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キャッシュとクッキーの違いは?取り扱い時の注意点や削除方法などについて徹底解説!

公開日:2024/08/27最終更新日:2024/08/27

Webサイトでの情報検索やショッピングは、日常生活の一部となりました。

そこで、よく耳にするのがクッキー(Cookie)やキャッシュです。

しかし、その違いを明確に理解している方は少ないのではないでしょうか。


本記事では、キャッシュとクッキーの違いについて解説しています。

また、言葉の定義や削除方法を交えながら、役割の違いについても紹介しています。


ぜひ、最後までご覧ください。

1.キャッシュとクッキーにおける特徴の違い

昨今、ショッピングサイトやWebサイトが流行し、クッキー・キャッシュという言葉をよくみると感じる方もいるのではないでしょうか。

2つの言葉を知っていても、概要や違いがよく分からないと感じる方は必見です。

ここでは、キャッシュとクッキーの仕組みや特徴の違いについて解説していきます。

キャッシュの仕組み

キャッシュとは、一時的にコンピュータにブラウザなどが表示したWebページのデータを保存する機能です。

次回同じページにアクセスした際に、キャッシュを活用することでインターネット上のデータではなく保存されたデータを参照するため、Webページの表示速度を高速化することが可能です。

クッキーの仕組み

クッキー(Cookie)とは、Webサイトへのログイン情報やサイト内でのユーザーのユニーク情報・ユーザーアクションなどを識別する機能のことをいいます。

例として、SNSを利用する際にIDとパスワードでログインする場合、ログイン情報を複数回入力することなくアカウントにスムーズにログイン可能です。

クッキーの機能を利用し、訪問したWebサイトでのログイン情報・ユーザーアクションを保存することが入力の手間を省くことにつながります。

キャッシュとクッキー・セッションとの違い

キャッシュとクッキー、セッションとの違いとは何なのか疑問に感じた方もいるでしょう。

セッションとは、ログイン後の動きに関する概念です。

下表にキャッシュとクッキー、セッションそれぞれの違いについてまとめました。

機能

保存する内容

キャッシュ

1度閲覧したWebサイト情報(cssやhtml)を保存しておく

クッキー

1度ログインが成功したWebサイトのユーザー情報(パスワードやID)を保存しておく

セッション

ログインに成功したあとの一連の行動


キャッシュは、1度閲覧したことのあるWebサイトの基本情報(cssやhtmlなど)を保存する機能です。

クッキーは、ブラウザにログイン情報を残す仕組み・機能のことを指します。

セッションは、ログインに成功したあとの一連の行動のことです。


ちなみにキャッシュと履歴の違いは、インターネット上におけるログ(閲覧情報の記録)の残し方にあります。

履歴は、閲覧したURLのみが記録されることとなり、具体的な内容までは分からない仕様になっています。

2.キャッシュの種類とクッキーの種類

キャッシュとクッキーのそれぞれの概要や特徴について理解したところで、次にキャッシュの種類とクッキーの種類について詳しく解説していきます。

キャッシュの種類

キャッシュには主に2種類存在するため、それぞれについて下記にまとめました。

・ブラウザキャッシュ

ブラウザキャッシュとは、一時的にユーザーがアクセスしたWebサイトのデータをブラウザに保存する機能のことをいいます。

次回に閲覧する際に同じデータの場合、サーバーリクエストを送らずに保存されたデータを参照することが可能なため便利です。

1度保存されたデータは再度ダウンロードする必要がないため、Webサイトの読み込み時間が短縮できます。データをダウンロードする際にかかるパケット料金を節約できたり表示の高速化につながったりするメリットがあります。

・サーバーキャッシュ

サーバーキャッシュは、ユーザーが閲覧したWebサイトのデータを一時的にサーバーに保存する機能のことです。

ブラウザからデータの表示をリクエストされた場合、サーバーキャッシュからファイルを作成してデータを返すことが可能です。

基本的な機能はブラウザキャッシュと同じですが、キャッシュの保存データや保存場所が異なるため注意が必要です。デバイスのストレージを圧迫することはありません。

クッキーの種類

クッキー(Cookie)には、「1st Party Cookie(ファーストパーティークッキー)」と「3rd Party Cookie(サードパーティークッキー)」の2種類があります。

