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転職での必要スキル完全ガイド【年代・職種別】|転職で差がつくスキル棚卸し&書き方のコツや例を解説

公開日:2025/02/14最終更新日:2025/07/11

「転職に必要なスキルを知りたい」「スキルがないけど転職できるのだろうか」とお悩みではありませんか。


社会人として働く中で身についたスキルは自分では気づかないこともあるため、経験を棚卸しして自分にどんなスキルがあるのか把握することから始めましょう。その上で転職に有利なスキルを理解し、アピールポイントとしてしっかりと説明できるようにすることが大切です。


今回は転職に必要なスキルとは何か、年代別・職業別で転職に必要なスキル、スキルのない30代が転職で成功させるにはどうすべきか、そして転職時のスキルの書き方のコツと例についてお話します。

1.転職に必要なスキルとは?

はじめに転職に必要なスキルの基礎知識について解説します。

テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、業界や業種、もしくは職種や担当に応じた専門的な知識を必要とするスキルを指します。

  • プログラミングスキル

  • デザインスキル

  • 事務処理能力

  • 営業スキル

  • マーケティングスキル

上記がテクニカルスキルの一例です。


それぞれ、エンジニア、デザイナー、バックオフィス業務、営業職、マーケティング及び広報担当に必要な専門的なスキルと言えます。テクニカルスキルはご自身の得意分野に該当するスキルとして評価されることもあるため、習熟度や経験年数が明確であればあるほど、採用の可能性が高まります。


ただし、スキルとしてアピールしたことが実際には身についていない場合、採用する側とミスマッチとなってしまい、転職後に思わぬトラブルになることもあるので注意しなくてはなりません。自分自身のテクニカルスキルを把握するときは、実務経験の年数とともに、具体的な実績と定量的な数値による評価や表現ができるように情報を集めておきましょう。

ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、

  • コミュニケーション能力

  • 問題解決能力

  • 論理的思考力

  • プレゼンテーション能力

  • チームワーク

  • 自己管理能力

  • 英語力

上記がポータブルスキルの一例です。


テクニカルスキルとは違い、業界や業種問わず、身についていることで評価に値するスキルと言えます。もちろん、職種ごとに相性の良いポータブルスキルもあるため、自然と身についていることもあるでしょう。


ポータブルスキルはご自身の性格や心理的な部分を評価されるスキルでもあり、定量的にアピールすることが難しい可能性があります。例えば、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を数字で表すことはなかなか難しいということです。


そのため、具体的にどのようなことができるのか、どのようなことをしてきたのかを合わせてアピールしていくことが求められます。


営業職の方であれば、チームで取り組んだことで前年比を大幅に超える成績を出すことができた、マーケティング担当の方であれば分析と改善に取り組むことで、アプリの登録者数を前月比で倍増することができたなど、スキルに関連する行動に伴う結果と合わせて説明することが大切です。

スキルと知識・経験との違い

知識とは情報を知っていることを指します。料理で言えば、レシピを知っている状態です。


経験とは知識の有無によらず、何らかの事象を経験した状態を指します。料理で言えば、レシピは知らないけれども目玉焼きを作ったことがあるのが経験です。


スキルとは知識を持っており、知識に基づいて経験をしたことで身についた能力を指します。

新卒の方で就職のタイミングでは知識とおおよその経験のみでアピールすることになるでしょう。もしくは、知識に基づいて行動して、スキルと言えるような経験をしていればしっかりとアピールすることができます。


中途採用を目指して転職される方は、主に実務経験をスキルとしてアピールする必要があるでしょう。勤続年数が長いだけではアピールしにくいため、企業や組織に勤める中で何を成してきたのかを明確に説明できるように棚卸しする必要があります。

2.年代別|転職で必要なスキル

次に転職で必要なスキルについて年代別に解説します。

20代の転職で必要なスキル

  • 基礎的なビジネスマナー

  • コミュニケーション能力

  • PCスキルとITリテラシー

  • 柔軟な成長力や吸収力

  • 社会人としての自覚と生活力

上記が20代の転職で必要なスキルの一例です。


20代で転職する場合は新しい環境に適合しているスキルがあるかどうかが重要です。学生時代や前職で得たテクニカルスキルを基軸として転職活動を行うこともできますし、年齢的には全くの未経験で挑戦することも視野に入るでしょう。


