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【初心者向け】JavaScript入門完全ガイド|基本構文や勉強方法(入門本や学習サイト)など解説

公開日:2025/02/14最終更新日:2025/02/15

JavaScriptは、Webブラウザ上で動的なコンテンツを実現するための主要なプログラミング言語として、長年にわたり幅広い用途で利用されています。

特に、Webサイトの動的な要素を実現するためには欠かせない技術であり、フリーランスやIT業界でのキャリアアップを目指す上で身に着けておきたい言語の一つです。


本記事では、JavaScriptの基本概念や特徴、初心者が学ぶべき基本構文、そして効率的な学習方法について解説します。また、実務レベルのスキルを身に着けるための具体的なコツも紹介します。


JavaScriptの基礎をしっかりと理解し、実務に活かせるスキルを身につけましょう。

1.【入門】JavaScriptとは?初心者向けの基本解説

JavaScriptは、Webページにインタラクティブな要素を追加するために開発されたプログラミング言語です。Webサイトの動きや、ユーザーの操作に応じて変化するコンテンツなど、リッチな表現を可能にします。


この章ではJavaScriptの基本概念と、具体的にどのようなことができるのかを紹介します。

JavaScriptの基本概念

JavaScriptは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語であり、主にWebページに動的な機能を追加するために使用されます。HTMLやCSSと組み合わせることで、ユーザーの操作に応じた表示の切り替えやアニメーション、非同期通信などを実現できます。


具体的には、クリックやスクロールなどのイベントに反応して、コンテンツを動的に表示・非表示にしたり、フォームの入力チェックやリアルタイムなデータ更新が行えます。


また、Node.jsを利用することでフロントエンドだけではなく、サーバーサイドの開発にも対応可能です。このように、JavaScriptはWeb開発全般において非常に幅広く活用されている言語です。

JavaScriptでできること

JavaScriptを使用することで、以下のような機能を実現できます。

  • 動的なコンテンツの操作:ユーザーの操作に応じてWebページの内容を変更する。

  • フォームのバリデーション:入力内容をリアルタイムでチェックし、エラーを表示する。

  • アニメーションの実装:画像や要素を動かすことで、視覚的な効果を追加する。

  • APIとの連携:外部のデータを取得し、Webページに表示する。

  • ゲームやアプリケーションの開発:ブラウザ上で動作するゲームやツールを作成する。

JavaScriptを活用すると、ユーザーにとって使いやすく魅力的なWebサイトを構築できます。

2.JavaScriptの基本構文

JavaScriptを学ぶ上で、基本構文を理解することは非常に重要です。

JavaScriptのコードは、変数、関数、条件分岐、ループ処理などの要素から構成されています。


この章ではJavaScriptの基本構文として以下について解説します。

  • 変数とデータ型

  • 関数の仕組みと使い方

JavaScriptの入門を学びたいという初心者の人は、まずは基本構文をしっかり押さえましょう。

変数とデータ型

変数は、データを格納するための入れ物です。JavaScriptでは、var, let, constの3種類のキーワードを使って変数を宣言します。

  • var: 古くから使用されている変数宣言の方法です。

  • let: ブロックスコープを持つ変数を宣言します。

  • const: 定数を宣言します。一度値を代入すると、変更できなくなります。

また、JavaScriptには、以下の基本的なデータ型があります。

  • 数値型: 整数や浮動小数点数を扱います。(例: 10, 3.14)

  • 文字列型: 文字列を扱います。(例: "Hello", 'JavaScript')

  • 真偽値型: true(真)または false(偽)の値を扱います。

  • null型: 値が存在しないことを表します。

  • undefined型: 変数が宣言されたものの、値が代入されていない状態を表します。

  • オブジェクト型: 複数のデータをまとめて扱います。(例: { name: "Taro", age: 20 })

  • 配列型: 複数のデータを順番に格納します。(例: [1, 2, 3])

演算子と式

JavaScriptでは演算子を使って様々な計算や処理が行えます。代表的な演算子としては、以下のようなものがあります。

  • 算術演算子: +(加算)、-(減算)、*(乗算)、/(除算)、%(剰余)

  • 比較演算子: ==(等しい)、!=(等しくない)、>(より大きい)、<(より小さい)、>=(以上)、<=(以下)

  • 論理演算子: &&(論理積)、||(論理和)、!(否定)

  • 代入演算子: =(代入)、+=(加算代入)、-=(減算代入)

