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VBAエキスパートとは?基本情報やメリット・デメリットと対策方法を解説

公開日:2024/09/04最終更新日:2024/09/27

VBAエキスパートの資格を取得するために勉強をしている方、もしくはこれからVBAに関する勉強をしてスキルを見つけたいとお考えではありませんか。


VBAエキスパートの試験に合格するためにも、VBAエキスパートがどのような資格なのかを理解し、モチベーションを高めて意欲的に勉強していくことが大切です。


今回はVBAエキスパートに関する基礎知識、VBAエキスパートの資格取得のメリット・デメリット、VBAエキスパート合格のための参考書の選び方や対策法についてお話します。

1.VBAエキスパートに関する基礎知識

はじめにVBAエキスパートに関する基礎知識について解説します。

VBAエキスパートとは

VBAエキスパートとは、Microsoft Office系統のアプリケーション製品に搭載されているVBA(Visual Basic for Applications)の知識やスキルを認定する資格です。


株式会社オデッセイコミュニケーションズが運営する民間資格であり、Excel VBAとAccess VBAの2種類、それぞれにVBAの基本であるベーシック、応用であるスタンダードという2段階のレベルが用意されています。

VBAエキスパートの受験に何が必要か

VBAエキスパートの受験に必要なものは、WindowsOSのインストールされているパソコン、もしくはタブレット、そしてMicrosoft Office製品のExcelとAccessです。サブスクリプション型のMicrosoft365の有料版でもVBAを利用することができます。無料のweb版OfficeではVBAを利用できないので注意しましょう。


知識やスキル的には、パソコン操作の基本、各種ソフトウェアやアプリケーションを操作する基本、そしてプログラミングの基礎についても、ある程度は理解しておくことが求められます。最低でもパソコンの立ち上げ、ExcelとAccessの起動、新規作成や保存など基礎中の基礎はできるようにしておきましょう。

なぜ「VBAエキスパート 意味ない」と言われるのか

VBAエキスパートについて情報収集をしていると、サジェストキーワードなどで「VBAエキスパート 意味ない」と表示されることがあります。実際には何らかの試験に受験するための勉強が意味ないということはありませんので鵜呑みにしないようにしましょう。


現実問題として意味ないと言われる推測として、VBAエキスパートの資格がなくても、VBAを利用して業務を遂行できること、ただ単に資格を所持しているよりも、実務で使えるかどうかが重視されることなどが考えられます。しかし、どちらの推測もVBAエキスパートに挑戦し、認定されることの方が利点があるため、ネガティブな言葉に惑わされずに勉強に集中することが大切です。

2.VBAエキスパート試験

次にVBAエキスパート試験の詳細や合格率、難易度や申し込み方法について解説します。

VBAエキスパートの詳細

試験名

Excel VBA

Access VBA

ベーシック

スタンダード

ベーシック

スタンダード

試験会場

CBT形式の試験に対応した全国の試験会場

任意の会場を自分で予約

Odyssey CBT+による在宅テストも可能

こちらから試験会場は探せます。

試験日時

会場や運営元によって異なる

任意の日時を自分で予約

Odyssey CBT+で在宅テストをする場合は日程と空席情報をチェック

試験時間

50分

60分

試験方法

CBT(Computer Based Testing)形式

出題形式

選択肢形式

ドロップダウン形式

穴埋め記述形式

※キーボードとマウスによる操作

出題数

40問前後

合格基準

700点以上(1000点満点)

※合格基準は試験問題の更新などにより変動

受験料(一般)

13,200円(税込)

14,850円(税込)

13,200円(税込)

14,850円(税込)

受験料(割引受験制度適用

11,880円(税込)

13,420円(税込)

11,880円(税込)

13,420円(税込)

受験資格

年齢・国籍を問わず誰でも受験可能

※未成年の方は保護者の同意の上、申し込み

試験結果

試験終了時にパソコンのディスプレイ上に合否が表示

オンラインで合格認定が確認できるオープンバッジの付与

※登録したメールアドレスに2~4週間後にお知らせが届く

再受験ルール

同一科目に対して2回目の受験については制限なし

3回目以降の受験は前回の試験日から7日間は受験不可

引用元:試験概要|VBAエキスパート公式サイト


上記はExcel VBAとAccess VBAのベーシックとスタンダードの試験の詳細をまとめた表です。受験料と後述する出題範囲以外は、ほぼ同じ情報になっていますが、自分自身が受ける試験とレベルについてはきちんとチェックしておきましょう。

