ITコーディネータ試験とは、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が運営しているIT技術を活用して業務効率改善や新しいビジネスモデルの創出などより強固かつ成長できる経営力をサポートできるスキルを身につけられる資格です。
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会は2001年2月「経済再生を支える人材育成」の一環として、ITコーディネータの育成・普及の他、ITを通じた経済の活性化、国際競争力の強化を目的にNPO法人として設立されています。
ITコーディネータ試験ではIT経営の概念や推進方法などの基礎的な部分からIT経営戦略や業務改革、現場でのモニタリング、マネジメント、コミュニケーションなど経営における様々なニーズでのIT利活用を検討/推進できる人材になるための知識が問われます。
ITコーディネータは民間資格ですがシステムエンジニア(SE)やコンサルタント、経営企画の方などエンジニア職から営業職、さらには上流工程を担当する職種であれば知っている/資格を保有している方も多いのではないでしょうか。また、就職や転職活動を有利にするためにITコーディネータの資格取得を検討している方もいるかと思います。
経営におけるIT利活用を検討/推進できる人材になるための知識を身につける試験であるため「学習時間をある程度確保できれば合格しやすい」などの意見が多数あり「難しい」などの意見はあまり見受けられませんでした。
さて、IT業界が急速に発達する中、ITコーディネータ試験を含む資格も同様にそのスピードに合わせて変更や改定しています。
そのため自分が調べた時と比べて変更や改定している可能性が高く、ITコーディネータ試験の資格詳細や出題範囲など現状を理解している方は少ないのではないでしょうか。
そんな、今回はITコーディネータ試験について解説します。
具体的にはITコーディネータ試験の試験時間、試験範囲、合格率、難易度などの試験詳細からITコーディネータを習得するメリットやデメリット、ITコーディネータの資格に合格するための勉強方法の紹介、ITコーディネータの資格の必要性などを解説します。
ITコーディネータ試験を現在勉強している/今後勉強する予定の方はぜひご一読ください。
特に記事をご一読していただきたい方
ITコーディネータとは何かを知りたい方
ITコーディネータ試験の合格率や出題範囲、認定までの流れなど試験詳細を知りたい方
ITコーディネータ試験に合格するメリットを理解したい方
ITコーディネータの資格取得におけるデメリットを理解したい方
ITコーディネータ試験合格のためのおすすめ勉強方法を知りたい方
ITコーディネータという資格が役立つのかどうかを知りたい方
目次
1.ITコーディネータ試験とは
ITコーディネータ試験とは、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が運営しているIT技術を活用して業務効率改善や新しいビジネスモデルの創出などより強固かつ成長できる経営力をサポートできるスキルを身につけられる資格です。
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会は2001年2月「経済再生を支える人材育成」の一環として、ITコーディネータの育成・普及の他、ITを通じた経済の活性化、国際競争力の強化を目的にNPO法人として設立されています。
ITコーディネータ試験ではIT経営の概念や推進方法などの基礎的な部分からIT経営戦略や業務改革、現場でのモニタリング、マネジメント、コミュニケーションなど経営における様々なニーズでのIT利活用を検討/推進できる人材になるための知識が問われます。
ITコーディネータ資格の認定者数の推移は以下のようになります。
(出典:https://itc-shikaku.itc.or.jp/get-itc/)
ITコーディネータ資格の取得者の累計は2024年3月末時点で15,000人以上おり、資格保有(資格維持)者は約7,000名です。
ITコーディネータ資格の取得にはITコーディネータ試験の合格とケース研修を修了することが必須です。
また、ITコーディネータ資格の保有者を職種別に見てみましょう。
資格取得者を多い順からみてみるとシステムエンジニア(SE)が22%、経営者・役員が19%、営業・販売・マーケティング部門が18%、コンサルタントが17%、情報システム部門が7%と続いてます。