式は、変数、リテラル、演算子などを組み合わせたものです。式は評価されると何らかの値になり、例えば「3 + 4」という式は数値の「7」という値になります。


また、式の中には副作用を伴うものもあります。例えば代入式や関数呼び出しは、値を返すだけではなく変数の値を変更したり外部の状態を更新したりします。

関数の仕組みと使い方

関数は、一連の処理をまとめて再利用可能にするための仕組みです。関数を定義することで、同じ処理を何度も記述する必要がなくなり、コードの再利用性が向上します。


JavaScriptでは、functionキーワードを使って関数を定義します。

function greet(name) {

  console.log("Hello, " + name + "!");

}


greet("World"); // "Hello, World!"と表示される

関数は、引数を受け取り、必要に応じて値を返すこともできます。上記の例では「name」が引数で「Hello, “引数の値”」を返却します。

条件分岐やループ処理

条件分岐は、条件によって処理を切り替えるための構文です。JavaScriptでは、if文、else if文、else文、またはswitch文を使って条件分岐を記述します。


条件分岐の例は以下のとおりです。

let age = 20;


if (age >= 20) {

  console.log("成人です");

} else {

  console.log("未成年です");

}

また、ループ処理は、同じ処理を繰り返すための構文です。JavaScriptでは、for文、while文、do...while文を使ってループ処理を記述します。

// for文

for (let i = 0; i < 5; i++) {

  console.log(i); // 0, 1, 2, 3, 4と順番に表示される

}


// while文

let i = 0;

while (i < 5) {

  console.log(i);

  i++;

}

条件分岐とループ処理を組み合わせることで、より複雑な処理を記述できます。


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3.JavaScriptの学習方法

JavaScriptを効率的に学ぶためには、自分に合った学習方法を選ぶことが重要です。


この章ではJavaScriptの学習方法として、以下の3つを紹介します。

  • 無料で学べる学習サイト

  • 初心者向けおすすめ入門書

  • 動画講座やプログラミングスクール

JavaScriptの学習方法はさまざまなものが提供されています。自身の学習スタイルや目標に合わせて最適な方法を選びましょう。

無料で学べる学習サイト

初期費用を抑えたい人には、無料で利用できる学習サイトがおすすめです。

  • Progate
    スライド形式で学べる初心者向けの学習サイトです。JavaScriptの基礎を実際に手を動かしながら学ぶことができます。無料プランでも十分な内容が提供されています。

  • ドットインストール
    3分程度の短い動画で学べるプログラミング学習サイトです。JavaScriptの基本的な使い方を効率よく学べます。

  • CodePrep
    プログラミング初心者向けの学習サイトで、JavaScriptを含む多くの言語を学ぶことができます。実践的な演習問題が豊富で、手を動かしながら学ぶことができます。

他にも、Mozillaが提供する公式ドキュメント(MDN Web Docs)もおすすめです。JavaScriptの基本から応用まで幅広く学べる上に、初心者向けのガイドも充実しています。学習サイトだけではなく、公式ドキュメントから最新の情報を学びましょう。

初心者向けのおすすめ入門書

書籍を活用することで、体系的に学習を進められます。以下は初心者におすすめの入門書です。

  • 「スラスラわかるJavaScript」
    JavaScriptの基本概念を丁寧に解説しており、初心者でも挫折しにくい内容です。図解が多く、視覚的に理解しやすいのが特徴です。

  • 「1冊ですべて身につくJavaScript入門講座」
    豊富なサンプルと解説により、HTMLやCSSの基礎知識を持つ学習者が、JavaScriptの基本概念から応用までを短期間で把握できる内容となっています。

  • 「JavaScript本格入門」
    初心者から中級者を目指す方に最適な一冊です。基礎から応用まで幅広くカバーしており、実務に役立つ知識も学べます。

書籍には図解や具体例も多く掲載されているので、自身のペースでじっくり理解を深めたい人におすすめです。書籍を選ぶときは、自分のレベルに合ったものを選び、最後まで読み通すことが重要です。

動画講座やプログラミングスクール

動画形式の講座は、テキストだけでは掴みにくい実際のコードの動きを視覚的に確認できる点が魅力です。また、プログラミングスクールは、講師によるサポートやメンタリングが受けられるため、独学では解決しづらい疑問点もすぐにフォローできます。