また、20代で転職すること自体は珍しくはないものの、退職した理由が人間関係などの場合は、新しい職場で人間関係の構築と人脈形成をすることを意識してコミュニケーションすることをおすすめします。


環境にはよるものの仕事ができるかどうかは時間をかければ解決できる問題であると考える場合もあり、友好的な人間関係を築けるスキルを身につけることは、将来的にも必ず役に立つので獲得しておくと良いでしょう。


同時に、未経験として知識を蓄えていくこと、蓄えた知識を持って行動していくこと、その結果にスキルが手に入るということを忘れず、何事も積極的に挑戦しておくと未来の自分のためになります。

30代の転職で必要なスキル

  • 専門スキル

  • 実務経験

  • マネジメント能力

  • 問題解決能力

  • リーダーシップ

上記が30代の転職で必要なスキルの一例です。


業界や業種ごとの専門的な知識及びスキルと実務経験があれば、30代の方で転職に困ることはないでしょう。また、マネジメント能力やリーダーシップなど、管理職としての適正がある場合は転職のタイミングでポジションアップを狙うこともできますし、状況によってはオファーを受けることも考えられます。


管理職になることに対しては個人的な判断が必要にはなるものの、年齢的には管理職を経て、マネジメント職としての実務経験を伸ばし、将来的にさらに上のポジションを狙うか、もしくは同じポジションで違う領域に挑戦していけるかを視野に入れておくと良いでしょう。


また、専門職や技術職としての働き方を継続したいという場合においても、実力の証明となるようにプロジェクトなどで実績を作り、将来的に自分のキャリアを維持できるようにキャリア形成を意識することが大切です。

40代の転職で必要なスキル

  • 高度な専門スキル

  • 豊富な実務経験

  • 組織マネジメント能力

  • 戦略的思考力

  • 指導力

上記が40代の転職で必要なスキルの一例です。


40代の場合、それまでに属していた業界にどの程度依存しているかを明確に把握する必要があります。依存というのは専門的な知識が習熟しているという意味でもあり、その専門的なスキルや実務経験が同じ業界のみでしか通用しないのか、それとも他の業界でも通用するのかを判断するために必要です。


40代になりますと、個人差はあるもののなかなか変化を受け入れられない可能性もあるため、ある程度先に自分で自覚しておき、変化を受け入れるようにするのか、それとも今までの専門的なスキルは実務経験を生かしていくのかを選ぶことが求められます。


どちらの場合においても、転職するタイミングでは、年齢やポジションにかかわらず、初心に戻って書類選考や面接に挑むことが転職を成功させる鍵となるでしょう。

3.職種別|転職に必要なスキル一覧

次に転職に必要なスキルについて職業別に解説します。

ITエンジニア

  • プログラミングスキル

  • クラウドプラットフォームの利用経験

  • データベースの設計・運用経験

  • Webフレームワークの利用経験

  • 問題解決能力・論理的思考力

  • コミュニケーションスキル

上記がITエンジニアの転職で必要なスキルの一例です。


ITエンジニアのスキルは実務経験の年数と、ご自身がその技術に触れた期間の年数と2つの定量的な要素があるため、例えば趣味で長く関わってきた技術かつ得意分野である場合はその点も明確に伝えると良いでしょう。同じく、興味本位の学習で技術を学んでいる場合においても、実務経験はなくても、実務で扱える習熟度であれば積極的に伝えるべきです。


ITエンジニアは、実務経験重視であり実力主義であるため、実績を積極的に積み上げることをおすすめします。

なお、ITエンジニアのスキルは資格試験が用意されているものがあります。プログラミング言語ごとの試験や技術分野ごとの試験など、民間資格や国家資格など豊富ですので、時間がある場合のみ勉強してみても良いでしょう。

マーケティング担当

  • マーケティング戦略立案能力

  • 市場調査・分析能力

  • Webマーケティングスキル(SEO・SEM・SNS)