はやり経営においてIT利活用を推進する人材の育成を目的にITコーディネータ資格が作られていることもあり、上流工程を担当するシステムエンジニア(SE)やコンサルタントをはじめとし、IT知識を身につけたり、新しいビジネス戦略を見つけるため経営者自身の資格取得が多くを占めています。
ITコーディネータとは
ITコーディネータは、経営とIT技術知識の両方の知識があり、企業のIT化を実施するにあたって必要な助言やサポートを行う仕事です。例えば、ITコーディネータ目線でIT技術を活用した経営戦略を策定したり、システム開発や運用保守のサポートまたは企業内でシステム利用の仕組みを確立したり、実行した戦略の改善や微修正などが仕事です。
システムエンジニア(SE)などのエンジニア職との違いはITコーディネータはあくまでも経営のIT化をサポートすることが目的という点です。システムエンジニア(SE)の場合、クライアントの要望するシステムを開発することが目的ですので、ITコーディネータとは異なります。
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2.ITコーディネータ試験概要
この章ではITコーディネータ試験の詳細について詳しく解説します。
ITコーディネータ試験について理解したいもしくは受験を検討している方はしっかり理解しておきましょう。
ITコーディネータ試験の詳細
ITコーディネータ試験の詳細を以下の表にて解説していきます。
ITコーディネータ資格を取得するための試験には「ITコーディネータ試験」と「専門スキル特別認定試験」の2種類ありますので、それぞれみていきましょう。
「専門スキル特別認定試験」とは専門スキル特別認定制度に基づいた試験であり、ITコーディネータ資格の前提となる「専門分野知識」などを既に保有している「上級ウェブ解析士」や「プロジェクトマネージャ試験」など高度な専門スキル資格者の方のみが受けられます。
この試験ではITコーディネータ試験の一部が免除されています。
試験名 | ITコーディネータ試験 | 専門スキル特別認定試験 |
---|---|---|
試験日程 | 年3回開催 【第53回】2024年度第1期 ・予約期間: 2024年7月11日(木)~9月5日(木) ・実施期間: 2024年7月26日(金)~9月9日(月)
・予約期間: 2025年1月16日(木)~3月6日(木) ・実施期間: 2025年1月23日(木)~3月10日(月)
※受験は実施期間内1回のみ可能 | |
試験会場 | 全国約300ヶ所 会場の詳細はこちらから ※会場は期間内で自由に選択可能 | 全国約300ヶ所 会場の詳細はこちらから ※会場は期間内で自由に選択可能 |
試験時間 | 120分 | 80分 |
試験形式 | CBT試験 | CBT試験 |
出題形式 | 多岐選択問題 | 多岐選択問題 |
問題数 | 100問 基本(40問)+応用(20問)+選択(40問) | 60問 基本(40問)+応用(20問) |
受験料 | 19,800円(税込) | 9,900円(税込) |
合格基準 | 非公開 | 非公開 |
受験資格 | 制限なし | 対象資格保有者 |
合否結果 | 試験終了時、合否結果と分野別正答率が記載された受験記録を配布 試験合格者は、試験実施期間終了日の7日目以降、ITコーディネータ協会ホームページから合格証をダウンロード可能 | 試験終了時、合否結果と分野別正答率が記載された受験記録を配布 試験合格者は、試験実施期間終了日の7日目以降、ITコーディネータ協会ホームページから合格証をダウンロード可能 |
ITコーディネータ試験の出題範囲
ITコーディネータ試験の出題範囲について解説していきます。
ITを利活用 | ・IT経営とは ・人財と役割 ・IT経営の推進方法 |
---|---|
IT経営認識領域 | ・変革認識 ・変革マネジメント ・持続的成長認識 |
IT 経営実現領域 | ・経営戦略 ・業務改革 ・IT戦略 ・IT利活用 |
IT 経営共通領域 | ・プロジェクトマネジメント ・コミュニケーション ・モニタリング&コントロール |
基本問題や応用問題で出題される範囲は具体的に以下のようになっています。
(出典:https://itc-shikaku.itc.or.jp/exam/detail-02/)
