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AWS、Azure、GCPの違いを比較|適切なクラウド選定やキャリアアップ方法、将来性を徹底解説

公開日:2025/01/21最終更新日:2025/01/24

AWSやAzure、GCPは3大クラウドサービスと呼ばれているほど、世界中で利用されています。世界中でクラウドサービスの利用が増えているため、導入しようと考えている企業も少なくないのではないでしょうか。


安易にシェア率が一番高いからと言ってAWSを選ぶことは非常に危険です。それぞれのクラウドサービスに特徴があるため、きちんと検討しなければ、導入後に後悔する可能性が高くなってしまいます。必ず導入する案件によって適切なクラウドサービスを選びましょう。


この記事では、AWS、Azure、GCPの違いを詳しく解説するだけでなく、未経験からクラウドエンジニアになるためのステップも紹介します。これからクラウドサービスの導入を検討している方やクラウドエンジニアを目指している方には非常に有益な記事となっています。


ぜひ最後までご覧いただき、適したクラウドサービスの導入を進める参考にしてください。


目次

1.AWS、Azure、GCPの比較一覧

AWS、Azure、GCPの違いを以下の項目に沿って解説していきます。どのクラウドサービスを利用しようか迷っている方は必見です。ぜひ最後までお読みください。

  • AWS、Azure、GCPの世界シェア率

  • AWS、Azure、GCPの料金比較

  • AWS、Azure、GCPのサービスや機能比較

  • AWS、Azure、GCPのAIサービス一覧

AWS、Azure、GCPの世界シェア率

出典:https://www.statista.com/chart/18819/worldwide-market-share-of-leading-cloud-infrastructure-service-providers/


2024年11月1日にstatistaが発表したクラウド市場のシェア率によると、1位がAWSで31%、2位がAzureで20%、3位がGCPで12%という結果になりました。4位がアリババクラウドで4%となっているため、上位3社の優位性は高いといえるでしょう。

AWS、Azure、GCPの料金比較

各クラウドサービスの利用料金は以下のとおりです。

AWS

Azure

GCP

料金プラン

従量課金制

従量課金制

従量課金制

無料利用枠

所定の期間もしくは、回数に限り指定サービスが無料

200ドル分(30日間)

また、指定サービス利用が常に無料

300ドル分(90日間)

また、指定サービス利用が常に無料

どのクラウドサービスも無料分は用意されています。利用するサービスごとで条件は異なります。無料分を使い切ったら従量課金に切り替わるため、使いすぎには注意しなければなりません。

AWS、Azure、GCPのサービスや機能比較

実際に各クラウドサービスを利用する際の機能を以下にまとめました。

AWS

Azure

GCP

運営会社

Amazon

Microsoft

Google

コンピューティング

・Amazon EC2

・AWS Lambdaなど

・Azure Virtual Machines

・Azure Functionsなど

・Compute Engine

・Cloud Functions

ネットワーク

・Amazon VPC

・AWS VPNなど

・Azure Virtual Network

・Azure VPN Gatewayなど

・Virtual Private Cloud

・Cloud VPNなど

ストレージ

・Amazon S3

・Amazon EFSなど

・Azure Blob Storage

・Azure Filesなど

・Cloud Storage(GCS)

・Filestoreなど

データベース

・Amazon RDS

・Amazon Redshiftなど

・Azure SQL Database

・Azure Synapse Analyticsなど

・Cloud SQL

・BigQueryなど

IoT

・AWS IoT Core

・AWS Greengrassなど

・Azure IoT Hub

・Azure IoT Edgeなど

・Cloud IoT Core

・Cloud IoT Edgeなど

セキュリティ

・Amazon IAM

・Amazon Guard Dutyなど

・Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directory(AD))

・Azure Advanced Threat Protectionなど

・Cloud IAM

・Security Command Centerなど

運用管理

・AWS Identity and Access Management (IAM)

・Amazon CloudWatchなど

・Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directory (AD))

・Azure Monitorなど

・Cloud Identity and Access Management (IAM)

・Cloud Monitoringなど

3大クラウドであれば、基本的な機能に差はありません。しかし、ユーザー要望によっては対応するサービスがない場合もあるため、利用したいサービスがどれかを明確にした上で、クラウドサービスの選定を行いましょう。

