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受託開発と客先常駐の違いとは?自社開発の違いや向いている人の特徴も解説

公開日:2024/09/20最終更新日:2024/09/20

エンジニアとしての働き方には、幅広い形式があります。基本的な働き方として挙げられるのが、以下の3つです。


<エンジニアの働き方>

  • 受託開発

  • 客先常駐

  • 自社開発

エンジニアとしてのキャリアを形成していくにあたっては、それぞれの働き方を理解して選択することが重要です。そのため本記事では、受託開発・客先常駐・自社開発の違いやそれぞれのメリット・デメリット、求められるスキル、向いている人の特徴について解説します。


特に以下の方には、この記事をご一読していただきたいです。

  • IT業界への転職を検討している方

  • 新卒でエンジニアとして就職を考えている学生

  • フリーランスエンジニアを目指している方

  • 受託開発と客先常駐、自社開発の違いについて理解したい方

1.受託開発・客先常駐・自社開発の違い一覧表

受託開発・客先常駐・自社開発それぞれについて解説する前に、ここでは三者の特徴や違いを一覧表にしてまとめます。それぞれの特徴は、以下の通りです。

受託開発

客先常駐

自社開発

仕事内容

・クライアントから案件を受注して作業する

・作業は自社や自宅で可能

・成果物の納品に対して報酬が支払われる

・エンジニアが客先に常駐して開発にあたる

・業務内容や就業規則は現場ごとに準拠する

・労働条件は契約内容によって変化する

・自社でシステムを開発し、公開・販売する

・自社で企画・設計からシステム開発を行う

・自社が利用するシステムだけでなくユーザーが利用するシステムを開発するケースもある

メリット

・幅広い案件に携われる

・人との出会いがある

・業務の進め方に柔軟性が持てる

・ワークライフバランスが実現しやすい

・クライアントとのやり取りがスムーズ

・幅広い人との出会いがある

・企画から参画できる

・スケジュール調整しやすい

デメリット

・報酬が低くなってしまいやすい

・クライアントとの打ち合わせが増えやすい

・クライアント次第な部分が大きい

・案件ごとに違う現場での業務を求められる

・案件ごとに人間関係を築く必要がある

・高いスキルが求められる

・人脈が広がりにくい

・開発サービスが縮小するリスクがある

必要な能力

・忍耐力

・プレゼンテーションスキル

・営業力

・コミュニケーションスキル

・環境への順応力

・情報収集能力

・技術力

・長期にわたって人間関係を築ける能力

向いている人

・体力・精神力がある

・高いコミュニケーションスキルを持つ

・幅広い業界のノウハウを吸収したい

・幅広い業界での仕事に興味がある

・さまざまな業界での人脈を築きたい

・人間関係を築くのがうまい

・知的好奇心が強い

・企画力がある

・分析能力が高い


2.受託開発とは

受託開発とは、さまざまな開発案件をクライアントより受注し、完成させる業務形態を指します。

受注した案件の作業は、自社や自宅で実施することが可能です。案件を受注し、完成させて納品することで、報酬を受け取れます。


働いた時間ではなく成果物に対して報酬が支払われる契約形態であることが、受託開発においては一般的だといえるでしょう。


ここからは、受託開発について以下の項目に整理して解説します。


<受託開発とは>

  • 受託開発のメリット

  • 受託開発のデメリット

  • 受託開発で求められるスキル

  • 受託開発企業に向いている人の特徴

受託開発のメリット

受託開発のメリットは、主に以下の通りです。


<受託開発のメリット>

  • 幅広い案件の経験ができる

  • 幅広い人と関われる

  • 業務の進め方に柔軟性が持てる

幅広い案件の経験ができる

受託開発のメリットとしてはまず、幅広い案件の経験ができることが挙げられます。


受託開発では各企業との仕事は案件ごとであり、成果物を納品することで一旦案件が終了します。さまざまな企業から受託することで利益を出すことから、幅広い案件の経験ができるのです。


現在ではさまざまな業界に幅広いニーズが存在しており、案件を選びすぎなければ定期的に仕事を受注しやすいと考えられるでしょう。さまざまな業界の案件に携わることで、幅広い知識が身につくことが考えられます。