ITコーディネータ試験を受験する方は「ITコーディネータ試験(経営系)」または、「ITコーディネータ試験(情報系」を受験の申し込み時に決めることになっており、よく考えて自分のスキルに適した方を選んでください。
ITコーディネータ試験の受験者数・合格率・難易度
ITコーディネータの受験者数・合格率・難易度について見ていきましょう。
ITコーディネータ協会が公式に掲載しているITコーディネータ試験合格者数推移をもとに平成31年〜令和3年までの過去5回分の数値が以下です。
受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) | |
---|---|---|---|
第39回試験 (平成31年) | 256 | 163 | 63.7 |
第40回試験 (令和元年) | 231 | 128 | 55.4 |
第41回試験 (令和2年) | 223 | 162 | 72.6 |
第43回試験 (令和2年) | 194 | 113 | 58.2 |
第44回試験 (令和3年) | 248 | 163 | 65.7 |
(参考:https://www.itc.or.jp/authorize/exam/announce/)
過去5回分におけるITコーディネータ試験の平均合格率は63.1%です。
では、ITコーディネータ試験は他類似試験と比較し、どの程度難しいのか難易度をITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格をもとに考察してみましょう。
ITコーディネータ試験の難易度は、ITスキル標準(ITSS)によるとレベル4認定を受けています。
レベル4に分類される資格にはプロジェクトマネージャ試験やネットワークスペシャリスト試験、CCIEなどが挙げられます。
上記3つの試験の過去5年分の平均合格率を見てみましょう。
プロジェクトマネージャ試験 | 14.2% |
---|---|
ネットワークスペシャリスト試験 | 14.86% |
CCIE | 非公開 ※おおよそ10%強 |
上記3つの平均合格率は10%前半であり、ITコーディネータ試験の63.1%と比較すると、合格率の違いが明らかです。
しかし、合格率の高さが直接的に難易度の低さではないでしょう。ITコーディネータ試験は、ITスキル標準(ITSS)においてレベル4に位置づけられており、レベル4資格には多くの知識や経験を必要とする試験が含まれます。
一方で、ITコーディネータ試験は幅広い知識を問う内容でありながらも、筆記試験中心で実技試験がなく、さらに特定の受験資格を要さない点が合格率の高さに影響を与えていると考えられます。
そのため、「合格率が高い=難易度が低い」と一概に言い切ることはできませんが、他のレベル4資格と比較して試験の形式が学習を進めやすいことは事実です。勉強時間の確保や試験範囲の計画的な学習を行えば、着実に合格を目指せる試験と言えるでしょう。
また、ITコーディネータ試験は「IT経営推進プロセスガイドライン(PGL)」に基づいており、この内容を深く理解することが求められます。試験対策としては、公式教材や模擬問題を活用し、各分野の知識を体系的に習得することが効果的です。
ITコーディネータ試験の申し込み手順
ITコーディネータの申し込み手順を見ていきましょう。
下記はクレジットカード払いでの申し込み方法となります。
ITコーディネータ試験公式サイトから申し込み
※ITC+メンバーIDとCBTSに登録をしていない方は、まずは会員登録
試験の受験予約
申込画面から指示される手順に沿って必要事項を入力します。
受験料の支払い
(クレジットカード決済、ペイジー(Pay-easy)による払込み、コンビニでの払込み)
申し込み完了
受験
受験当日は本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)の提示がありますので忘れずに用意しましょう。
ITコーディネータ試験の有効期限
ITコーディネータ資格の有効期限はないですが、ITコーディネータとして認定され続けるには毎年の更新が必要です。
ITコーディネータ資格維持のための更新手続き期間は毎年4月~5月です。
更新の条件は以下です。
更新前年度の実践力ポイント合計が10ポイント以上
更新前年度の「実務活動報告書(アンケート)」の提出
更新手続料(22,000円(税込))の入金