VBAエキスパートの出題範囲

Excel VBA ベーシック

大分類

小分類

1.マクロとVBAの概念

マクロとVBA

VisualBasicEditor

ブックとマクロの関係

セキュリティレベル

2.マクロ記録

マクロ記録とは

[マクロの記録]ダイアログボックス

個人用マクロブック

マクロ記録の活用方法

3.モジュールとプロシージャ

モジュールとは

プロシージャとは

コメントとは

4.VBAの構文

オブジェクト式

ステートメント

関数

演算子

5.変数と定数

変数とは

変数の名前と宣言

変数の代入と取得

変数の適用範囲

定数とは

6.セルの操作

セルおよびセル範囲を指定する

セルの値と表示形式

Offsetプロパティ

Resizeプロパティ

Copyメソッド

最終セルを特定する

7.ステートメント

If...Then...Elseステートメント

For...Nextステートメント

Withステートメント

8.関数

日付や時刻を操作する関数

文字列を操作する関数

数値を操作する関数

ダイアログボックスを表示する関数

その他の関数

9.ブックとシートの操作

ブックを保存する

ブックを開く、閉じる

複数ブックを操作する

シートを挿入する、削除する

シートをコピーする、移動する

その他のシート操作

10.マクロの実行

VisualBasicEditorから実行する

[マクロ]ダイアログボックス

シート上にボタンを配置する

引用元:Excel VBA ベーシック|VBAエキスパート公式サイト


上記がExcel VBA ベーシックの出題範囲です。Excel VBAの基本文法や基礎的なマクロの絵の理解、変数、セル、シート、ブックの操作など基本的な作業ができることが試されるレベルと言えるでしょう。

Excel VBA スタンダード

大分類

小分類

1.プロシージャ

複数のプロシージャを使ったマクロ

Callステートメント

値を共有する

Functionプロシージャ

2.変数の活用

データの個数を数える、値を合計する

配列

オブジェクト変数

3.ステートメント

SelectCaseステートメント

Do...Loopステートメント

ForEach...Nextステートメント

その他のステートメント

4.ファイルの操作

ファイルの操作

フォルダの操作

文字列操作によるパスの指定

5.ワークシート関数の利用

WorksheetFunctionオブジェクト

6.検索とオートフィルター

検索の基本

見つからなかったときの判定

検索したセルを使う

オートフィルターの基本

絞り込んだ結果のコピーとカウント

絞り込んだ結果の編集

7.データの並べ替え

簡単な条件の並べ替え

複雑な条件の並べ替え

特殊な並べ替え

文字列の並べ替え

フリガナの操作

8.テーブルの操作

テーブルとは何か

テーブルの特定

テーブル部位の特定

テーブル操作の例

9.エラー対策

On Errorステートメント

エラーが起きないデータに整える

10.デバッグ

Debug.Print

イミディエイトウィンドウ

ブレークポイントとステップ実行

引用元:Excel VBA スタンダード|VBAエキスパート公式サイト


上記がExcel VBA スタンダードの出題範囲です。Excel VBAの基本や基礎がしっかりと身についており、高度なマクロの読解や記述、配列や検索、オートフィルターや並べ替え、テーブル操作やエラー対策なども応用力も試されるレベルと言えます。

Access VBA ベーシック

大分類

小分類

1.VBAの基礎知識

VBAとは

セキュリティレベル

モジュールとプロシージャ

オブジェクト、プロパティ、メソッド

演算子、論理式

コードの記述(行継続文字、コメント、インデント)

2.データベースの基礎知識

テーブル・インデックスの作成/設計(主キー、インデックス、適切なテーブルの分割と正規化)

Accessオブジェクト

3.変数・定数・配列

変数の名前と宣言

変数の代入と取得

定数

配列

4.ステートメント

分岐処理(If、SelectCase)

繰り返し処理(For...Next、Do...Loop、ForEach...Next)

その他のステートメント(With、Exit)

5.関数

数値を操作する関数

文字列を操作する関数

日付と時刻を操作する関数

定義域集計関数

変換関数

評価関数

ダイアログボックスを表示する関数

その他の関数

6.DoCmdオブジェクト

オブジェクトの操作

フォームとレポートの操作

クエリの操作

データ操作

その他のAccess操作

7.フォームとレポート

フォームとレポートの操作

コントロールの操作

イベント

8.SQL基礎

クエリの基本

テーブルの作成、削除

レコードの選択

絞り込み/並べ替え

テーブルの結合

集計クエリ

レコード追加、更新、削除

9.実行とデバッグ

VBEの基本操作

デバッグ、エラーへの対処

コードの保護、配布

引用元:Access VBA ベーシック|VBAエキスパート公式サイト


上記がAccess VBA ベーシックの出題範囲です。Access VBAの基本文法やSQLに関する基礎、変数や条件分岐、繰り返し処理やオブジェクト操作、感染などに加えてデバッグの基礎などについて試されるレベルの試験です。

