「Androidの技術や知識を身につけたい」「Androidに関する実力を証明したい」とお考えの方で、Android技術者認定試験への挑戦を検討されている方もいらっしゃるでしょう。
Android技術者認定試験がどのような認定なのかを理解し、エンジニアとしてのキャリア形成に必要かどうか、挑戦するべきかどうかの判断材料にしてみてください。
今回はAndroid技術者認定試験に関する基礎知識や詳細情報、Android技術者認定試験の資格取得のメリット・デメリット、Android技術者認定試験合格のための勉強方法についてお話しします。
目次
1.Android技術者認定試験に関する基礎知識
はじめにAndroid技術者認定試験に関する基礎知識について解説します。
Android技術者認定試験とは
Android技術者認定試験とは、一般社団法人 IT職業能力支援機構が実施しているAndroidに関する技術やスキルを問われる検定試験です。アプリケーションとプラットフォームの2つの分野についてそれぞれ検定試験が用意されており、技術領域的にもかなり出題範囲が広いのが特徴といえます。
また、Android技術者認定試験は開発部門における1つの役割や一つの技術に対する認定資格ではなく、アプリケーションやプラットフォームの開発部門全体の技術や仕組みを網羅的に理解しているかどうかを評価する試験です。
Androidのエンジニアとして自分がどのような役割を持ち、プロジェクトやチームの中で自分の技術やスキルをどのように活かしていくかといったことが把握できるようになり、同時に周囲とのコミュニケーションもしやすくなることから、開発効率の向上も期待できる資格と言えるでしょう。
「Android技術者認定試験 古い」と言われる理由
「Android技術者認定試験 古い」と言われる理由として、試験の申し込みなどは現在でも可能になっているものの、公式のサイトが更新されていないこと、情報があまり公開されていないことなどが原因として推測されます。
実際に公式のサイトを見てみると2020年以前で情報が更新されていないこともあり、受験される方にとっては受験できるのかどうか、挑戦する価値があるか悩ましい状況になってしまうこともあるでしょう。
「最新のAndroidの開発環境や技術について学びたい」と考えた場合には、Android技術者認定試験は不向きである可能性も否めません。ただし、Androidに関する技術の基礎や基盤、現代までのアップデートに至る経緯などを知りたい場合、挑戦する価値は十分にあると言えるでしょう。
同時に、現代でもそのまま利用されている領域の技術や知識もあることから、挑戦することが全く無駄になるということはないと考えてみても良いでしょう。
Android技術者認定試験の合格で目指せるキャリア
アプリケーション開発エンジニア
デバイス開発エンジニア
オンラインサービス開発エンジニア
ファームウェア開発エンジニア
Android OS開発エンジニア
上記がAndroid技術者認定試験の合格で目指せるキャリアの一例です。主にAndroidを基軸としたソフトウェアおよびハードウェアの領域での開発エンジニアとしてのキャリアが期待できます。
また、実務経験を積んでいくことでiOSやクロスプラットフォームにおける開発なども視野に入るようになり、実績次第でチームリーダーやプロジェクトマネージャーなどのポジションも期待できるようになるでしょう。
ただし、Android技術者認定試験の合格単体だけでキャリアが増えていくのではなく、Android技術者認定試験の合格によってエンジニアとしての視野が広がり、様々な技術領域に興味を持ち、得意とする分野の技術を身につけていくことで目指せるようになるということも覚えておいてください。
2.Android技術者認定試験の詳細情報
次にAndroid技術者認定試験の詳細情報について解説します。
Android技術者認定試験の詳細
試験名 | ・Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック ・Androidプラットフォーム技術者認定試験ベーシック |
---|---|
試験会場 | 全国160ヶ所以上 ※試験会場の検索はこちら |
試験日時 | 通年開催(祝日・年末年始休業を除く) |
試験時間 | 90分 |
出題形式 | CBT(Computer Based Test)方式 ・四肢択一 |
出題数 | 70問 |
合格基準 | 70%以上の正答で合格 |
受検料 | 16,500円 |
前提資格 | 特になし |
試験結果 | 試験終了後に試験結果が画面に表示 |
参考元:https://www.prometric-jp.com/examinee/test_list/archives/2