  • データ分析スキル(Googleアナリティクス・サーチコンソール)

  • コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力

上記がマーケティング担当の転職で必要なスキルの一例です。


マーケティング担当として、潜在的な顧客層に対して設定したターゲットやペルソナから、具体的にどれだけのアクセスや集客ができたのかの数字を明確にすることから始めましょう。


その上でアクセスをどれだけCTAからCVに結びつけることができたのか、もしくはリードの獲得や問い合わせにつなげて、営業に引き継ぐことで契約に結びついたパーセンテージはどれくらいなのかといったことも把握しておく必要があります。


数字の部分がある程度固まってきたら、次は具体的にどのようなマーケティング手法で実現できたかと結びつけてスキルをアピールできるように整理しましょう。マーケティング担当としての実務経験は数字が明確に出るものばかりなので、自分が関わったと言える数字は上手にアピールの材料にして、数字になりにくいものは面接の場合などで説明できるように準備しておくことが大切です。

営業職

  • コミュニケーション能力

  • 提案力・交渉力・説得力

  • 顧客管理能力

  • 目標達成意欲

  • 行動力・積極性

上記が営業職の転職で必要なスキルの一例です。


営業職のスキルについては、主にコミュニケーションに関するものであり、定量的にアピールするのが難しい場合もあります。そのため、具体的な実績、実務で得た評価と組み合わせてアピールすることが大切です。


ただし、具体的な金額、件数、改善率、前年比、売上への貢献度など、守秘義務のことを考えると全てを説明することは難しい場合もあります。ある程度数字を丸めながらアピールすることは問題ありませんので積極的に行いましょう。


また、転職のタイミングでどこまで自分の経歴についてアピールして良いかを、前職となる企業の上司や法務部に相談して、守秘義務に該当する部分を明確にしておくと安心です。

デザイナー

  • デザインスキル

  • Photoshop、Illustratorの経験

  • クリエイティブ力

  • コミュニケーション能力

  • プレゼンテーション能力

  • Webデザイン/UI/UXに関する知識

上記がデザイナーの転職で必要なスキルの一例です。


デザイナーとしてのクリエイティブに関する知識は前提として、クライアントからの要望を的確に捉えるコミュニケーション能力、そして作成したクリエイティブに対する適切な評価を得るためのプレゼンテーション能力は必須と言えるでしょう。


また、Webに関する求人への応募や案件の獲得を狙う場合、Webデザインに関する知識に習熟するとともに、HTMLやCSS、JavaScript、Webサイト設計などの知識や経験があるとより採用されやすいです。

コンサルタント

  • 論理的思考力

  • 分析力

  • 問題解決能力

  • コミュニケーション能力

  • プレゼンテーション能力

上記がコンサルタントの転職で必要なスキルの一例です。


また、コンサルティングする業界や業種ごとの専門的な知識や歴史的な背景なども身につけておく必要があるでしょう。その上でコンサルティングするために情報収集を行い、コンサルティングによって状況の改善をしたい経営者、そして実務の現場で働く担当者の両方の意見を求めながら、最適で最善な対応策を考えられる能力も必要です。


コンサルタントとしての実務経験が積み上がってくると、業界や業種問わず根本的な課題や問題の抽出と改善に向けた対応策が考えられるようになります。そのため、改善に向けて必要なシステムやソフトウェア、もしくはパッケージなどの理解も深めておくことで、システム開発系のベンダーとのパートナーシップでさらに年収のアップも期待できるようになるでしょう。


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4.スキルのない30代が転職を成功させるには?

次にスキルのない30代が転職を成功させるためのポイントについて解説します。

自己分析で「隠れた強み(スキル)」を明確化する

スキルのない30代の方の場合、明確に自分自身でスキルがないという自己分析をしているという点をまずは疑いましょう。今一度、自己分析を行って、自分自身の隠れた強み、もしくは経験の中で得たスキルを明確化することが大切です。


スキルを資格試験の合格と考えている場合にも注意しましょう。例えば運転免許証を持っていることはスキルではなく、運転免許証を持っていて何年も違反にならずに安全運転をしていることがスキルです。そのため、資格の所持によらず、スキルを習得している可能性があるという意識を持つようにしましょう。