・1st Party Cookie

1st Party Cookieとは、ユーザーが訪問したWebサイトで発行されるクッキーのことをいいます。

主にWebサイト上のショッピングサイトの買い物カゴの商品情報・閲覧履歴・ログイン情報を保存する際に活用されます。

一般的に、1st Party Cookieで保存された情報は、同じサイト内で活用される場合が大半です。

・3rd Party Cookie

3rd Party Cookieはユーザーが訪問したWebサイト以外で発行されるクッキーのことをいいます。

3rd Party Cookieのユーザー追跡機能が活用されています。

3.キャッシュとクッキーの用途における違い

キャッシュとクッキーで、それぞれの用途における違いを理解することが重要です。

ここでは、キャッシュとクッキーの用途における違いについて解説していきます。


クッキーは、主にWebサイトへのアクセスユーザーのユニーク情報・ECサイトでの行動・ログイン情報などを識別するために利用されます。

SNSを利用する際にパスワードとIDでログインすれば、ある程度の期間ログイン情報を入力することなく、自分のアカウントにアクセス可能です。


一方でキャッシュは、1度訪れたWebページそのものを、ブラウザに保存する仕組みです。

キャッシュを利用することで、二度目以降にアクセスするWebサイトを高速に表示することが可能です。

ただし、Webページを保存することでPC自体のパフォーマンスが落ちて、動作が重くなることがあるため注意しましょう。

ブラウザのキャッシュをクリアすることで、動作が軽くなる場合があります。

4.キャッシュとクッキーのメリット・デメリット

キャッシュとクッキーのそれぞれに、メリットとデメリットがあります。

メリット・デメリットを正しく理解することで、キャッシュとクッキーを利用する際に活用できます。

ここでは、キャッシュとクッキーのそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

キャッシュのメリットとデメリット

キャッシュを活用するメリットは、再度同じデータを表示させる際に読み込み時間短縮を図れるため、ページの表示速度を高速化可能という点です。

また、SEOの観点からもキャッシュを活用することと、ユーザビリティの向上するメリットがあるといってよいでしょう。


キャッシュを活用するデメリットはページ情報の更新などする際に、キャッシュが残っていると更新内容がうまく反映されず、以前の情報のままデータが表示されてしまうケースがあるため注意が必要です。

