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アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験とは?難易度や合格率、メリット・デメリットについて解説

公開日:2024/09/23最終更新日:2024/09/23

「アジャイル開発について知りたい」「エンジニアの募集や案件でアジャイル開発とあるがよくわからない」とお悩みであれば、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の合格に向けて勉強してみてはいかがでしょうか。


アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の勉強によってソフトウェア開発やエンジニアとしての基礎を知り、エンジニアとして活躍するためにはどうすればいいか理解を進めていきましょう。


今回はアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験に関する基礎知識や詳細情報、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のメリット・デメリット、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験合格のための参考書の選び方や対策法についてお話しします。


目次

1.アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験に関する基礎知識

はじめにアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験に関する基礎知識について解説します。

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験とは

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験とは、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験コンソーシアムが運営するアジャイル開発に関する検定試験です。Lv.1とLv.2に分かれており、段階的に学んでいくことでアジャイル開発の基礎を学ぶことができます。


アジャイルソフトウエア開発は様々な企業や組織において導入されている開発手法であるため、これからエンジニアとしての知識を身につけたい、開発環境の大まかな流れを知りたいという方におすすめの検定試験と言えるでしょう。また、アジャイルソフトウエア開発について学ぶことで、エンジニアとして自分がどの領域で働きたいのか、どのようなキャリアプランを考えるべきかを考えられるようになります。

アジャイルとは

アジャイルとは、ソフトウエアの開発におけるシステム開発手法の一つであり、スプリントと呼ばれる短い開発サイクルを繰り返しながら、機能の拡張や改善を繰り返し、ソフトウエアを開発していくのが特徴です。システムやソフトウエアが完全に完成しなくてもデモを実行することが可能であるため、顧客及びクライアントとのフィードバックがしやすく、最終的な完成形が顧客のニーズや理想に近いものになります。


ソフトウエア開発においては、開発会社と顧客とのコミュニケーションを綿密に行っていても、エンジニアなどの技術者が顧客の要望を全て汲み取ることは難しいです。同時に、完全に完成した状態から修正を行うというのは非常に困難であり、時間や費用のコストが増加してしまうこともありました。


アジャイル開発であれば、開発の早い段階から顧客の直接的なフィードバック、すなわち開発する製品のチェックを行う体制であることから、完成した段階ではほぼ理想に近いものに仕上がるということです。

ウォーターフォールとアジャイルの違い

ウォーターフォールおよびウォーターフォールモデルとは、従来のソフトウエア開発の一般的な手法であり、システム開発における上流工程から下流工程に滝のように流れていくことから名付けられた開発モデルです。ウォーターフォールの場合は計画が立てやすく、工程ごとにしっかりと完成されていくため、高い品質のソフトウエアが開発できるという特徴があります。


アジャイルとの違いとしては、それぞれの工程が完了するまで次の工程に進まず、工程ごとに顧客の要求を満たしているかチェックしてもらうことが難しいこと、次の工程に進んでしまうと前の工程に戻るというのは大変な労力を伴うものであり、上流工程で急な要件の変更が入ると多大な時間と費用のコストが発生してしまうことです。


アジャイル開発の場合は顧客のフィードバックを早い段階で得られること、要件の変更があっても対応しやすいことから、開発側の労力や負担が減り、開発時間が短くなる上で顧客の要求を満たすことができるというのが違いと言えるでしょう。


ただし、開発するシステムやソフトウエアの性質によっては、どちらの開発手法が優れているのか異なってくるということは覚えておいてください。

2.アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の詳細情報

次にアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の詳細情報について解説します。

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の詳細

試験名

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験 Lv.1

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験 Lv.2

試験会場

CBT(ComputerBasedTesting)試験に対応した全国の試験会場

※試験会場の確認はこちら

試験日時

随時開催

※開催日程の確認はこちら

試験時間

60分

出題形式

多肢選択式(四肢択一)

出題数

60問

40問

合格基準

80%以上合格

65%以上合格

受検料

10,000円(税別)

15,000円(税別)