AWS、Azure、GCPのAIサービス一覧

各クラウドサービスではAIサービスが利用できる機能があります。昨今ではAIサービスを利用する場面も増えているため、活用できると業務効率の向上が期待できるのが特徴です。


各クラウドサービスで利用できるAIサービスの代表例は以下のとおりです。

AWS

Azure

GCP

開発プラットフォーム

Amazon SageMaker

Azure Machine Learning

AI Platform

視覚認識系サービス

Amazon Rekognition Custom Labels

Computer Vision

AutoML Vision

自然言語処理系サービス

Amazon Comprehend

Language Understanding

Natural Language API

音声言語処理系サービス

Amazon Polly

Speech Services

Text to Speech

表データ処理系サービス

Amazon SageMaker Autopilot

Azure Machine Learning AutoML

AutoML Tables

時系列予測系サービス

Amazon Forecast

Azure Machine Learning AutoML

-

異常検知系サービス

Amazon Fraud Detector

Anomaly Detector

-

AIサービスは機能が登場してからまもないため、実装がされていないサービスも存在します。クラウドサービスは、日々更新されているため、利用したいAIサービスがあれば、最新情報を確認するようにしましょう。

2.AWS(Amazon Web Services)とは

AWSとは、Amazon社が提供しているクラウドサービスです。AzureやGCPと比較した特徴を以下の3つの観点で解説します。

  • AWSのメリット2選

  • AWSのデメリット2選

  • AWSを導入するのがおすすめの方

AWSのメリット2選

AWSを選択するメリットは以下の2つです。それぞれ解説します。

  • 提供サービス数が多い

  • 他社サービスとの連携がスムーズ

提供サービス数が多い

AWSは提供サービスが多いのが他のクラウドサービスとの大きな違いです。AWSは他のクラウドサービスに比べて、圧倒的に多くのサービスを提供しています。

AWS

Azure

GCP

サービス数

355種類※2025年1月12日時点

約200種類

221種類※2024年12月3日時点

幅広いニーズに応えるため、コンピューティング、ストレージ、データベース、AIなど、数百種類以上のサービスが利用可能です。業界を問わず、柔軟でカスタマイズ性の高いソリューションを構築できるのがAWSの大きなメリットです。

他社サービスとの連携がスムーズ

AWSは、他のサービスやツールと一緒に使いやすい仕組みが整っているため、連携がスムーズです。


例えば、Microsoftの製品(Office 365やAzure Active Directory)やGoogleのツール(Google Workspace)、Salesforceなど他のクラウドサービスや企業でよく使われるソフトウェアともAPIや専用ツールを使うことで簡単に連携できます。


さらに、多くの企業がAWSに対応したツールやサービスを提供しているので、既存の環境を大きく変えずにAWSを活用できるのも魅力です。異なるシステムをつなぎ合わせて使いたい場合でも、複雑な作業が少なく済むメリットがAWSにはあります。

AWSのデメリット2選

AWSを選ぶデメリットは以下の2点です。

  • コスト管理がしにくい

  • 最適なサービスを選びにくい

コスト管理がしにくい

AWSは提供するサービスが多岐にわたるため、利用料金の計算やコスト最適化が複雑になりがちです。


利用サービスを追加したり、利用人数や時間が増えることでも費用が急激に変わるケースもあります。サービスによって課金の仕組みが異なるため、把握するのに時間がかかり、予算管理が難しいと感じることも少なくありません。


AWSを使ってコスト管理を厳格に行おうとすると、手間がかかるのがデメリットです。

最適なサービスを選びにくい

AWSは提供するサービスの種類がとても多く、どのサービスを選べばいいのか迷いやすいのがデメリットです。例えば、同じような機能を持つサービスが複数あるため、違いがわかりにくい場合があります。