上記がAndroid技術者認定試験のアプリケーションとプラットフォームに共通する詳細です。出題範囲のみが異なっていることから、受験申し込みの際に受験する試験を間違えないように十分に注意しましょう。
また、どちらも90分で70問、そして70%以上の正答率で合格となるため、四肢択一とはいえしっかりと出題範囲を理解した上で回答していかないと合格できないということにも注意する必要があります。
Android技術者認定試験の出題範囲
・Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック
第三階層 | スキル項目 |
---|---|
システムアーキテクチャ | システムアーキテクチャ概要 |
ライセンス形態 | |
ユーザインターフェース | メニュー |
ダイアロク | |
イベント処理 | |
ノーティフィケーション | |
スタイルとテーマ | |
ビュー | |
Graphics(2D&3D) | |
リソースファイル | AndroidManifest |
XMLの書式 | |
リソースの代替設定と国際化 | |
SecurityとPermissions | |
アプリケーションコンポーネンツ | IntentとIntent Filter |
Activity | |
Content Providers | |
Service | |
BroadcastReceiver | |
ストレージ | ファイル入出力の概要 |
Preferences | |
SQLite | |
通信 | ネットワークプロトコル(HTTP TCP/IP) |
Bluetooth | |
Wi-Fi | |
外部機器とセンサ | GPS |
センサー | |
マルチメディア | オーディオ |
ビデオ | |
テスト | JUnitフレームワーク |
ネイティブ | JNI |
スクリプト言語 | |
NDKの概要 | |
アプリケーション管理 | バージョニング |
プライベートキーの生成 | |
Map API Key の登録 | |
アプリケーション配布 | 署名 |
アップデート | |
開発機能 | Eclipse |
Android Development Tools Plugin | |
layoutopt | |
Draw 9-patch | |
Android Asset Packaging Tool | |
Android Interface Description Language | |
sqlite3 | |
dx | |
zipalign | |
デバッグ機能 | Android Emulator |
Android Virtual Devices | |
Hierarchy Viewer | |
Dalvik Debug Monitor Service | |
Android Debug Bridge | |
Traceview | |
mksdcard | |
UI/Application Exerciser Monkey | |
android |
参考元:https://ace.it-casa.org/ace/scope/application-basic/
上記がAndroidアプリケーション技術者認定試験ベーシックの出題範囲です。ソフトウェアとアプリケーションの両面とともに、Androidにおけるアプリケーション開発の知識が網羅的に必要になることが分かります。
かなりの出題範囲の広さになっていることから、専門的な用語の一つ一つを覚えながらしっかりとそれぞれの関係性についても覚えていくと良いでしょう。
・Androidプラットフォーム技術者認定試験ベーシック
第三階層 | スキル項目 |
---|---|
init | シーケンス |
init.rc | |
/dev/*** | |
システムアーキテクチャ | Hardware Abstraction Layer |
リソースファイル | リソースの定義と配置 |
アプリケーションコンポーネント | IntentとIntentFilter |
Activity | |
ContentProvider | |
Service | |
BroadcastReceiver | |
ライフサイクル | |
ストレージ | MountService、vold、UsbServer、カーネルとUSBドライバ(Android固有) |
通信 | NetworkManager、netd、Connectivity、rild、Telephony |
一般的なセンサ | SensorService、LED(GPIO) |
LocationService | LocationService |
マルチメディア | MediaServer、AudioFlinger、SurfaceFlinger、SKIA、OpenMAX、OpenCORE、Stagefright、ALSA、OpenAL、CameraService |