前提資格

特になし

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験 Lv.1の合格

試験結果

試験後にディスプレイ上に表示


上記がアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の詳細です。四肢択一の多肢選択式であることから、答えは確実に選択肢に含まれているため、試験範囲の内容をしっかりと理解することで合格率を高めることができます。最寄りの試験会場をあらかじめ検索しておき、おおよその受験日を精査しながら、無理のない勉強計画を練っていくと良いでしょう。

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の出題範囲・難易度

次にアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験のレベルごとに出題範囲と難易度について解説します。

・アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験 Lv.1

アジャイル開発に対する基礎知識

・アジャイル・マニフェスト

・アジャイル原則

開発チームの運営

・コミュニケーション

・自律性と協調

・ルール

・振り返り

アジャイル開発プロジェクト管理

・会議体

・ロール(役割)

・反復

・ドキュメント

・チーム編成

・計画

・見積り

・ビジョン

・品質

アジャイル開発の技能

・ペアプログラミング

・リファクタリング

・常時結合

・テスト駆動開発

参考元:試験要項(Lv.1試験)


上記がアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験 Lv.1の試験範囲です。主にはアジャイル、チーム、プロジェクト、技能と言った部分が問われる内容であり、60問で80%以上の正答率が必要ではあるものの、難易度的にはITパスポート以上、基本情報技術者試験未満程度が推測されます。

・アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験 Lv.2

モデリング

・オブジェクト指向設計:継承、インターフェース、ポリモーフィズム、疎結合、Dependency Injection

コーディング

・コーディングルール:ツールによる確認(checkstyle)

・ペアプログラミング

・リーダビリティ(コードの読みやすさ)

・テストコード(Mock、Testing frameworkなど)

・静的解析ツール(SonarQube)

・ドキュメンテーション

構成管理

・チーム開発:SCM(ソースの変更管理システム)、分散型(git)、集中型(Subversion、CVS 等)

・ブランチ戦略:ブランチとマージ、レビュー・受入(プルリクエスト)

・コンテナ技術

テスト

・TDD:Junit(モックを使ったテスト、テスト結果レポートの見方、網羅率C0,C1,C2)

・品質管理のためのテスト(パフォーマンステスト、結合テスト、総合テスト・システムテスト)

・ユーザー受入テスト、ブラックボックステスト、ホワイトボックステスト

常時結合

・自動化の導入:何時動かして結果から何を読み取るか、自動化の導入効果、何を自動化するか(ビルド⇒テスト⇒デプロイ等)

・何のため、誰のために、常時結合(CI)をおこなうのか

デザインパターン

・デザインパターンを使うことのメリット

・ロバート・C.マーチン「アジャイルソフトウェア開発の奥義」(アジャイルな設計、単一責務、Open/Closedの法則)、GoFのデザインパターン、DI(Dependency Injection)

・オブジェクト指向開発の考え方(継承、カプセル化、ポリモーフィズムなど)

・デザインパターンを使うことのメリット(各パターンの利用法、メリット)

・システムアーキテクチャ設計(拡張性、保守性)

・UML(Unified Modeling Language)

リファクタリング

・マーティン・ファウラー「リファクタリング」(コードの不吉な匂い等)

・オブジェクト指向設計原則(Principles Of Object Oriented Design)

チームのスキル

・スプリント計画

・自己組織化されたチーム:メンバーの行動規範(コミュニケーション、自立と協調)

・レトロスペクティブ(振り返り)

参考元:試験要項(Lv.2試験)


上記がアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験 Lv.2の試験範囲です。Lv.1と比べると試験範囲がかなり広くなっており、内容的にも実務に携わったことがないとかなり高い難易度になることが推測されます。40問で65%以上の正答率が合格基準ということからも、運営側として試験問題自体が難しいという設定であるという認識でしょう。内容的には情報技術者試験の高度試験の午前試験と同程度であると予測されるため、入念な勉強計画が必要になると考えられます。

