私たちの暮らしに身近なサービスの運営を担っている職業として、近年では「Webデザイナー」が挙げられます。WebサービスやWebサイトが私たちの日常に深く関わるようになるにつれて、Webデザイナーの重要性も高まっていると言えるでしょう。
Webデザイナーとしてのキャリアについて考えるうえで、多くの方が気になるのが年収に関することではないでしょうか。そのため本記事では、Webデザイナーの平均年収や年収アップの方法などについて詳しく紹介します。
特に以下の人には、この記事をご一読していただきたいです。
Webデザイナーとして現在従事している方
Webデザイナーを今後検討している方/興味関心がある方
Webデザイナーの年収を知りたい方
Webデザイナートして年収をあげる方法を知りたい方
目次
1.Webデザイナーとは
Webデザイナーとは、Webサイトのデザインを行う専門職です。クライアントからヒアリングした内容を元にWebサイトのコンセプトを決め、画面デザインやレイアウト、細かい機能などを決めます。
「デザイン」と言われると、芸術性や美しさの追及をイメージする方も多いかもしれません。しかしWebデザイナーはデザインの美しさだけでなく、ユーザーの利便性も考慮して制作にあたる必要があります。こうした意味では、プロダクトデザインを考える専門職の1つであるとも考えられるでしょう。
2.Webデザイナーの仕事内容
Webデザイナーは、主に以下の仕事を行います。
<Webデザイナーの主な仕事>
クライアントからのヒアリング
デザインコンセプトの考案
UI/UXの設計
プログラミング・コーディング
ヒアリングした内容をもとにデザインのコンセプトやイメージを考案し、クライアントと摺り合わせつつデザインを行っています。制作においてはユーザーの使いやすさや見やすさを重視し、Webディレクターが作成したサイトマップやワイヤーフレームをもとに進めていきます。
3.Webデザイナーの平均年収
Webデザイナーの平均年収は、厚生労働省のデータによると509.3万円です。
以下で、Webデザイナーの年収を世代別で全体の平均年収と比較します。
年齢 | Webデザイナーの 平均年収 | 全体の 平均年収 |
---|---|---|
20〜24歳 | 329.16万円 | 273万円 |
25〜29歳 | 397.54万円 | 389万円 |
30〜34歳 | 471.69万円 | 425万円 |
35~39歳 | 526.70万円 | 462万円 |
40〜44歳 | 568.22万円 | 491万円 |
45~49歳 | 604.69万円 | 521万円 |
50〜54歳 | 620.52万円 | 537万円 |
55~59歳 | 684.13万円 | 546万円 |
60〜64歳 | 522.25万円 | 441万円 |
出典:厚生労働省職業情報提供サイトjobtag「Webデザイナー」・厚生労働省「令和4年分民間給与実態統計調査」
上記の通り、Webデザイナーの年収は55〜59歳のときに684.13万円でピークになります。いずれの年代においても全体平均よりも年収が高くなっており、十分に年収が高い職業だと判断できるでしょう。
フリーランスでのWebデザイナーの単価を見ていきましょう。
フリーランス向け案件検索サイト「フリーランスボード」では「Webデザイナー」の月額単価は71.4万円です。また、求人・案件を確認したところ、月額単価90万円(年収換算1,080万円)以上の案件が多数存在しています。
特にフリーランスのWebデザイナーは経験とスキル次第で1,000万円を超える高収入を得られる職業だとわかります。(参考:フリーランスボード「Webデザイナー」)
4.会社員とフリーランスの年収の違い
ここでは、Webデザイナーの年収に関して会社員とフリーランスの違いについてお伝えします。
会社員の場合
会社員の場合、経験を積み上げてスキルを磨いていけば、着実に年収がアップしていくと言えます。ただし、会社員として年収をアップさせていくには、単にスキルを上げるだけでなく勤務先の制度において評価を受けていくことが必要です。
また、会社員の場合は年収にはどうしても上限があり、一定以上の年収を目指すなら転職や独立などさらなるキャリアアップが求められるでしょう。ただし勤務先の会社の規模によっても年収は大きく異なり、同じ会社員でも数百万円程度の違いが出ることは十分に考えられます。
フリーランスの場合
フリーランスの場合、仕事をした量と年収がある程度比例すると言えます。スキルを磨くだけでなく、クライアントを探して営業をかけたり、募集案件に応募したりすることも求められるのがフリーランスの特徴です。
