多くを占めています。そのため、ランサーズで高報酬を得られる方は専門性スキルや経験を持っている方に限られます。

・報酬が低い仕事・案件も多い

ランサーズを活用するデメリットとして報酬が低い仕事・案件も多いことが挙げられます。

例えば以下のような仕事・案件があります。

上記は実際に依頼されているものを参考にしていますが、非常に低単価です。

この単価に対してシステム手数料が引かれるため、実際の報酬額はより少ないです。

ランサーズを含む多くのクラウドソーシングサービスでは、会員登録のための審査がなく誰でも登録できます。

そのためランサーズを活用するクライアントの中には、ランサーズはランサーに低い単価で仕事・案件を発注できる場所という認識をしてしまっている可能性もあるでしょう。

しかし実際に仕事・案件の応募は自分次第ですので、極力受けないようにしましょう。

特に未経験の領域の場合、自分の市場価値がよくわからず過小評価してしまい低単価の仕事・案件を受けてしまうこともあり得ます。その場合は単価や報酬金額を変更して検索してみましょう。

また、複数のクラウドソーシングサービスで類似の仕事・案件を調べ客観的な視点を持つとより市場価格が理解できます。

・システム手数料が高い

ランサーズを活用するデメリットとしてシステム手数料が高いことが挙げられます。

ランサーズのシステム手数料については先述しましたが、システム利用料はランサーに発生します。

ランサーズを活用している方は、ランサー（受注者）の報酬の16.5%がシステム手数料として取られるため、額面での報酬額と実際に振り込まれる額との差に驚きます。

慣れてしまえばあまり気にならないかと思いますが、やはり高いと感じる方は多いでしょう。

ランサーズやクラウドワークスなどクラウドソーシングサービスの活用するにあたってシステム手数料を支払いたくない方はSNSなどを活用し、自分で営業をしてみても良いかもしれません。

6.ランサーズって初心者でも仕事・案件を受注できる？

ランサーズは初心者でも仕事・案件を受注できます。

初心者でも受注できる仕事・案件の多くは、アンケート回答や文字起こし、データ入力などがあります。

上記紹介した仕事・案件はタスク形式が多く、本職とは別にスキマ時間を活用したい方など、ぜひ興味/関心がある方は挑戦してみましょう。

また上記以外の仕事・案件でも初心者可能な仕事・案件もありますので、フリーランスや個人事業主を今後検討している方もランサーズを利用してみてはいかがでしょうか。

なお、記事ライティングも初心者に出来そうですが、SEOに関する知識やライティングスキルが要求されるので、ある一定の経験や知識が必要になります。

7.ランサーズの登録方法

この章では、ランサーズの登録方法(ランサー)について解説します。

合計で5〜10分ほどかかりますが比較的カンタンに登録が出来るため、興味のある方はぜひ登録をしてみましょう。

登録方法

8.ランサーズのランクを上げるための方法

ランサーズは仕事を受注しやすくなる制度としてランク認定を行っています。

ランクはレギュラー、ブロンズ、シルバー、認定ランサーがあります。

登録情報を充実させて、最低でもレギュラーランクを目指しましょう。

レギュラーランク以上は依頼への提案を行った際に優先的に表示されます。

レギュラーランク以上は自分の評価かつ頑張りで変化するため、今回はレギュラーランクに上がるための方法をやクライアントが見てみる項目を解説します。

・プロフィール画像

プロフィール画像はできる限り本人画像を使いましょう。

ランサーズは個人取引の場です。自分がクライアントの立場になって考えましょう。

・ビジネス経験の登録/資格の登録

ビジネス経験：「職種・職業」「雇用形態」「関わり方」「プロジェクト内容」「公開範囲」の項目を埋めましょう。

資格：「資格名」「取得時期」「資格の詳細」「閲覧制限」の項目を埋めましょう。

非公開を選択する方以外はクライアント(発注者)が見る可能性が高いので、詳しくかつわかりやすく記載することをおすすめします。

・本人確認

本人確認はクライアント・フリーランス双方の信頼性の向上と、トラブル防止、報酬出金時に間違いなく本人確認済みの口座に振込を行うことを目的にしています。本人確認手続きは、報酬出金時に必須となります。