ロギング | Logクラス |
IPC | BinderIPC、Ashmem |
セキュリティモデル | プロセスのユーザID、パーミッションモデル |
電源管理 | AlarmManager、PowerManager |
Zygote | メモリマッピング |
ターゲット向け | アプリケーション向けの設定 |
フレームワーク/ライブラリ向けの設定 | |
アーキテクチャ(ARMv5、v7、x86)ごとの設定 | |
システム全体の設定 | |
端末ごとのカスタマイズ方法 | |
SDK向け | SDKの作成方法 |
ビルドの階層 | カーネル、デバイスドライバ、Android独自実装部の階層 |
デバイスコードのビルド | デバイスドライバのコンパイルおよびカーネルへの組み込み |
カーネルコードのビルド | クロスコンパイルの実行 |
ブートパラメータ | カーネルに渡すブートパラメータの設定 |
ポーティング | 概要、手順など |
FastBoot | 仕組み |
コマンド | |
開発機能 | Eclipse |
ツールチェーン | |
デバッグ機能 | gdb、gdbserver |
adb | |
バグレポート | |
プロファイリング機能 | oprofile |
traceview | |
strace | |
CTS、CDD | CTS、CDD |
GPL、LGPL | GPL、LGPL |
その他 | APLなど |
バージョン管理 | git |
repo | |
ソースコードを読む | ソースコード関連 |
コントリビュート | パッチ、バグなど |
Android Open Accessory | 概要、ADKなど |
NDK | 概要、利用方法など |
参考元:https://ace.it-casa.org/ace/scope/platform-basic/
上記がAndroidプラットフォーム技術者認定試験ベーシックの出題範囲です。アプリケーションの分野より一歩踏み込んだAndroid開発における知識が求められる出題範囲と言えます。
Android開発でのプロジェクトに関する全体像を理解する必要があるほどのボリュームであることから、それぞれの専門用語がそれぞれの開発分野でどのような意味合いを持つのかを把握し、技術的にどのような役割を持つのか紐付けて覚えていくことが大切です。
Android技術者認定試験の受験者数・合格率
Android技術者認定試験の受験者数は2014年時点で4000人を突破、合格率は42.7%です。また2016年9月時点では全世界で5500人の受験者数です。どちらも古い情報ですが、受験者数は少なくともプラスにはなっているものの、そう多くはないことが推測できるでしょう。
Android技術者認定試験の申し込み手順
最寄りの試験会場を検索する
受験する試験の専用ページでプロメトリックIDを作成する
任意の日時・試験会場を選択し、予約
受験料の支払い
指定した日時場所で受験
上記がAndroid技術者認定試験の申し込み手順です。受験料の支払い方法はクレジットカード・コンビニ・Pay-easy・QRコード決済・受験チケットのいずれかです。
受験の際には本人確認書類の提示が必要なので、当日忘れないようにしっかりと準備しておきましょう。本人確認書類として有効なのは、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書、運転経歴証明書のいずれかです。
受験システムに対応しているプロメトリックの公式ページに「CBT体験版」が用意されているので、CBT方式の試験に初めて挑戦する方は、体験版で受験の雰囲気を体験しておくことをおすすめします。
Android技術者認定試験の有効期限
Android技術者認定試験の有効期限は公式には特に発表されていません。有効期限が必要な認定資格の場合、更新のための試験や更新料などの記載がありますが、Android技術者認定試験の場合はそれらも公表されていないため、少なくとも資格を更新する必要がないことも推測できます。
ただし、公式から発表がないだけで、合格後に様々な手続きや説明がある可能性も否めないことから、受験する前や合格後に有効期限や更新について運営事務局に問い合わせてみると良いでしょう。また、試験自体が最新なのかどうかも含めて、気になる方は前もって問い合わせて確認してみてください。
Android技術者認定試験の難易度・勉強時間
Android技術者認定試験の難易度は、アプリケーション及びプラットフォームの両方がITスキル標準(ITSS)のレベル2はIPAの実施する基本情報技術者試験と同等程度の難易度とされています。Android技術に特化している分、習得すべき専門知識が増えるため、難易度はさらに難しくなっていると見て間違いないでしょう。
