Antのフリーランス案件・求人

■Antとは Antは、Apacheソフトウェア財団のプロジェクトの一つで、Javaベースのビルドツールです。 Antの特徴として、XMLベースのビルドスクリプトを使うこと、プラットフォームに依存しないこと、柔軟なディレクトリ構造を持つこと、ビルドターゲット間の依存関係を定義できること、豊富なビルトインタスクを提供していること、カスタムタスクを追加できること、外部ライブラリとの連携が容易なこと、IDEやCIツールとの統合ができることなどが挙げられます。 Antができる開発は、Javaアプリケーションのビルド自動化、ライブラリやアプリケーションのパッケージング、テストの自動実行、デプロイメントの自動化、リリース作業の自動化、ドキュメント生成の自動化と幅広いです。 Antを活用している世界的サービスやプロダクトは、Apache Tomcat、Eclipse IDE、Jenkinsなどのオープンソースプロジェクトや、多くのJava開発プロジェクトで使われています。 ■Antを活用するメリット この章ではAntを活用するメリットについて説明します。 Antを習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・XMLによる宣言的なビルド定義が可能 ・ビルドスクリプトの部品化と再利用が容易 ・Javaとの親和性が高くJavaプロジェクトのビルドに最適 ・豊富なタスクとサードパーティ製の拡張機能 ・プラットフォームに依存せずクロスプラットフォームで利用可能 ・ビルド処理のカスタマイズが柔軟に行える ・IDEやCIツールとの連携が容易 AntはJavaプロジェクトのビルド自動化を中心に広く活用されてきましたが、近年はGradleやMavenなどの新しいビルドツールへの移行が進んでいます。上記活用する上でのメリットを踏まえて、習得可否を検討することをおすすめします。 ■Antを活用するデメリット この章ではAntを活用するデメリットについて説明します。 Antを習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・XMLの記述が長く複雑になりがちでメンテナンス性が低下する ・ビルドスクリプトのデバッグが難しい ・プロジェクト間の依存関係の管理が不得意 ・ドキュメントが不足しておりWeb上の情報に頼る必要がある Antはメリットが多いですが、XMLの複雑さやデバッグの難しさなど注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 Ant習得を今後検討しているフリーランスエンジニアはAntを活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。