幅広い人と関われる

幅広い案件に携わる中で、さまざまな業界の人との出会いも期待できます。


自社だけで開発を進めていては得られない人脈を得られる点は、受託開発の大きな魅力でしょう。多くの企業やそこで働く人との人脈ができれば、ビジネスマンとしての大きな財産になります。

業務の進め方に柔軟性が持てるを自由に進めやすい

業務の進め方に柔軟性が持てる点も、受託開発の大きなメリットの1つです。


受託した開発を自社に持ち帰って行うケースが、受託開発には多いためです。作業を自社内で進めることから、他社の案件でありながら比較的自由に進めやすいと考えられます。

受託開発のデメリット

受託開発のデメリットとしては、以下が考えられます。


<受託開発のデメリット>

  • 報酬が低くなってしまいやすい

  • クライアントとの打ち合わせが増えやすい

  • クライアント次第で納期やルールなどが決まる

報酬が低くなってしまいやすい

受託開発では、1案件当たりの報酬を出しにくいことが考えられます。受託開発では下請けとして案件に携わることから、どうしても単価が低くなってしまうためです。


たとえ開発したシステムが大きくヒットしたとしても、クライアントの取り分が中心になることから報酬は期待できない可能性があります。もちろん案件にもよりますが、単価が安くなる傾向については事前に理解しておいた方が良いでしょう。

クライアントとの打ち合わせが増えやすい

クライアントとの打ち合わせの機会が増えやすいことも、受注開発のデメリットだといえます。


クライアントと日常的に一緒に仕事をするわけではないことから、打ち合わせの機会を多く設ける必要があるのです。打ち合わせにあたっては準備をしっかりしなくてはならず、開発以外の業務にかかる時間がどうしても増えてしまいます。


開発に集中しづらい局面もあることは、把握しておかなくてはいけません。

クライアント次第で納期やルールなどが決まる

受託開発では、納期や仕事を進めるうえでのルールなどがクライアントに左右されやすい点にも注意しなくてはいけません。


受託開発では、クライアントのニーズに応えることが非常に大切であるためです。開発作業をスタートさせた後に、突然仕様変更を受けるようなこともあります。


納期についてもクライアントに左右されることから、案件獲得のために無理なスケジュールを組まなくてはならないことも考えられるでしょう。

受託開発で求められるスキル

受託開発で求められるスキルとしては、以下が挙げられます。


<受託開発で求められるスキル>

  • 忍耐力

  • プレゼンテーションスキル

  • 営業力

受託開発では、クライアントの要望を叶えることが非常に大切です。短納期や無理な要求を告げられても、一定は従わなくてはならないこともあります。


こうした中で粘り強くやっていける人材でないと、受託開発の仕事はなかなか務まらないでしょう。


また、案件を獲得するためには高いプレゼンテーションスキルや営業力も必要です。自社が持つ知見について上手にアピールすることで、より多くの案件を獲得できるでしょう。

受託開発に向いている人の特徴

受託開発には、以下のような特徴を持った人が向いていると考えられます。


<受託開発企業に向いている人の特徴>

  • 体力・精神力がある

  • 高いコミュニケーションスキルを持つ

  • 幅広い業界のノウハウを吸収したい

受注開発では短納期の依頼を受けたり理不尽な要求を受けたりすることも想定しなくてはいけません。一定以上の知力や精神力がある人の方が、受注開発には向いているでしょう。


また、クライアントとのやり取りをすすめる上では、高いコミュニケーション能力がある人の方が向いています。そして幅広い業界の人と出会いノウハウを吸収したいと考えている人にも、受託開発の仕事は向いているでしょう。

3.客先常駐とは

客先常駐とは、エンジニアが自社内ではなくクライアントのオフィスに常駐し、開発案件にあたる働き方のことです。文字通り客先に常駐することから、業務内容や就業規則などは派遣先の現場に準拠します。


ただし労働条件は、派遣契約、請負契約、準委任契約かによって変化することが一般的です。

また、一般的な開発委託と違い、開発だけでなく監視や保守運用などの業務を依頼されることも珍しくありません。


ここからは、客先常駐について以下の項目に整理して解説します。


<受託開発とは>

  • 客先常駐のメリット

  • 客先常駐のデメリット

  • 客先常駐で求められるスキル

  • 客先常駐企業に向いている人の特徴

  • 客先常駐とSESは違う?