新ケース研修受講者(6日間のケース研修)は、3回目の資格更新までにフォローアップ研修を3講座受講されていること
実践力ポイントについては協会が発行する機関誌の購読や研修・セミナーの受講などがあり、詳細の確認はこちらからできます。
ITコーディネータ試験の勉強時間
ITコーディネータ試験の勉強時間を見ていきましょう。
ITコーディネータ試験の勉強時間は50時間程度が目安でしょう。
ITコーディネータ試験の問題は「IT経営推進プロセスガイドライン(Ver.3.1)」が出題範囲であるため、一度読むとある程度の問題は解答できる可能性が高いです。そのため、間違った問題や分野を中心に勉強時間を積み重ねていきましょう。
上記勉強時間はあくまでも目安であり、基礎知識や学習効率、理解度により個人差が大きく生じるため勉強時間は参考としてお考えください。
ITコーディネータ試験は過去問が公開されていません。擬似問題は公開されていますが、古いものなので、あくまで似た問題が少し出題されるくらいの気持ちでいるのがベストです。
また、他の合格者がどのような学習を行なってきたのかやどのポイントに注意したほうが良いかなど勉強する前に情報として知っておくと効率的かつ学習時間が短縮できる可能性もあるでしょう。
3.ITコーディネータの資格取得のメリット
この章ではITコーディネータの資格取得のメリットについて解説します。
ITコーディネータを本格的に行う前にその試験を受験する目的を改めて考えましょう。
もしかしたらITコーディネータ自体が不要な場合も大いにあり得ますので、少しの時間でも良いので受験する目的を考えてから受験するようにしましょう。
IT技術を活用した経営戦略などの視点が身に付く
ITコーディネータの資格取得のメリットとしてIT技術を活用した経営戦略などの視点が身に付くことが挙げられます。
IT経営の概要や推進方法などの基礎的な知識から持続的成長認識プロセスなどのIT経営認識領域や経営戦略プロセスやIT利活用プロセスなどIT経営を実現するための知識まで幅広く身につけられます。
今後IT技術はますます発展し経営と密接につながっていきますので、興味/関心のある方はITコーディネータの資格を取得してみてはいかがでしょうか。
資格手当や報奨金を貰える場合もある
ITコーディネータの資格取得のメリットとして資格手当や報奨金を貰えることが挙げられます。
ITコーディネータの場合企業にもよりますが、資格手当よりも取得した際に受け取れる報奨金が多いでしょう。
資格手当の相場は5,000円程度となっていますが、企業によっては数万円の報奨金が出る企業もあります。
資格によっては資格手当が貰えない場合もありますので、報奨金や資格手当を目的としている方はまず調べることをおすすめします。
転職や就職に有利になり得る
ITコーディネータの資格取得のメリットとして転職や就職に有利になり得ることが挙げられます。
ITコーディネータを取得すれば経営戦略をサポートできる知識があることの証明に繋がるため、採用担当者からの評価が上がる可能性があります。
コンサル系やシステムエンジニア(SE)、営業やマーケティング職関連などに転職する場合、他候補者よりも何かしら強みがないと採用される可能性は低いでしょう。
少しでも転職や就職で有利に立つためITコーディネータの資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。
4.ITコーディネータの資格取得のデメリット
この章ではITコーディネータの資格取得のデメリットについて解説します。
ITコーディネータを含む資格取得はメリットに目が行きやすいですが、しっかりデメリットも考慮した上で試験勉強を始めましょう。
勉強時間を確保する必要がある
ITコーディネータの資格取得のデメリットとして勉強時間を確保する必要があることが挙げられます。
勉強時間を確保することは、つまりある程度の時間を犠牲にする必要があるということです。
例えば本記事ではおおよそ50時間が目安とお伝えしています。
ITコーディネータの資格が自分の目的において不必要な資格であるならば多くの時間を無駄にしてしまいます。
自分の時間を削り勉強時間に費やす可能性があることを念頭に改めてITコーディネータの資格が必要かどうかを考えましょう。
資格が活きない可能性もある
ITコーディネータ試験の資格取得のデメリットとして、資格が活きない可能性もあることが挙げられます。