また、サービス名が専門的でわかりにくいこともあり、「どれを使うべきか」を判断するのに時間がかかることがあります。


AWSを初めて利用する人やクラウドの知識が浅い人にとって、最適な選択をするのが難しく、学習コストが高くなりやすいのがデメリットです。

AWSを導入するのがおすすめの方

AWSは多機能なクラウドソリューションを求めている方に適しています。


特に、複雑なシステム構築を必要とする大規模プロジェクトや、多くのシステムと連携しようと考えている場合に、AWSの強みを最大限活用できるでしょう。


一方で、コスト管理やサービス選定に自信がない方は、専門家のサポートを活用するのも良い選択です。

3.Azure(Microsoft Azure)とは

Azureとは、Microsoft社が提供しているクラウドサービスです。AWSやGCPと比較した特徴を以下の3つの観点で解説します。

  • Azureのメリット2選

  • Azureのデメリット2選

  • Azureを導入するのがおすすめの方

Azureのメリット2選

Azureを選ぶメリットは以下の2点です。

  • Microsoft製品との連携や移行がしやすい

  • 各業界向けのソリューションが豊富

Microsoft製品との連携や移行がしやすい

AzureはMicrosoft社が提供しているクラウドサービスなため、Microsoft製品との連携や移行をスムーズにできるのがメリットです。


AzureはWindows Server、Office 365、SQL Serverなど、マイクロソフトの製品と密接に統合できる仕組みが整っています。たとえば、オンプレミスのWindows環境をAWSやGCPに移行する際は少し手間がかかってしまいますが、Azureだとスムーズに移行できます。


さらに、Active Directoryとの連携により、セキュリティやユーザー管理を一元化できる点が大きな利点です。


Microsoft製品を利用している企業にとって、Azureは使いやすく、既存のIT資産を最大限活用できるクラウドプラットフォームです。

各業界向けのソリューションが豊富

Azureは、医療、金融、製造業など、さまざまな業界向けに特化したソリューションを提供しているのがメリットです。


たとえば、医療分野では、患者データのセキュアな管理やAI診断支援ツールを、金融分野では、取引データ分析やセキュリティ監視機能などを提供しています。


各業界固有の課題を解決しつつ、効率的なシステム運用を実現でき、結果的に導入時間を短縮することにもつながりやすいのは、Azureを利用するメリットです。

Azureのデメリット2選

Azureを選ぶデメリットは以下の2点です。

  • AWSに比べると情報量が少ない

  • 固有の知識が必要

AWSに比べると情報量が少ない

Azureは市場シェアでAWSに次ぐ位置にありますが、利用者数が少ないため、トラブル解決のための情報や学習リソースが不足しがちなのがデメリットです。


トラブルシューティングや使い方を調べる際、英語での情報が中心になることも多く、特に日本語リソースが少ない場合もあります。英語が苦手な方にとってはAzure利用のハードルが高くなってしまいます。

固有の知識が必要

AzureはAWSやGCPと異なる独自の設計思想や用語が採用されており、他のクラウドサービスに慣れている人でも新たに学び直す必要があります。


特に、Azureのポータルやリソース管理の操作は独特で、慣れるまでに一定の時間がかかることがあります。


また、特定のサービスや機能を活用するには、Azure固有の技術や設定に関する深い理解が求められる場合もあり、知識の習得に時間を要しやすいのもデメリットの一つです。

Azureを導入するのがおすすめの方

Azureは、Microsoft製品を中心にIT環境を構築している企業に適しています。既存のWindows環境を無駄にすることなく、クラウド環境へ移行することで運用コストを削減できるため、既存資産を有効活用したい企業には最適です。


また、医療や製造業など、特定業界のニーズに合わせたソリューションを求める方にもおすすめです。

4.GCP(Google Cloud)とは

GCPとは、Google社が提供しているクラウドサービスです。AWSやGCPと比較した特徴を以下の3つの観点で解説します。

  • GCPのメリット2選

  • GCPのデメリット2選

  • GCPを導入するのがおすすめの方

GCPのメリット2選

GCPを選ぶメリットは以下の2点です。

  • インフラ環境が安定している

  • AIやデータ分析サービスが豊富

インフラ環境が安定している

GCPは、Google独自の高速グローバルネットワークを使用しており、データの転送速度が非常に速いことが特徴です。例えば、Google検索やYouTubeなどの大規模サービスはGCPを利用しており、安定したサービスを提供しています。


このネットワークは、AWSやAzureでも同様の機能がありますが、GCPは特にネットワーク速度と効率性で評価されています。

AIやデータ分析サービスが豊富

データを効率よく活用するためのツールが充実しているのがGCP利用のメリットです。


GCPはAIやデータ分析に特化したサービスが多く、BigQueryやTensorFlowなどの高度なツールが利用可能です。データ分析による意思決定を支援する機能が豊富で、データ活用を重要視する企業にとって大きな利点となります。