また、キャッシュのデータ量が大きくなるほど、ブラウザの動作が遅くなるというデメリットもあるため、注意しましょう。


キャッシュを活用するメリットとデメリットを下表にまとめました。

企業

ユーザー

メリット

・SEO分析に効果的

・ユーザーの動向を把握できる

・ターゲティングの絞り込みに活用

・読み込み時間を短縮できる

・閲覧ページの高速化

・ユーザビリティの向上

デメリット

・操作性の低下

・ページ更新時の不具合

・データ量が大きくなると動作が遅延する

クッキーのメリットとデメリット

ここでは、Cookie(クッキー)を活用するメリット・デメリットについてユーザーサイドや企業サイドに分けて解説します。下表にまとめましたのでご覧ください。

企業

ユーザー

メリット

・ユーザーアクションを管理可能

・広告マーケティングに活用可能

・ユーザーに合わせた情報提供可

・ブラウジングを効率化できる

・複数回ログイン情報を入力する必要がない

デメリット

・ユーザーに不快な印象を与える可能性がある

・データが蓄積され過ぎるとブラウザの動作が遅くなることがある

・機密情報が漏れる懸念がある

5.キャッシュとクッキー取り扱い時の注意点

キャッシュやクッキーを使う際に注意しなければならないことがいくつかあります。

ここでは、キャッシュとクッキー取り扱い時の注意点について、下記に詳しくまとめました。

  • 信用できるパソコン以外を使用した後はキャッシュとクッキーを削除する

  • 公共の場での閲覧情報は削除する

  • IDとパスワードは厳重に管理する

それぞれの注意点について、詳しくみていきましょう。

信用できるパソコン以外を使用した後はキャッシュとクッキーを削除する

個人所有のPC、信頼できるPCを利用している場合には、クッキーやキャッシュは便利です。

しかし、インターネットカフェや他人のPCなど、情報を残したくないPCを利用した場合にはクッキーとキャッシュを削除しておくことをおすすめします。

もし、他人のPCでECサイトやSNSにログインした場合、情報漏洩の危険性があり、不正アクセスやアカウントの乗っ取りの原因になるため注意しましょう。

公共の場での閲覧情報は削除する

自宅のパソコン以外の公共のパソコンを使う際にWebサイトをみることもあるでしょう。

その際に、IDやパスワードを入力する必要がある場合があります。

Webサイトを閲覧後にデータを削除しないと、誰かが同じWebサイトにアクセスした際に、IDやパスワードがクッキーなどの機能により自動で入力されてアクセスが可能になってしまう可能性があります。

セキュリティ上の問題につながる危険性があるため、公共の場での閲覧情報は削除することが重要です。

削除されずデータが残っていると、自分以外の他の人が閲覧した際に、パスワード・IDを知られてしまう恐れがあるため注意しましょう。


データの扱い方を正しく理解し、必要のない情報に関しては、削除していく必要があります。

また、職場での社内セキュリティなどは可用性・機密性と完全性が保証される必要があるため、安易にIDやパスワードが知られることがないようにしてください。

IDとパスワードは厳重に管理する

クッキーが記憶している情報は、ショッピングサイト・SNSなどのユーザー情報です。

ログインが必要なWebサービスのパスワード・IDも含まれます。

ハッキング被害などを考慮して、クッキーを削除することはセキュリティ上重要になります。


ただし、ログインが必要なWebサービスを利用する際には、パスワード・IDの再入力が必要になるため、Cookieを削除する前に、各Webサービスのパスワード・IDを確認しておく必要があるでしょう。

6.キャッシュとクッキーの削除方法

キャッシュとクッキーの削除方法についてよく分からないと感じたり知りたいと思う方もいるでしょう。

ここでは、キャッシュとクッキーのそれぞれの削除方法と具体的な手順について詳しく解説していきます。

キャッシュの削除手順

キャッシュをクリアする方法は、それぞれブラウザによって違うため、いくつかの手順を紹介します。


・GoogleChromeの場合

  1. 画面右上の「≡」(Google Chrome の設定ボタン)をクリック。

  2. 「設定」から画面左側「詳細設定を表示」を選択。

  3. 「プライバシーとセキュリティ」をクリック。

  4. 「閲覧履歴データの消去」を選択する。

  5. 「キャッシュされた画像とファイル」をチェックする。

  6. 「期間」で選択。

  7. 「データを削除」をクリックする。


・Firefoxの場合

  1. 1. メニュー「≡」からオプションをクリック。

  2. 「プライバシーとセキュリティ]を選択。

  3. 「Cookie とサイトデータ」から「データを消去…」を選択してクリックする。

  4. 「ウェブコンテンツのキャッシュ」をチェック。

  5. 「消去」ボタンをクリックする。


・Microsoft Edgeの場合

  1. 画面右上「…」をクリックする。

  2. 歯車アイコン「設定」をクリックする。

  3. 「プライバシー、検索、サービス」を選択する。

  4. 「閲覧データをクリア」エリアから「クリアするデータの選択」をクリックする。

  5. 「閲覧データをクリア」から「時間の範囲」を任意で選択。

  6. 「キャッシュされた画像とファイル」をチェック。

  7. 「今すぐクリア」をクリックする。

    ※使用している Windows のバージョンによって多少異なる場合があります。


・Internet Explorerの場合

  1. 「ツール」 をクリック。

  2. 「閲覧の履歴」から「削除」をクリック。

  3. 「インターネット一時ファイルおよび Web サイトのファイル」をチェックして「削除」をクリックする。
    ※使用している IE および Windows のバージョンによって多少異なる場合があります。
    ※Internet Explorer11は廃止され、2022年6月15日にサポートを終了しました。現在使用されている Internet Explorer11のアプリやサイトと同じコンテンツを、Microsoft EdgeのInternet Explorer モードで開くことが可能です。