動画講座やプログラミングスクールとしては以下のようなものがあります。

  • Udemy: 様々な分野の動画講座が揃っています。JavaScriptの講座も豊富にあり、自分のレベルや興味に合わせて選べます。

  • TechAcademy: オンラインで受講できるプログラミングスクールです。現役エンジニアのメンターによるサポートを受けながら、JavaScriptのスキルを習得できます。

  • CodeCamp: こちらもオンラインで受講できるプログラミングスクールです。マンツーマンレッスンやキャリアサポートなど、充実したサポート体制が魅力です。

より実践的なスキルを身につけたい人は、動画講座やプログラミングスクールの活用も検討しましょう。

4.JavaScript環境の構築と実践サンプル

JavaScriptを実際に動作させるためには、実行環境を構築する必要があります。


この章ではWebブラウザとNode.jsという2つの主要な環境での構築方法と、簡単なサンプルコードを紹介します。

ブラウザとNode.jsでの環境構築

JavaScriptは、Webブラウザ上で特別なセットアップなしに実行できる言語です。特別な設定は必要なく、HTMLファイルにJavaScriptのコードを記述するか、外部のJavaScriptファイルを読み込むだけで実行できます。


HTMLファイルに直接記述する方法

<!DOCTYPE html>

<html>

<head>

  <title>JavaScript Sample</title>

</head>

<body>

  <h1>Hello, JavaScript!</h1>

  <script>

    // JavaScriptのコード

    console.log("Hello from JavaScript!");

    document.querySelector('h1').textContent = 'Hello, JavaScript World!';

  </script>

</body>

</html>

このコードをindex.htmlなどの名前で保存してWebブラウザで開くと、コンソールに"Hello from JavaScript!"と表示され、<h1>要素の内容が"Hello, JavaScript World!"に書き換わります。


外部のJavaScriptファイルを読み込む方法


まず、JavaScriptのコードをscript.jsなどのファイルに記述します。

// script.js

console.log("Hello from external JavaScript!");

document.querySelector('h1').textContent = 'Hello, JavaScript World (External)!';

次に、HTMLファイルからscript.jsを読み込みます。

<!DOCTYPE html>

<html>

<head>

  <title>JavaScript Sample</title>

</head>

<body>

  <h1>Hello, JavaScript!</h1>

  <script src="script.js"></script>

</body>

</html>

この場合もWebブラウザでindex.htmlを開くとコンソールに"Hello from external JavaScript!"と表示され、<h1>要素の内容が"Hello, JavaScript World (External)!"に書き換わります。


Node.jsを利用することで、ブラウザ外でもJavaScriptを実行可能です。Node.jsの環境構築は、公式サイトからインストーラーをダウンロードしてインストールするだけです。


Node.js環境でJavaScriptを実行するには、.jsファイルを作成し、ターミナルからnode ファイル名.jsコマンドを実行します。

// server.js

console.log("Hello from Node.js!");

ターミナルでnode server.jsを実行すると、コンソールに"Hello from Node.js!"と表示されます。

サンプルコードで学ぶ実践例

簡単なWebページを作成し、JavaScriptで動的な要素を追加する例を見てみましょう。

<!DOCTYPE html>

<html>

<head>

  <title>JavaScript Counter</title>

</head>

<body>

  <h1>Counter: <span id="counter">0</span></h1>

  <button id="increment">Increment</button>


  <script>

    let count = 0;

    const counterElement = document.getElementById('counter');

    const incrementButton = document.getElementById('increment');


    incrementButton.addEventListener('click', function() {

      count++;

      counterElement.textContent = count;

    });

  </script>

</body>

</html>

このコードでは、ボタンをクリックするとカウンターの数値が増加します。addEventListenerを使ってボタンのクリックイベントを監視し、カウンターの数値を更新しています。