たとえば、BigQueryというサービスでは、特別な知識がなくても、大量のデータを高速に分析できます。他にも、TensorFlowやVertex AIというツールを使うと、人工知能(AI)を使ったシステムを簡単に作れます。


商品の売上予測やユーザーの行動分析など、ビジネスの改善に役立つアイデアを専門知識は不要で、スピーディに実現できるのはGCPの魅力の一つです。

GCPのデメリット2選

GCPを選ぶデメリットは以下の2点です。

  • 日本語訳に対応していないケースがある

  • リージョン数が少ない

日本語訳に対応していないケースがある

GCPはドキュメントやサポートが英語中心の場合があり、日本語での情報が不足しがちです。


日本語のみで情報を収集したい場合やサポートを受ける際には、他のクラウドサービスよりも制約を感じることがあります。


また、サードパーティとの連携方法も日本語での情報が少ないため、トラブル対応やユーザーの課題を解決する時間がかかりやすいのが、GCPのデメリットです。

リージョン数が少ない

GCPはAWSやAzureに比べて、提供しているリージョンの数が限られているため、特定の地域で低遅延や高い可用性を求める場合、選択肢が限られる可能性があります。


特に、リージョンに依存する規制や業務要件があるプロジェクトでは、GCPを導入する際に注意が必要です。


ただし、Googleはリージョンの拡大に継続的に取り組んでいるため、将来的にこの制約が緩和される可能性があります。

GCPを導入するのがおすすめの方

GCPは、特にデータ分析やAIを中心としたプロジェクトを進めたい方に適しています。


ビッグデータを活用した意思決定や高度なAIモデルを構築するニーズがある企業には、GCPの強みが活きやすくなります。


また、Google WorkspaceやAndroidなどと連携を考えている企業にとってもおすすめです。

5.未経験から3大クラウドのエンジニアになるための3つのステップ

未経験からAWSやAzure、GCPといった3大クラウドエンジニアになるためのステップは以下の3つです。

  • 独学で知識を得る

  • 資格を取得する

  • 業務未経験可の求人や企業に応募する

独学で知識を得る

まずはクラウドコンピューティングの基礎を独学で学ぶ必要があります。


公式ドキュメントや無料のオンラインリソース、書籍などを活用して、クラウドの仕組みや基本概念を理解することが重要です。例えば、AWSでは「無料利用枠」を活用し、実際の環境でサービスを試して操作できます。


基礎的な知識を身につけることで、次のステップで学ぶ内容がスムーズに理解できるようになります。独学で進めるのが難しい方は、オンラインスクールなどの有料学習ツールを用いることで、効率よく知識を身につけられるのでおすすめです。

資格を取得する

各クラウドサービスが提供している資格を取得することで、体系的な知識を身につけられます。


初心者におすすめの各クラウドサービスの資格は以下のとおりです。

  • AWS:AWS Certified Solutions Architect – Associate

  • Azure:Microsoft Certified: Azure Fundamentals

  • GCP:Associate Cloud Engineer

資格を持つことで、自分のスキルを客観的に証明できるため、転職時のアピールにつながります。


また、資格取得のための学習過程で、実際に手を動かして学ぶ機会が増え、現場で必要なスキルの基礎を定着させやすくなります。

業務未経験可の求人や企業に応募する

基礎知識と資格を持ったら、未経験でも応募可能な求人や企業を探しましょう。特に「未経験歓迎」や「研修あり」の企業は、学びながら実戦経験を積むのに最適です。


しかし、未経験者可の求人だからといっても、誰でも採用してくれるわけではありません。他の候補者との差別化を図る上でも、これまでに紹介したようなクラウドの知識を習得することや取得した資格をアピールすることで、転職を有利に進められます。