事務職や営業職の方も同様であり、パソコンを使ってオフィスソフトを自在に使えるのはスキルですし、営業職の方が顧客や潜在的な顧客層と交渉する力、対話する力、契約する力はスキルです。


日々の業務の中で行っている作業がスキルそのものであるということも前提に、再度自己分析を行うようにしてください。

未経験でも採用されやすい業界・職種を調査する

スキルのない30代の方の場合、ある意味、未経験の方と同じ状態でもあります。そのため、未経験でも採用されやすい業界や職種を調査して条件がマッチするものを探してみましょう。


また未経験でも良いということは必ずしもマイナスではありません。誰しも最初は未経験ですし、キャリアチェンジや異業種への転職がその後の人生を豊かにする可能性も十分に考えられます。


未経験として飛び込んだ業界が自分の天職だったということもありますので、「30代から未経験で挑戦するのはちょっと恥ずかしい」というような気持ちは捨てましょう。まずは弱腰にならずに何事にもチャレンジするという気持ちを持つこと、未経験と考えるのではなく、新しいことを始めるという気持ちを持って取り組んでいくことをおすすめします。

転職条件を「必須要件」と「希望要件」に整理する

スキルのない30代が転職を成功させるためには、転職の条件を必須要件と希望要件に整理することが大切です。


必須要件とは転職する場合において絶対に譲れない部分、例えば給与の金額、自分の経験を活かせる職種、企業の規模やネームバリュー、過不足のない福利厚生などが挙げられます。


、必ず譲れない部分を明確にし転職活動に取り組んでいくことが大切です。


希望条件とは可能であればもらいたいと考える給与の金額、管理職などのポジション、テレワークやリモートワーク、通勤時間が短いこと、福利厚生の充実度、離職率が低く定着率が高く、働きやすい環境、大企業のネームブランドなどが挙げられます。


もちろん、本来であればどの項目も企業や組織の規模にかかわらず実現するべきことですが、求人に応募する方も千差万別のですのでうまくいかない場合もあります。妥協する必要はないものの、必須としてしまうと採用される可能性が下がるものは希望条件としておきましょう。

現職でマネジメント経験を積む

スキルがない30代の方の場合、年齢的にもマネジメント経験を積むことが、近い未来の転職で役に立つこともあります。そのため、可能な限りマネジメント経験が得られるようにアピールしてポジションアップを狙っていきましょう。


また、すぐにポジションアップが難しい場合においても、管理職の補佐なども含めて、職務経歴書に記載できるような管理に関する業務に携わっておくことが大切です。


マネジメント系のスキルは資格試験はあるものの、何らかの免許がなければ管理職にならないということはありません。そのため、少しずつでも管理に携わっていくことで、実務経験としてアピールできるようになります。

転職エージェントを活用する

スキルのない30代の方が転職活動で悩んだ時、まずは転職エージェントに登録して活用することを検討してみましょう。特に「スキルがない」と思い込んでいるだけで、実務で身についたスキルに気がついていない可能性が高いため、第三者からアドバイスや評価を得ることでスキルに気がつくことができます。


また、スキルと言われると身構えてしまいますが、実際には仕事で毎日作業してきたことの塊がスキルであるため、特別なことだと考えていないことも気づけない理由です。

そのため、自分一人で悩んでいるといつまでも気がつくことができませんので、転職エージェントの活用とともに、友人や知人に相談することも考えてみても良いでしょう。


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5.転職時のスキルの書き方のコツと例

次に転職時のスキルの書き方のコツと例について解説します。

具体的かつ定量的に書く

転職時にスキルを書くときは、具体的かつ定量的に書くことを心がけましょう。例えばエンジニアの場合、WindowsOSの使用歴は何年、Linuxは何年、iOSは何年と数字と関連付けることで、単純にWindowsを長く使ってきたというよりも説得力が生まれます。


Microsoft Office製品のスキルを示す場合においても、どのバージョンから使ってきたのか、最新のバージョンの違いを把握しているかなどを説明できれば、オフィス関連のスキルに習熟していることが伝わりやすくなるでしょう。