また、難易度的には基本情報技術者と同等程度であるとされていますが、出題範囲のボリュームや専門領域の広さを考慮し勉強時間はより多く必要であることが推測されます。それぞれの出題範囲のボリューム的には、ゼロベースで試験に挑戦される方で100時間から150時間程度を見込んでおくと良いでしょう。
エンジニアとしての実務経験がある方、もしくはIPAのITパスポートや基本情報技術者試験に合格している方であれば、IT技術に関する基礎が目についていることを前提として、50時間から100時間程度であることが推測されます。
ただし、難易度や勉強時間は受験される方のエンジニア領域の理解度に応じて異なることから、あくまでも目安として捉えるようにしてください。
3.Android技術者認定試験の資格取得のメリット
次にAndroid技術者認定試験の資格取得のメリットについて解説します。
Androidに関する知識やスキルを証明できる
Android技術者認定試験の資格取得のメリットとして、Androidに関する知識やスキルを証明できることが挙げられます。Android技術者認定試験の出題範囲を理解している証明となること、Android技術者としての実務経験の裏付けにもなることがメリットと言えるでしょう。
ただし、Android技術者認定試験は特定の技術について特化した検定試験ではないため、Androidの開発分野で必要な技術体系に関する知識が身につくのみといった点も留意しておくべきです。例えば、実際に開発の現場でプログラミングを必要とした場合には、出題範囲だけでは対応できないということも覚えておきましょう。
Androidを基軸としたエンジニアの第一歩になる
Android技術者認定試験の資格取得のメリットとして、Androidを基軸としたエンジニアの第一歩になることが挙げられます。Androidも含めて、ほとんどのエンジニア領域の技術については、それぞれが密接に関係し合い、様々な組み合わせによって開発が行われていることから、Androidに関する開発の全体像が網羅的に把握できるのは大きなメリットということです。
例えば、エンジニアと一言に言っても、技術の数だけエンジニアの種類があるため、何から学べば良いかわからない、そもそも開発がわからないと言ったところからスタートになってしまいがちです。Android技術者認定試験の出題範囲をしっかりと学ぶことで、どのような技術が組み合わさっているのか理解できるようになり、興味を持った分野に集中して勉強できるようになるでしょう。
過去のAndroid技術を網羅的に学びたい場合にも向いている
Android技術者認定試験の資格取得のメリットとして、過去のAndroid技術を網羅的に学びたい場合にも向いていることが挙げられます。Android技術者認定試験はAndroidの歴史を学ぶ試験ではないものの、過去の開発について試験に盛り込まれていることから、技術体系の歴史の一部を把握したい方に向いているということです。
Androidに限らずエンジニア領域でありがちなこととして、最新の技術は知っているが少しでも古いと知っておらず、情報も少なくて対応できないということがあります。どのような経緯でアップデートや変化に至ったのか、過去と現在の違いはどのようなものかを知ることができれば、Androidのエンジニアとして成長できるのは間違いありませんし、実務においても様々な変化に対応できるようになるでしょう。
4.Android技術者認定試験の資格取得のデメリット
次にAndroid技術者認定試験の資格取得のデメリットについて解説します。
資格の取得に勉強時間や受験料などのコストがかかる
Android技術者認定試験の資格取得のデメリットとして、資格の取得に勉強時間や受験料などのコストがかかることが挙げられます。Android技術者認定試験は出題範囲がかなり広く、様々な技術領域をカバーしているために勉強時間が必要になること、それに伴う教材のコストも必要になるのが理由です。
ただし、Android技術者認定試験の資格がどうしても欲しい方の場合、学んだことがそのままリターンになるということも忘れてはいけません。特にAndroidに関する歴史的な意味での技術的な背景が理解できる可能性が高いため、より深くAndroidについて理解を深めたい場合に向いているということも考え方の一つとして覚えておきましょう。
Android技術者認定試験の合格のみではアピールしにくい
Android技術者認定試験の資格取得のデメリットとして、Android技術者認定試験の合格のみではアピールしにくいことが挙げられます。過去には一定の認知度があったことが見受けられるものの、出題内容的に合格することで即戦力になることは考えにくいのが理由です。