仕事を与えられるのではなく獲得しに行かなくてはならないことから、フリーランスの収入はどうしても不安定になりがちだと言えます。しかしその一方で、Webデザイナーとしてスキルを磨いていくことで、年収を上限なく上げていくことが期待できるでしょう。
5.Webデザイナーの将来性
Webデザイナーの将来性は、十分に高いと考えられます。
近年においてWebサービスを展開している企業は非常に多く、今後もオンライン化やDX化の流れに乗って増えていくと予想できます。経済産業省のデータによると、「インターネット付随サービス業」の売上高は以下のように毎年順調に増えていっています。
年度 | 売上高 |
---|---|
2019年度 | 1兆7,478億3,000万円 |
2020年度 | 1兆9,256億5,700万円 |
2021年度 | 2兆2,418億3,900万円 |
2022年度 | 2兆2,431億6,000万円 |
2023年度 | 2兆4,331億円 |
出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査(長期データ)」
Webサービスの市場が拡大すると、相対的にWebデザイナーの仕事も増えていくと考えられるでしょう。
6.Webデザイナ―に向いている人
この章では、Webデザイナーに向いている人についてお伝えします。
Webデザイナーに向いているのは、以下のような特徴を持った人です。
<Webデザイナーに向いている人の特徴>
デザインが好き
好奇心が旺盛
効率性を大切にしている
粘り強い
デザインが好き
Webデザイナーに向いている人の特徴としてはまず、デザインが好きなことが挙げられます。
デザインの仕事は、頭の中にあるイメージを具現化する作業です。もちろんクライアントのニーズを満たす必要がありますし、ユーザーの利便性も考慮しなくてはいけません。
しかしそのうえで自らのアイデアを形にする作業が求められることから、ゼロから想像して何かを生み出す作業が好きでなければWebデザイナーの仕事は大変でしょう。
好奇心が旺盛
好奇心が旺盛なことも、Webデザイナーの大切な適性の1つだと言えます。
Webデザイナーは、新しい技術やトレンドに常に敏感である必要があるためです。常に新しい情報や知識を取り入れる姿勢を持てなくては、Webデザイナーとしてキャリアアップしていくことは難しいでしょう。
効率性を大切にしている
Webデザイナーに求められる資質としては、効率性を大切にする姿勢も挙げられます。
Webデザイナーとして働くうえでは、非常に多くのコーディング作業をしていかなくてはいけません。また、大量なだけでなく正確さも求められることから、効率的に仕事を進める姿勢は不可欠だと言えるでしょう。さらに効率的に作業することで仕事にかかる時間が減れば、ストレスが減ったり身体を休める時間が増えたりと良いことが多数あります。
粘り強い
粘り強さも、Webデザイナーに向いている人の特徴としては欠かせません。
Webデザイナーの仕事では、コーディングやプログラミング、その他の作業を地道に続けなくてはいけない局面が多々あるためです。また、仕事の合間に最新のトレンドについて情報収集していく必要もあります。地道に1つずつできることをしていく粘り強さがあれば、たとえ未経験でもWebデザイナーとして成長していける可能性が十分にあるでしょう。
7.年収アップにつながるWebデザイナーのスキル
この章では、年収アップのためにWebデザイナーが磨いておきたいスキルについてお伝えします。今回紹介するWebデザイナーにおすすめのスキルは、以下の通りです。
<年収アップにつながるWebデザイナーのスキル>
グラフィックデザインスキル
デザインツール(illustrator、Photoshopなど)スキル
動画制作スキル
プログラミングスキル
UI・UXデザイン
Webマーケティングに関する知識
マネジメントスキル
コピーライティングスキル
コミュニケーション能力
グラフィックデザインスキル
Webデザイナーが磨くべきスキルとしてまず挙げられるのが、グラフィックデザインスキルです。
グラフィックデザインとは、テキストや画像などを配置して行う表現のことです。ユーザーに訴求できるうえに使いやすい・見やすいデザインを考えるためには、グラフィックデザインスキルを磨く必要があります。
また、Web媒体と紙媒体の特徴の違いを理解し、効果的なデザインを提案する能力も必要です。理論を身に着けるだけでなくセンスも磨く必要があることから、Webデザイナーが年収を増やすためにはしっかりと磨いていく必要があるでしょう。