Access VBA スタンダード

大分類

小分類

1.VBAエキスパート「AccessVBABasic」レベルの理解

データベース基礎

SQL基礎

マクロ/DoCmdオブジェクト

フォーム/レポート

Visual Basic Editorの使い方

VBA基礎知識・文法

2.変数・配列・ユーザー定義型

変数

変数の適用範囲と有効期間

配列

ユーザー定義型

コレクション

3.プロシージャ・モジュール

プロシージャの連携

引数と戻り値

プロシージャの適用範囲

4.フォームとレポートの操作

フォーム・レポートの操作

サブフォーム・サブレポートの操作

フォーム間連携

イベントプログラミング

5.SQL

パターンマッチング

レコードのグループ化

テーブルやクエリの結合

テーブル定義の変更

インデックス

6.ADOやDAOによるデータベース操作

ADOの基礎

データベースの接続

レコードの操作

テーブルの操作

トランザクション

外部データベースの利用

例外処理

DAOを使ったデータベース操作

7.応用プログラミング

参照設定・コンポーネントの利用

ファイル操作(FileSystemObject、FileDialog)

VBAの高速化

8.プログラミングのトレース能力とデバッグ

論理(ロジック)

論理エラーの対処

エラートラップ

Visual Basic Editorのデバッグ支援機能

引用元:Access VBA スタンダード|VBAエキスパート公式サイト


上記がAccess VBA スタンダードの出題範囲です。Access VBAの基本文法やSQLの基礎をしっかりと理解した上で、より高度なプログラムを記述する能力を試されるレベルです。ファイル操作やADO/DAOによるデータベース操作、オブジェクトの操作、プログラミングのトレース能力、エラー対策なども含まれることから、AccessとVBAの両方の深い知識が必要になります。

VBAエキスパートの受験者数・合格率・難易度

公式からの発表によると、VBAエキスパートの累計受験者数は66,773名(2023年12月31日時点)となっています。

科目

Excel VBA

Access VBA

レベル

ベーシック

スタンダード

ベーシック

スタンダード

科目別の受験者の割合

51%

40%

4%

5%

科目別の合格率

81%

59%

56%

46%

参考元:試験に関するデータ|VBAエキスパート公式サイト


上記は同じく公式から発表されている科目別の受験者数の割合と累計合格率です。


Excel VBAのベーシックとスタンダードの受験者数が91%、Access VBAが9%となっています。科目別の合格率を見ると、Excel VBAのベーシックが81%と非常に高く、Excel VBAのスタンダードが59%、Access VBAのベーシックが56%、スタンダードが46%となっており、合格率がそのまま難易度になっていることが推測できます。


また、Excel VBAとAccess VBAの両方のスタンダードレベルに科目を取得した人が累計認定者数として1,671名となっていることからも、Excel VBAには挑戦して合格している人は多いが、Access VBAは挑戦している人自体が少ないため、Access VBAのスタンダードの合格を目指すとより他の人との差別化につながるでしょう。


IT関連資格で知られている基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の合格率と比較しVBAエキスパートの難易度を俯瞰的にみてみましょう。

令和6年4月の基本情報技術者の合格率が40.7%、令和5年度春期の応用情報技術者の合格率が27.2%です。

それぞれの資格合格率を考えるとVBAエキスパートの難易度は基本情報技術者や応用情報技術者と比べて低いことが分かります。


VBAエキスパートの難易度は比較的低いですが、学習せずに受験すると受からない可能性もあります。

そのためVBAエキスパートを受験する方はしっかりと学習期間を設け、対策しましょう。

VBAエキスパートの申し込み手順

  1. Odyssey IDの登録

  2. 場所や日時の検索と予約

  3. 試験会場へ直接申し込み、在宅の場合はオンラインで申し込み

  4. 試験会場は直接支払い、在宅の場合はクレジットカード払いか銀行振込

  5. 試験当日に試験会場に行く、もしくは指定の時間に自宅からアクセス

  6. 試験終了後に合否判定


上記がVBAエキスパートの申し込み手順と合格までの流れになります。試験会場はパソコン教室やスクールなどでも対応していることから、会場の検索にて最寄りの試験会場を探すと良いでしょう。

在宅で受験したい場合は「OdysseyCBT+(在宅テスト)|VBAエキスパート公式サイト」のページを確認し、受験するための環境を整えられるかどうかチェック、可能であれば自宅で、難しければ試験会場で受験するか判断することをおすすめします。