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の受験者数・合格率

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の受験者数や合格率は公式には発表されていません。

そのため、公式テキストなどを参考にしながら、合格基準である正答率を着実に上回るように勉強していく必要があります。

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の申し込み手順

  1. プロメトリックIDを作成する

    IDはこちらから作成できます

    すでにIDをお持ちの方はこちらからログインできます

  2. 日時・会場を選択して予約する

  3. 支払いを行う

  4. 本人確認書類を用意しておく

  5. 予約した日時に指定した 試験会場で受験する


上記がアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の申し込み手順と受験までの大まかな流れです。支払方法はクレジットカード、コンビニ、Pay-easy、QRコード決済、受験チケット(バウチャー)、確認書類は運転免許証、マイナンバーカード、パスポートのいずれかになっています。

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の有効期限

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の有効期限は特に設定されておらず、一度合格すれば知識やスキルの証明として長く使い続けることができます。ただし、手法や技術的な部分については、アップデートされていく可能性もあるため、定期的に情報収集を行うことが必要となるでしょう。

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の勉強時間

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の勉強時間については、ITに関する基礎知識がどれだけ身についてるかによって個人差が出てきます。おおよそではありますがLv.1の試験範囲の内容であれば、IT関連の資格に初めて挑戦するような方であれば、30時間から50時間程度が推測されます。Lv.2の場合は範囲が広くなるため、50時間から100時間程度を見込んでおくと良いでしょう。

3.アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のメリット

次にアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のメリットについて解説します。

アジャイルソフトウエア開発に関する知識やスキルが身につく

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のメリットとして、アジャイルソフトウエア開発に関する知識やスキルが身につくことが挙げられます。アジャイルソフトウエア開発は開発の基礎であり、自分の役割が理解しやすくなったり、柔軟に改善やカスタマイズできる実力が身についたりすることもメリットと言えるでしょう。


エンジニアに限らず、決まった仕組みの流れを変更しながら、柔軟に業務をするのはなかなか難しいです。そのため、アジャイルソフトウエア開発の考え方が身につくことで、顧客への対応だけでなく、周囲とのコミュニケーションもしやすくなり、チームメンバーの一員として貢献しやすくなることも期待できます。

アジャイルソフトウエア開発をしている企業や組織で評価されやすい

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のメリットとして、アジャイルソフトウエア開発をしている企業や組織で評価されやすいことが挙げられます。アジャイルソフトウエア開発はシステム開発会社にとって、開発の根幹となる考え方や仕組みであるため、基本的なことであるからこそ理解していること自体が評価されやすいということです。


求人や案件の情報収集をする場合においても、アジャイルソフトウエア開発という言葉は目に入ってきます。理解していなければ求人への応募や案件への挑戦をすることは難しいことを考えると、資格取得が大きなメリットであることが分かります。アジャイルソフトウエア開発に関する基礎を身につけた上で、自分自身の実力にあった役割に挑戦することができれば、アンマッチすることなく、働きやすい環境で働くことができるようになるでしょう。

エンジニアとして学習する姿勢が身につき転職や就職に役立つ

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のメリットとして、エンジニアとして学習する姿勢が身につき転職や就職に役立つことが挙げられます。エンジニアはどれだけ情報収集を行い吸収できるかどうか、学習そのものを楽しめるかどうかで実力と成長の度合いが変わってくるのが理由です。


少しずつ実力が身についてくるようになり、成長することを楽しめるようになれば、自然と知識とスキルが身についていきます。知識とスキルが身についてくると、その他の検定試験でも合格しやすくなりますし、合格することで資格が取得できれば転職や就職にも役立つということです。

4.アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のデメリット

次にアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のデメリットについて解説します。

資格取得のための時間や金銭的なコストが必要

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のデメリットとして、資格取得のための時間や金銭的なコストが必要なことが挙げられます。何らかの資格を取得するために勉強したことがない方の場合、まず勉強時間の捻出に悩むことになるかもしれません。同時に合格できなければその都度受験料がかかること、参考書やテキストなどの購入なども金銭的な負担が必要です。


ただし、資格取得全般に言えることですが、時間や金銭的なコストを上回るリターンがあることを知っておきましょう。どのような資格なのかをしっかりと理解し、参考書やテキストを読み解き、周辺の知識も吸収しながら、理解を深めてエンジニアとしての実力を身につけるという意識が大切です。