・Mac(Safari)の場合

  1. Safariから環境設定に進む。

  2. 詳細のタブから「メニューバーに開発メニューを表示する」にチェックを入れる。

  3. 設定を閉じて「開発」を選択し、キャッシュを空にする。


・iPhone(Safari)の場合

  1. ホーム画面から「設定」を開き ⇒ 「Safari」 を選択。

  2. 「履歴とWeb サイトデータを消去」をタップ。

  3. 「履歴とデータを消去」をタップして完了。


・Android(Chrome)の場合

  1. Androidが搭載されている端末で、Chromeのアプリを開く。

  2. 画面右上に表示されている「その他︙」アイコンを選択する。

  3. 履歴から「閲覧データを削除」を選択し、期間を設定する。

  4. 「データを消去」で完了。
    ※ 「キャッシュされた画像とファイル」「Cookieとサイトデータ」の箇所にあるチェックボックスをオンにしておきます。

クッキーの削除手順

クッキーはWebブラウザに保存されるため、削除する場合は利用中のブラウザの設定機能を使って削除します。

Google Chrome・Safariなどブラウザごとに削除の手順が異なるため、それぞれの削除手順を紹介します。


・Google Chromeの場合

  1. GoogleChromeを起動後、画面右上の3点リーダーボタンをクリック。

  2. 「その他のツール」をクリック。

  3. 「閲覧履歴を消去」をクリック。

  4. 「期間」で削除する期間を選択。

  5. 「Cookieと他のサイトデータ」をチェック。

  6. 「データを消去」をクリック・完了。


・Safari

  1. Safariを起動後、画面左上の「Safari」をクリック。

  2. プルダウンメニューから「設定」をクリック。

  3. 「プライバシー」をクリック。

  4. 「Webサイトデータ管理…」をクリック。

  5. 削除したいWebサイトを選択して「削除」をクリック・完了。 

7.キャッシュの使用事例

キャッシュがどのように使用されているか気になる方もいるでしょう。

ここでは、キャッシュの使用事例について紹介しています。

使用されている主な事例について、下記にまとめました。

  • データベースキャッシュ

  • クライアントサイドキャッシュ

  • ローカルキャッシュ

  • 分散キャッシュ


データベースキャッシュは、クエリのキーと結果をセットにしてキャッシュします。

頻度の高いクエリからキャッシュするようにします。

キャッシュサイズに注意する必要がありますが、うまく活用すれば劇的なスピードアップが実現可能です。


また、パフォーマンスを上げるのには欠かせないのが、クライアントサイドキャッシュです。

複数のキャッシュシステムを組み合わせて効果を上げることができます。

しかし、サンドボックスなどブラウザのセキュリティにより制限はあるため注意が必要です。


さらに、ローカルキャッシュはサーバーマシンのメモリ・ハードディスクを利用するキャッシュで、一般的で手軽に高速化が可能な手段です。

しかし、ロードバランサーにて分散化された環境では使えないという欠点があります。


そして、分散キャッシュは、分散化サーバーにおける利用を考慮したキャッシュシステムです。

代表的なものとしてRedis・Memcachedなどのキャッシュメモリシステムがあります。

通常のRDBとは大変な性能差があり、サンプルコードによるテストでは、メモリーエンジンを使ったMySQLよりも2倍以上高速化したという結果が出ています。

8.クッキーの使用事例

クッキーがどのように使用されているか気になる方もいるのではないでしょうか。

クッキーが具体的にどんなシーンで利用されているのか理解すれば、企業がマーケティングに活用したり、ユーザーの利便性を高めることにもつながります。


ここでは、クッキーの使用事例について紹介しますので、使用されている主な事例について下記にまとめました。

  • Webマーケティング

  • ネットショッピング

  • メール問い合わせフォームの入力画面

Webマーケティングは、ユーザーに価値を提供することです。

企業のホームページやショッピングサイトにおいて、ショッピングの利用状況・ユーザーの行動履歴などを細かく分析する際にも、クッキーが活用されています。ページを閲覧した回数のみを解析する場合は、クッキー採用の有無はどちらでも構いません。