もちろん、Android技術者としての第一歩を踏み出すために挑戦するのは問題ありません。また、合格しないよりも合格してアピールできた方が少なくともプラスになるのも事実です。ただし、採用する側の企業が求めている資格であるかどうか、もしくは必要とする開発環境やプログラミング言語についても身についているかどうかなども含めて、客観的に自分自身がアピールできる材料を増やしていくことをおすすめします。
公式サイトや学習教材の情報が少なく、古い
Android技術者認定試験の資格取得のデメリットとして、公式サイトや学習教材の情報が少なく、古いことが挙げられます。現代のソフトウェアやハードウェアにおける最新のアップデートに対応しているような検定試験と比べた場合、情報収集をする段階で頓挫してしまう可能性があるということです。
実際に公式サイトをチェックしたところ、かなりの情報が古いまま、そして少ないために精査することも難しいと感じられることもあるでしょう。そのため、実施されている検定試験においても挑戦すべきか悩むこともあるかもしれません。
その場合は一旦自分がどのようなエンジニアになりたいのかを振り返り、スキルセットを棚卸しするとともに、キャリア形成を考えながら挑戦するかどうか検討しましょう。
5.Android技術者認定試験合格のための勉強方法
次にAndroid技術者認定試験合格のための勉強方法について解説します。
公式で紹介されている書籍やテキストで学ぶ
Android技術者認定試験合格のために、公式で紹介されている書籍やテキストで学びましょう。全てのテキストが写真であるとは限らないものの、試験に合わせた構成になっていること、出題範囲が含まれている可能性が高いことが理由です。
Androidの分野に限らず、エンジニア領域の技術は最新の情報も重要ですが、アップデートや脆弱性の修正なども含めて、過去の情報も重要であるというのは間違いありません。ただし、紹介されているテキストを購入する際、出版年月日やどの時点での最新であったのかは必ずチェックし、最新の技術や考え方と混同しないように十分に注意してください。
出題範囲を元に最新の技術書などを購入するのもおすすめ
Android技術者認定試験の合格と、Android技術者としてのスキルアップのために、出題範囲を元に最新の技術書などを購入するのもおすすめです。古い情報と新しい情報を交互にチェックしていくことで、古いバージョンのAndroidに関する課題や問題の解決をする時に必ず役立ちます。
また、Androidのバージョン、開発環境、プログラミング言語など、時系列的に変化してきた技術について知っておくことは、ベテランエンジニアもしくは先輩のエンジニアと開発に取り組む際にも意思疎通がしやすくなるのも大きな利点です。同時に技術的な進化に対する変化を受け止めやすいエンジニアになれる可能性も高く、成長に伴う変化に強くなることでスキルアップもしやすくなるでしょう。
Androidエンジニアとして必要な技術に興味を持つ
Android技術者認定試験の合格、もしくはAndroidに関するエンジニアとして活躍したいとお考えであれば、Androidエンジニアとして必要な技術に興味を持つことも大切です。Android技術者認定試験の内容はAndroidにおける開発の基礎や土台となっている部分が出題範囲ではあるものの、どちらかと言えば広く浅くといった内容になっています。
そのため、各技術の分野に対して興味を持ち、知識的な深掘りをしていくことができれば、Androidエンジニアとしてスキルアップとともにキャリアアップができる可能性が高くなるのです。一言にAndroidの開発と言っても、OS、ソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク、データベース、セキュリティなど情報処理技術に関するほとんどを網羅しています。関連する技術に興味を持ち、自分が得意とする分野を作ること、もしくは苦手な分野を克服するなどして成長の糧にしていきましょう。
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6.まとめ
今回はAndroid技術者認定試験に関する基礎知識や詳細情報、Android技術者認定試験の資格取得のメリット・デメリット、Android技術者認定試験合格のための勉強方法についてお話ししました。
Android技術者認定試験は最新の技術を反映している試験ではない可能性はあるものの、Androidに関する基礎を初めて学ぶ場合の指標になる試験であるのは間違いありません。また、最新の技術と合わせて理解を深めておくことで、Androidに関するスペシャリストとして証明しやすくなりますので、ご自身の成長やスキルアップに向けて合格を目指してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。