民間資格であり、かつ公的な証明や免許ではない点にも注意

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のデメリットとして、民間資格であり、かつ公的な証明や免許ではないことが挙げられます。簡単に言えば、試験に合格しなければ開発できないといった類ではないので、合格できる知識やスキルを持っていても資格として受験及び合格していない人がいるということです。


アジャイル開発については、あくまでも開発手法の一つであり、エンジニアであれば資格取得のためでなくても、情報収集を行い学んでおくべき知識の一つであることを忘れないよういしましょう。エンジニアとしてどのような知識やスキルが必要なのか理解していくこと、どんなエンジニアのキャリアを積み上げたいかを考えてプランを考えていくことをおすすめします。

アジャイルソフトウエア開発技術者検定の合格のみでは評価されにくい

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のデメリットとして、アジャイルソフトウエア開発技術者検定の合格のみでは評価されにくいことが挙げられます。アジャイル開発について学ぶことはできるものの、具体的なプログラミング言語の習得や実務で必要なエンジニアとしてのスキルや知識について学べるわけではないのが理由です。


ただし、アジャイルソフトウエア開発技術者検定単体ではなく、その他のIT関連の資格を取得することで、評価につながることは間違いありません。ITパスポートや基本情報技術者の合格に向けた勉強、もしくは何らかのプログラミング言語の習得を目指していくことで、エンジニアとして働くための知識とスキルを身につけていくことが大切です。

5.アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験合格のための参考書の選び方や対策法

次にアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験合格のための参考書の選び方や対策法について解説します。

公式推奨の参考書から自分に合う教材を選ぼう

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験合格のための参考書の選び方として、公式で紹介されている参考書やテキストから選ぶのがおすすめです。自分に合ったものを選ぶ方法としては、古本屋や電子書籍などで同じ著者の本を探して文章の読みやすさやわかりやすさをチェックした上で、最新版の参考書やテキストを購入すると良いでしょう。


公式サイトで紹介されていない参考書を選ぶ場合においても、文章や図形などの表現が自分に合っているかどうか、難しい言葉ばかりで自分には理解できないのではないかどうかをチェックし、ゼロから学んでいくという形で選ぶことが大切です。

IT初心者はITパス参考書で基礎固めをしよう

公式サイトで紹介されている参考書などを見てもピンと来ない、基礎となる知識が身についていないと感じた場合はIパス(ITパスポート)の参考書から学び始めるみるのもおすすめです。IT分野においては専門的な用語が漢字や英語など様々な表現があるため、用語自体を理解していないと進みません。


Iパスの参考書であれば、基礎の基礎から学ぶことができますし、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の合格に向けて学んでいく中でどのような技術が担当する領域なのか、どのような段階や工程なのかが理解しやすくなります。必要に応じて基本情報技術者の参考書なども読み解いておくと、さらに理解が深まり合格しやすくなるでしょう。

計画的学習と積極的な姿勢で合格を目指そう

アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験に合格するためにも、合格に向けてしっかりとした学習計画と勉強する姿勢を身につけることが重要です。特にこれからエンジニアになりたい、IT業界で働きたいと考えであれば、最新の技術について情報収集を行い、スキルや知識を身につけることは最も重要な姿勢と言えます。


古い知識のままではセキュリティ的に危険でシステムが稼動しないような作業をしてしまいかねません。常に最新の情報にアップデートしていくこと、学ぶこと自体がエンジニアとして必要なことであり、学ぶことで成長をし続けられるということを知っておきましょう。


学習計画に悩んだ場合、まずは大まかな受験日を設定し、自分の理解度に応じて全体的な時間を設定し、逆算して日々どれくらい勉強時間を費やすべきか検討してみてください。


関連記事

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6.まとめ

今回はアジャイルソフトウエア開発技術者検定試験に関する基礎知識や詳細情報、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験の資格取得のメリット・デメリット、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験合格のための参考書の選び方や対策法についてお話しました。


アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験はソフトウェア開発の基礎を学べることから、エンジニアとしての立ち位置や周囲のチームメンバーの役割などが把握できるようになります。エンジニア領域で活躍したいとお考えであれば、開発の基礎を学ぶチャンスとして合格に向けて頑張ってみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。


本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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