客先常駐のメリット

客先常駐のメリットは、おおむね以下の通りです。


<客先常駐のメリット>

  • ワークライフバランスが実現しやすい

  • クライアントとのやり取りがスムーズ

  • 幅広い人との出会いがある

ワークライフバランスが実現しやすい

客先常駐のメリットとしてはまず、ワークライフバランスが実現しやすいことが挙げられます。


客先常駐ではエンジニアの稼働時間に応じて報酬が発生することが一般的です。残業については、クライアント企業やプロジェクトの状況によって異なり、残業が発生する現場もあります。


ただし、実際の労働環境についてはあくまでも現場の就業規則によって変化します。残業が発生したり自宅での作業を要求されたりするリスクがある点は、理解しておいた方が良いでしょう。

クライアントとのやり取りがスムーズ

客先常駐の良い点としては、クライアントとのやり取りをスムーズに行いやすいことも挙げられます。常に客先にいることから、クライアントとの距離が近く相談をすぐに行えるためです。


受託開発のように打ち合わせのために準備したりメールを作成したりするような必要がないので、開発作業に集中しやすいと考えられます。また、疑問点をその場で確認して解消できることから、トラブルやミスが発生しにくいとも考えられるでしょう。

幅広い人との出会いがある

幅広い人との出会いを期待できる点も、客先常駐の大きなメリットだといえます。客先常駐ではクライアントのオフィスで働き、日常的にクライアントの従業員とやり取りする必要があるためです。


自社にて開発作業を進める場合と比較すると、さまざまな人との出会いを期待できるでしょう。また、顧客とのやり取りを日常的に行う必要があることから、コミュニケーション能力や顧客対応力の向上も期待できます。


エンジニアとしての市場価値を高めることにもつながることから、大きなメリットの1つです。

客先常駐のデメリット

客先常駐には、デメリットがあると考えられます。


<客先常駐のデメリット>

  • 案件ごとに違う現場での業務を求められる

  • 案件ごとに人間関係を築く必要がある

案件ごとに違う現場での業務を求められる

客先常駐のデメリットとしてはまず、案件ごとに職場や業務内容が異なることが挙げられます。


契約期間が終了すれば、次の常駐先へと働く場所を変えなくてはならないためです。クライアントが異なれば行う開発業務も異なり、さらに求められるスキルも異なります。


割り切ってしまえれば、大きなデメリットには感じないかもしれません。しかし、もし現在の常駐先での業務に魅力を感じていたとしても、契約が終われば案件との関わりが終わってしまいます。

案件ごとに人間関係を築く必要がある

案件ごとに職場を変える必要があることから、職場での人間関係についても契約ごとに築いていかなくてはいけません。


人間関係を築くことを苦手としている人には、客先常駐の仕事は辛いものに感じられる可能性があるでしょう。プロジェクトに対してチームの一員として一丸になって取り組んでいるつもりでも、クライアントの従業員からの疎外感を感じてしまうようなことは考えられます。


ただし、人間関係に関して悩みを抱えやすい人にとっては、短期間で人間関係をリセットできることは良い点だと考えられるかもしれません。

客先常駐で求められるスキル

客先常駐で求められるスキルとしては、以下が挙げられます。


<客先常駐で求められるスキル>

  • コミュニケーションスキル

  • 環境への順応力

客先常駐で大切なことは、職場の仕事に対して早期に順応することです。チームメンバーとできるだけ早く人間関係を築き仕事に影響しないようにするには、高いコミュニケーション能力が要求されるでしょう。


いつまでもチームメンバーに気を遣っているようだと、相談や質問を気軽にできません。問題を自分一人で抱え込んでしまうと、おおきなトラブルに発展することも十分に考えられるでしょう。


客先常駐のエンジニアとしてキャリアアップしていくには、高い順応性が求められると考えられます。

客先常駐に向いている人の特徴

客先常駐に向いている人の特徴としては、以下が挙げられます。


<客先常駐に向いている人の特徴>

  • 幅広い業界での仕事に興味がある

  • さまざまな業界での人脈を築きたい

  • 人間関係を築くのがうまい

客先常駐の仕事では案件ごとにさまざまな業界の現場に派遣されることから、幅広い業界での業務に興味がある人には適しています。また、独立を視野に入れていて人脈を築きたい人にも、客先常駐の仕事は適しているでしょう。


人間関係を早期に築ける人にとっては、客先常駐は働きやすい形式だと考えられます。

客先常駐とSESは違う?