日本企業であればある程度ITコーディネータという資格の存在は知っているかと思いますが、外資系または海外で転職や就職する際、その資格を知らないこともあるでしょう。
外資系や海外企業の場合、実力が重視されますので、資格=実力とは判断されない可能性が高く資格が活きない場合も大いにあり得るでしょう。
自分の資格取得の目的を把握し、ITコーディネータ試験が本当に必要な資格かどうかを確認しましょう。
5.ITコーディネータ試験の資格取得のための勉強方法を紹介
この章ではITコーディネータ試験の資格取得のためのおすすめ勉強方法について解説します。
ぜひ参考にしてみましょう。
参考書①:ITC試験合格を目指す方のための「ITコーディネータ資格試験対策本」
ITコーディネータ試験の資格取得のための対策本としてITC試験合格を目指す方のための「ITコーディネータ資格試験対策本」が挙げられます。
試験の出題範囲である「IT経営推進プロセスガイドラインVer.3.1」の基本原則やプロセス、試験テクニックに絞り プロセス毎の試験対策ポイントの解説が見れる試験対策バッチリの参考書です。
過去問が非公開であるため、この対策本を購入し、しっかり対策することをおすすめします。
参考書②:IT経営推進プロセスガイドラインVer.3.1(新PGL)
ITコーディネータ試験の資格取得のための対策本としてIT経営推進プロセスガイドラインVer.3.1(新PGL)が挙げられます。
このガイドラインがITコーディネータ試験での出題範囲となりますので、受験する方は必ず購入し読んでおきましょう。
試験対策講座を受講する
ITコーディネータ試験に合格するため試験対策講座の受講も検討してみましょう。
ITコーディネータ協会が主催するケース研修の実施を委託している認定研修機関が、独自で試験対策講座を開催しています。対策本を読んでみていまいち理解できない方や実際に講師に教わりながら勉強を希望する方は受講をおすすめします。
6.ITコーディネータ試験って役に立たない?
この章ではITコーディネータ試験は役に立たないのかについて解説します。
確かにITコーディネータについて調べていると、「ITコーディネータはあまり意味がない」「役に立たない」などの情報が出てきます。
ITコーディネータは実践を意識された試験内容であったり、資格維持に対して定期的に情報のキャッチアップが必要な資格であるため、スキル目的での資格取得の場合は意味のある資格になるでしょう。
ただし、就職や転職目的での取得を検討している場合、あまり役に立たない可能性があります。
その理由として、これらの資格取得を検討しているコンサルタントなどの職種は実力や経験が重要視される傾向にあるためです。
転職や就職を目的にITコーディネータの資格取得を検討している方は、試験勉強よりも実績や経験を積める方法を考えることに時間を割く方が効率的です。
何のための資格取得なのか、自分の目的においてITコーディネータという資格を取得することが最適なのかなど、改めて自分の目的を見直した上で資格取得を検討してみましょう。
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7.まとめ
本記事では、ITコーディネータ試験の試験時間、試験範囲、合格率、難易度などの試験詳細からITコーディネータを習得するメリットやデメリット、ITコーディネータの資格に合格するための勉強方法の紹介、ITコーディネータの資格の必要性などを解説しました。
ITコーディネータ試験とは、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が運営しているIT技術を活用して業務効率改善や新しいビジネスモデルの創出などより強固かつ成長できる経営力をサポートできるスキルを身につけられる資格です。
ITコーディネータを取得することにより経営目線でIT活用を検討/推進できる知識を身につけることができたり、転職/就職に有利になり得たり、資格手当がもらえる可能性があるなど取得するメリットはあります。
しかし、IT業界では資格よりも実力主義が優先される傾向があるため、就職や転職のための資格取得の場合など目的によっては資格取得しても活きない可能性があります。
ITコーディネータ資格の取得を検討する際は今一度まず自分の定めた目標に対して、ITコーディネータ資格の取得が必要かどうかを確かめてみましょう。
当記事をご一読いただき、ITコーディネータ試験について少しでも理解が深められたら嬉しいです。