※閲覧したタイミングによっては申し込みの手順などが変更されている可能性もあるため、受験を検討した段階で下記公式URLを必ずチェックしてください。

VBAエキスパートの有効期限

VBAエキスパートの有効期限は特にありません。一度取得すればずっと合格したことを示すことが可能です。ただし、将来的に大幅なバージョンアップや機能変更があった場合は新しい試験や問題になる可能性があるため、VBAに関する情報収集を行っておき、知識やスキルをアップデートできるようにしておきましょう。

VBAエキスパートの勉強時間

VBAエキスパートの勉強時間については、Microsoft製品をどの程度理解し、使いこなせているかどうかによって大きく異なります。もし、Microsoft製品どころか、パソコンの使い方がわからないという方ですと勉強時間は大きく伸びてしまうでしょう。


試験範囲的には、各科目ごとに20時間から30時間程度のボリュームであるため、公式のテキストやサンプル問題、過去問題を紐解いていけば、半年から1年程度の期間で合格できる試験であることが推測できます。


ただし、Accessに関しては、前述したように受験者数が少ないことから、受験すれば合格する可能性は5割程度であるものの、実務で使う機会がない、もしくはデータベースなどの理解が深まらないという場合は勉強時間も伸び、難易度が高く感じるということもあらかじめ留意しておきましょう。

3.VBAエキスパートの資格取得のメリット

次にVBAエキスパートの資格取得のメリットについて解説します。

ExcelとVBAを使えると幅広い業界や業種で役に立つ

VBAエキスパートの資格取得のメリットとして、ExcelとVBAを使えると幅広い業界や業種で役に立つことが挙げられます。AppleのMacOSやLinuxなどもありますが、日本でも世界的にもまだまだWindowsのシェア率は非常に高いです。


そのため必然的にExcelを利用している企業や組織も多く、幅広い業界や業種でVBAの知識やスキルを役立てることができるのです。特にExcelの使用はもちろん、VBAを使える、マクロを作れるという人は非常に重宝されます。

就職や転職でアピールしやすくなり有利になる

VBAエキスパートの資格取得のメリットとして、就職や転職でアピールしやすくなり有利になることが挙げられます。Excelを使えるというのは、面接で言葉だけでもアピールすることはできますが、VBAエキスパートの資格を持っていれば第三者からの客観的な評価として実力が示せるので有利になります。


そのため、これから転職や就職を考えている場合、資格取得によって選択肢が広がる可能性も高まりますし、企業によっては資格手当などの存在もあるため給与アップも期待できます。また、VBAエキスパートに合格すること自体が自信に繋がるため、面接でも良い印象を与えることにつながるでしょう。

バックオフィス系の業種・職種で活躍できる

VBAエキスパートの資格取得のメリットとして、バックオフィス系の業種・職種で活躍できることが挙げられます。企業や組織によってはまだまだExcelベースで仕事をしている環境もあり、同時にVBAやマクロを使いこなせていない現場もあるのが理由です。


VBAエキスパートを取得するために身につけた知識やスキルが、新しい職場や現在の職場での効率化や最適化に貢献できるようになり、評価をアップすることにつながっていくでしょう。結果としてキャリアアップや収入のアップが期待できます。

4.VBAエキスパートの資格取得のデメリット

次にVBAエキスパートの資格取得のデメリットについて解説します。

MicrosoftのOffice製品以外の環境では利用できない

VBAエキスパートの資格取得のデメリットとして、MicrosoftのOffice製品以外の環境では利用できないことが挙げられます。例えば、Googleのワークスペースをベースとした職場、もしくはLinux環境などで全く別のシステムが構築されているような場合ですと、VBAの知識やスキルは活かせないということです。


ベンダーロックインとまでは言わないものの、VBAエキスパートの資格自体がMicrosoftのOffice製品に依存しているということを忘れないようにしましょう。ただし、OSとしてのWindowsの普及率やシェア率がまだまだ高いことを考えると、心配しすぎるデメリットじゃないということも知っておいてください。

VBAエキスパートの資格単体でエンジニアになるのは難しい

VBAエキスパートの資格取得のデメリットとして、VBAエキスパートの資格単体でエンジニアになるのは難しいことが挙げられます。VBAのマクロなどの仕組みは、プログラミングに似ていますし、Excelの関数なども組み合わせ次第で様々な計算や表現ができますが、それでもVBAエキスパートの資格単体ではエンジニアになるというのは非常に厳しいということです。


もし、エンジニアを目指すのであればVBA以外のプログラミング言語を学ぶこと、HTMLやCSS、PHPやJavaScriptといったものにも触れて、試験や資格もITパスポートや基本情報技術者も含めて受験を検討し学んでいくと良いでしょう。