今まで身につけてきたクラウドの知識を使って、転職を成功させ、実践経験を積みましょう。


関連記事

クラウドエンジニアの年収は平均年収より高い?クラウドエンジニアの必要スキルや年収アップする資格など解説

6.AWS、Azure、GCPで取得したい認定資格と難易度一覧

AWS、Azure、GCPのエンジニアになる際に取得しておきたい資格を難易度とともにクラウドサービスごとに解説していきます。

AWS認定資格の特徴と難易度

未経験者向けのAWS認定資格の特徴と難易度は以下のとおりです。

資格名称

AWS Certified Cloud Practitioner

AWS Certified Solutions Architect

AWS Certified Data Engineer

AWS Certified Developer

AWS Certified SysOps Administrator

資格内容

AWS初心者向け

システムエンジニア向け

データエンジニア向け

開発者向け

運用者向け

難易度

受験料(税込)

16,500円

22,000円

22,000円

22,000円

22,000円

難易度が低い資格は一つしかありませんが、基礎的な知識をしっかりと身につけることで、難易度が中の資格でも合格しやすくなります。まずは、AWS Certified Cloud Practitionerを取得するのがおすすめです。


AWS認定資格についてより詳しく理解したい方はこちらをご確認ください。

Azure認定資格の特徴と難易度

未経験者向けのAzure認定資格の特徴と難易度は以下のとおりです。

資格名称

Azure Fundamentals

Azure AI Fundamentals

Azure Data Fundamentals

Security, Compliance, and Identity Fundamentals

資格内容

開発者向け

AIエンジニア向け

データエンジニア向け

セキュリティエンジニア向け

難易度

受験料(税込)

13,398円

13,398円

13,398円

13,398円

基礎的なレベルの資格は4種類あります。クラウドの用途によって適切な資格は異なります。自身の目指す姿に応じた資格取得がおすすめです。


Microsoft Azure認定資格についてより詳しく理解したい方はこちらをご確認ください。

GCP認定資格の特徴と難易度

未経験者向けのAWS認定資格の特徴と難易度は以下のとおりです。

資格名称

Cloud Digital Leader

Associate Cloud Engineer

資格内容

GCP初心者向け

エンジニア全般向け

難易度

受験料

USD 99.00

USD 125.00

GCPを初めて触る方が目指すべき資格は、「Cloud Digital Leader」です。GCP製品を扱うエンジニアの登竜門的な資格です。基礎知識を身につけたら、上位資格である「Associate Cloud Engineer」にチャレンジするようにしましょう。


GCP認定資格についてより詳しく理解したい方はこちらをご確認ください。

7.AWS、Azure、GCPの違いについてよくある質問

3大クラウドサービスの違いを調べる際によくある質問を2つ解説します。

  • AWSとAzureのシェアが逆転することはある?

  • 3大クラウドの将来性はあるの?

AWSとAzureのシェアが逆転することはある?

現在の3大クラウドサービスの中でAWSが一番高く、Azure、GCPと続きます。しかし、Azureのシェアが伸びているため、AWSを逆転する可能性もあります。


総務省が発表した令和6年度の情報通信白書によると、世界のクラウドインフラサービス市場のシェアとしては、AWSが1位であるもののシェア率は下降気味です。


一方でAzureやGCPのシェア率が上がっています。特にAzureは2021年4Qから2023年4Qの約2年間で約5%もシェア率が向上しているため、今度もこのまま上昇していけば、AWSのシェア率が逆転することも考えられます。

出典:https://www.srgresearch.com/articles/cloud-market-gets-its-mojo-back-q4-increase-in-cloud-spending-reaches-new-highs

3大クラウドの将来性はあるの?

3大クラウドを含めて、クラウドサービス市場は世界中で伸びています。総務省が発表した令和6年度版情報通信白書によると、2017年から2024年までクラウドサービス市場が右肩上がりで拡大していくとの結果が出ています。

出典:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd218200.html


2023年からは予測値ですが、世界中でクラウドサービス市場が拡大しているため、今後もしばらくはこの流れが続くと思われます。3大クラウドの利用も増えていくため、将来性は高いと言えるでしょう。


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8.まとめ

今回はAWS、Azure、GCPの違いについて、それぞれのメリット、デメリットや搭載している機能や料金についてお話ししました。


世界中でクラウドサービスの利用が増えているため、3大クラウドの利用も増えていくと予想できます。それぞれのクラウドを扱うエンジニアの需要も高くなることが予想できるため、この記事で紹介したステップを参考に転職を進めてみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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