客先常駐の働き方について調べている中で、「SES」という単語が出てきて迷っている方もいるのではないでしょうか。両者には、簡単にいうと以下の違いがあります。


<客先常駐とSESの違い>

  • 客先常駐:エンジニアの働き方の1つ

  • SES:委託契約の種類の1つ

SESとは、IT業界において採用されるエンジニアとの契約方法の1つです。クライアントに対してエンジニアの技術を提供する契約であり、役務を提供すれば成果物の有無は問われません。


SESと客先常駐も、エンジニアがクライアントの職場へ派遣される点では共通しています。しかし客先常駐が働き方を示す言葉でSESが委託契約の種類を示す言葉であることから、両社は完全に同じではないと整理できるでしょう。


客先常駐する契約の中には、準委任契約だけでなく派遣契約や請負契約もあります。

ただし、両者は同じ言葉のように扱われていることもある点には、十分に注意しておくことをおすすめします。

4.自社開発とは

自社開発とは、言葉の通り自社でシステムを開発し、公開・販売することを指します。


自社開発では、企画・設計からシステム開発を行うことが一般的です。この点で、クライアントから提案を受けて開発を進める受託開発とは異なると考えられるでしょう。


自社開発では、自社が利用するシステムを開発するケースだけでなく、ユーザーが利用するシステムを開発するケースも考えられます。


ここからは、自社開発について以下の項目に整理して解説します。


<自社開発とは>

  • 自社開発のメリット

  • 自社開発のデメリット

  • 自社開発で求められるスキル

  • 自社開発企業に向いている人の特徴

自社開発のメリット

自社開発のメリットとしては、以下の3点が挙げられます。


<自社開発のメリット>

  • 周囲との連携がとりやすい

  • スケジュールを組みやすい

  • 企画段階から参画できる

周囲との連携がとりやすい

自社開発のメリットとしてはまず、周囲とのコミュニケーションをとりやすいことが挙げられます。


自社で開発にあたることから、チームメンバーの大半が自社の社員であるためです。元々知り合いであるメンバーとプロジェクトに参加できることから、コミュニケーションは非常に取りやすいと考えられます。


受託開発や客先常駐ではクライアントの従業員と一緒に開発作業を行わなくてはいけません。やり取りに神経をつかったり時間をかけたりする必要がないため、開発業務に集中できます。


コミュニケーションが円滑でないと開発に支障をきたすことも考えられることから、連携がとりやすいことは大きなメリットでしょう。

スケジュールを組みやすい

スケジュールを組みやすいことも、自社開発の大きなメリットの1つです。


自社開発の場合は、納期をクライアントのニーズに合わせなくてはならないことが少ないためです。特に自社で利用するシステムの開発では、納期に関する柔軟性が高いケースも少なくありません。


もちろんプロジェクトである以上納期は存在しますが、比較的余裕があるケースが多いと考えられるでしょう。

また、スケジュールの調整が必要になった場合も、クライアントとの調整の必要性が低いことから調整しやすいといえます。

企画段階から参画できる

自社開発のメリットとしては、企画段階からプロジェクトに参画できることもメリットだといえます。


モノづくりをゼロから行える喜びや経験は、クライアントの提案をもとに作業をする受託開発の仕事にはない、自社開発の大きな魅力でしょう。

また、客先常駐のようにプロジェクトの途中で契約が切れて職場が変わるようなこともなく、基本的にはプロジェクトに最後まで携われると考えられます。

自社開発のデメリット

自社開発のデメリットとしては、以下が考えられます。


<自社開発のデメリット>

  • 高いスキルが求められる

  • 人脈が広がりにくい

  • 開発サービスが縮小するリスクがある

高いスキルが求められる

自社開発を行う企業で働くには、一定以上のスキルが必要だと言えます。


自社開発エンジニアとして働くには、まずシステム開発を行う会社に採用される必要があるためです。長期的に様々な工程を担当できることや既存サービスが有名であり、その開発に携われることも可能であるためエンジニアの中でも人気で埋まりやすいです。


