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Java Goldはどんな資格?難易度や合格率と取得するメリットについて解説

公開日:2024/08/28最終更新日:2024/09/27

「Java Goldの資格試験に合格して自信をつけたい」「Java Goldの価値はどのようなものか」とお悩みではありませんか。


Java Goldはエンジニアとしての資格の中でも、比較的難易度が高く、その分、価値のある資格と言えます。Java Goldの価値がどのようなものかを理解し、前向きに勉強することが大切です。


今回はJava Goldに関する基礎知識、Java Goldの難易度や勉強時間、Java Goldの難易度や勉強時間、Java Goldを取得するメリットについてお話しします。

1.Java Goldに関する基礎知識

はじめにJava Goldに関する基礎知識について解説します。

Java Goldとはどんな資格試験か

Java Goldとは、Oracleが提供するベンダーの認定資格であり、Java SE 11 Programmer II、もしくはUpgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developerに合格することで取得できる資格です。


正式名称は「Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11」であり、Javaの資格としては中級者から上級者が挑戦する資格と言えます。


Java Goldは実務で通用する実践的なスキルを持ち合わせているかを評価する試験であり、エンジニアとしての実力を身につけるため、そして第三者にしっかりと評価してもらうために役立つ資格です。

Java Gold資格試験の詳細

次にJava Goldに認定されるための試験は2つあります。それぞれの詳細を見てみましょう。

試験名

Java SE 11 Programmer II

Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developer

試験番号

1Z0-816-JPN

1Z0-817-JPN

受験場所

日本国内にあるピアソンVUEテストセンター

オンライン (OnVUE)

参考:ピアソンVUE:テストセンターリスト

受験料(税込)

37,730円

出題形式

選択問題

試験時間

180分

出題数

80問

合格ライン

63%

61%

参照元

Java SE 11 Programmer II (1Z0-816-JPN) 試験 | Oracle University

Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developer (1Z0-817-JPN) 試験 | Oracle University


下記のいずれかに合格することで「Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11」として認定されます。

  • Java SE 11 Programmer II

  • Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developer

また試験に受験するためには前提資格が必要です。


Java SE 11 Programmer IIの場合(いずれか1つ)

  • Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11

  • Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8

  • Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 7

Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developerの場合(いずれか1つ)

  • Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 8

  • Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 7

  • Oracle Certified Professional, Java SE 6 Programmer

上記の試験に合格していないと、Java Gold認定のための試験を受験できないので注意してください。

Java Goldの試験内容及び試験範囲

Java Goldの試験内容及び試験範囲について簡単にチェックしておきましょう。

Java SE 11 Programmer IIの場合

  • Javaの基礎

  • 例外処理とアサーション

  • Javaのインタフェース

  • 汎用とコレクション

  • 関数型インタフェースとラムダ式

  • JavaストリームAPI

  • 組込み関数型インタフェース

  • ストリームに対するラムダ演算

  • モジュール型アプリケーションに移行する

  • モジュール型アプリケーションにおけるサービス

  • 並列処理

  • 並列ストリーム

  • I/O(基本およびNIO2)

  • Java SEアプリケーションにおけるセキュア・コーディング

  • JDBCによるデータベース・アプリケーション

  • ローカライズ

  • アノテーション

  • カスタム・アノテーションを宣言する

上記は大まかな項目ですので、詳しい試験内容についてはこちらをご覧ください。

Upgrade OCJP Java 6, 7 & 8 to Java SE 11 Developerの場合

  • モジュールの理解

  • モジュール型アプリケーションへの移行

  • モジュール型アプリケーションにおけるサービス

  • Local Variable Typeインタフェースの使用

  • Javaのインタフェース

  • ラムダ式の理解

  • ストリームに対するラムダ演算

  • 並列ストリーム

  • I/O(基本およびNIO2)

  • 例外処理とアサーション

上記は大まかな項目ですので、詳しい試験内容についてはこちらをご覧ください。

Java Gold認定資格を受けるための申し込み方法

  1. アカウントの作成

    こちらのヘッダーメニューの人型のアイコンからからアカウントを作成する

  2. 受験チケットの購入

  3. 登録したメールアドレスに受験チケットが送られる

    念のためメールの内容を別の場所にも保存しておく

    ※記載される日時は有効期限であり、受験日ではない点に注意

  4. 試験の予約

    試験の予約はMyLearnにアクセスし、日程や試験会場のチェック、予約する

    ※有効期限の延長はできないので、有効期限内に予約すること

  5. 予約した日時・場所にて受験する

上記がJava Gold認定資格を受けるための申し込み方法の大まかな流れです。

詳しくはこちらまたは公式ホームページをご覧ください。

2.Java Goldの難易度や勉強時間

次にJava Goldの難易度や勉強時間について解説します。

Java Goldの難易度及び合格率

Java Goldの合格率は公式には発表されていないものの、一般的には約20%とされています。


令和6年度春期のITパスポート試験の合格率は50.5%、基本情報技術者試験の合格率が43.8%、令和5年度春期の応用情報技術者試験の合格率が28.4%ということを踏まえると、Java Gold認定資格の方が難易度が高いと言えるでしょう。


ただし、Javaに特化した認定資格であることから、Java言語によるプログラミングを得意としていたり、Javaが好きで学んでいる方であれば、合格率は高くなる可能性はあります。