スマホ：

「運転免許証」「マイナンバーカード」を持っている場合はスマホで確認できます。

通常1〜2営業日で認証が完了します

PC：

「健康保険証」「住民票」「パスポート」「在留カード」「特別永住者証明書」のどれかで確認可能です。

通常1〜3営業日で認証が完了します。

・機密保持確認（任意）

機密保持確認を行うと、プロフィールに認定マークが表示されます。

※機密保持確認には、本人確認資料の提出が事前に必要です。

・電話確認（任意）

電話確認はクライアントの信頼性向上を目的にユーザーの電話確認を行う手続きです。確認後にプロフィールに電話確認マークが表示されます。

レギュラーランクには最終ログイン（1ヶ月以内）と仕事の受注（1件以上）がありますので、プロフィールなどの記載が完了した方は実際に仕事を受注してみましょう。

9.ランサーズ株式会社の将来性とクラウドソーシングサービスの展望

この章ではランサーズ株式会社の将来性とクラウドソーシングサービスの展望について解説します。

早速、ランサーズ株式会社の業績を見ていきましょう。

ランサーズ株式会社の直近5年の子会社を合わせたランサーズ株式会社における2020年3月～2024年3月の売上高、利益は以下のように推移しています。

(参考：有価証券報告書)

ランサーズ株式会社の経営状況は、全体的に安定していると言えるでしょう。2024年度の営業活動によるキャッシュフローは着実に増加しており、税引前当期純利益の計上が主な要因です。売掛金の回収が順調に進んでいることもプラス要因となっています。一方、投資活動によるキャッシュフローは、敷金の回収や投資有価証券の取得による支出が主な要因であり、積極的な投資活動を展開しています。

財務活動によるキャッシュフローは、主に株式の発行による収入から成り立っており、資金調達が順調に進んでいます。2024年度末の自己資本比率は33.6%と高く、資本構造は安定しており、経営の健全性を示しています。

ランサーズのマーケットプレイス事業では、ユーザー数とクライアント数の増加が続き、流通取引総額や売上高も堅調に推移しています。特にエンジニアやデザイナーなどの専門人材の需要が高く、オンライン事務アシスタントの需要も増加しています。

また、エージェント事業も成長を続けており、「Lancers Agent」や「Professionals On Demand」の導入が進んでいます。これにより、企業のIT人材需要に応えることができ、市場での存在感を高めています。

さらに、ランサーズは今後5年間でAIやデータ分析技術を活用し、サービスの高度化を図ります。特にマッチング精度の向上を目指しており、ユーザー満足度の向上を追求しています。海外展開にも注力しており、アジア市場への進出を計画しています。現地パートナーとの協業や現地法人の設立を通じて、グローバル市場でのプレゼンスを強化する予定です。

全体として、ランサーズ株式会社は持続的な成長を実現しつつ、堅実な財務基盤を維持していると言えます。今後も技術投資や新規サービスの開発、グローバル展開を通じて、さらなる成長が期待できるでしょう。

なお、ランサーズ株式会社の2022年および2023年3月期の経常損失は新規ユーザー獲得のためのマーケティング費用や営業活動への投資が増加したことやプラットフォームの機能拡充やサービス改善のためのシステム開発費用が増加したことが要因として挙げられます。

さて、ランサーズ株式会社の将来性も考慮した上でのクラウドソーシングサービス市場全体の今後の展望を解説していきましょう。

クラウドソーシングサービス市場は、近年急速に成長しています。この成長の主な要因は、フリーランス新法の施行と、会社員の副業市場の拡大です。

フリーランス新法により、フリーランスの働き方がより安定し、安全になりました。仕事の条件や取引内容が明確になり、多くの専門家が安心してフリーランスとして活躍できるようになっています。これにより、クラウドソーシング市場全体の拡大が進んでいます。