デザインツール(Illustrator、Photoshopなど)スキル
デザインツールを使いこなすスキルも、Webデザイナーには求められます。
実際にWeb上でデザインするには、専用のツールを使う必要があります。デザインツールとして代表的なのは、PhotoshopとIllustratorの2つです。
ただし、この他にもさまざまなツールが誕生しており、トレンドに合わせてできるだけひと通りは触れておくことも求められます。使用できるツールが増えれば、Webデザイナーとしての対応の幅も広がっていくでしょう。
動画制作スキル
Webデザイナーが年収をあげるために重要なスキルとしては、動画制作スキルも挙げられます。
Webデザイナーが日常的に動画制作をするわけではないことから、必須のスキルとまでは言えません。しかし近年では動画広告のニーズが高まりを見せており、Webサイト上でも動画を活用する機会が増えています。
Webデザイナーとしても動画が関連する案件を受ける機会は増えていくと予想できるでしょう。動画制作スキルも一定程度持っておくことで、Webデザイナーとしての仕事の幅が広がる可能性は十分にあると考えられます。
プログラミングスキル
Webデザイナーが年収アップのために磨くと良いスキルとしては、プログラミングスキルも挙げられます。
Webデザイナーの仕事には、元々プログラミングスキルが必須と言うわけではありません。工程を細分化して作業に取り組む場合、専門のコーダーがコーディングを行うことは多々あります。
しかしプロジェクトの規模次第では、Webデザイナーがコーディングまでを担うことは多々あると言えるでしょう。プログラミングまでできるWebデザイナーであれば、幅広い案件に挑戦することが可能だと言えます。
UI・UXデザイン
UI・UXデザインについても、Webデザイナーが年収アップのために磨きたいスキルの1つです。それぞれの定義を簡単に説明すると、以下の通りです。
UI(ユーザーインターフェース):ユーザーの目に触れるものすべてのこと
UX(ユーザーエクスペリエンス):ユーザーが製品・サービスを通じて得る体験
Webサービスが多くのユーザーを獲得するためには、見た目の美しさだけでなく機能性の高さも求められます。UI・UXデザインに詳しければ、効果的なWebサービスの作成に役立つでしょう。
Webマーケティングに関する知識
Webマーケティングに関する知識もWebデザイナーが活躍するためには重要です。
Webサイトの改善・向上には、マーケティング知識が不可欠であるためです。サイトの流入数や滞在時間などユーザーの動向を数字でとらえて分析し、仮説と検証を繰り返せる能力は、良いWebデザインを作るうえで重要な能力でしょう。クライアントから支持されるWebデザイナーになるためには、Webマーケティングに関する勉強も取り入れることをおすすめします。
マネジメントスキル
Webデザイナーとしてキャリアアップしていくうえでは、マネジメントも重要なスキルです。
Webデザイナーとして出世していく中では、マネージャーのポストを任されることも十分に考えられるためです。マネジメント職は、一般的には年収が高い傾向があります。組織の中においてWebデザイナーとしてキャリアアップするためには、マネジメント職への挑戦は重要な選択肢だと言えるでしょう。
コピーライティングスキル
Webデザイナーの年収アップには、コピーライティングスキルの習得も効果的です。
コピーライティングスキルとは、文章で商品やサービスの魅力を伝えるスキルのことを指します。Webデザインを作成するうえでは、画像やイラストだけでなく文章の活用も求められます。
文章作成は別の専門家に任せることも可能ですが、クライアント目線ではできるだけ1人の担当者に任せられた方が効率的です。コピーライティングも行えるようにすることで、Webデザイナーとしての活躍の幅が広がるでしょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、Webデザイナーとして活躍するための重要な能力の1つです。
Web制作は、何人ものチームメンバーと協力して進めていく必要があるためです。Webデザイナーとしてプロジェクトに参画すると、日常的にメンバーとのやり取りが発生します。円滑に業務を進めていくには、コミュニケーション能力は必須です。
また、クライアントとのやり取りにおいても、コミュニケーション能力は求められます。クライアントのニーズを引き出すには、ヒアリング能力やこちらの考えを上手に伝える能力も必要でしょう。
8.Webデザイナーの年収アップのポイント