しかし、各ユーザーの属性・どのユーザーがいつ初めて訪問したのか・2回目以降に訪問した時期などの詳細について分析を実施する場合は、原則クッキーは必須となります。


また、ネット通販でショッピングする際に保存される情報は、主にショッピングカートに入れた商品・ログイン情報・お気に入り商品なども含まれます。

ユーザーが意図的にログアウトしない限り、購入したい商品をショッピングカートに入れたままネット通販サイトをいったん離れた後も、ログインが保持されます。

そのため、ショッピングカートに入れた商品もそのままの状態です。


ネット通販の注文フォームやホームページのお問い合わせフォームに、電話番号・メールアドレスなどの個人情報を1度入力すると、次回以降には入力の手間が省けるようになるのもクッキーのメリットの1つです。

入力ミス防止に役立つだけでなく、入力時間の無駄を防ぐことにつながります。

2回目以降はフォーム入力が楽になるため、ユーザーの離脱率を防ぐ対策として高い有効性が期待できます。

9.キャッシュとクッキーに関するQ&A

キャッシュとクッキーに関する疑問や質問などがある方もいるでしょう。

ここでは、キャッシュとクッキーに関するQ&Aをいくつか紹介します。

  • キャッシュやクッキーを削除するとどうなりますか?

  • クッキーの安全性について知りたいのですが実際どうですか?

  • スマホやiPhoneなどのモバイル端末ではキャッシュとクッキーはどう取り扱えばよいですか?

詳しくみていきましょう。

Q)キャッシュやクッキーを削除するとどうなりますか?

キャッシュとクッキーを削除した後、Webサイトでの設定の一部が削除されます。

仮にログインしていた場合は、再度ログインする必要があります。

画像などのコンテンツを再び読み込む必要があるため、一部のサイトが表示速度が遅くなったと感じることがあります。

Q)クッキーの安全性について知りたいのですが実際どうですか?

クッキーの情報が残っていることで、クレジットカードやID・パスワードの情報もパソコンに残ります。

プライベートで使用するパソコンであれば問題ありませんが、インターネットカフェや学校など共有のパソコンでクッキーを利用する場合は、第三者に悪用される危険性があります。

安全性を確保するためには、共有のパソコンで重要な情報を入力しないほうがよいでしょう。

Q)キャッシュを削除すると何が消えるのですか?

キャッシュクリアとは、端末で一時的に保存されている画像やテキストのデータを削除することです。

主に端末の動作が遅く感じた場合やWebサイトが正しく表示されない場合などに行います。

キャッシュクリアのやり方は、「ショートカットキーを利用する」「ブラウザの設定画面から行う」「ブラウザの拡張機能を利用する」など、さまざまな方法があります。

Q)スマホやiPhoneなどのモバイル端末ではキャッシュとクッキーはどう取り扱えばよいですか?

キャッシュとは、インターネット利用時にパソコンやスマホに保存される小さなファイルのことです。

ファイルにはパスワードやIDなどの情報が保存されており、SNSや同じWebサイトを開いた時に入力する手間を省くことが可能です。


クッキーはネットショッピングやSNSへのログインなどを快適にするための仕組みです。

ただし、クッキーはユーザーのプライバシーを侵害する恐れがあると指摘する声もあるのが現状です。

クッキーの仕組み・注意点・設定方法を理解し、有効・無効を切り替えて使うとよいでしょう。


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10.まとめ

今回は、キャッシュとクッキーの違いと概要・特徴や削除方法などについて解説してきました。


キャッシュは、主にブラウザなどが表示したWebページの画像やテキストデータを一時的にコンピュータに保存する機能です。 

一方、クッキーはWebサイトへのログイン情報やサイト内でのユーザーアクション、ユーザーのユニーク情報などを識別する機能です。

キャッシュとクッキーのそれぞれの概要・特徴・削除方法を正しく理解することが重要です。

キャッシュとクッキーは、Webサイトなどさまざまな場面で活用されています。そのため、これからもユーザーサイド・企業サイドの双方にとって重要な仕組みと言えるでしょう。


本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。