定量的な説明が追加しにくい場合においても、なるべく誰が見ても理解できるように客観的な表現を使用したり、数字を用いた表現で説明するように心がけることで、採用する側が理解しやすく、ポジティブな判断につながりやすいと覚えておいてください。

箇条書きや表を使って表現する

スキルがいくつかある場合は、履歴書では箇条書き、職務経歴書で表にして表現するのもおすすめです。

  • Microsoft Office:3年以上の実務経験(Word・Excel・PowerPoint)

  • Java:3年以上の開発経験

  • 英語:ビジネスレベル(TOEIC800点)

上記は履歴書に記載する際の箇条書きの一例です。


下に記載に示す備考欄のように説明文にしても良いでしょう。ただし、履歴書は簡潔に書くべきであり、同時に記入欄が少ないため代表的なスキルを端的に記載した方が良いかもしれませんので、ご自身で履歴書や職務経歴書を作成する時に調整してみてください。

スキル

経験年数

備考

Microsoft Word

3年

一般的なビジネス文書の作成が可能

Microsoft Excel

3年

関数の利用や複数のシート間でデータの処理

Microsoft PowerPoint

3年

簡易的な資料作成とプレゼンテーションが可能

Java

3年

Oracle認定 Javaプログラマ Bronzeに合格

英語

3年

ビジネスレベル:TOEIC800点

上記のJavaスキルや英語の備考欄のように、国家資格や民間資格は履歴書や職務経歴書で別で記載する場所があるものの、具体的に実力をアピールするために説明に加えても良いでしょう。ポイントとしては実務で作業する際に何ができるのかを明確に伝えることです。


また、例えば関数は使えないがExcelはしっかりと操作がわかるといったことを伝えることも忘れないようにしましょう。採用する側は何ができて、何ができないのかが分かった方が採用しやすいということも覚えておいてください。


スキルについては強くアピールしたい気持ちが表れてしまいがちですので、誇張表現にならないよう十分に注意し、実務の現場で業務を行う時にがっかりされないように、もしくは自分自身でアピールしすぎたことを後悔しないように注意しましょう。

PCスキルの例文

  • Word、Excel、PowerPointの基本操作(実務経験:○年)

  • Excel VBAによる業務効率化・一部自動化(実務経験:○年)

  • Google Workspace、Microsoft 365の利用経験(実務経験:○年)

  • Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど会議ツールの利用経験

  • タイピングスキル:日本語・英語の両方でブラインドタッチが可能

上記がPCスキルの例文の一例です。


スキル的に作業を伴うものは実務経験の年数を併記しておいた方がアピールしやすくなるでしょう。また、あまり年数は関係ないものの、PCスキルとしてツールの利用が可能な点やタイピングに過不足がないことは伝えておくべきです。


昨今ではスマホやタブレットの普及によって、アプリは使えてもパソコンでのツールの使用やタイピング自体が苦手な方もいらっしゃるため、差別化するためにも必ず伝えましょう。

テクニカルスキルの例文

  • 金融系業務システムのプログラミング言語を用いた開発経験:3年(Java、Pythonなど)

  • ECサイトのWebフレームワークを用いた開発経験:2年(Spring、Djangoなど)

  • AWSを使った大規模Webアプリのインフラ構築経験(AWS、Azure、GCPなど)

  • Oracleを使った金融系システムの設計・運用経験:3年(Oracle、MySQLなど)

  • プロジェクトマネジメント経験:2年(具体的な実績を併記)

上記がテクニカルスキルの例文の一例です。


プロジェクトで貢献した部分の実績についてもしっかりと併記していくことで、実務経験と実力の両方が伝わりやすくなるでしょう。面接のタイミングで具体的にどんな技術でどんなことをしたのかを説明できるように準備しておくと、面接側が技術的な部分の習熟度や理解度を把握しやすくなるので念入りに準備しておくことが大切です.