この章では、Webデザイナーが年収を上げるためのポイントについてお伝えします。
今回紹介する年収アップのポイントは、以下の通りです。
<Webデザイナーの年収アップのポイント>
経験を積んでスキルアップする
別の職種に変える
別の企業に転職する
副業する
独立してフリーランスになる
資格を取得する
経験を積んでスキルアップする
Webデザイナーとして年収をあげるためにはまず、経験を積んでスキルアップすることが大切です。
新人でもできるような基本的なスキルだけでは、自分の市場価値は上がっていきません。Webデザイナーとしての業務経験を積み、自分ができるデザインの幅を広げたり扱えるプログラミング言語を増やしたりする努力が必要です。
また、これまで自分が制作してきた作品をポートフォリオにまとめておくと、案件獲得の際のアピールに活用しやすいと言えます。
別の職種に変える
年収アップを目指すなら、別の職種に挑戦することも選択肢に入れるべきです。
Webデザイナーとしての経験が活かせる上流工程の職種になることができれば、年収アップに直結する可能性があります。ただしWebデザイナーから他の職種を目指すためには、Webデザインだけでなく他のスキルが必要です。
たとえばWebディレクターになるためには、デザインに関するスキル以外にマネジメントスキルやWebのディレクションスキルも求められるでしょう。
別の企業に転職する
現在会社員としてWebデザイナーをしているなら、思い切って別の企業に転職することも年収アップの選択肢です。
現在の職場では年収アップがあまり望めないようなケースでは、転職も視野に入れて活動すると良いでしょう。現場経験者としての転職が成功すれば、最初から高水準の年収を得られる可能性もあります。
さらに、Webデザイナーの年収は日本国内よりも海外の方が高いと言えます。そのため、思い切って海外での活動を目指すことも選択肢に入れる意義は十分にあるでしょう。
副業する
Webデザイナーが年収を増やすための選択肢としては、副業も挙げられます。
副業の魅力は、現在行っている本業の収入を確保したまま収入を増やせることです。副業をすれば以前よりも忙しくなるので、時間と体調の管理は大切だと言えます。ただし会社によっては副業NGとしていることもあるので、事前に調べることが大切です。
副業を止める権利までは、会社にありません。しかし副業が原因でトラブルになってしまえば、本業に悪影響が出る可能性もあります。副業が本業の邪魔をしてしまっては本末転倒なので、気を付けましょう。
独立してフリーランスになる
会社員であれば、他の会社への転職以外に独立する選択肢もあります。
フリーランスの魅力は、実力次第で上限なく年収を増やせることです。自分の思い通りに働けることからやりがいも感じやすく、仕事量や休みのタイミングなども自分で決められます。
しかし、フリーランスは仕事があることを約束された立場ではありません。案件に参画できなければ年収が増えず、不安定なだけでなく以前よりも年収が少なくなる可能性もあります。独立を検討するならまず副業で小さく始めてみて、資金がたまってスキルが身についてからにするのも1つの方法でしょう。
資格を取得する
Webデザイナーが年収を増やす方法としては、資格の取得も挙げられます。
資格を取得することで、自らの実力を客観的に示せます。「自分のことを他人に伝えるのが苦手」と感じるなら、資格取得を目指してみるのも良い方法です。
また、資格取得に向けて勉強をすることで、Webデザイナーとしての知見やスキルがさらに磨かれます。将来のキャリアプランに合わせて、最適な資格の取得に取り組んでみましょう。
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9.Webデザイナーからの転職で年収アップが期待できる職種
ここでは、Webデザイナーからの転職で年収アップが期待できる職種についてお伝えします。今回紹介するのは、以下の専門職です。
<Webデザイナーからの転職で年収アップが期待できる職種>
Webディレクター
UI・UXデザイナー
フロントエンドエンジニア
アートディレクター
Webディレクター
Webディレクターは、Web制作に携わるスタッフをまとめてクライアントが求めるプロダクトの制作を実現する職種です。
プロジェクトに関係する人員をマネジメントすることから、総監督のような立場だと言えるでしょう。具体的な業務としては、チーム全体のスケジュール管理や成果物の品質管理などが挙げられます。
高いコミュニケーション力やマネジメント力が求められることから、年収が高い職種の1つだと言えるでしょう。ただし幅広い知識と能力が求められるだけに、勉強すべきことも多数あると考えておくべきです。
