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プログラマーの年収は低い?平均年収や1000万円以上の年収アップ方法、フリーランスの年収を紹介

公開日:2024/12/10最終更新日:2024/12/10

システムやアプリの開発を行う「プログラマー」は、現代においてとても重要な役割を持つIT職の1つです。プログラマーによるプログラミング作業がなければ、どれだけ魅力的なプロジェクトも実現が困難となります。そんなプログラマーは今後も需要が高まり、あらゆる業界で欠かせない人材となるでしょう。


プログラマーを目指す際には、仕事内容などの他に、年収を含めた待遇面について確認しておくのも重要です。「プログラマーの年収は低い」と言われることもありますが、方法次第で高収入を実現することは可能です。


本記事では、プログラマーの年収事情や、高収入を得るための方法などについて解説します。これからプログラマーを目指す方や、年収アップを実現させたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。


1.プログラマーの年収は低い?

プログラマーの年収は、他のIT職と比較して低いと言われることがあります。以下では実際にプログラマーの年収が低いのか、各種データを使って確認します。

平均年収は426万円程度

求人サイト「求人ボックス」のデータによると、プログラマーの平均年収は426万円程度です。(2024年10月30日時点)国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」では、正社員の平均年収が530万円となっています。そのため単純に比較するならば、プログラマーの年収は低めであると言えるでしょう。


もちろん給与などの待遇は、さまざまな要因で変化します。そのため一概に「プログラマー=年収が低い」とは言えず、条件次第では高い年収を得ることも可能です。

年齢・男女別の年収について

求人ボックス」のデータをさらに確認すると、年齢・男女別で年収は以下のように変化しています。


<プログラマー全体の年収>

20~24

314万円

25~29

386万円

30~34

434万円

35~39

493万円

40~44

508万円

45~49

517万円

50~54

553万円

55~59

588万円

引用元:求人ボックス


<男性プログラマーの年収>

20~24

315万円

25~29

390万円

30~34

445万円

35~39

499万円

40~44

524万円

45~49

545万円

50~54

591万円

55~59

608万円

引用元:求人ボックス


<女性プログラマーの年収>

20~24

312万円

25~29

369万円

30~34

406万円

35~39

418万円

40~44

412万円

45~49

414万円

50~54

467万円

55~59

537万円

引用元:求人ボックス


プログラマー全体の平均年収を見てみると、年齢に合わせて順調に上昇していることが分かります。これは経験を重ねることでプログラマーとしてできることが増えて、企業からの評価が高まって年収に反映されることが理由だと考えられます。


続いて男女別に年収を見ると、男女で少しずつ差が出ていることが分かります。40代になると男性プログラマーの平均年収は500万円を超えていますが、女性プログラマーの年収は400万円前半となっています。今後は男女の賃金格差が縮まるかどうかも、プログラマーの待遇面において重要なポイントになるでしょう。

2.プログラマーの年収が低いのはなぜ?

プログラマーの年収は、データで見ると低いと判断されることも多いです。以下では、年収の低いプログラマーの特徴について解説します。

経験やスキルが少ない

プログラマーの年収は、本人の経験やスキルが大きく影響します。そのためプログラマー経験が短く、対応できる仕事の領域が限定されている場合、年収が低くなる可能性があるでしょう。同じく、プログラマーとして働く際に役立つスキルが少ないケースでも、年収が上がらない原因になり得ます。


プログラマーになることを目標にするのではなく、そこからどんな経験をしてどのようなスキルを得ていくか考えておくのが、年収を高めるポイントになるでしょう。

下流工程の業務しかできない

プログラマーの仕事領域は広く、プロジェクトにおける上流から下流まですべての工程に関わる人材もいます。そのため、下流工程しか担当できないプログラマーは、年収が上りづらい可能性があるでしょう。下流工程とは、コーディングやプログラミング、実装に向けたテストなどの業務を指します。


いずれもプロジェクトにおいて重要な業務ですが、対応できる業務がそれだけだと、どうしても他の仕事も兼任できるプログラマーと差が出てしまうでしょう。また、下流工程の作業では、上流工程のなかで作成された設計などをもとに業務を行います。そのため上流工程を担当できるプログラマーの方が、下流工程の作業効率が高まりやすいとも考えられるでしょう。


下流工程における作業を効率化するためにも、上流工程の仕事内容について勉強しておくのがおすすめです。

成長の意欲が低い

プログラマーに限らず、自身の成長に無関心なIT人材は、年収が上りにくくなると考えられます。先の解説通り、プログラマーの仕事には経験やスキルが重要です。しかし、成長の意欲が低いと積極的に学ぶ機会がなくなり、経験やスキル不足に陥る可能性があるでしょう。


