Informixのフリーランス案件・求人

■Informixとは Informixとは、IBM社が開発・販売しているリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の一つです。 Informixの特徴として、ACID特性を保証するトランザクション処理ができること、マルチバージョン並行制御(MVCC)による高い並行性能を持つこと、オンライン再編成によるメンテナンス性の高さを持つこと、拡張性の高いデータ型をサポートしていること、GIS(地理情報システム)機能を持つこと、テキスト検索機能を持つこと、他のデータベースとの連携ができること、Cや JavaのAPIを提供していることなどが挙げられます。 Informixができる開発はオンライントランザクション処理システム開発、意思決定支援システム開発、データウェアハウス構築、GISアプリケーション開発、組み込みデータベースシステム開発、Webバックエンドシステム開発と幅広いです。 Informixを活用している世界的サービスやプロダクトは、米国運輸保安局(TSA)や、ウォルマート、セブン-イレブンなどがあります。 ■Informixを活用するメリット この章ではInformixを活用するメリットについて説明します。 Informixを習得することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・トランザクション処理に優れた高性能なRDBMS ・マルチバージョン同時実行制御（MVCC）による高い同時実行性能 ・オンライン再編成機能によりメンテナンス時のダウンタイムを最小化 ・堅牢なデータ保全機能によりデータの整合性を担保 ・マルチスレッドアーキテクチャによる優れたスケーラビリティ ・GIS機能の搭載により位置情報を含むデータ管理が可能 ・IBM Cloudでの提供によりクラウド環境での利用も容易 Informixは金融機関、製造業、公共機関など様々な業界の基幹システムで採用されており、フリーランス求人・案件数は他のRDBMSと比較すると少なめです。上記活用する上でのメリットを踏まえて、習得可否を検討することをおすすめします。 ■Informixを活用するデメリット この章ではInformixを活用するデメリットについて説明します。 Informixを習得することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・Oracleなど他のRDBMSと比べると採用実績が少ない ・習得できる教材や情報が限定的で独学が難しい ・ライセンス体系が複雑でコスト面での評価が難しい ・トランザクション処理以外の用途には向かない場合がある Informixはメリットが多いですが、採用実績の少なさや習得リソースの少なさなど注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 Informix習得を今後検討しているフリーランスエンジニアはInformixを活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。 トランザクション処理のパフォーマンスが求められる金融系のシステムではInformixのスキルが役立つはずです。