UI・UXデザイナー
UI・UXデザイナーは、ユーザーの利便性や満足を考えてWebサイト全体のデザインを考える専門職です。
ユーザーに使いやすいと感じてもらい満足させるには、UIやUXの知識が必要だと言えます。UIやUXを考えながらWebデザインをする仕事には、Webデザイナーとも共通点があると考えられるでしょう。さまざまな業界でデジタル化が進んでいる近年においては、UI・UXデザイナーの需要も高まっていくと想定できます。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアとは、制作されたWebデザインを元にHTMLやCSS、JavaScriptなどの開発言語を用いてWebサイトを構築していく専門職です。
Webデザイナーの仕事と密接にかかわっている仕事であり、Webデザインの知見があればフロントエンジニアとしてより高いレベルで仕事ができるはずです。クライアント目線でも、複数の工程を1人のエンジニアに任せることで工数が減り、管理がしやすくなるなどメリットが多いと言えます。
クライアントにメリットが大きいということは、それだけ高い需要が期待できるでしょう。
アートディレクター
アートディレクターは、広告やWebサイトにおける芸術表現の責任者です。
デザインチームの総指揮を執り、ビジュアル制作における責任を負う仕事だと言えます。デザインスキルに加えてマネジメントスキルも求められる仕事であり、その分収入も高い傾向があります。
アートディレクターになるには、デザイナーとして一定の業務経験が必要です。Webデザイナーとしての現場経験を積みながら、必要な学習を計画的に進めていくようにしましょう。
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10.Webデザイナーにおすすめの資格
この章では、Webデザイナーの年収アップにおすすめの資格を紹介します。今回紹介する資格は以下の通りです。
<Webデザイナーにおすすめの資格>
ウェブデザイン技能検定
Webクリエイター能力認定試験
HTML5プロフェッショナル認定資格
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は、厚生労働省が運営している国家資格です。
Webデザインに関する幅広い知識が求められることから、Webデザイナーなら取得に取り組んでみると良いでしょう。ウェブデザイン技能検定には3級から1級の3段階があり、2級と1級の受験には実務経験が必要です。実務経験がない初心者なら3級、実務経験者は2級以上と、自分の実力に合わせて挑戦できます。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は、Webサイト制作のために求められる基本的なデザイン能力やプログラミング能力を問う資格試験です。
受験資格は特に設けられておらず合格率が比較的高いものの、HTMLやCSSなどフロントエンド言語の知識も求められる点には注意しましょう。
Webクリエイター能力認定試験の詳細はこちらから確認できます。
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTML5プロフェッショナル認定資格は、HTML5やCSS3、JavaScriptなどの知識を問われる資格試験です。
試験のレベルには2段階があり、エンジニアの試験として比較的高難度に設定されていると言えます。フロントエンドエンジニアとしてのキャリアも選択肢に入れているなら、チャレンジを検討してみると良いでしょう。
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11.まとめ
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを行う専門職です。デザインの美しさだけでなく、クライアントのニーズを満たしたうえでユーザーの利便性を考えたプロダクトの制作が求められます。
Webデザイナーの年収は一般平均と比較しても高水準であり、実力次第で1,000万円以上も十分に狙える職種です。経験を積んでスキルアップをしたり転職をしたりすることで、さらに年収アップを目指していけるでしょう。また資格取得も年収アップには有効な方法です。この記事でお伝えした情報をご参考にしていただき、Webデザイナーとしての年収アップにつなげてください。
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。