どちらにせよ、Java GoldはJava SE 11 Programmer I (1Z0-815)などと特定の資格に合格していないと受験できない、認定されない資格でもあるので、段階的に資格を取得し、学び続ける姿勢があれば合格はそう厳しくはないでしょう。

Java Goldに挑戦するために最低限必要なスキル

Java Goldに挑戦するために最低限必要なスキルとしてJavaに関する基礎知識を網羅しつつ、独力で機能が実装できること、Javaアプリケーション開発が行えることが挙げられます。簡単に言えば個人のレベルで何らかのシステムやアプリケーションを作ることができるということです。


Java Goldを所持しているという評価に見合う実力という意味でもあり、Java Goldの資格取得に価値が生まれる理由とも言えるでしょう。ただ単に、知識があるだけでなく、具体的にアプリケーションを作れるといったことが前提であると覚えておいてください。

Java Goldの勉強時間はどれくらいか

Java Goldの勉強時間は、基礎的な知識やスキルによって個人差はありますが、ある程度の知識を有している方であれば200時間から300時間、全くゼロの状態であれば300時間から500時間というのが一般的です。


毎日2時間程度の勉強をするとすれば、約150日、およそ半年程度の期間が必要になるでしょう。そのため、転職や就職のためにJava Goldの認定資格が欲しいと考えている場合は、計画的かつ前もって予定を組む必要があります。


前提資格を受験することも考えると約1年から1年半程度、余裕を持って挑戦すると良いでしょう。

Java Goldの合格に実務経験は必要か

Java Goldの合格に実務経験は必要かという点については、前提資格を所持しており、試験に合格すれば取得できることから、必ずしも実務経験は必要ではありません。ただし、Javaに関しては、認定資格がなくても実務を行うことができるため、実務経験者の方が有利であるということも覚えておきましょう。


現実問題としてJavaに携わっているエンジニアの方が、実務で培った経験やスキル、ノウハウやナレッジをもとに勉強をした方が合格する可能性は高くなります。同様に、テキストで学ぶだけでなく、Javaの環境を手元に整えて、プログラミングをしていく方が理解も深まりやすいです。


実際にコードを動かすこと、アプリケーションを作ることを意識しながら、何らかの成果物、ポートフォリオとなるアプリを作ることを目標としてみても良いでしょう。

3.Java Goldを取得するメリット

次にJava Goldを取得するメリットについて解説します。

エンジニアやプログラマとしての実力をしっかりと示せる

Java Goldを取得するメリットとして、エンジニアやプログラマとしての実力をしっかりと示せることが挙げられます。民間のベンダー資格の中でも、上位に属する認定資格であり、合格率も低いことから認定されていること自体に価値が生まれるということです。


実際に200時間から300時間の勉強を行い、認定に見合うだけのスキルや知識を所有できたとすれば、実務の現場でも役立つのは間違いありませんし、何よりも自分自身でできることが増えていきます。実力に見合った評価が受けられるようになるため、仕事の幅が広がり、仕事の質も高めていくことができるようになるでしょう。

年収のアップや高額案件の獲得に繋がりやすい

Java Goldを取得するメリットとして、年収のアップや高額案件の獲得に繋がりやすいことが挙げられます。企業や組織によっては、資格を取得することで資格手当が出ることもありますし、場合によっては昇進の可能性も出てくるでしょう。


フリーランスエンジニアの方であれば、認定資格を所持していることで信頼性が高まり、実力があるエンジニアとして評価されやすくなります。結果として他のフリーランスエンジニアとの差別化につながり、高額案件を獲得できるようになるということです。

転職や就職活動で非常に有利になる

Java Goldを取得するメリットとして、転職や就職活動で非常に有利になることが挙げられます。エンジニア領域においては転職によって年収をアップするということも可能であるため、より良い条件の転職、もしくは他業種からの就職をしたいという場合に認定資格が役立つということです。


特にJava Goldの認定資格の場合は、それなりの実力を持っていないと合格することができません。そのため認定資格を所持していることで、書類選考も通りやすくなりますし、未経験からの転職の場合においても、より良い条件で転職活動ができるようになるでしょう。

プロジェクトマネージャー(PM)やチームリーダーの役職も期待できる

Java Goldを取得するメリットとして、プロジェクトマネージャー(PM)やチームリーダーの役職も期待できることが挙げられます。自分自身がエンジニアとして働くのではなく、管理職として活躍したい、その上の役職も目指してキャリアアップしていきたい場合に役立つということです。


必ずしもプロジェクトマネージャー(PM)やチームリーダーとして、Java Goldの認定資格が必要であるとは限らないものの、他のメンバーをけん引する役割として、技術的な部分についてもしっかりと知見があるというのも大きなメリットです。知識や技術について過不足なくコミュニケーションできることがプロジェクトの成功、もしくはより良い結果を出すことに役立つでしょう。


関連記事

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4.まとめ

今回はJava Goldに関する基礎知識、Java Goldの難易度や勉強時間、Java Goldの難易度や勉強時間、Java Goldを取得するメリットについてお話しました。


Java Goldは自分自身でアプリを実装できるほどの実力があることを示せる資格です。具体的な実績はないが、どれだけの実力があるかを示して転職に活かしたい、より良い条件の案件の獲得をしたいという方に向いています。Javaに関するスキルや知識をお持ちであれば、是非ともこの機会に挑戦してみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。


本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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