これからプログラマーを目指すのなら、自分自身を成長させる気持ちを忘れずに、さまざまなことに挑戦していくことを意識するのがポイントです。

3.年収の高いプログラマーの特徴

プログラマーのなかには、平均以上の高年収を得ている方もいます。以下では、年収の高いプログラマーの特徴について解説します。

需要のある知識・技術を持っている

現在のIT業界において需要のある知識・技術を持っているプログラマーは、年収が高くなりやすいです。ITに関する知識・技術は進歩し続けているため、「今の時代」にマッチしているスキルを身につけることで、多くの企業から評価されやすくなるでしょう。


2024年現在なら、AIの開発が行えるスキルを持っているプログラマーは、需要の高い人材になると考えられます。将来を先読みしてスキルを磨いておく、もしくは素早くトレンドをキャッチして早くから勉強を始めるなど、「需要のあるプログラマー」を目指せる方ほど年収が高くなるでしょう。

上流工程を含めた幅広い業務に対応できる

プログラマーはコーディングやプログラミングだけでなく、上流工程を担当できるIT職です。高収入を得ているプログラマーは、上流工程も任せられる人材として、企業から評価されているケースも考えられます。


上流工程における業務とは、クライアントとのヒアリングを通した要件定義や、システム開発の設計・計画立案などを指します。上流工程の業務を担いつつ、同時に下流工程も任せられるプログラマーは、自然と評価が高くなって年収が上がるでしょう。

規模の大きい企業で働いている

企業規模の大きい会社に勤めているプログラマーほど、年収は高い傾向にあります。プログラマーの就職先は幅広く、さまざまな企業が対象になり得ます。そのなかには有名な大企業もあれば、まだ無名のスタートアップ企業もあるでしょう。


一般的に大企業ほど年収が高く、福利厚生なども充実しています。スタートアップ企業や小規模の企業は、大企業と比較すると年収が低くなると考えられます。一方で、プログラマーとしての働き方が評価されれば、早い段階から役職に就いて年収が高まる可能性もあります。

4.プログラマーで年収1,000万円以上は可能?

高収入を目指せるプログラマーですが、年収1,000万円以上を達成することは可能なのでしょうか。以下では、プログラマーが年収1,000万円以上を実現できるのか解説します。

働き方やスキル次第で年収1,000万円は実現できる

プログラマーも働き方やスキル次第では、年収1,000万円以上を実現可能です。先に解説した年収の高いプログラマーの特徴を参考にして、将来のキャリアパスを考えることで、1,000万円の収入は狙えます。一方で、特別な努力や計画なくして、年収1,000万円以上を達成するのは簡単ではありません。


まずは自己分析を重ねて自分の市場価値を客観的に把握し、年収の高い職場で働くための準備を進めるのが重要です。「〇年までに〇〇を習得する」「〇歳まで年収〇〇万円を達成する」など、具体的な数値を用いて将来設計を行うのもおすすめです。

プログラマーのキャリアパスについて

プログラマーとしてスペシャリストを目指す方法もありますが、別のIT職への転職もキャリアパスとして検討できます。例えばAIやIoTなど高い需要のあるエンジニアを目指すことで、高年収を実現しやすくなるでしょう。プログラマーとして働き続けるのか、別の業種への転職も視野に入れるのか、この機会に考えてみてはいかがでしょうか。

5.プログラマーの年収をアップさせる方法

プログラマーが年収アップを目指す際には、いくつかの方法が考えられます。以下では、プログラマーの年収アップにつながる方法について解説します。

最新のITトレンドを学び続ける

最新のITトレンドを追いかけて学び、自分のスキルとして習得し続けることは、プログラマーの年収アップの実現につながります。IT業界における需要は常に変化し、新しい知識・技術が必要になることも珍しくありません。


そのため過去に学んだことだけでプログラマーを続けていると、そのうち自分の市場価値が低下し、年収が上がらなくなる可能性もあるでしょう。


着実に年収を上げていくには、積極的にITトレンドを踏まえた学習を行うことが重要です。業界の流れに先んじでスキルを習得できていれば、他のプログラマーよりも高く評価されやすくなるでしょう。ITの最新トレンドは国内ではなく、海外から広まることもあります。そのため海外の情報もチェックし、学習のきっかけにすることもおすすめです。

資格取得など実務に活かせる経験を重ねる

プログラマーの業務に役立つ関連資格を取得することも、年収アップにつながる方法の1つです。資格を取得することで、客観的にプログラマーとしての実力を証明しやすくなり、結果的に社内での評価を高められます。企業によっては資格手当が支給され、毎月の収入がアップすることもあるでしょう。