VBAを活かせる特定の職種に限定される

VBAエキスパートの資格取得のデメリットとして、VBAを活かせる特定の職種に限定されることが挙げられます。バックオフィス系の業務で活躍できると前述しましたが、その反面、なかなかその他の職種ではVBAを活用することが難しいということです。


もちろん、バックオフィス系業務以外でも様々な用途には使えますが、複雑なものは他のプログラミング言語の方が効率的だったり、エンジニアとの連携がしやすかったりするため必要とされないことがあります。ただし、転職先や就職先のミスマッチングさえ避ければ、活躍できる職種を目指すことは可能ですので、自分のキャリアプランをよく考えながら、VBAエキスパートを取得すべきか検討すると良いでしょう。


関連記事

基本情報技術者試験とは?合格率や出題範囲を含む試験詳細や合格のための参考書を解説

5.VBAエキスパート合格のための参考書の選び方や対策法

次にVBAエキスパート合格のための参考書の選び方や対策法について解説します。

VBAエキスパート合格のための自分と相性の良い参考書の選び方

参考書を選ぶ時のポイントは、自分と相性の良いことをチェックすることと言えます。どのような形で自分と相性が良いかというのは、参考書を作っている著者の文章や説明が分かりやすいかどうか、理解しやすいかどうかを重視することが大切です。Amazonや楽天市場などのランキングで上位だからと言っていきなり購入しないように注意しましょう。


例えば、最新の参考書を購入しようとするのではなく、ブックオフなどで古い参考書をチェックして文章などを確認してみたり、AmazonのKindleの読み放題、楽天市場のKoboなどで無料で読める参考書をチェックしてみたりすると良いでしょう。読みやすい著者や作者を見つけたら、最新の参考書を購入すればコストを抑えることにつながります。

迷ったらオデッセイコミュニケーションズの公式テキスト一択

参考書に迷ってしまう場合はオデッセイコミュニケーションズで紹介されている公式テキストの購入を検討しましょう。運営元の公式テキストであればまず出題範囲に漏れはありませんし、合格のために必要な情報がしっかりと記載されているのが理由です。


公式テキストを読み解いた上で、さらに勉強したいのであれば、前述したような形で参考書を探して、さらにVBAに関する理解を深めていくと良いでしょう。

オンライン上のサンプル問題や過去問に挑戦するのもおすすめ

VBAエキスパートが自分にとってどのような難易度か知りたい、合格できるか手応えが欲しいという場合はオンライン上のサンプル問題、もしくは試験サイトなどの過去問に挑戦するのもおすすめです。

Windows製品の使い方がわからない、もしくはExcelやAccessに不慣れな場合は問題を読み解くことも難しく、何から学べば良いかわからないため、自分が今どの位置にいるかを把握するためにもおすすめと言えます。


ITに関する知識が乏しいと感じた場合、ITパスポートのような網羅的にIT基礎を学べる試験の勉強をしてみるのもおすすめです。また、スマートフォンやタブレットはあるけれどもパソコンを持っていないというような場合は、まずはパソコンを手に入れて操作になれることから始めましょう。

実際にExcelやAccessで操作をすることが一番重要

VBAエキスパートに合格したいとお考えであれば、テキストでの勉強とともに、実際にExcelやAccessで操作することが一番重要であるということを覚えておきましょう。試験本番においてもExcelやAccessを実際に操作して受験する仕組みでもあることから、当日になってやり方がわからない、手順で迷ってしまうことはないようにするためでもあります。


物理的なパソコンのデバイスの扱い方、OSの仕組み、アプリケーションの仕組み、オフィスソフトウェアの仕組みやユーザーインターフェースに慣れていくこと、メニューの配置や操作のやり方とともに、キーボードショートカットなども覚えて素早く操作できるように練習していくと良いでしょう。


関連記事

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6.まとめ

今回はVBAエキスパートに関する基礎知識、VBAエキスパートの資格取得のメリット・デメリット、VBAエキスパート合格のための参考書の選び方や対策法についてお話しました。


VBAエキスパートの資格はバックオフィス系の業務だけでなく、エクセルやアクセスを使う様々な業界や業種で重宝されます。現代においても、まだまだVBAが利用されていることを考えると、資格の勉強をしてスキルを身につけることはきっと将来的にも役立つでしょう。


VBAエキスパートについての勉強を進めて資格取得を目指しながら、キャリアアップやキャリアチェンジの可能性を広めていくことをおすすめします。


最後までお読みいただきありがとうございました。

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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