特にIT・デジタル分野では、技術の進歩とリモートワークの普及により、フリーランスの需要が急増しています。企業は費用を抑えながら専門知識を活用するため、クラウドソーシングを積極的に利用しています。エンジニアやデザイナーなどの専門職が特に求められており、オンラインで働く事務アシスタントの需要も増えています。

また、会社員の副業市場も急速に拡大しており、今後10年間で2.3兆円規模に達すると予想されています。副業を通じて新しい能力を身につけたり、キャリアを広げたりする人が増えており、これがクラウドソーシング市場に新たな参加者を引き寄せています。

リクルートワークス研究所の調査によると、日本のフリーランスの数は472万人に達しており、この増加も市場の成長を後押ししています。

総じて、クラウドソーシングサービス市場は、法律による保護の強化、技術革新、副業市場の拡大という複数の要因により、今後も持続的な成長が見込まれます。これにより、企業とフリーランスの双方にとって有益な取引環境が形成されると期待されています。

10.ランサーズエージェントとは

ランサーズエージェント(Lancers Agent)は、ランサーズ株式会社によって運営されているITエンジニアを中心としたデザイナーやマーケター、PM/PMOなど多様な職種のフリーランス求人・案件を取り扱っているフリーランスエージェントです。

ランサーズエージェント(Lancers Agent)は、保有求人・案件の85%以上がリモートワーク可能であることをはじめとし、高単価や非公開のフリーランス求人・案件を豊富に保有していること、100％エンド、元請け直案件により、高単価を実現していることなど様々な特長があります。

ランサーズエージェント(Lancers Agent)が取り扱っている具体的な職種はフロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニア、アプリエンジニア、インフラエンジニア、そしてPM/PMO、Webデザイナー、Webディレクター、プランナー、ITコンサルタントとIT/Web分野で幅広く取り扱っています。

また、技術面ではJavaやJavaScript、Swift、Kotlin、Go言語、Scala、そしてAWS、Linux、Oracle、PhotoShop/Illustratorなどの開発言語や技術、ツールを扱うフリーランス求人・案件が充実しています。

ランサーズエージェント(Lancers Agent)の詳細はこちらから

11.ランサーズでよくある質問とは？

この章ではランサーズに関するよくある質問を紹介します。

ランサーズを利用する方は一度以下の質問をご一読することをおすすめします。

・契約後にクライアントと連絡が取れなくなった場合

・不当な評価をつけられた場合

・当選した提案の著作権譲渡

・報酬が振り込まれるタイミング

・契約時に気を付けること

以下項目を契約に確認すると、ランサーズ内で安全に取引を進めることが出来ます。

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12.まとめ

今回はランサーズ株式会社が運営するクラウドソーシングサービスの「ランサーズ」について、クラウドソーシングという仕事の説明をはじめとし、ランサーズの仕事や案件、システム手数料などランサーズの基本的な概要、ランサーズの良い悪い評判・口コミ、メリットデメリット、ランサーズの登録方法、ランサーズ株式会社の将来性やクラウドソーシングサービス市場全体の展望など様々な観点から解説しました。

どんな方でも利用でき、活躍できるチャンスがあることがランサーズの最大の良さではないでしょうか。

評判・口コミについて、悪い評判・口コミに関してどんな企業が提供しているサービスでも一定数は存在します。悪い評判・口コミを鵜呑みにするのではなく、一度自分で登録して活用して判断することをおすすめします。

また、フリーランス、副業、複業を始められる方はランサーズやクラウドワークス、ココナラなど複数のクラウドソーシングサービスを活用すると、客観的な視点で自分を見れるだけでなく、適しているプラットフォームが見つかるでしょう。

ランサーズでフリーランス、副業、複業に挑戦してみたい方やランサーズに興味/関心がある方はぜひ活用してみましょう。