ACOSのフリーランス案件・求人

■ACOSとは ACOSは、日本電気（NEC）が開発・販売するメインフレーム向けのオペレーティングシステムで、1970年代から日本の企業や組織の基幹システムを支えてきました。ACOSは「Advanced Comprehensive Operating System」の略です。 ACOSの特徴として、COBOLやPL/Iなどのレガシー言語で書かれたアプリケーションを大量に処理する能力が高いこと、トランザクション処理に優れたTPモニタ（ACOS-4/XP）を備えていること、RDBとの連携が容易なこと、ジョブネットによるバッチ処理の自動化ができること、大規模なメインメモリと高速なI/Oを備えたハードウェア上で動作すること、高度なセキュリティと完全性を保証するアーキテクチャを持つこと、NECのメインフレームに最適化されていること、などが挙げられます。 ACOSができる開発は、銀行のオンラインシステム開発、証券会社の取引システム開発、保険会社の契約管理システム開発、官公庁の公共システム開発、大学の学務システム開発など、大規模なトランザクション処理を必要とする基幹システムと幅広いです。 ACOSを活用している世界的サービスやプロダクトは、日本の大手都市銀行の勘定系システム、日本国内の証券取引所のトレーディングシステム、日本の生命保険会社の保険契約管理システム、日本の中央官庁のデータベースシステムなど、国内の重要インフラに数多く採用されています。 ■ACOSを活用するメリット この章ではACOSを活用するメリットについて説明します。 ACOSを導入することにより、具体的に以下のようなメリットがあります。 ・A10 Networksのハードウェアと密に連携した専用OSによる高速パケット処理を実現 ・ルーティング、スイッチング、ロードバランシングの機能を統合的に提供 ・aFleXツールによる直感的なオブジェクト指向のコマンドラインにより管理性に優れている ・標準搭載のaXAPIによりREST APIを通じた自動運用が可能 ・NAT64+DNS64によるIPv4/IPv6変換によりIPv6移行をスムーズに行える ・GSLB機能によるグローバルなロードバランシング、DRサイトの構築が容易に行える ・SSLi、WebアプリケーションファイアウォールなどWebセキュリティ機能も充実している A10のACOSはTCP/IPベースのネットワークサービスを高速化するためのプラットフォームとして、通信キャリアやエンタープライズの大規模ネットワークのコアを担うバックボーン機器に採用されています。上記導入する上でのメリットを踏まえて、導入可否を検討することをおすすめします。 ■ACOSを活用するデメリット この章ではACOSを活用するデメリットについて説明します。 ACOSを導入することにより、具体的に以下のようなデメリットがあります。 ・コンフィグの設定、バックアップ、リストアがCLIに依存しておりオペレーションミスを誘発しやすい ・新機能の実装が他社製品と比較して遅い傾向にある ・バグフィックス対応やテクニカルサポートの反応速度に不安がある ・国内での採用実績が少ないため運用ノウハウの蓄積や技術者コミュニティが乏しい ACOSはメリットがACOSはメリットが多いですが、オペレーションの属人性やサポート品質への懸念など注意すべき点がいくつかあることを理解しておきましょう。 ACOS導入を今後検討している企業はACOSを活用するメリットデメリットを比較した上で決めると後悔が少ないでしょう。