初心者が作れる簡単なプロジェクト例

初学者でも取り組みやすいプロジェクトとして、以下のような例があります。

  • Hello Worldアプリ:初めてのJavaScriptとして、コンソールや画面表示で「Hello, World!」を出力するシンプルなプロジェクトです。

  • ToDoリスト:ユーザーがタスクを追加・編集・削除できるアプリ。DOM操作やイベントリスナーの練習に最適です。

  • 簡単な計算機アプリ:四則演算の実装を通して、変数、関数、条件分岐の基本を学べます。

  • カウントダウンタイマー:時間の経過とともに値を更新することで、setIntervalやクリア操作を学びます。

これらのプロジェクトは、ブラウザ環境とNode.js環境どちらでも実施可能なものや、基本的なDOM操作・イベント処理、API連携などを学べる内容となっています。

5.実務レベルのスキルを身に着けるコツ

JavaScriptの基礎を学んだら、次は実務レベルのスキルを身につけて案件獲得を目指しましょう。


実務レベルのスキルを身に着けるためには、計画的な学習と実践が重要です。

この章では実務レベルのスキルを身に着けるコツを3つ紹介します。

  • 目標を決めて計画的に学習する

  • アウトプット中心の学習を意識する

  • 実案件で使われるフレームワーク/ライブラリを学習する

目標を決めて計画的に学習する

実務で活用できるスキルを習得するためには、まず具体的な目標設定が不可欠です。例えば「Webサイトの動的な機能を作れるようになる」「Webアプリケーションのバックエンド開発ができるようになる」「モバイル対応のアプリケーションを作成できるようになる」などの目標を設定します。


その上で、以下のような学習計画を立てると効果的です。

  • 基礎を固める:変数、関数、条件分岐、ループ処理などの基本構文を理解する。

  • 応用スキルを学ぶ:DOM操作やイベント処理、非同期処理(Promiseやasync/await)を学ぶ。

  • 実践する:簡単なWebアプリケーションを作成して、学んだ知識をアウトプットする。

目標達成に向けて計画的に学習することで、効率的にスキルを習得できます。

アウトプット中心の学習を意識する

知識の定着には、学んだ内容を実際にコードとして書き出すアウトプットが重要です。学んだ知識を使って、実際にWebサイトやWebアプリケーションを作成することで、理解が深まります。


学んだことを活かして、以下のようなアウトプットをしてみましょう。

  • 簡単なプロジェクトを作成する:例えば、ToDoリストや電卓アプリなど、シンプルなアプリケーションを作る。

  • GitHubにコードを公開する:自分の成果物を公開することで、他の開発者からフィードバックをもらう機会が得られます。

  • ブログやSNSで学習内容を発信する:学んだことを言語化することで、理解が深まります。

インプットだけでなく、アウトプットを意識した学習を心がけましょう。

実案件で使われるフレームワーク/ライブラリを学習する

Web開発の現場では、フレームワークやライブラリが頻繁に使用されます。代表的なものとしてはReactAngularVue.jsなどがあります。


これらの技術を用いた講座やオンラインリソースを活用することで、実務案件に即したスキルを効果的に習得できます。案件や求人に応募するときのアピールポイントにもなるでしょう。


フレームワーク/ライブラリを学習する際は、公式ドキュメントやチュートリアルなどを参考に、実際にコードを書いて動作確認しながら理解を深めましょう。


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6.まとめ

JavaScriptは、Web開発において欠かせないプログラミング言語であり、初心者からプロフェッショナルまで幅広いスキルレベルで活用されています。


本記事では、JavaScriptの基本的な概念から学習方法、さらに実務レベルのスキルを身につけるためのコツまでを解説しました。


JavaScriptは、Webページに動的な機能を追加するためのプログラミング言語です。フロントエンドからバックエンドまで幅広い分野で活用されており、多くのWebアプリケーション開発に使われています。


JavaScriptを効率的に学ぶためには、自分に合った学習方法を選ぶことが大切です。無料で学習できるサイトからプログラミングスクールまで幅広く提供されているので、自身のスキルや目的に合った学習方法を選びましょう。


そして基礎を学んだ後は、実務レベルのスキルを身につけましょう。ReactやVue.js、Node.jsなど、JavaScriptを使用したフレームワークやライブラリは多く、これらの技術を扱えるエンジニアの需要は高まっています。JavaScriptを習得することでWeb開発の幅が広がり、フリーランスやIT業界でのキャリアアップにもつながるでしょう。


本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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目次

1.【入門】JavaScriptとは?初心者向けの基本解説

JavaScriptの基本概念

JavaScriptでできること

2.JavaScriptの基本構文

変数とデータ型

関数の仕組みと使い方

条件分岐やループ処理

3.JavaScriptの学習方法

無料で学べる学習サイト

初心者向けのおすすめ入門書

動画講座やプログラミングスクール

4.JavaScript環境の構築と実践サンプル

ブラウザとNode.jsでの環境構築

サンプルコードで学ぶ実践例

初心者が作れる簡単なプロジェクト例

5.実務レベルのスキルを身に着けるコツ

目標を決めて計画的に学習する

アウトプット中心の学習を意識する

実案件で使われるフレームワーク/ライブラリを学習する

6.まとめ