競争率が高いこともあり、自社開発の企業に入る時点で、エンジニアとして一定以上のスキルを持っていることが求められるでしょう。

これからエンジニアとしての経験を積んでいきたい場合は、客先常駐など他の形態での活躍をまず考えることも視野に入れると良いといえます。

人脈が広がりにくい

自社開発を行っている企業で働いていると、人脈が広がりにくいと考えられます。


自社開発では、基本的に同じ会社の従業員と自社内で仕事をすることになるためです。もし独立を考えているようであれば、人脈が広がりにくいことや他社・他業種の人の考え方や情報に触れることが少ない点などはデメリットになり得ます。


自社開発企業のエンジニアとして働いていくなら、人脈作りについては意識して取り組んでいくことが重要でしょう。

開発サービスが縮小するリスクがある

自社開発のデメリットとしては、開発サービスが縮小するリスクがあることも考えられます。


自社開発の場合、開発したサービスやプロダクトによる利益がそのまま経営に影響を及ぼすためです。PMFしていないもしくは利益を出せない場合、今後のプロジェクト規模が小さくなり、さらに給与に影響したりすることも考えられます。


最悪の場合、勤務先の経営がうまくいかなくなって職自体を失う可能性もあり得るでしょう。開発したプロダクトによる成果や利益が重要である点は、エンジニアとしてのやりがいにつながる点でもあります。


会社の収支が自分の収入に直接的に影響する点は念頭に置いておくべきです。

自社開発で求められるスキル

自社開発で求められるスキルとしては、以下が挙げられます。


<自社開発で求められるスキル>

  • 情報収集能力

  • 技術力

  • 長期にわたって人間関係を築ける能力

自社開発エンジニアとして活躍するには、情報収集能力が重要です。自社開発を行う企業では、市場のニーズに合ったプロダクトを開発することが重要であるためです。


自社開発エンジニアとして活躍するには、高い技術力も求められます。自社開発エンジニアの求人は中途採用募集が多く、一定の技術力や開発実務経験がなければ採用されないためです。


さらに、自社開発企業に長く勤めていくことも考えられば、長期間にわたって人間関係を築ける能力も欠かせないでしょう。

自社開発に向いている人の特徴

以下のような特徴を持つ人は、自社開発に適していると考えられます。


<自社開発に向いている人の特徴>

  • 知的好奇心が強い

  • 企画力がある

  • 分析能力が高い

時代のニーズに合った最新の開発を行っていかなくてはならない自社開発の企業では、新しいことに対する知的好奇心の強さが大切です。コツコツと勉強することが苦にならない人やトレンドに敏感な人は、自社開発の働き方に適しているでしょう。


また、魅力的なプロダクトを提案するためには企画力も大切です。トレンドを分析して提案に活かせる能力があれば、活躍していける可能性は十分にあるでしょう。


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5.まとめ

受託開発・客先常駐・自社開発には、それぞれの特徴があります。


受託開発ではクライアントの提案を受けて自社・自宅で開発を行います。幅広い業界の人と関わりながら経験を積める点は魅力的ですが、単価が低くなりやすい点には注意が必要です。


客先常駐ではワークライフバランスが取りやすく、幅広い人との出会いを期待できます。しかし案件ごとに異なる職場で働かなくてはならず、職場が変わるたび新たに人間関係を築かなくてはならない点には要注意です。


自社開発では、モノづくりに最初の段階から携われる点が大きな魅力だといえます。しかし人脈がやや広がりにくく、開発の結果が直接的に経営に影響する点には注意が必要です。


それぞれの違いや特徴を把握し、自分に合った働き方を選択できると良いでしょう。

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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