例えばプログラマーの場合、以下の資格取得がおすすめです。

まずはどの資格を取得するか決めてから、具体的に取得までのスケジュールを考案してみると良いでしょう。

転職で年収アップを狙う

プログラマーとして年収アップを目指すのなら、転職も視野に入れるべきです。プログラマーから別の職種になるだけでなく、プログラマーのままより良い待遇の企業に転職する方法も考えられます。また、正社員だけでなく、フリーランスとして独立するのも選択肢に入ります。


フリーランスなら自分のライフスタイルに合わせて仕事をする時間を変更したり、リモートなど案件・求人の条件を絞り込んでマッチするものだけを請け負ったりと、自由な働き方を実現できます。プログラマーに就職する際には、将来的にフリーランスになることも考えておくのもおすすめです。


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7.フリーランスのプログラマーは稼げる?

フリーランスのプログラマーになる際に気になるのは、やはり収入面でしょう。以下では、フリーランスのプログラマーが稼げるのかについて解説します。

高単価の案件・求人を獲得できれば高収入も実現できる

フリーランスのプログラマーには、高単価の案件・求人が多数あります。


フリーランス案件を取り扱っている「フリーランスボード」では、プログラマーの月額平均単価は57.3万円であり、年収に換算すると688万円です。また、月額単価80万円以上の案件も多数取り扱っており、フリーランスのプログラマーでも高収入を獲得することができます。


そういった報酬の高い案件・求人を受注していくことで、高年収を達成することが可能です。高単価の案件・求人を獲得するには、プログラマーとしての経験やスキルが重要となります。これまでの経歴やスキルを棚卸しして、フリーランスでも通用するレベルに達しているか確認してみると良いでしょう。

年収1,000万円以上のフリーランスエンジニアはいる?

フリーランスのプログラマーのなかにも、年収1,000万円以上稼いでいるケースがあると考えられます。フリーランス協会の「フリーランス白書2024」によると、9.7%がフリーランスで年収1,000万円以上を稼いでいると回答しています。


決して多くはありませんが、実際にフリーランスでも高年収を実現できていることは分かるでしょう。

そのため年収アップを目標にして、フリーランスプログラマーのキャリアを選ぶことも十分に考えられます。

フリーランスのプログラマーを目指す際のポイント

フリーランスのプログラマーを目指す際には、安定して案件・求人を確保できる環境を整備しておくのが1つのポイントです。例えばフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスに登録したり、正社員時代の人脈を使って仕事を回してもらったりと、さまざまな方法が考えられるでしょう。


フリーランスボード」を活用することでも、プログラマー向けの案件・求人を確保しやすい環境を構築できます。「フリーランスボード」では、フリーランスエンジニア・ITフリーランス向けの案件・求人が簡単に検索できます。例えばプログラマーの職種で検索をかけてみると、2024年12月時点で6,235件の求人・案件がヒットします。


月収100万円以上の仕事や、リモートOKの仕事などもあるので、自分の条件にマッチする案件・求人を見つけやすいでしょう。フリーランスの働き方に興味があるのなら、ぜひ「フリーランスボード」でどのような案件・求人があるのかチェックしてみてください。


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8.まとめ

プログラマーの年収は、平均で426万円程度となっています。平均以上の年収を得るには、スキルの習得や転職などを通して、年収アップにつながる計画を考える必要があります。この機会にプログラマーの年収事情を確認し、将来のキャリアパスまでイメージしてみてはいかがでしょうか。


プログラマーの年収を高める方法はいくつかあり、フリーランスになるのもその1つに含まれます。フリーランスのプログラマーも、高単価の案件・求人を安定して獲得できれば、高年収を目指せます。「フリーランスボード」なら、手軽にフリーランスプログラマー向けの案件・求人を確認できるので、こまめに新規の仕事をチェックしてみるのがおすすめです。


本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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目次

1.プログラマーの年収は低い?

平均年収は426万円程度

年齢・男女別の年収について

2.プログラマーの年収が低いのはなぜ?

経験やスキルが少ない

下流工程の業務しかできない

成長の意欲が低い

3.年収の高いプログラマーの特徴

需要のある知識・技術を持っている

上流工程を含めた幅広い業務に対応できる

規模の大きい企業で働いている

4.プログラマーで年収1,000万円以上は可能?

働き方やスキル次第で年収1,000万円は実現できる

プログラマーのキャリアパスについて

5.プログラマーの年収をアップさせる方法

最新のITトレンドを学び続ける

資格取得など実務に活かせる経験を重ねる

転職で年収アップを狙う

7.フリーランスのプログラマーは稼げる?

高単価の案件・求人を獲得できれば高収入も実現できる

年収1,000万円以上のフリーランスエンジニアはいる?

フリーランスのプログラマーを目指す際のポイント

8.まとめ