また、エンジニアの方であればIDEや開発環境、エディタなどについても使用経験などを併記しても良いかもしれません。実務の現場で利用している開発環境を聞くきっかけにもなりますし、一緒に働くことを前提としている姿勢が前向きに捉えられる可能性が高いので非常におすすめです。

語学スキルの例文

  • 英語:ビジネスレベル(TOEIC○○○点)

  • 中国語:日常会話レベル

  • 韓国語:ビジネスレベル

  • フランス語:読み書き可能

  • スペイン語:日常会話レベル

上記が語学スキルの例文の一例です。


英語のように点数で示せるものは点数で示すこと、点数で示せないものはどの程度のレベルで話せるかを説明できるようにしておきましょう。可能であれば資格試験などに挑戦し、何級の試験に合格したといったようなことが伝えられた方がアピールしやすいですし、採用する側も評価しやすくなるのでおすすめです。


また、語学力の有無は転職後のキャリアパスに大きな影響を与える可能性があります。例えば、エンジニアや営業職の場合、国際的なプロジェクトや案件の役割を任される可能性もありますし、海外のクライアントとの交渉の筆頭として活躍を期待されることもあるでしょう。


エンジニアの場合は技術力と英語力がセットになることで、日々の実務を全うするとともに、海外の人材とのコミュニケーションを行うことで技術的な交流や人材の獲得なども期待できます。


単に通訳や翻訳のために語学スキルがあるのではなく、コミュニケーションによって得られるものがたくさんあるため、語学スキルがある方は自信を持ってアピールしましょう。


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6.まとめ

今回は転職に必要なスキルとは何か、年代別・職業別で転職に必要なスキル、スキルのない30代が転職で成功させるにはどうすべきか、そして転職時のスキルの書き方のコツと例についてお話しました。


転職に必要なスキルとは、実は身近な存在であり、仕事をする中で少しずつ手に入れている能力と言えます。だからこそ、自分自身のスキルを把握し、アピールすることで転職活動を有利に進めることができるようになるのです。


社会人として一般的なスキルと共に、専門性の高いスキルをアピールすることができれば、ご自身が望む企業やプロジェクトへの応募もしやすくなっていくでしょう。転職を考えたタイミングでポジティブな気持ちを持って自分自身を見つめ直すことをおすすめします。


最後までお読みいただきありがとうございました。

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

転職での必要スキル完全ガイド【年代・職種別】|転職で差がつくスキル棚卸し&書き方のコツや例を解説に関するよくある質問

転職に役立つスキルの種類は何ですか?

スキルと知識・経験の主な違いは?

20代の転職で重視されるスキルは?

30代の転職で特に必要なスキルは?

ITエンジニアに求められるスキルは?

マーケティング担当に必要なスキルは?

スキルがないと感じる30代が転職成功するコツは?

転職時のスキルの効果的な書き方は?

PCスキルを履歴書に書く例文は?

語学スキルを効果的にアピールするには?

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この記事の監修者

笠間 慎

大学卒業後、人材紹介会社にコンサルタントとして従事。フリーランスとして独立。その後、フリーランス案件サイト「フリーランススタート」の立ち上げに編集長兼ライターとして参画し、月間30万人が利用する人気メディアへと成長させる。 2024年より、フリーランスボード編集長に就任。自身の経験を元に、フリーランスの活躍を支援する情報を発信している。

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ITフリーランス及びフリーランスエージェント市場白書 2025フリーランスエージェント及びITフリーランス人材の市場調査【2024年版】

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目次

1.転職に必要なスキルとは?

テクニカルスキル

ポータブルスキル

スキルと知識・経験との違い

2.年代別|転職で必要なスキル

20代の転職で必要なスキル

30代の転職で必要なスキル

40代の転職で必要なスキル

3.職種別|転職に必要なスキル一覧

ITエンジニア

マーケティング担当

営業職

デザイナー

コンサルタント

4.スキルのない30代が転職を成功させるには?

自己分析で「隠れた強み(スキル)」を明確化する

未経験でも採用されやすい業界・職種を調査する

転職条件を「必須要件」と「希望要件」に整理する

現職でマネジメント経験を積む

転職エージェントを活用する

5.転職時のスキルの書き方のコツと例

具体的かつ定量的に書く

箇条書きや表を使って表現する

PCスキルの例文

テクニカルスキルの例文

語学スキルの例文

6.まとめ